この記事ではGALLERIA AT(以下、ガレリア AT)のスペック、外観、性能、ベンチマークを紹介します。
ガレリア ATは、結論から言うと快適にフルHDゲーミングできるコスパ良のゲーミングPCです。
CPUは最新の第3世代Ryzen 7 3700Xを搭載。8コア16スレッドのCPUでCore i9 9900Kに匹敵する性能となっています。
グラフィックボードは重いとされるFF15も快適判定(フルHD/高品質)となるGTX1660Ti 6GB、メモリは8GB、ストレージは500GBのSSDと2TBのHDDを搭載しており、全体的に底上げされた性能ながら約14万円と価格も魅力的です。
ドスパラと言えば人気のガレリア XFが定番ですが、インテル製のCPUにこだわりがなくミドルスペックのゲーミングPCをお探しなら間違いなく候補の1台となるゲーミングPCでしょう。
・ガレリア ATのスペック
・ガレリア AT実機レビュー
・ガレリア ATのベンチマーク測定
・ガレリア ATのおすすめカスタマイズ
・ガレリア AT実機レビュー:まとめ
- ガレリア ATのスペック
- ガレリア AT実機レビュー
- ガレリア ATのベンチマーク測定
- ガレリア ATのおすすめカスタマイズ
- ドスパラ ガレリアシリーズのグレード表から選ぶ
- ガレリア AT実機レビュー:まとめ
- ゲーミングPCのおすすめ記事
ガレリア ATのスペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
オフィスソフト | Office なし |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X (3.6GHz-4.4GHz/8コア/16スレッド) |
CPUファン | AMD静音CPUファン |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB GDDR6 2スロット使用/DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x1 |
電源 | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル) |
SSD | 500GB SSD(M.2) |
ハードディスク | 2TB HDD |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
カードリーダー | SDカードリーダー[SD / Micro SD (SDXC対応)]付属 |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
ケース | ガレリア専用 KTケース (ATX) |
LAN | ギガビットLANポート x1 |
サイズ | 207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ)mm |
重量 | 約13.9kg |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
マザーボード | AMD B350 チップセット ATXマザーボード PCI-Ex16 x1, PCI-Ex4 x1, PCI-Ex1 x2 / メモリスロット x4(最大 64GB) / SATA3 x6 / M.2 x1 |
入出力ポート | 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB3.0 x6 (Type A x5+ Type C x1) |
※スペックはGALLERIA ATを元に作成しております。
ガレリア AT実機レビュー
外観
ガレリア ATはガレリア専用KTケース (ATX)です。やや大きめのケースですが、内部は広く、拡張性が高いのが特徴です。
ブラックカラーで統一され、シンプルなので飽きのこないデザイン。大きく重いのでデスク上に設置するには奥行きに余裕があるデスクが必要です。
サイズ | 207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ)mm |
---|---|
重さ | 約13.9kg |
▲正面には5インチベイと3.5インチベイ、120mmのファン
▲フロントパネルのインターフェイス
・USB 3.0x2
・SDカードリーダー
・オーディオジャックIN
・オーディオジャックOUT
・リセットボタン
・電源ボタン
・HDDとPOWERのLEDライト
このあたりは以前レビューしたガレリア XFやガレリア ZZと同じ外部インターフェイスです。
USBポートやオーディオジャック、SDカードリーダーなどそれなりに揃っているので、不便なく使えると思います。
また前面から挿すと各種ケーブルの長さ的にベストでしょう。USB-Cはありませんが、USB-A経由でスマホの充電もできますよ。
▲120mmのファンを2基取り付け可
ケース上部にはケースファン用のスリットがあり、すでに1つ120mmファンが取り付け済み。
120mmファンはAmazon等で1000円~、LED付きだと2000円~ほどで売っており、自分で後付け可能となっています。
LEDファンは見た目が良いものの、付けっぱなしで寝るときに眩しい、うるさいなどデメリットもあるので、ほどほどがオススメです。
正面から向かって右側(CPU裏)は、エアフローを考えて空けられたスリットがあります。
こちらは正面から向かって左側。120mmのファンを2基取り付けできるスリットがあります。
この面はカスタマイズでアクリルパネルに変更可能です。
ファンには向きがあるので、吸気か排気でチェックが必要。ホコリ対策として、防塵フィルターなども一緒に購入するといいでしょう。
▲背面には120mmファン1基とリアパネル、電源、グラボ端子
リアパネル以外は黒で統一。重厚感のあるケースです。
▲リアパネルのインターフェイスは9種類
・USB2.0x2
・PS/2コネクター
・DVI-D端子
・D-sub端子
・HDMI端子
・USB-A 3.1x5
・USB-C×1
・LANポート
・オーディオ入出力
キーボードやマウス、外付けHDD等を接続するには十分すきるUSB-Aポートの数です。
その他、リバーシブルのUSB-Cポート、へッドセット、マイク、外部HDDなどたくさん接続できます。
ディスプレイへの出力はグラボから接続するので、DVI-DやD-sub端子にはカバー付き。
余談ですが、この背面ファンにもホコリが結構つくので、定期的に掃除したほうが良いです。
グラフィックボードの出力ポートはHDMI x1, DisplayPort x1, DVI-D x1となり、お持ちのディスプレイに合わせて選ぶといいでしょう。
最大3つのモニターと接続できます。
【関連】高性能で安いゲーミングモニターのおすすめランキング5選
PC内部です。ケーブル類は結束バンドで整理され、ほどほどにまとまっています。
パソコンの大敵はホコリですが、ゲーミングPC到着後すぐにフィルターを取り付けることである程度、ホコリの侵入を防げるのでおすすめです。
※関連記事:ホコリをシャットアウト!デスクトップパソコンの掃除を劇的に楽にする方法。 - +ログ
Seagate製のHDDを2TB搭載。
SSDはM.2タイプで、500GB搭載。※超高速なNVMe接続ではありません。
両ストレージの転送速度はベンチマーク項目で紹介しています。
▲AMD静音CPUファン
LEDファンなので光ります。
▲NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB
重量系ゲームでも、快適にフルHDゲーミングできるミドルクラスのGTX1660Ti 6GB(Palit製)を搭載しています。コスパが良いと人気のグラボでもあります。
軽〜中程度のゲームや人気のフォートナイトやFF14、FF15、Apex Legends、Call of Duty、Overwatchなどは最高設定でも60FPS以上でプレイ可能な性能です。
144Hzのゲーミングモニターと合わせてフルHDゲーミングを存分に遊びたい方におすすめです。
▲電源は500W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
電源のことはドスパラの公式サイトで詳しく説明されていますのでご覧ください。
⇒80PLUSで消費電力はどう変化するのか? STANDARDからTITANIUMの電源でチェック!
▲底面にもエアフローを意識したスリットあり
▲8GB×2=16GB
写真ではデュアルチャネルの16GBとなっていますが、基本構成では8GBです。
メモリをケチるとパソコン動作が遅くなったりもたつくので、ゲーミングPCなら16GBは欲しいところ。
+3,000円と安価で16GBにアップグレードできるので変更するといいでしょう。
16GBあればゲームしながらの動画配信やボイスチャット、その他ツール併用時でも快適なプレイ環境を実現できるのでオススメです。
メモリースロットは4つ。うち2本を使用しており、最大64GBまで増設できます。
▲マザボはASRock AB350 Pro4
インターフェイスは以下となります。
・PCI-Ex16 x1
・PCI-Ex4 x1
・PCI-Ex1 x2
・メモリスロット x4 (最大64GB)
・SATA3 x6
・M.2 x2(空1)
SATA3やM.2の空きがあるので、グラフィックボードやサウンドカード、ストレージも増設できます。
ディスプレイは別売り。
とりあえずの格安ゲーミングモニタなら応答速度1msのAcer ゲーミングモニター KG221Qbmix 21.5インチがオススメですよ。
付属品
付属していたのはキーボード、マウス、電源ケーブル、インストールディスクです。
※キーボード/マウスは別売り(オプションでの追加)
キーボードはよくあるキートップが高めのもの。うち心地と打鍵音がよく、個人的に好きなキーボードです。
こだわるならロジクール等のゲーミングキーボードを購入した方がいいでしょう。
マウスはサイドボタン付き、DPIの調整もできます。とりあえずのマウスなら十分でしょう。
ガレリア ATのベンチマーク測定
ガレリア ATは軽〜中程度のゲームプレイはもちろん、重いとされる高グラフィックゲームでも快適にフルHDゲーミングが可能です。
GeForce GTX 1660Tiは、レイトレやDLSSには対応していないグラボですが、フルHD+144Hzのゲーミングモニターを使ってゲームプレイするにはコスパ面で考えても最適だと言えます。
以下のベンチマークスコアを見てもらえれば分かりますが、重量級のFF15はフルHD+高品質で「快適判定」の性能でした。
TIME SPY1.0:6639(上位)
バイオハザード6:22640(とても快適)
バイオハザード6は解像度1920×1080で"とても快適"の評価に。
FF15:6519(快適)
重いとされるFF15は解像度1920×1080の高品質で"快適"の評価になりました。
FF14:14436(非常に快適)
人気のFF14。解像度1920×1080、最高品質で"非常に快適"の評価に。
MHF:39610(快適)
12月にサービスが終了とされているMHF。解像度1920×1080で"快適"の評価に。
PSO:54098(快適)
PSO2も解像度1920×1080で"快適"の評価に。
ドラゴンクエストX:20881(すごく快適)
軽いゲームのドラクエXは解像度1920×1080、最高品質で"すごく快適"の評価に。
CINEBENCH R20:4743pt(上位)
CrystalDiskMark
CドライブのSSDは2.5インチタイプよりも小型で転送速度も速いM.2タイプです。
SSDのシーケンシャル速度は562.5 MB/s(読み込み)、535.8 MB/s(書き込み)でした。
Dドライブの2TB HDDも計測してみました。
HDDのシーケンシャル速度は196.8 MB/s(読み込み)、188.3 MB/s(書き込み)です。
最近のHDDはこれくらいのリードとライドで動作します。
CPUZ
CPUのシングルスレッドは526、マルチスレッドは5568.4という結果に。
インテル Core i9 9900Kに匹敵するCPU性能。8コアCPUの中では特にコスパが良く人気のCPUです。
どのベンチマークスコアもとても良い結果に。ゲーミングPCとして最高クラスの性能です
ガレリア ATのおすすめカスタマイズ
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
GPU | NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB |
メモリ | DDR4 SDRAM 16GB |
SSD | 512GB NVMe SSD |
HDD | 2TB |
電源 | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
ガレリア ATは、基本構成で14万円台(税込)と安価ながら全体的に底上げされている高性能なゲーミングPCだと言えます。
基本構成だとメモリが8GBなので、16GBにするべきです。また3,300円でより高速なNVMe SSDに変更できるので予算があれば変更しておくといいでしょう。
このスペックならフルHDゲーミングを快適にかつコスパ良く導入できるので、エントリーモデルよりもそこそこのミドルスペックモデルが欲しい方におすすめです。
・メモリ16GB:3,000円+税
・512GB NVMe SSD:3,300円+税
ドスパラ ガレリアシリーズのグレード表から選ぶ
ガレリアシリーズにはXF、XV、XT、ZZ、RT5などのグレードが型番としてついています。
いろんなグレードがあり迷うところですが、以下の表を見てもらえれば、どれくらいのグレードなのかわかりやすいと思います。価格と型番、性能で選べるので参考にしてください。
ただ価格は執筆時点となっており、BTOパソコンは変動しがちなので購入リンク先でご確認ください。
※表の右上が高性能、左下が格安機。表は横スクロール可能です。
ガレリアハイエンドモデル表
GeForce RTX2080Ti |
- | AZ/ 249,980円 | - | - | ZZ/ 269,980円 XZ/ 249,980円 |
---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX2080 |
- | - | - | - | ZG/ 219,980円 |
GeForce RTX2070 |
- | AF/ 169,980円 | - | XF/ 178,980円 | - |
GeForce RTX2060 |
- | AV/ 159,980円 | XV/ 139,980円 | ZV/ 149,980円 | - |
GeForce 1660Ti |
RT5/ 92,980円 | AT/ 129,980円 | XT/ 129,980円 | - | - |
GPU/CPU | Ryzen 5 | Ryzen 7 | i7-8700 | i7-9700K | i9-9900KF |
PUBGやフォートナイトを最高のクオリティでプレイしたいなら、RTX2060〜RTX2080Tiを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
4KやWQHD、144Hzの高解像度かつ高フレームレートでゲームがしたいならRTX2070以上が欲しいところです。
ガレリア格安モデル表
GeForce GTX1660 |
RJ5/ 92,980円 | DJ/ 94,980円 | XJ/ 124,980円 |
---|---|---|---|
GeForce GTX1650 |
RH5/ 84,445円 | DH/ 89,980円 | XH/ 117,980円 |
GeForce GTX1050 |
RS5/ 79,980円 | DS/ 85,980円 | - |
GPU/CPU | Ryzen 5 | i5-8500 | i7-8700 |
初めてのゲーミングPC、自分でアップグレードしたい、手軽にPCゲームを楽しみたいライトユーザーは、GTX1050〜GTX1660を搭載したゲーミングPCを選びましょう。
格安機であっても、メモリを16GBにしたり、カスタマイズすることで高性能化できますよ。
普通にプレイする分にはフルHDで60FPS程度で遊べるGTX1660Tiがおすすめです。
ガレリア AT実機レビュー:まとめ
・第3世代Ryzen 7 3700X
・GTX 1660Ti 6GB
・フルHDゲーミング向き
・メモリを16GBに変更推奨
・14万円台(税込)のコスパ最強ゲーミングPC
コスパに優れた人気のパーツ構成で組まれたゲーミングPC。それがガレリア ATです。
フルHD画質でのゲームプレイなら十分すぎる性能で、144Hzのゲーミングモニターを使ってゲームプレイするにはコスパ面で考えても最適だと言えます。
エントリーモデルよりもミドルクラスのゲーミングPCが欲しい方は「ガレリア AT」を選んでください。ハイエンドモデルなら筆者も愛用している「ガレリア XF」がおすすめですよ。
この記事がゲーミングPC選びの参考になればと思います。
クレジットカード払いの場合は、本人名義のクレジットカードが必須となります。
ドスパラは最大48回までの分割金利が0%なので、分割手数料は0円です。月々3000円~の支払いでゲーミングPCを購入できますよ。
⇒便利な分割支払いシュミレーターはこちら
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