GALLERIA XA7C-R37やRM5C-G60Sのカスタマイズ・構成内容はどれがおすすめ?そんな悩みに答えます。
構成内容の変更(カスタマイズ)には様々な種類があるため、初めて利用する方にとっては難易度が高く見えることがあるかもしれません。
しかし個別に見ていくと、さほど難しいことは特にありません。
今回はドスパラ GALLERIAシリーズで大人気のXA7C-R37のカスタマイズオプションを例に挙げながら、各種選択肢を確認していきましょう。
他のグレード・モデルでも基本的に一緒ですので参考にしてくださいね。
・ステップごとにカスタム項目を解説
・おすすめのカスタム選択肢を紹介
・GALLERIA XA7C-R37のカスタマイズ例
・GALLERIA RM5C-G60Sのカスタマイズ例
- 基本構成(STEP1)
- 周辺機器(STEP2)
- サービス(STEP3)
- ドスパラ ガレリアのおすすめカスタマイズ例
- ドスパラ ガレリアのおすすめカスタマイズ:まとめ
- おすすめゲーミングPCのまとめ記事
- おすすめゲーミングモニターのまとめ記事
- ゲーミングPCが買えるおすすめのBTOメーカー
基本構成(STEP1)

ここからは
基本構成のステップでは、PCのスペックを変更することができます。
他のグレード・モデルでも基本的に一緒ですので参考にしてくださいね。
※おすすめ選択肢は黄色の枠内に記載してあります。
OS
OSはパソコンを使用するのに欠かせないソフトウェアです。モデルによってWindowsのエディションをProとHomeから選択できる場合もあります。
Proは企業内で活用する機能が充実したバージョンなので、ゲーミング目的ならHomeで十分です。
Windows 11 Home 64ビット(ディスク付属)
オフィスソフト
オフィスソフト(エクセル、ワードなど)が必要な方のみ選択するといいでしょう。セキュリティソフト
Windowsには標準でセキュリティ対策機能が内蔵されているので、基本的には有料のセキュリティ/ウィルス対策ソフトは不要です。PCをお仕事にも使う方で、より強固なセキュリティ対策が求められる場合のみ、有料ソフトを導入するのがおすすめです。
CPU
GALLERIAシリーズはCPUの変更ができません。ドスパラはユーザーの要望に合わせて40機種以上の豊富なラインナップがあります。
よりスペックの高いPCが良い場合は、上位のCPUを搭載したモデルを選んでください。
CPUファン
CPUファンは、CPU専用の冷却装置です。オプションとしての優先順位はごく低いものです。GALLERIA XA7C-R37の場合は、次の2つから選べます。
・静音パックまんぞくコース
・Scythe 虎徹MarkⅡリビジョンB (SCKTT-2100)
オプション価格が高くなるほど冷却効率は良くなりますが、初期構成のままでも問題ありません。
CPUファンの優先順位は低く、もとより選択肢がない製品もありますので、基本的に好みで構いません。
CPUグリス
CPUグリスは、CPUとファンの間に塗る冷却用グリスです。熱伝導率を高めて、CPUファンなどでの冷却効果を上げる目的で使用されます。メンテナンスでは2〜3年でCPUを取り外してグリスだけ塗り直すことがあります。
優先順位はこちらも高くないため、好みで構いません。あまりこだわるオプションではありませんが、やはり冷却効果の高いものの方が好まれます。
グラフィック機能
グラフィックボード(GPU)は、ゲーミングPCのパフォーマンスを決めるとても重要なパーツです。CPUと同じく、ドスパラでは初期構成のグラフィックボード以外に選択肢はありません。
よりスペックの高いPCが良い場合は、上位のグラフィックボードを搭載したモデルを選んでください。
グラフィックボードステー
グラフィックボードをしっかり固定するためのパーツで、大型のグラフィックボードを搭載した製品に採用されます。GeForce GTX 1660などの小型グラフィックボードの場合は、この選択肢がありません。
電源
電源(電源ユニット)はPCにおいて電力供給をしてくれるパーツで、電力量はワット(W)で表示されます。そのPCで使用しているパーツの総電力を供給するパーツですが、ある程度の余力ある電源が初期構成で搭載されています。
将来、よりパワーのある上位グラフィックボードへ載せ替えたり、動画配信用のキャプチャーボードと3〜5台のストレージの増設など、たくさんのパーツを追加する予定のある人は、大きめのワット数のものを選んでおきましょう。
逆に、2〜3台のストレージ増設程度なら初期構成の電源で十分です。
80PLUSとは電力の変換効率が80%以上であることを示し、「TITANIUM」や「PLATINUM」はグレードを指します。
グレードは6段階あり、高い順から「TITANIUM」「PLATINUM」「GOLD」「SILVER」「BRONZE」「STANDARD」となって省エネルギー性能が良くなりますが、上位のグレードにしても違いを「体感」できるものではありません。
好みの問題ですが、「こだわりがない」「将来の拡張計画が未定」の場合は、変更する必要はありません。
メモリ
メモリはCPUをサポートするパーツで、容量が大きいとPCがスムーズに動作するようになります。なるべく大きく確保しておきたいところですが、あまり大きすぎても無駄になる可能性があるのが悩みどころです。
GALLERIA XA7C-R37の場合は、16GBが選択されています。選択肢としては、8GB・32GB・64GB・128GBが用意されています。
まずメモリの容量について、ゲーミングPCの場合は8GBが最低ラインです。16GBあると安心でき、32GBあるとメモリについてほとんど心配はないでしょう。
64GB以上はほとんどのPCでオーバースペックとなり、無駄が増えます。
製品によっては8GBにダウングレードする選択肢もありますが、基本的には推奨されません。なぜならOSの使用のために8GBでは余剰が少なくなるからです。そのためゲームをプレイするとカクついたりフリーズしたりするおそれがあります。
次に同じ容量でも「8GBx4」「16GBx2」のように異なる表記がありますが、これは「8GBのメモリを4枚使用」か「16GBのメモリを2枚使用」かの違いです。2枚のメモリを同時使用するのを「デュアルチャネル」と呼びます。
2枚使用しているより4枚の方が高速だとされます。しかしメモリを挿入するマザーボードのスロットは4カ所であるものが多いため、4枚ですべて埋めてしまうと増設や交換がやや難しくなります。
ただ、32GBのメモリをすぐに増設・交換する頻度は高くないため、好みで選んでも大きな問題はないでしょう。
SSD
SSDはストレージの一種で、従来のHDD(ハードディスク)よりも高速なアクセスが特徴です。容量の目安として、遊ぶゲームが決まっている場合は500GBもあれば問題ありません。
いろいろなゲームをしたい人は、最近のゲームは60GB以上の大型タイトルが多いので、1TB以上に増量することをおすすめします。
また、NVMe SSDとは通常のSSD(SATA3接続)より4〜10倍以上も高速なのが特徴です。
GALLERIAシリーズの場合、別のストレージを追加することもできますが、このSSDが最も速度の早い重要なパーツとなります。
SSDの性能が高いとゲームのロード時間やPCの全体的なパフォーマンスが上がるので、増量するならケチらないようにしましょう。
また、性能の高いPCを選んでいるほどCPU、GPU、SSDも高性能なものを選べていることになります。
GALLERIA XA7C-R37の場合、初期構成で1TBのNVMe接続タイプのSSDが選択されています。
ハードディスク/SSD
ハードディスク/SSDの項目では2台目の追加HDD、SSDが選択できます。こちらもストレージとして様々な選択肢が用意されています。ハードディスクは動画のような大容量ファイルの保存先としてならコスパが良いのですが、それ以外ならレスポンスの速いSSDがおすすめです。
ただし、ドスパラの増設SSDは高速なNVMeタイプではなく、標準速のSATA3タイプ(読み書き500MB/s程度)となります。
ゲームやアプリのインストール先の容量を増やす目的なら、標準構成のNVMe SSDの容量を増やす方が良いでしょう。
パーティション分割
パーティションはHDDの容量を分割してPC上でも別区分として取り扱うことのできる仕組みですが、ドスパラではSSDには非対応で「増設したHDDのみに対応」するサービスとなります。パーティション分割はバックアップの面で便利なことはありますが、優先度は低いです。
便宜的に分割するだけで容量が増えることはなく、Winodwsの機能を使えば自分で調整できます。
慣れていない方は金額も大きく変化しないので、好みで選んでしまって構わないでしょう。
ハードディスク(追加1)
GALLERIA XA7C-R37の場合、3台目のストレージを追加することができます。8TBのHDDなど大容量のものや1TBのSSDなどが選択肢にありますが、目的に合わせて選んでください。
光学ドライブ
光学ドライブは、CDやDVD、Blu-rayなどを読み取ったり書き込んだりするドライブです。近年では光学ドライブの重要性は下がってきています。
音楽をダウンロードサービスで購入したり、映画をNetflixやHuluなどのストリーミングサイトで利用したりすることができるようになってきているからです。
所有しているDVDなどを楽しみたい方などは、選択しても構わないでしょう。
ケース
選ぶ製品によってはケースの色を選べます。GALLERIA XA7C-R37の場合はシルバーのプレミアムケースが選択できます。
ケースファン 追加/変更
ケース上側の前部のファンです。冷却効果を上げるものです。優先度は高くないので好みで構いません。
LAN
LANはローカルエリアネットワークの略で、家庭内など局所的なネットワークを構築するのに使用します。初期構成でもギガビットに対応していますし、他に選択肢がない製品もありますので、特にこだわる必要はありません。
無線LAN
無線LAN(Wi-Fi)機能の追加オプションです。このオプションは現在変更することができません。
周辺機器(STEP2)

ゲーミングモニターやキーボードなどの周辺機器をセット買いするステップです。
モニタ
モニタは別売りとなります。お持ちでない場合は購入する必要がありますが、Amazonや価格.com経由で購入した方が安い場合があり、選択肢も豊富です。標準キーボード
「GALLERIAのゲーミングキーボード」か「キーボード無し」の選択肢から選べます。使い慣れているキーボードや使い回しで充分だという方、また別でゲーミングキーボードを購入したいという方は選ぶ必要はありません。
周辺機器の項目で「追加キーボード」もありますので、そちらでキーボードを選んでもいいでしょう。
追加キーボード
標準キーボードよりも高性能なゲーミングキーボードを選択できます。Amazonや価格.com経由で購入した方が安い場合があり、選択肢も豊富なのでここで選択する理由は少ないでしょう。
標準マウス
「標準キーボード」のときと同様で、「GALLERIAのマウス」か「マウス無し」から選べます。別のマウスがある場合などは必要ありません。こちらも周辺機器の項目で「追加マウス」を選ぶことができます。
追加マウス
標準マウスよりもよりゲーミングに向いたマウスを選択できます。Amazonなどで購入した方が安い場合が多いので、ここで選択する理由は少ないでしょう。
マウスパッド
マウスパッドはFPSゲームで正確なコントロールのために有効なアイテムですが、必須ではありません。こちらもAmazonなどで購入した方が安い場合があり、選択肢も豊富なのでここで選択する理由は少ないでしょう。
イヤホン・ヘッドセット
こちらも人気の高機能なヘッドセットが選べるようになっていますが、Amazonなどの方が安いことが多いです。必要に応じて選択してください。
マイク
ゲーム配信などで使う定番の高機能マイクが選べるようになっていますが、Amazonなどの方が安いことが多いです。必要に応じて選択してください。
無線LAN子機
Wi-Fiでネットに繋ぎたい方は必要に応じて選択してください。キャスター付きワゴン
PCを床に直置きするとホコリを吸い込みやすくなるので、ワゴンがあると便利です。メンテナンス性も上がるのでおすすめですが、Amazonなどの方が種類が豊富です。
必要に応じて選択してください。
ゲーミングチェア
ゲーミングチェアも定番の製品を選べるようになっていますが、Amazonなどの方が安くて種類も豊富です。必要に応じて選択してください。
サービス(STEP3)
延長保証・初期設定の代行サービスや、古いPCの下取りサービスなどを申し込むステップです。オプション保証の追加
ドスパラのPCは標準で1年の保証がついています。3年の延長保証や転倒などの過失による故障保証など、さらに手厚いサービスを望む方は選択してください。
初期不良対応期間
初期不良の対応期間は1週間ですが、モバイル会員に登録すれば30日間に延長できます。詳しくはドスパラの解説ページをご覧ください。
パソコン下取りサービス
下取りできるパソコンがあれば、1,100円OFFとなります。条件に合うパソコンをお持ちか確認してください。初期設定をして出荷
必要に応じて選択してください。訪問をしてパソコン設置と初期設定
必要に応じて選択してください。データ復旧安心サービス
データが消失した場合に復旧をお願いできるサービスです。必要に応じて選択してください。データの自動バックアップ
データをクラウド上に自動バックアップするサービスです。必要に応じて選択してください。
ドスパラ ガレリアのおすすめカスタマイズ例
ここまでの解説を踏まえて、ドスパラの人気モデル2機種のカスタマイズ例をご紹介します。
GALLERIA XA7C-R37

OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-12700 |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
電源 | 650W【80PLUS BRONZE】 |
参考価格 | 259,980円(税込) |
259,980円 → 294,980円
▼カスタマイズ内訳
・高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7:2,000円
・Scythe 虎徹MarkⅡリビジョンB (SCKTT-2100):4,000円
・32GB DDR4 SDRAM:16,000円
・WD 2TB NVMe SSD:13,000円
▼ポイント
・CPUの冷却効率をアップ
・メモリの増量とSSDを増量&高速タイプに変更して動作レスポンスをアップ
XA7C-R37はカスタムなしの標準構成でも十分な性能を持っていますが、ゲームの他に動画編集などのクリエイティブな作業にも使えるスペックに調整しました。
ベンチマークなどは以下のレビュー記事にまとめてありますので、ご覧ください。
【関連】GALLERIA XA7C-R37 実機レビュー
GALLERIA RM5C-G60S

OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-12400 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
電源 | 550W【80PLUS BRONZE】 |
参考価格 | 139,980円(税込) |
139,980円 → 149,880円
▼カスタマイズ内訳
・1TB NVMe SSD:9,900円
▼ポイント
・SSDを増量&高速タイプに変更
RM5C-G60Sは基本性能が高いわりにSSDの容量が500GBと少なめです。
たくさんのゲームで遊びたい方は、SSDを増量することをおすすめします。
ドスパラ ガレリアのおすすめカスタマイズ:まとめ

ドスパラのGALLERIAのオプションでは、いろいろなものが選択できるようになっています。
ストレージ、メモリなどに選択肢が多いものがあり、目移りしてしまうことが少なくないでしょう。
また一部の選択肢にはダウングレードをしてコストカットを図ることができるパーツもあります。
費用を抑えてみたくなるのはわかりますが、性能が下がることになりかねませんので、気を付けて選ぶようにしておきましょう。
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