この記事では、マウスコンピューターのG-Tune PL-B(プレミアムモデル)をレビューします。
・PL-Bの実機レビューが見たい
・15万円前後のゲーミングPCが欲しい
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- G-Tune PL-Bの特徴とスペック
- PL-Bの外観と内部
- PL-Bの性能をチェック
- PL-Bの気になった点
- PL-Bのおすすめカスタマイズ
- 【まとめ】G-Tune PL-Bはこんな人におすすめ
- おすすめゲーミングPCのまとめ記事
- おすすめゲーミングモニターのまとめ記事
- ゲーミングPCが買えるおすすめのBTOメーカー
G-Tune PL-Bの特徴とスペック
プレミアムモデル | 標準モデル | |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ← |
CPU | Core i5-12400F | Core i3-12100 |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB | ← |
メモリ | 16GB | ← |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | 256GB NVMe SSD |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE | ← |
参考価格 | 154,800円(税込) | 139,800円(税込) |
G-Tune PL-Bのプレミアムモデルは、CPUに6コア12スレッドで動作する第12世代Core i5を搭載。
GPUはエントリークラスのGeForce GTX 1650で、フルHDで軽めのゲームをする方に向いています。
標準モデルは価格が安いものの、CPUが1ランク下でストレージ容量が極めて少なく、ゲーミングマシンとしてはカスタム必須の構成です。
そのため性能に余裕のあるプレミアムモデルをおすすめします。
その他の主な特徴は次の5つです。
・ライトゲーマー向け
・普段使いもサクサク動作
・Wi-Fi6対応
・24時間365日の電話サポート
マウスコンピューターを選ぶメリットとして、1年間の無償保証のほか、24時間365日の電話サポートが大きなポイントです。
実際に使ってみたところ、原神、VALORANTといった軽めのゲームなら十分な性能ですが、あらゆるジャンルのゲームを楽しみたい方にはパワー不足といったデメリットもあります。
これから詳しく解説しますので、自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。
PL-Bの外観と内部
ケースサイズは小型のキューブ型。ミドルタワー型と比べるとはるかに小さいケースを採用しています。
取っ手がついているので持ち運びがしやすく、LANパーティーなどへの持ち込みも考慮された設計です。
フロントパネルにはG-Tuneのロゴと、電源に連動した赤いストライプのLEDを内蔵。
底面とサイドから外気を取り込み、CPU、グラボ、ストレージ類を効率的に冷却するエアフローを実現しています。
幅 x 奥行 x 高さ | 180 x 405 x 330 (突起物含む) |
---|---|
重さ | 7.1kg |
▲PS5と大きさを比較すると、奥行きはあるものの高さはかなり低く、デスクの上に設置してもまったく圧迫感がありません。
▲右サイドに電源ボタンとUSB x 2、オーディオ入出力端子があります。
また、オプションで光学ドライブも搭載可能です。
▲両サイドはメッシュになっており、高い通気性を確保。
▲背面には90mmの排気ファンと電源ポートのほか、以下のインターフェースを装備。
・USB 2.0 Type-A x 2
・USB 3.0 Type-A x 2
・USB 3.2 Type-C
・LANポート
・オーディオポート
映像出力はDisplayPort x 1、HDMI x 1、DVI x 1で、最大3画面のマルチモニターをサポート。
また、本機は無線LAN機能(Wi-Fi6対応)を搭載しています。
▲右側のパネルを開けると右下に2.5インチのドライブベイが1つあります。
▲左側のパネルを開けると120mmの大型吸気ファンを搭載したパネルがあります。
▲120mmファンのパネルを開けたところ。
ファンの右側はドライブベイになっています。
▲ドライブベイは3.5インチ x 1、2.5インチ x 2となっています。
小型ケースなわりにドライブの拡張性、メンテナンス性がすごく高いです。
▲電源は汎用的なATX電源を採用。サイズは150 x 140 x 86mmと一般的な大きさです。
出力は500Wの80PLUS GOLDとなっており、1〜2台程度のストレージを追加しても十分な電源容量です。
CPUファンはトップフロー式で、ケース内の熱は背面のファンから排気しています。
▲マザーボードはMini ITXタイプで、ASRockのB660-ITXでした。
メモリは16GBを搭載(8GB x 2)しており、最大64GBまで増設可能。
SSDは512GBを搭載。空きM.2スロットがなく交換または、2.5インチタイプを増設することになります。
グラフィックボードはエントリー向けのGeForce GTX 1650です。
フルHDで軽めのゲームやブラウザーゲームを楽しむライトゲーマー向けの性能となっています。
▲底面からも吸気するケースです。スライド式のダストフィルターがあり、ワンタッチで脱着&水洗い可能となっています。
ホコリが溜まりやすい場所ですが、メンテナンス性が高いです。
PL-Bの性能をチェック
以下の項目をテストしたので参考にしてください。・グラフィック性能
・ストレージ性能
・ゲーム性能
・動作音
CPU性能チェック
PL-Bに搭載されているCPUは、6コア12スレッドの第12世代Core i5-12400です。
6コア12スレッドCPUの中で最も性能が高い
【シングルコア性能】
8コア12スレッドのRyzen 7や、1世代前のCore i7よりも性能が高い
ゲームや日常使いだけでなく、画像処理などの重たい作業でも高いパフォーマンスを発揮できるCPUです。
上位のCore i7 12700には劣りますが、プロレベルのクリエイティブな作業をしない人なら十分な性能と言えるでしょう。
グラフィック性能チェック
3DMarkのグラフィックススコアは「10069」でした。
上位のグラフィックボードと比較すると性能は低いですが、ビジネス系のPCやノートPCの内蔵グラフィックより圧倒的なパワーを持っています。
あらゆるジャンルのゲームを楽しみたい方には不向きですが、画質を調整しつつ軽めのアクションゲームやシミュレーション系のゲームなら十分な性能です。
FPSゲームなど、競技製の高いスポーツ系ゲームをがっつり遊びたい方は、プラス2万円で買える上位モデルのG-Tune EL-B(RTX 3050搭載)」も検討してください。
ストレージ性能チェック
Cドライブの512GB SSDをCrystalDiskMarkで計測すると、読み込み2534MB/s、書き込み1222MB/sでした。
NVMe SSDなので、OSやゲームクライアントの立ち上がりは速いです。
また、初期状態のストレージ空き容量は392GBでした。
最近は50〜100GBもストレージを消費するゲームがあるので、たくさんゲームをインストールしたい人は1TBに交換するか、2台目のSSDを増設した方が良いでしょう。
ゲーム性能チェック
ゲームプレイ時の処理が「軽い・普通・重い」の3つのタイプに分けてチェックしました。【中量級】Apex Legends/FF14
【重量級】FF15
【軽量級】VALORANT
e-SportsタイトルのVALORANTは、非常にサクサク動きます。
軽いゲームなので、フルHDだとフレームレートは200fpsを軽々と超える性能です。
【軽量級】原神
軽いゲームの原神はフレームレート上限の60fpsに張り付いて遊べます。
非常に快適です。
【中量級】Apex Legends
中量級のApex Legendsは高画質設定だと70fps前後なので、がっつりやり込む人には少し性能が足りません。
画質を「中」に調整すると100fps以上で遊べます。
解像度 | フレームレート |
---|---|
高画質 | 72fps |
中画質 | 110fps |
【中量級】ファイナルファンタジー14
人気MMORPGのファイナルファンタジー14は、フルHDの高品質設定で「非常に快適」に遊べる性能です。
最高品質でも快適に遊べる性能で、WQHDでも画質を調整すれば問題ありません。
解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
フルHD最高品質 | 10163 | 快適 |
フルHD高品質 | 11817 | 非常に快適 |
WQHD高品質 | 7157 | やや快適 |
【重量級】ファイナルファンタジー15
重たいゲームであるファイナルファンタジー15は、フルHDの標準品質で「やや快適」に遊べる性能です。
高品質だとパフォーマンスは落ちますが、重たいゲームでも画質を調整すれば十分に遊べます。
解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
フルHD高品質 | 3943 | 普通 |
フルHD標準品質 | 5568 | やや快適 |
WQHD標準品質 | 3698 | 普通 |
ゲーム性能まとめ
その他の主なゲームのフレームレートはこちらです。タイトル | 重さ | フルHD最高設定 | フルHD中設定 |
---|---|---|---|
VALORANT | 軽量級 | 250fps | 330fps |
原神 | 軽量級 | 60fps | 60fps |
Apex Legends | 中量級 | 75fps | 120fps |
フォートナイト | 中量級 | 55fps | 100fps |
PUBG | 中量級 | 40fps | 72fps |
アサシンクリードバルハラ | 重量級 | 26fps | 50ps |
サイバーパンク2077 | 重量級 | 26fps | 50fps |
ほとんどのゲームは中量級までで動作するので、遊びたいゲームの参考にしてください。
ゲームの快適度をまとめると次のようになります。
解像度 | 軽量級 | 中量級 | 重量級 |
---|---|---|---|
フルHD | ◎ | ○ | △ |
WQHD | ○ | X | X |
軽めのゲームなら問題ない性能です。
人気のApex Legendsやフォートナイトなどのアクションゲームなら、画質を落とせば十分に遊べます。
フレームレートが重要でないシミュレーションゲームやブラウザーゲームであれば、まったく問題ない性能と言えます。
動作音チェック
PL-Bの動作音をチェックしました。ネット閲覧やNetflix動画視聴などの日常使い
【ゲームプレイ時:52db】
高い負荷をかけた時
騒音の目安はこちらを参考にしてください。
0〜20db | 無音室など |
---|---|
21〜35db | ささやき声 |
36〜40db | 扇風機の弱 |
41〜45db | 扇風機の中 |
46〜50db | 扇風機の強 |
51〜55db | PCの近くだと少しうるさい |
56以上 | かなりうるさい |
高負荷時でもファンの回転音はそれほど高くならず、静音性は十分に高いPCと言えます。
PL-Bの気になった点
実際に使ってみて、目立ったデメリットの無いPCだと思いました。あえて言うなら<b>SSDの容量が1TBあると安心です。
5本ほど手持ちのゲームをインストールしたところ、ストレージの空き容量は100GBしか残っていませんでした。
最近はApex Legendsやフォートナイトなど、無料で始められる大型ゲームが多いので、たくさんのゲームで遊びたい人は注文時に増設すると良いでしょう。
PL-Bのおすすめカスタマイズ
たくさんのゲームをインストールしたい方は、1TBのSSDへ交換しておくことをおすすめします。本機は2.5インチのドライブベイが3つもありますが、2.5インチSSD(SATA3)と標準搭載のNVMe SSDでは体感できるほどの速度差があります。
もし増設するなら標準のNVMe SSDを大容量タイプに交換するのがおすすめです。
【まとめ】G-Tune PL-Bはこんな人におすすめ
以上がG-Tune PL-Bのレビュー内容です。
本製品は次のような人におすすめします。
・たまにゲームをする人
・普段使いもしたい人
強力なCPUを搭載しているので、日常使いはかなり快適です。
軽めのゲームであれば問題ない性能で、なにより大型のPCが苦手、置き場所に困っている人に最適です。
気になる方は、ぜひチェックしてください。
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