BenQより販売されている27インチWQHD解像度の最新ゲーミングモニター「MOBIUZ EX2710Q」をご紹介します。
27インチWQHD解像度のゲーミングモニターの中でもトップクラスの性能で、ゲーミングPCだけでなくPS5やXbox Series Xとも相性が良いです。
・EX2710Qの画質と使い勝手が知りたい
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方は、ぜひ参考にしてください。
- BenQ MOBIUZ EX2710Qの特徴とスペック
- EX2710Qの開封チェック
- EX2710Qの画質と使い勝手をチェック
- WQHD/165Hzに必要なグラボは?
- EX2710Qの良かった点
- EX2710Qの気になった点
- 旧モデルEX2780Qとの性能比較
- ScreenBar Plusでさらに快適に!
- 【まとめ】圧倒的な性能|BenQ MOBIUZ EX2710Qはこんな人におすすめ
- ゲーミングモニター・PCモニターのまとめ記事
- 最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
BenQ MOBIUZ EX2710Qの特徴とスペック
EX2710Qは「WQHD解像度」「リフレッシュレート165Hz」「応答速度1ms」に対応したゲーマーに求められる全ての機能を持った高性能ゲーミングモニターです。
フルHDよりも高い解像度とBenQ独自のHDR技術(HDRi)により高精細な映像を楽しめるほか、サブウーファーを内蔵した2.1ch高音質スピーカーが特徴。
また、目にやさしい最先端のアイケア技術を搭載し、ゲームだけでなく映像鑑賞や普段使いにも最適な製品となっています。
BenQはゲーミング用として2つのブランドを展開しています。
eスポーツなどのプロプレイヤーのニーズに応えるブランド
【MOBIUZシリーズ】
ゲームや映画などのエンタメコンテンツを最大限に楽しめるブランド
EX2710Qは自宅にいながらも非日常的な体験を得たいゲーマーに適した「MOBIUZ」ブランドのゲーミングモニターです。
スペック
サイズ | 27インチ |
---|---|
パネル | IPS(非光沢) |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | DisplayPort 1.4、HDMI2.0 x 2 |
HDR機能 | DisplayHDR 400 HDRi |
スピーカー | 2.1ch(2W x 2 + 5W) |
USBハブ | 2ポート |
スタンド | 高さ調整 前後角度調整 首振り ピボット不可 |
VESAマウント | 対応(100 x 100) |
参考価格 | 57,318円(税込) |
EX2710Qの開封チェック
箱は薄型で軽量(横 81cm x 奥行 x 16cm x 高さ 50cm)
内容物は次のようになっています。
・パネル本体
・スタンド
・DiplayPort 1.4ケーブル
・HDMI2.0ケーブル
・USB3.0ケーブル
・電源アダプター
・電源ケーブル
・ケーブルカバー
・保証書、マニュアル類
端子類は左側から次の通りです。
・電源
・HDMI 2.0 x 2
・DisplayPort 1.4
・ヘッドホン出力
・USBハブ(3ポート)
※Upstream x 1、Downstream x 2
モニター裏側に設定用スティックとボタンがあります。入力の切り替えはボタンを連打して選択するタイプで、少ないアクションで切り替え可能。
スタンドは汎用的なモニターアームにも対応しています。
背面上部に5Wのサブウーファーを内蔵。後述しますが、音質はかなり良いです。
パネルサイズは27インチとして標準的な大きさ。
前後の角度調整は-5°〜15°で可能。奥行きの実測値は25cmでした。
左右の首振りは15度まで可能で、縦画面(ピボット)には非対応。
スタンドにはケーブルを通す穴もあり、多機能で使いやすいです。
付属のスタンドは全体的に可動範囲が少なめですが、ほとんどの人にとっては十分な性能だと思います。
前面の右下にHDRモードを瞬時に切り替えるショートカットボタンあり。
ベゼル幅の実測値は、液晶の非表示部分を含めて8mmでした。
EX2710Qの画質と使い勝手をチェック
EX2710Qはゲーミングモニターですが、WQHDの広いデスクトップを使った作業の効率化、映像美、目に優しいアイケア技術など、ゲームだけでなく日常使いにも優れています。次の3つについて詳しく解説します。
・HDRiによる映像美
・最先端のアイケア技術
かっこいいデザインと美しい画質を提供するIPSパネル
本体の見た目は、所有感を高めるエッジの効いたかっこいいデザイン。
視野角が広く斜めから覗き込んでも色合いの崩れないIPSパネルを採用し、画面の隅々までキレイな映像です。
WQHD解像度(2560 x 1440)は、ブラウザーを2つ並べて表示できる広さ。
フルHDで作業スペースが狭いと感じている方にとっては、最適な解像度です。
HDRiによる映像美
BenQ独自のHDR技術である「HDRi」は、明るい部分をより明るく暗い部分をより暗く表示し、ゲームHDRiよりシネマHDRiの方が色合いにメリハリのある映像を楽しめる機能です。
本格的なHDRはDisplayHDR 600以上と言われていますが、対応した製品は価格もかなり高くなります。
暗いシーンのディテールと色のグラテーションのコントラストを強調
・シネマHDRi
コントラストとカラーパフォーマンスを向上させ、コンテンツの映像美を引き出す
最先端のアイケア技術
EX2710Qには世界を代表する認証機関「TUV Rheinland」によって認証を受けた最先端のアイケア技術が搭載されています。「目の健康への思いやり」を意識しており、ゲームだけでなくWQHDの広い画面を使った事務的な作業や、日常使いにも最適なモニターと言えるでしょう。
ちらつきを抑える「フリッカーフリー」や「ブルーライト軽減」のような一般的な機能のほか、「カラーユニバーサルモード」「ブライトネスインテリジェンスプラス」など、聞きなれない機能もあるので簡単にご紹介します。
カラーユニバーサルモード
赤と緑のフィルターを調整することによって色覚に障がいを持つ方でも色の違いを識別しやすくする機能です。誰でもわかりやすい色合いで映像空間を楽しむことができます。
ブライトネスインテリジェンスプラス
ブライトネスインテリジェンスプラスは、表示している映像を検知して暗い部分の輝度を上げて鮮明さを高め、明るい部分はそのまま維持することでコンテンツを見やすく自動調整する機能です。部屋の光量や色温度を検知して輝度・色温度の設定を自動的に調整することで、眼精疲労を低減しながら快適な映像空間で作業することができます。
WQHD/165Hzに必要なグラボは?
WQHD解像度は高精細な映像が楽しめる反面、ゲームで高いフレームレートを出すにはPCの性能も高いものが必要になります。
一世代前のGPUであるRadeon RX5700XTでApex Legendsをプレイしたところ、フレームレートは120fps前後でした。
さらに、サイバーパンク2077やアサシンクリードヴァルハラなどの重たいゲームだと60fps程度になります。
Apex Legendsのような中量級のゲームで165fpsを出すには、GeForce RTX3060TiクラスのGPUが必要です。(最高画質の場合)
せっかく高解像度なモニターを持っていても、グラフィックボードの性能が低いとモニターの性能を十分に活かしきれない点は留意してください。
フレームレートを稼ぐには、ゲームの設定で画質を落とすか、解像度をフルHDにすれば165Hzの性能を余すことなく使えます。
フルHD解像度での使用感
EX2710QをフルHD解像度で使った時のフレームレートと画質をチェックしてみました。WQHD解像度のモニターでフルHDのコンテンツを全画面に表示すると、実質的には引き伸ばされた映像になり、特に文字は輪郭がにじみます。
結論を言うと画質の違いはかなり意地悪な検証をしない限り、ほとんど分かりませんでした。
また、PS4やPS5などWQHDに対応していないゲーム機を繋いだ場合、解像度は強制的にフルHDになります。
フルHDゲーム機をEX2710Qに繋いでもかなり鮮明な映像なので、ゲーミングPCとPS4/PS5を併用している方にもおすすめです。
EX2710Qの良かった点
実際に使ってみて感じたEX2710Qのメリットは3つあります。・外部スピーカー不要の音質
・デフォルト状態で即戦力の画質
長く現役で使えるハイスペック
EX2710QはWQHD/165Hz/1msと、ゲーマーにとって欲しい機能をしっかり押さえたゲーミングモニターです。ハイスペックなだけに長く使い続けられる安心感があります。
ライバル製品は多いですが、27インチ/WQHDのゲーミングモニターの中ではトップクラスの性能です。
外部スピーカー不要の音質
モニター内蔵のスピーカーは「おまけ程度」の品質が多いのですが、EX2710Qのサブウーファー内蔵2.1chスピーカーは外付けスピーカーが不要なレベルの音質です。もちろん、高性能な外付けスピーカーやヘッドホンには劣りますが、本体価格を考慮するとかなり良い性能と言えます。
デフォルト状態で即戦力の画質
EX2710Qは利用シーンに合わせた10種類の画像プリセットなど色々な設定項目がありますが、箱から出したデフォルト状態でも十分に使えるモニターで、難しい設定は一切必要ない優等生です。もちろんこだわった細かい設定もできるので、初心者から上級者まで満足できるゲーミングモニターと言えます。
EX2710Qの気になった点
実際に使ってみて感じたEX2710Qのデメリットは、旧モデルにあったType-C入力とリモコンが無くなってしまったことです。MacBookをType-Cで繋いだり、入力切り替えや音量の調節を手元でできなくなってしまったのが残念です。
リモコンについては背面に手を伸ばして操作するか、手元で操作するかの違いですが、使い勝手に大きく影響しています。
旧モデルEX2780Qとの性能比較
旧モデルのEX2780Qは、現在でもカタログ落ちしていない販売されているモデルです。
※EX2710QがEX2780Qの後継機
この記事でレビューしているEX2710Qとは、少し性格の違うモデルなのでご紹介します。
EX2710Q | EX2780Q | |
---|---|---|
タイプ | ハードゲーマー向け | エンタメ向け |
リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz |
応答速度 | 1ms | 5ms |
USBハブ | ◯ | X |
Type-C入力 | X | ◯ |
リモコン | X | ◯ |
スタンド | 多機能型 | チルトのみ |
電源 | アダプター | 内蔵 |
参考価格 | 57,318円 | 48,096円 |
※表に記載のない解像度やスピーカーなどは両機種とも同じ性能。
応答速度の1msと5msの違いは、かなりのハードゲーマーかプロゲーマーでない限り分からないレベルです。
MacBookとPS5/Xbox Series Xを使っている人はEX2780Qがおすすめ
ScreenBar Plusでさらに快適に!
BenQが販売しているモニターライト「ScreenBar Plus」と組み合わせると、さらに利便性がアップします。
ScreenBar Plusはモニターの上に置くライトです。
モニター用ライトとしては定番の人気商品となっています。
▼ポイント
・自動調光
・省スペース
・画面に光が写り込まない
アンビエント照明センサーを内蔵し、最適な明るさを自動で判断して手元をしっかり明るくします。
モニターの上に引っ掛けるだけで設置スペースが不要。
光が液晶パネルに反射しないので、眼精疲労を抑えて作業効率を上げる効果があります。
・長時間モニターを凝視して目の疲れや痛みを感じる方
・デスクライトを置く場所がない方
・テレワークで集中力・生産性を上げたい方
EX2710Qのアイケア機能と相性が極めて良いので、究極の作業環境を構築したい方におすすめです。
詳細なレビューは関連記事をご覧ください。
【関連】BenQ ScreenBar Plus レビュー
【まとめ】圧倒的な性能|BenQ MOBIUZ EX2710Qはこんな人におすすめ
以上がBenQ MOBIUZ EX2710Qのレビュー内容です。
本製品は次のような人におすすめします。
・ゲーミングPCの性能を余すことなく使いたい人
・PS5/Xbox Series X用のモニターが欲しい人
・映像鑑賞や日常使いにも最適なモニターが欲しい人
さらに長時間のゲームプレイや事務的な作業もする方には、ScreenBar Plusもあるとより快適に使えます。
EX2710Qは27インチ/WQHD/165Hz/1msとゲーマーにとってパーフェクトな性能だけでなく、2.1chスピーカーやアイケア技術など、ライバル製品よりも優れた機能が多いゲーミングモニターです。
また、旧モデルのEX2780Qは使い勝手が良く価格も1万円ほど安いので、用途が合えばおすすめできるモニターです。
気になる方はぜひチェックしてくださいね。
ゲーミングモニター・PCモニターのまとめ記事
他にもゲーミングモニターやPCモニターのまとめ記事を公開しています。
新製品や在庫切れ、モデルチェンジなど随時更新しているので、参考にしてください。
人気で売れ筋のおすすめゲーミングモニター
性能別のおすすめゲーミングモニター
【性能重視】4Kで選ぶ!ゲーミングモニターのおすすめランキング
【予算重視】4Kで選ぶ!ゲーミングモニターのおすすめランキング
ゲーム機におすすめゲーミングモニター
ゲーミングモニターのおすすめメーカー
動画編集や映画鑑賞、仕事におすすめのPCモニター
最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
普段からAmazonでよくお買い物をする方は、Amazonギフト券にお金をチャージして買い物することをおすすめします。
最大で2.5%還元となり、とてもお得です。積み重ねで見れば大きな額となるので、やらないと損です。
またギフトカードやギフト券という名前ですが、自分で買って自分で使えるのがポイント。
①何か購入する前にAmazonギフト券をチャージする
②最大2.5%分のポイントが貯まる
③チャージしたAmazonギフト券で支払いをする
ギフト券の詳細は公式サイトでご確認ください。