この記事ではLenovo Legion T530（以下、Legion T530）のスペック、外観、性能、ベンチマークを紹介します。
ミニタワー型のスリムケースに持ち運びに便利なハンドル付き。自宅での使用としてはもちろん、今流行りのLANパーティー用ゲーミングPCとしておすすめです。
またケース内部は広く、古くなったパーツのアップグレードやメンテナンスもしやすいゲーミングPCとなっています。
CPUはCore i5-9400F、グラボはGTX 1660Ti 6GB、メモリーは8GBと、フォートナイトやPUGB、FF14、Apex Legends、LOL、Overwatch、マインクラフトなどをフルHDゲーミングできる性能です。
記事下部では、各ゲームのベンチマークも測定しているので参考にしてくださいね。
・Legion T530のスペック
・Legion T530の選び方
・Legion T530実機レビュー
・Legion T530の性能・ベンチマーク測定
・Legion T530実機レビュー：まとめ
- Legion T530のスペック
- Legion T530の選び方
- Legion T530実機レビュー
- Legion C530と大きさ比較
- Legion T530の性能・ベンチマーク測定
- Legion T530実機レビュー：まとめ
- ゲーミングPCのおすすめ記事
Legion T530のスペック
| モデル | Lenovo Legion T530 |
|---|---|
| 製品番号 | |
| OS | Windows 10 Home 64 bit |
| カラー | アイアングレー |
| CPU | Core i5-9400F |
| GPU | GeForce GTX 1660Ti 6GB |
| メモリー | 8GB PC4-21300 DDR4 UDIMM |
| HDD | 1TB HDD 7200rpm |
| SSD | 512GB |
| 電源 | 500W |
| ワイヤレス・アダプター | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n |
| Bluetooth | 4.2 |
Lenovo Legion T530（90L3008BJM）を元に作成しております。
Legion T530の選び方
Legion T530にはいくつかスペック違いのモデルが存在し、CPUやグラボ、メモリー、ストレージに違いあります。
その中でもゲーム用途でおすすめのモデルをピックアップしました。
Legion T530＋【製造番号】で分かれているので、参考にしてください。
| 製造番号 | 90L3008AJM | 90L3008BJM ※本記事紹介モデル |
90L3008CJM |
|---|---|---|---|
| CPU | Core i5-9400F | Core i5-9400F | Core i7-9700 |
| GPU | GTX 1650 4GB | GTX 1660 Ti 6GB | GTX 1650 4GB |
| メモリー | 8GB | 8GB | 16GB |
| SSD | 512GB | 512GB | 1TB |
| HDD | - | 1TB | 1TB |
| 電源 | 500W | 500W | 500W |
| 価格（税込） | 133,115円 | 151,901円 | 166,197円 |
Legion T530実機レビュー
Legion T530は持ち運び可能なミニタワーゲーミングPCです。
今回レビューするのは（製造番号：90L3008BJM）で、CPUはCore i5-9400F、GPUはGTX 1660Ti 6GB、メモリーは8GB、ストレージは512GB NVMe SSDと1TB HDDを搭載しています。
外観
カラーはブラック、LEGIONのロゴがデザインされたミニタワー型のケースです。
前面パネルには穴あけ加工が施されており、内部構造と冷却ファンを使い効率的な冷却システムを構築されています。
| サイズ | 約185x456x440mm |
|---|---|
| 重さ | 約12kg |
このサイズと重さなら、C4LANなどのLANパーティー用ゲーミングPCとして使えますね。
持ち出したり、移動させるときに便利なハンドル付き。
▲前面の外部インターフェイス
・USB 3.0 x 2
・オーディオジャック x 1
・マイクジャック x 1
・電源ボタン
これだけ揃っていれば、スマホの充電やUSBメモリー、ヘッドフォンやマイクの接続には十分です。
▲DVDスーパーマルチドライブ
前面パネル上部を上にスライドすると出てきます。
▲正面から向かって右側
マザーボードやメモリー増設、グラボ交換はこちらから。工具なしのツールレスで開くことができます。
▲正面から向かって左側
▲背面
リアパネルの外部インターフェイスは5種類です。
・USB 3.1 Gen2 x 2
・USB 3.0 x 2
・USB 2.0 x 2
・ライン出力 x 1
・イーサネットコネクター x 1
リアパネル側は、キーボードやマウス、外付けHDD等を接続するには十分すきるUSB-Aポートの数です。へッドセット、マイク、外部HDDなどもたくさん接続できます。
イーサネットコネクターもありますが、無線LAN内蔵（IEEE 802.11ac/a/b/g/n）なので無線LANでのインターネットが可能です。
またケーブルをまとめられるゴムバンド付き。
GeForce GTX 1660Tiの出力ポートは、DVI-D x1, HDMI x1、DisplayPort x1の3つです。
最大3台まで同時出力可能。デュアルやトリプルディスプレイで楽しめます。
PC内部です。コンパクトなケースにうまく収納されています。
最適化された熱性能とメッシュによる防塵対策により、システム温度の低温化、ファンノイズの低減、性能の向上を実現しているとのこと。
各パーツの配置は至ってスタンダードです。ファンはCPUとフロント、リア側についています。ただノーマルファンなので、静音タイプやLEDがついたケースファンと交換するものありでしょう。
またパソコンの大敵と言えばホコリですが、ゲーミングPC到着後すぐにフィルターを取り付けることで、ある程度ホコリの侵入を防ぐことができます。
メンテナンス性も高まるのでおすすめですよ。
【関連】ホコリをシャットアウト！デスクトップパソコンの掃除を劇的に楽にする方法
▲マザボはインテル B360 チップセット
Lenovo独自のマザーボードで、インターフェイスは以下です。
・PCI-Eｘ16ｘ1
・PCI-Eｘ1ｘ1
・メモリースロットｘ2
・M.2ｘ2
▲NVMe/M.2 SSD 512GB
M.2のNVMe接続のため、最大40Gbps(4,000 MB/s)で読み書きが可能。
※同じM.2でもNvMe接続でないSSDは、500 MB/s程度
そのためゲームクライアントをSSDにインストールすれば、HDDと比較して高速起動など恩恵が受けられます。
▲MSI製 GTX1660Ti 6GB
Legion T530は重量系ゲームでも、快適にフルHDゲーミングできるミドルクラスのGTX1660Ti 6GBを搭載しています。
軽〜中程度のゲームや人気のフォートナイトやFF14、FF15、Apex Legends、Call of Duty、Overwatchなどは最高設定でも60FPS以上でプレイ可能な性能です。
144Hzのゲーミングモニターと合わせてフルHDゲーミングを存分に遊びたい方におすすめです。
▲ストレージの取り外しは引き出し式
すでに1TBのHDDが1つ搭載されているので、残り1つだけ増設できます。
▲8GB×1=8GB
最新のゲームタイトルに対応するため、従来のDDR4メモリーよりも断然早いとされる「DDR4-2666高速メモリー」を搭載。
今回レビュー機（製造番号：90L3008BJM）は8GBのメモリーを1枚搭載しています。
ただオプション等で増やすことができないので、ゲーム用途なら別途メモリーだけ購入し、16GBに増設するといいでしょう。
メモリーの取り付けは簡単なので、増やしたい方は安くて人気のTEAM製メモリーがおすすめです。
▲底面はゴム足付きで滑りにくいです
▲前面パネルが赤色LEDに点灯
前面パネルの穴あけ加工＋メッシュから見える赤色のLEDがゲーミングPCらしさを演出。またLEGIONのOの部分も点灯します。
ミニタワー型のケースなので、デスクの上に設置できます。
こちらのゲーミングモニターは、Lenovo Legion Y25fです。
24.5型フルHD液晶で、144Hz・1msとゲームプレイに最適なスペックとなっており、Legion T530とセット購入できるので、ゲーミングモニターをお持ちでない方は検討してみてください。
・ノングレア
・応答速度1ms
・144Hz高リフレッシュレート
・輝度400cd/m2
・3面超狭額デザイン
・チルト（傾斜）前5° 後22°
・スイベル（回転）+/-30°
・ピボット +/-90°
・DisplayPort / HDMI
Legion C530と大きさ比較
以前レビューしたLegion C530と大きさ比較しておきます。
【関連】Lenovo Legion C530 実機レビュー
こちらはキューブ型のコンパクトケースで、持ち運びが楽なハンドル付きです。
どちらもLANパーティーやeスポーツなどを意識した筐体デザインとなっています。
| Legion C530 | Legion T530 | |
|---|---|---|
| サイズ | 約238x358x305mm | 約185x456x440mm |
| 重さ | 約11kg | 約12kg |
▲前面
▲背面
▲側面
▲天面
Legion T530の方がスリムですが、その分高さあり。
重さはほぼ同じで、LANパーティー用ならキューブ型のLegion C530の方が良さげです。
どちらもLegion T730とLegion C730という上位モデルが存在します。
Legion T530の性能・ベンチマーク測定
Legion T530（製造番号：90L3008BJM）は、軽〜中程度のゲームプレイはもちろん、重いとされる高グラフィックゲームでも快適にフルHDゲーミングが可能です。
GeForce GTX 1660Tiは、レイトレやDLSSには対応していないグラボですが、フルHD＋144Hzのゲーミングモニターを使ってゲームプレイするにはコスパ面で考えても最適だと言えます。
以下のベンチマークスコアを見てもらえれば分かりますが、重量級のFF15はフルHD＋高品質で「快適判定」の性能でした。
バイオハザード6：21364（とても快適）
バイオハザード6は解像度1920×1080で"とても快適"の評価に。
FF15：6200（快適）
重いとされるFF15は解像度1920×1080の高品質で"快適"の評価になりました。
FF14：12689（非常に快適）
人気のFF14。解像度1920×1080、最高品質で"非常に快適"の評価に。
MHF：31185（快適）
12月にサービスが終了とされているMHF。解像度1920×1080で"快適"の評価に。
PSO2：40164（快適）
PSO2も解像度1920×1080で"快適"の評価に。
ドラゴンクエストX：19262（すごく快適）
軽いゲームのドラクエXは解像度1920×1080、最高品質で"すごく快適"の評価に。
TIME SPY1.0：5784
CINEBENCH R20：1954
CrystalDiskMark
CドライブのSSDは2.5インチタイプよりも小型で転送速度も速いM.2タイプで、高速のNVMe接続です。
SSDのシーケンシャル速度は3428.2 MB/s（読み込み）、2543.4 MB/s（書き込み）とNVMe接続の最大40Gbps(4,000 MB/s)に迫る速度でした。
HDDのシーケンシャル速度は191.4 MB/s（読み込み）、186.8 MB/s（書き込み）でした。
※Optane™ メモリーモデルではありません
CPUZ
CPUのシングルスレッドは472.7、マルチスレッドは2554.2という結果に。
参考値としていろんなスコアを紹介しましたが、ゲームのベンチマークスコアだけ見れば十分です
Legion T530実機レビュー：まとめ
Legion T530は、無線LAN内蔵＋持ち運びしやすいミニタワーケース、ハンドル付きでLANパーティー用途としても使えるゲーミングPCです。
Core i5-9400FとミドルクラスのGTX 1660 Ti 6GBを搭載することで、ほとんどのゲームをフルHD＋高設定で快適プレイができる性能です。またツールレスでメンテナンス性が高いところもポイントとなっています。
またゲーミングPCらしいデザイン性から見た目もこだわりたい方にピッタリでしょう。
いくつかスペック違いのモデルがありますが、今回レビュー機として使用した（製造番号：90L3008BJM）がゲーミング用途向けで性能と価格面からコスパが良くおすすめですよ。
ハイエンドパーツで組まれたLegion T730もあるので、合わせてご検討ください。
【関連】Lenovo（レノボ）のおすすめゲーミングPCランキング
今回レビュー機として使用したレノボ Legion T530は「製造番号 90L3008BJM」です。スペック違い（低スペック）のモデルがあるので購入の際は製造番号を確認してください。
レノボは最大48回までの分割金利が0％なので、分割手数料は0円です。月々1000円～の支払いでゲーミングPCを購入できますよ。
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