BenQより販売されている「MOBIUZ EX3210R」をレビューします。
EX3210Rは31.5インチの超・湾曲液晶を搭載した大画面で最高のゲーム体験ができるゲーミングモニターです。
・EX3210Rの使い勝手が知りたい
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- BenQ MOBIUZ EX3210Rの特徴とスペック
- EX3210Rの開封チェック
- EX3210Rの画質と使い勝手をチェック
- 高品質2.1ch treVoloスピーカー内蔵
- EX3210Rの気になった点
- 圧倒的な迫力!BenQ EX3210Rはこんな人におすすめ
- ゲーミングモニター・PCモニターのまとめ記事
- 最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
BenQ MOBIUZ EX3210Rの特徴とスペック
EX3210Rの主な特徴は次の5つになります。
・曲率1000Rの超・湾曲液晶
・メリハリのある美しい映像
・2.1ch高音質スピーカー内蔵
・多機能リモコン付属
31.5インチWQHD解像度(2560 x 1440)のゲーミングモニターです。
リフレッシュレート165Hz、応答速度1ms(MPRT)と基本性能が高く、高精細な映像でスムーズなゲームプレイが可能。
液晶は明るい部分と暗い部分のコントラストが美しい「VAパネル」を採用し、 曲率1000Rの湾曲効果もあって高い投入感と臨場感を楽しめます。
かなり使い勝手の良いモニターですが高い湾曲率のため「直線がゆがんで見える」といったデメリットもあります。
これから詳しく解説しますので、自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。
スペック
サイズ | 31.5インチ |
---|---|
パネル | VA |
湾曲率 | 1000R |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) 2ms(GtG) |
コントラスト比 | 2500:1 |
最大輝度 | 通常時:300 cd/m2 HDR時:400 cd/m2 |
入力端子 | DisplayPort 1.4 x 1 HDMI 2.0 x 2 |
HDR機能 | DisplayHDR 400 HDRi |
スピーカー | 2.1ch (2W x 2+5Wウーファー) |
USB 3.0 ハブ | 3ポート (Downstream x2、Upstream x1) |
スタンド | 高さ調整 前後角度調整 首振り ピボット不可 |
VESAマウント | 対応(100 x 100) |
参考価格 | 75,455円(税込) |
EX3210Rの開封チェック
箱はかなり大型で厚みがあります。
箱を保管するタイプの人にとってはスペースの確保に苦労する大きさです。
EX3210Rの一番の特徴である曲率1000Rのパネルは、一般的な1500Rよりも強く湾曲しています。
内容物は次のとおりです。
・パネル本体
・DisplayPortケーブル
・HDMIケーブル
・USB3.0ケーブル
・電源アダプター
・電源ケーブル
・ケーブルカバー
・スタンド支柱
・スタンド台座
・リモコン
・クイックスタートガイド・保証書
横幅は約70cmで、平面パネルを採用した32インチクラスよりも2cmほど短いです。
高さ調節は0〜10cmで調節可能。
見た目はゲーミングモニターらしいエッジの効いたかっこいいデザイン。
前後の角度調整は-5°〜15°で可能。
奥行きの実測値は約25cmでした。
左右の首振り(スイーベル)角度は15°まで。縦画面(ピボット)には非対応。
スタンドにはケーブルを通す穴もあり。
背面には9色から選べる「光るLEDバックライト」を内蔵。発光パターンは6種類から指定できます。
パネル前面の右下にHDRモードを切り替えるボタンあり。
ベゼル幅の実測値は、液晶の非表示部分を含めて約9mmでした。
付属の多機能リモコンには次の機能が割り当てられています。
・電源
・入力切替
・HDRモード
・ゲームモード
・輝度調整
・設定メニュー表示
・オーディオモード
・音量調整
パネルの下側に設定用ボタンとスティックがありますが、リモコンで全ての操作をすることができます。
端子類は左から次のようになっています。
・電源
・HDMI 2.0 x 2
・DisplayPort 1.4
・ヘッドホン出力
・USB 3.0アップストリーム
・USB 3.0ダウンストリーム x 2
VESA 100 x 100規格の汎用モニターアームにも対応しています。
電源はアダプター式で、長さ16cm x 幅7.5cm x 厚み2.5cmの薄型でコンパクトなタイプ。
EX3210Rの画質と使い勝手をチェック
EX3210Rの画質と使い勝手について、次の8つを詳しく解説します。
・使いやすいWQHD解像度
・高音質2.1ch treVoloスピーカー内蔵
・HDRiによる映像美
・使い勝手抜群のリモコン
・PCゲームでの使用感
・PS5での使用感
・最先端のアイケア機能
大迫力の31.5インチ湾曲パネル
EX3210Rの見た目は「大画面+超湾曲」で吸い込まれるような「すさまじい迫力」です。
人間の視野角とほぼ同じとされる曲率1000Rの超湾曲効果により、画面の隅まで自然に視界に入るカーブが特徴で、一般的な湾曲モニター(曲率1500R)よりも強い没入感を味わえます。
超湾曲の効果もあって見た目のインパクトはかなり強いですが、使用中の圧迫感が無い絶妙なデザインです。
画質については明るい部分と暗い部分のコントラストに優れたVAパネルを採用し、発色は深みのある豊かな色彩で思わず息をのむ美しさ。
黒い部分は「真っ黒」に表示されて、明暗のはっきりしたメリハリのある映像です。
ゲームや動画視聴を楽しみたい人にとって最強の環境と言えるでしょう。
使いやすいWQHD解像度
WQHD解像度(2560 x 1440)は、ブラウザーを2つ並べてもデスクトップにアクセスできる広さ。
31.5インチWQHDというサイズは、文字が大きく表示されてすごく使いやすいです。
ゲームのほかにネットショッピングや文書入力など、普段使いをする方にもおすすめな画面サイズと言えるでしょう。
高品質2.1ch treVoloスピーカー内蔵
EX3210Rは2Wステレオスピーカーと5Wサブウーファーの「treVoloオーディオシステム」を搭載しています。
5つのサウンドモードを内蔵し、リモコンで瞬時に切り替え可能。
パネルの前面にスピーカーがあるので、音がダイレクトに伝わって聞きやすいです。
また、背面に内蔵されたウーファーからの低音が壁に反響してほどよく響き、一般的なモニター内蔵スピーカーよりもレベルの高い音質を実現しています。
高価な外付けスピーカーには劣りますが、ほとんどの人は内蔵2.1chスピーカーだけで満足できるレベルです。
HDRiによる映像美
EX3210Rにはメリハリのある映像を実現する「BenQ独自のHDRi技術」を搭載し、手軽にHDRコンテンツを楽しめるのも特徴です。
以下の3つのHDRモードを搭載しています。
・ゲームHDRi
・シネマHDRi
実際に使ってみたところ、シネマHDRiがもっとも色合いにメリハリのある映像と感じました。
暗いシーンのディテールと色のグラテーションのコントラストを強調
・シネマHDRi
コントラストとカラーパフォーマンスを向上させ、コンテンツの映像美を引き出す
使い勝手抜群のリモコン
EX3210Rの使い勝手を最高に高めているのが付属のリモコンです。
モニター側のボタンとスティックに触れることなく、すべての設定をリモコンで操作可能。
最大3機器の入力切り替えも手元で瞬時に行えます。
内蔵スピーカーのボリューム調整も簡単で、特にゲーム機、Amazon Fire TV Stick、Apple TVなどのコンテンツ再生機器を繋ぐ人なら重宝するでしょう。
リモコンが付属するPC向けモニターはかなり少ないので貴重なゲーミングモニターです。
PCゲームでの使用感
EX3210Rはリフレッシュレート165Hzに対応しています。
一般的な144Hzのゲーミングモニターよりも余裕のある性能で、FPSゲームなどではヌルヌル動いてエイム(照準)を合わせやすいです。
応答速度1ms(MPRT)、チラつきやカクつきを抑える「FreeSync Premium Pro」にも対応し、スムーズなゲームプレイが可能。
ビデオメモリ8GBクラスのグラボを使っている方は、ゲームのグラフィックオプションを全て最高に設定すると強烈に美しい映像で遊べます。
注意点としては、フルHDより1.8倍も解像度が高いので、PCにも高い負荷が掛かります。
EX3210Rのメリットを最大限に活かすなら、GeForce RTX 3060以上のGPUを搭載したPCがおすすめです。
また、32インチクラスのモニターとなると4K解像度も候補になると思いますが、4KよりもWQHDの方がフレームレートを稼ぎやすいのもポイント。
「大画面・高画質・高音質・高フレームレート」と、おいしい所をすべて楽しめる絶妙な使用感です。
PS5での使用感
最新ゲーム機のPS5はフルHDと4Kに対応していますが、WQHD解像度には対応していません。
PS5をEX3210Rへ繋げると、フルHD画質をWQHDに拡大(アップスケール)して表示します。
実際の映像をみると画質の劣化はなく、かなり美しいです。
もちろん120Hzモードも使えるので、PS5をつなげたいと思っている方も問題ありません。
最先端のアイケア機能を搭載
EX3210Rには世界を代表する認証機関「TUV Rheinland」によって認証を受けた最先端のアイケア機能が搭載されています。
「目の健康への思いやり」を意識しており、長時間ゲームをする人だけでなく事務的な作業や日常使いにも最適なモニターと言えるでしょう。
ちらつきを抑える「フリッカーフリー」や「ブルーライト軽減」のような一般的な機能のほか、「カラーユニバーサルモード」「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」など、聞きなれない機能もあるので簡単にご紹介します。
カラーユニバーサルモード
機能名:Color Weakness赤と緑のフィルターを調整することによって色覚に障がいを持つ方でも色の違いを識別しやすくする機能。
誰でもわかりやすい色合いで映像空間を楽しむことができます。
ブライトネスインテリジェンスプラス
機能名:B.I.+ブライトネスインテリジェンスプラスは、表示している映像を検知して暗い部分の輝度を上げて鮮明さを高め、明るい部分はそのまま維持することでコンテンツを見やすく自動調整する機能。
また、部屋の光量を検知して輝度を自動調整することで、眼精疲労を低減しながら快適な映像空間で作業することができます。
EX3210Rの気になった点
EX3210Rをじっくり使ってみたところ、気になるデメリットが2つありました。
・直線が「ゆがむ」
ななめから見ると精細感が弱い
正面から見ると強烈に美しい映像ですが、ななめから見ると少しだけ白っぽく見えて精細感に欠けます。
ただし、写真のような角度でゲームをする人はいないと思うので、大きなデメリットではないでしょう。
VAパネル特有の弱点ですが、他のVAモニターだとかなり白くなる反面、EX3210Rはすごく頑張っていると思います。
直線が「ゆがむ」
EX3210Rは曲率1000Rという超湾曲パネルを採用していますが、強烈な没入感を得られる反面、直線がゆがんで見えます。
ゲーム以外にイラストなどのデザイン作業もする人には向いていないと思います。
「ゆがみ」については人によって違和感を覚えるかもしれませんが、すぐに慣れます。
ゲームやネット閲覧などの日常使いであれば、まったく問題ありません。
圧倒的な迫力!BenQ EX3210Rはこんな人におすすめ
以上がBenQ MOBIUZ EX3210Rのレビュー内容です。
本製品は次のような人におすすめします。
・大画面が好きな人
・高い臨場感・投入感を体験したい人
・ミドルスペック以上のPCを使っている人
・PS5用のモニターが欲しい人
「大画面+超湾曲」の大迫力をたっぷり楽しめる貴重なゲーミングモニターです。
実際に使ってみて、想定以上の高機能ぶりでした。
32インチクラス/WQHDのゲーミングモニターで、「これを買っておけば間違いない」という製品を求めている方におすすめです。
気になる方はぜひチェックしてください。
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最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
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