骨伝導イヤホンのパイオニアメーカーであるShokz。最新モデルのOpenRun Proをレビュー。
耳を塞がないオープンイヤーデザインで周囲の音を聞きながら使えるため、在宅勤務やスポーツなどに最適です。
このOpenRun Proは第9世代骨伝導技術を採用。従来モデルよりも低音の強化、バッテリー持ちの向上とユーザーニーズを反映した性能に。
しばらく使ってみた感想としては、旧型のAeropexより音質がクリアになっており、低音とのバランスも良くなっていました。
音漏れに関しても50%くらいの音量であれば静かな部屋でもほとんど聞こえないレベルです。
柔軟性と耐久性に優れたチタンフレームに加えて、サラサラとしてシリコン素材のおかげでランニング中でもズレずに快適な装着感できました。
骨伝導イヤホンをお探しならこれを検討してみてください。Amazonでも人気の評価、星4.3を獲得しています。
この記事ではShokz OpenRun Proの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- 骨伝導イヤホンの仕組み
- Shokz OpenRun Pro レビュー
- Shokz OpenRun Proを使ってみての感想
- Shokz OpenRun Proはこんな人におすすめ
- Shokz OpenRun Pro レビュー:まとめ
骨伝導イヤホンの仕組み
骨伝導イヤホンは、音の振動を骨などを通じて、聴覚神経に届けることで聞こえる仕組みです。
耳を塞がずに音を聞くことができるため、周囲の音を聞きつつ楽しめるのが最大の特長でしょう。
主な利用シーンだと屋外ランニングです。耳をふさぐと車や自転車などに気づきにくく事故につながることから、周囲の音を聴きながら音楽も楽しめるという使い方ができます。
Shokz OpenRun Pro レビュー
スペックと特長について
Shokz OpenRun Proの基本的なスペックを紹介します。
メーカーによると第9世代の骨伝導テクノロジーを採用し、鮮明でクリアな中高音を実現するとともに、新しいShokz TurboPitchテクノロジーにより、驚くほど深みのある低音を実現。
また独自の骨伝導技術と、耳の穴をまったく塞ぐことのないオープンイヤーデザインを採用したOpenRun Proは、集中的なワークアウトでも1日中快適に過ごすことができるとのこと。
コーデックはSBC、バッテリー持ちは最大10時間、Bluetooth5.1、IP55相当の防塵防水、約29gの軽量仕様、オールチタンフレーム。
カラーはブラック、ブルー、ベージュ、ピンクの4色。価格は23,880円(税込)です。
スピーカータイプ | 第9世代骨伝導技術 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
対応コーデック | SBC |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 |
待機時間 | 最大10日 |
充電時間 | 1時間 |
重量 | 29 g |
保証期間 | 2年間 |
防水規格 | IP55 |
カラー | ブラック、ブルー ベージュ、ピンク |
価格 | 23,880円 |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
頭部と耳の形にフィットするように作れた形状デザイン。表面はサラサラとしてシリコン素材で質感と見た目ともに高級感あり。
Shokzの骨伝導イヤホンは全体的に作りと強度はしっかりしており、品質はとても良いです。
装着してみると耳と一体感があり、装着しなおすことなくフィット。こめかみの下付近に骨伝導部分がくるようなイメージです。
首側にくるヘッドバンド部分は細くてしなやか。デザイン性もよく、ブラック、ブルー、ベージュ、ピンクの4色あるので、男女共に選びやすいと思います。
重さは実測値で29gでした。
これまでShokzが発売したAirが30g、Titaniumが36g、Aeropexが26gなので、こちらも20g台と軽量です。
同梱品
Shokz OpenRun Proの同梱品は以下です。
・OpenRun Pro本体
・マグネット充電ケーブル
・ソフトケース
・ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
・保証書(2年保証)
オールチタンの記憶形状ですが、ソフトケースがついているので持ち運びに便利。
バッテリー持ち
充電ケーブルは付属しますが、ACアダプターはスマホ用などを代用ください。
Aeropexでもそうでしたが、個人的にはUSB-Cポートで他の充電と同じケーブルが使いたいなと。
バッテリー持ちは10時間。待機時間は10日間です。イヤホン本体のフル充電まで約1時間程度。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(音量50%)しつづけたところ、9時間28分持ちました。
音楽再生していないときに音量ボタンのどちらかを押すと残バッテリー状況がアナウンスされます。
操作性
これらのボタンで音量調整や通話などを含む基本的な操作に対応。
物理ボタンなので反応がよく、ランニングしながらも簡単に操作ができました。
再生/停止 | マルチボタンを1回押す |
---|---|
曲送り | マルチボタンを2回押す |
曲戻り | マルチボタンを3回押す |
音量+ | +ボタンを1回押す |
音量ー | ーボタンを1回押す |
通話/終話 | マルチボタンを1回押す |
保留応答 | マルチボタンを2秒押す |
着信拒否 | マルチボタンを2秒押す |
リダイヤル | マルチボタンを2回押す |
ミュート | +とーボタンを2秒押す |
バッテリー残量確認 | +かーボタンを1回押す |
装着感
首を振っても、ランニングしてみても、階段を上り下りしてもズレたり、外れることなく使えました。
コンパクトで軽く、また耳を塞がないため、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくいと言えます。
▲骨伝導イヤホンの装着イメージ
初回ペアリングの方法
電源ボタン長押しでON。その後ペアリングモードになるので、接続端末から操作してください。
2回目以降は本体の電源を入れるだけでペアリングされます。接続速度も早くすぐに使えて便利です。
1.電源ONでペアリングモード
2.Bluetooth設定で「OpenRun Pro by Shokz」を選択
3.ペアリングを承認して、接続完了
4.次回以降は電源ONで自動ペアリング
音質とコーデック
まずコーデックですが、おそらくSBCのみです。スマホのOSやパソコン、テレビなどBluetooth接続できる端末であればどれでも使えます。
音質は低音のボリュームがあり、中高音はクリア。Aeropexよりも音質は向上しています。
騒がしい場所だと聞き取りにくいこともありますが、少し音量を上げれば聞こえます。ただ音量を上げすぎたときの振動や音漏れはやや気になりました。
ちなみにZoom等のWeb会議にも使いましたが、相手の声も聞き取りやすくこちらの声も普通のヘッドセットと変わらず聞こえていたとのことです。
音漏れ
テレビもつけていない部屋で音量50〜100%で試してみました。
1m以上離れていると、70%付近まで上げてわずかに聞こえる程度。それ以上だとそれなりに聞こえます。
50%くらいであれば、音漏れの心配はほとんどないと思います。エレベーター内など狭い空間だとまた違うとは思いますが。
ランニングなど屋外での使用であれば、気になることはなかったです。
接続安定性・音飛び
iPhone 12 Pro MaxとXiaomi MiMix3、iPad Air4、MacBook Proで接続性を検証してみました。
主にジム内とランニングで使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
動画視聴時の遅延
iPhone 12 Pro MaxとXiaomi MiMix3、iPad Air4、MacBook Proと接続して遅延具合を検証してみました。
YoutubeとNetflixで動画を見てみましたが、遅延は気になりませんでした。
遅延が少ないので、動画視聴に向いているイヤホンです。
Shokz OpenRun Proを使ってみての感想
■よかった点
・音漏れが少ない
・中高音がクリアで音質が良い
・軽量でつけ心地が良い
・ランニング中でもズレない
・最大10時間のバッテリー持ち
・マルチポイントペアリング対応
・2年間の保証付き
■気になった点
・専用の充電器が必要
Shokz OpenRun Proはこんな人におすすめ
・骨伝導イヤホンが気になっている方
・初めての骨伝導イヤホンに
・周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい方に
Shokz OpenRun Pro レビュー:まとめ
以上が、Shokz OpenRun Proのレビュー内容です。
OpenRun Proが他社製と大きく違う点は、音漏れしにくく音質も良いところです。
また従来の上位モデルであるAeropexよりも音質が良くなったなと感じました。
後は装着したときの重さや大きさなど気にならず、とても軽く快適なつけ心地です。なのでジムでランニングしたり、HIITで激しく動いてもズレたり外れたりすることなく使えました。
表面はシリコン素材でサラサラとしており、汚れや汗がついてもさっと水洗い(IP55防水)でき、清潔に使えるところも良かったです。
約2万円と高めではあるものの、品質と性能は格安機と比べ物にならないレベルなのは間違いなし。
スポーツ用イヤホンをお探しなら骨伝導イヤホンのパイオニアメーカーであるShokzがおすすめですよ。