コンパクトなミニデスクトップPCのCHUWI GBox Proをレビュー。
ミニサイズのタブレットくらいの大きさでファンレス、低消費電力仕様。付属のVESAマウントアダプタで液晶モニター裏にも設置可能です。
スペック的にゲーム向きではないですが、ネットサーフィンや動画鑑賞なら問題なく動作します。
サブPCとしては相応しいコストパフォーマンスで約2万円。セール時なら2万円以下で購入可能です。もちろんWindows 10で日本語対応。
この記事ではCHUWI GBox Proの外観やスペック、ベンチマークなどをご紹介します。
※現在はAmazonでCHUWI HeroBoxという高性能版が発売されているので、そちらがおすすめです。
・CHUWI GBox Proのスペック
・CHUWI GBox Pro実機レビュー
・CHUWI GBox Proのベンチマーク測定
・CHUWI GBox Proのおすすめカスタマイズ
・CHUWI GBox Pro実機レビュー:まとめ
- CHUWI GBox Pro 実機レビュー
- CHUWI GBox Proのベンチマーク測定
- CHUWI GBox Proを使ってみての感想
- CHUWI GBox Pro 実機レビュー:まとめ
- ゲーミングPCのおすすめ記事
CHUWI GBox Pro 実機レビュー

スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Intel Atom X7-E3950 |
グラフィックス | Intel HD 505 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB eMMC |
通常価格 | 21,900円 |
※スペックはCHUWI GBox Proを元に作成しております。
CPUにはApolloLake世代のAtom X7-E3950を採用。4コア4スレッド2.0GHzです。
Atomは廉価なモデルに採用されることが多く、低消費電力を重視したCPUです。グラフィックスはオンボードのIntel HD 505。
ネットサーフィンや動画鑑賞、オフィスソフトがメインとなり、ゲームプレイや写真、動画の編集などのクリエイティブ用途には向いていません。
メモリは4GBとアプリケーションを多く立ち上げると動作もやや遅くなります。
ストレージは64GB eMMCなので2.5インチサイズのSSDやHDDを増設するか、外付けHDDやクラウドストレージを併用する形となります。
とにかく安くサブPCが欲しい方やGbox Proのスペックを理解した上で使いみちがある方向けのPCだと言えるでしょう。
外観チェック
CHUWIは中国のメーカーです。海外通販サイトなどでよく見かけていましたが、最近は日本のAmazonでも購入できるようになりました。
格安なノートパソコンやタブレットを販売しており、安さ重視で考えるなら抑えておきたいメーカーの1つ。
届いたのはダンボール的な箱でした。OSはWindows版とLinux版があるようで、今回はWindows版を選択。
Windows 10 Homeで日本語に対応しています。
箱を開けるとこのようなものが同梱されていました。
・Gbox Pro本体
・ACアダプタ、ケーブル
・VESAマウントアダプタ
・説明書類


サイズは187x138x37mm、重さは約590gです。
裏蓋をドライバーで開ければ、2.5インチのSSDやHDDを増設可能(最大2TB)です。
CHUWI GBox Proは熱伝導性アルミニウム合金を採用しており、ファンレスなので放熱性を考えられた作りに。
メーカーによると1m程度の高さから10回落とす落下試験にクリアしているとのこと。あまり落とすことはないですが、横からの衝撃にはある程度耐えれそうな作りです。
インターフェイス
前面のインターフェイスは以下です。
・USB-A(3.0)×2
・Micro SDカードスロット
・電源ボタン
背面のインターフェイスは以下です。
・DC IN
・VGA
・HDMI
・LANポート
・USB-A(2.0)×2
・3.5mmイヤホンジャック
価格の割には充実したポート類、拡張性はまずまず。
HDMIケーブルで接続すれば4K@60Hz(未検証)で表示可能。VGAも併用すれば2画面表示も。
無線LANに対応していますが、LANポート付きなので有線インターネットもできます。
背面にもUSBポートが2つあるので、キーボードやマウス、Bluetoothレシーバー用としても使えます。
サイズ感


重さは約560gでした。
設置について


21インチの液晶モニターに設置してみましたが、500g台という軽さとコンパクトなサイズからとても安定しています。
液晶一体型パソコンみたいに省スペース運用できるのもメリットの1つだと言えますね。
言語選択について
初回セットアップの言語選択では、日本語を選ぶことができました。
CHUWI GBox Proのベンチマーク測定
性能的にはネットサーフィンや動画鑑賞、オフィスソフト、メールなどの軽めの作業ならなんなくこなせます。
動作自体ももっさりしていないので、たくさんアプリケーションを立ち上げたり、負荷のかかることをしない限りは快適です。
ゲームやクリエイティブ用途には使えないので、ご注意を。
普段使いの小型ファンレス低消費電力PCが欲しいならCHUWI GBox Proは約2万円で手に入るのでおすすめです。
PCMark 10:1286
様々なアプリケーションの動作を確認してくれるベンチマークソフトPCMark 10。
結果的にはオフィスPCクラスより低いという結果に。
ドラゴンクエストX:1335(重い)
軽めのゲームであるドラゴンクエストXのベンチマークを計測しておきました。
解像度1920×1080、標準品質で"重い"の評価に。
ドラゴンクエストX:1419(重い)
グラフィック設定を低品質にしても"重い"の評価に。
ゲームはプレイできても、軽めの2Dブラウザーゲーム程度です。
CrystalDiskMark
搭載されているストレージは64GB eMMCですが、シーケンシャル速度は215.2 MB/s(読み込み)、173.4 MB/s(書き込み)とまずまずの速さ。
CHUWI GBox Proを使ってみての感想
自分が想定した運用方法にマッチすれば、とてもコスパの良いミニPCです。
64GB eMMCとストレージは少ないですが、裏蓋を外せば2.5インチのSSDやHDDを増設できるので、問題ないでしょう。
USBポートもCとA合わせて5つあるので、拡張性も悪くありません。現在50日程度つけっぱなしにしていますが、フリーズすることなく動作しています。
低消費電力なので電気代が高額になる心配もいらないので現状とても満足しています。
■よかった点
・軽めの作業なら十分な性能
・ファンレスなので静か
・10W以下の低消費電力
・2万円で手に入るサブPC
・2.5インチSSD/HDDを増設可
・無線LANインターネット可
・つけっぱなしでもフリーズなし(現在50日程度)
■気になった点
・メモリ増設できない
CHUWI GBox Pro 実機レビュー:まとめ
・Gbox Proの性能で使いみちがある方
・ファンレス、低消費電力ミニPCが欲しい方
・低予算で普段使いできるパソコンが欲しい方
CHUWI GBox Proほどの性能となるとできることは限られてきますが、その性能を理解した上で使いみちがある方にはコスパの良いパソコンだと思います。
私はメインでMacBookを使用しており、Windowsでしか動かないソフトを使用するために、サブPCとして導入しています。
基本的に24時間365日つけっぱなし運用なので、ファンレスの静音性、10W以下で動作する低消費電力という点はとても魅力的です。また使用方法的にもクリアした必要最低限のスペック、約2万円という価格もポイントです。
現在はAmazonでCHUWI HeroBoxという高性能版が発売されているので、そちらがおすすめです。
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