コンパクトなミニデスクトップPCのドスパラ mini Regulus AR5をレビュー。
VESAマウントさえあれば、液晶モニターの裏に設置できるコンパクトさです。
CPUはRyzen5 3400G、グラフィックスはRadeon RX Vega 11というCPU内蔵タイプのAPUと呼ばれるものを搭載。
APUは低消費電力、省スペース化、低コストなどメリットがあり、ミニデスクトップPCに採用されています。
性能的には軽めの3Dゲームならなんとか動かせる程度で、主にブラウジングや動画鑑賞、エクセル、ワードなど普段使いにおすすめです。
・ドスパラ mini Regulus AR5のスペック
・ドスパラ mini Regulus AR5実機レビュー
・ドスパラ mini Regulus AR5のベンチマーク測定
・ドスパラ mini Regulus AR5のおすすめカスタマイズ
・ドスパラ mini Regulus AR5実機レビュー:まとめ
- ドスパラ mini Regulus AR5 実機レビュー
- スペック
- ドスパラ mini Regulus AR5のベンチマーク測定
- ドスパラ mini Regulus AR5のおすすめカスタマイズ
- ドスパラ mini Regulus AR5を使ってみての感想
- ドスパラ mini Regulus AR5 実機レビュー:まとめ
- ゲーミングPCのおすすめ記事
ドスパラ mini Regulus AR5 実機レビュー

スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Ryzen5 3400G |
グラフィックス | Radeon RX Vega 11 Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 256GB NVMe SSD / HDD 無し |
通常価格 | 64,980円 |
※スペックはドスパラ mini Regulus AR5を元に作成しております。
CPUには第2世代のRyzen5 3400Gを採用。自作PCユーザーに人気のコスパの良いCPUです。
グラフィックスはCPU内蔵(APU)のRadeon RX Vega 11というもの。ゲーム向きでない評価が多いですが、解像度やゲーム設定を調整すれば遊べないこともないです。
ただゲームをするならローエンドでもいいので、外部グラフィックボードを搭載した格安ゲーミングPCを購入するほうがいいでしょう。
メモリは8GBと最近は少なくてもこれくらい搭載されているパソコンが多いです。ストレージは250GBのSSDのみ。ただ超高速でデーターの読み書きができるNVMe接続タイプなので、OSやソフトの起動は速いです。
USBポートも多く、足りないなら外付けHDDやUSBメモリで対応したり、購入時のオプションで増設も可能です。
普段使いには十分な性能。ミニパソコンながらも拡張性やカスタマイズ性もそれなりにあります。
⇒ドスパラ mini Regulus AR5のレビュー・評価を見る
外観チェック
ドスパラが発売しているミニパソコンは大きく分けて2シリーズあります。
1つはIntel CPUを搭載したmini Magnate/Knightシリーズ。そして今回紹介するAMD CPUを搭載したmini Regulusシリーズです。
スペックにもよりますが、4万円〜10万円程で購入できる格安ミニパソコンです。
自作すればもっと安く作れることもありますが、パーツ相性や故障、手間暇を考えると完成品を買ったほうが楽です。
通常のデスクトップと比べて1/4以下というコンパクトさから、省スペースでパソコンを設置したい方におすすめのシリーズです。
今回レビューするmini Regulus AR5は、mini Regulusシリーズの中でも最上位モデルの位置付けです。
普段使いするには十分な性能で価格も6万円台と安く、ミニパソコンが欲しい方にとって候補の1つになるでしょう。
・省スペースで設置できるパソコンが欲しい方
・低予算で普段使いできるデスクトップ型パソコンが欲しい方
・リビングに置いてテレビと接続できるパソコンが欲しい方
本体サイズは80.0(幅)×155.0(奥行き)×155.0(高さ)mm、重さは約1.35Kgと片手でも持てるほどの大きさです。
今流行のモバイルモニターと一緒に使えばカバンに入れて持っていけるほどの手軽さもあり。
サイズ比較として500mlのペットボトルと並べてみましたが、そのコンパクトさが伝わるはず。
インターフェイス


ケースはASRockのDeskMini A300 Seriesを採用されています。
ミニパソコンでも拡張性は高く、前面、背面、側面に合計6つのUSBポートを搭載。
外付けHDDやキーボード、マウス、USBメモリ、スマホの充電など様々なデバイスと接続できます。
また背面にはオーディオジャックがあり、サウンドバーや外部スピーカー、ヘッドホンアンプなどとも接続できます。
▼前面の入出力ポート
・USB-C(USB3.1)
・USB-A(USB3.1)
・オーディオジャック
▼背面の入出力ポート
・USB-A(USB2.0)
・USB-A(USB3.1)
・LANポート
・HDMI (4K@60Hz)
・DisplayPort (4K@60Hz)
・D-Sub
・DC入力
・オーディオジャック
側面はメッシュ状の加工が施されており、CPUファンからの排熱に対応。
▼側面の入出力ポート
・USB-A(USB2.0)×2
ミニパソコンとなると小さいスペースに多くのパーツを組み込むため、熱がこもりやすい特徴が。
その点、各面のメッシュ加工で通気性を考慮されたケースです。
重さを計測してみると約1.5kgでした。
ノートパソコンと同じように、無線LANに対応。
Wi-fiアンテナも同梱されており、LANケーブルが届かない部屋や場所でもインターネットと接続できます。
VESAマウント対応モニターで一体型パソコンに


お使いの液晶モニターがVESAマウントに対応しているか事前に確認ください。
机の上に置く場所がなかったり、より省スペースで使いたい方におすすめです。
21インチの液晶モニターにつけてみました。今となっては小型の液晶モニターですが、1.5kgほどあるミニパソコンを取り付けても安定しています。
そのため24インチや27インチなどの液晶モニターに取り付けても使えるはずです。


ケース内部をチェック
背面にある4箇所のネジをドライバーで外して引き出せばOK。ただケースとマザボがケーブルで繋がれているので、ご注意を。
少しばかりパソコンの知識は必要ですが、カスタマイズしやすい点はデスクトップ型のいいところ。
ホコリが溜まっても掃除しやすいのでメンテナンス性も高いです。


ネットサーフィンや動画鑑賞くらいの負荷なら無音といって良いほど静かなパソコンです。
多少負荷のかかる作業をしても近くで耳を澄まさないと気にならないレベルでした。
メモリはノートパソコン用のDDR4メモリです。標準構成で8GB、最大64GBまで増設できます。
使っていて動作が重くなるなら16GBに増設すると良いです。最近はメモリの価格が下がってきており、安く増設できます。
SSDは250GBのNVMe M.2 SSDが搭載。
同じSSDでもNVMe接続対応だと超高速の読み書きができるので、OSの立ち上がりやソフトの起動がとても速いです。
※今回レビューした最上位モデルのmini Regulus AR5のみ、NVMe対応SSDを搭載しています。
こちちの面には、最大2つまで2.5インチストレージを搭載可能。
標準構成でストレージがSSD 250GBのみなので、足りない方はあとからでも自分で増設できます。
※SATAストレージ接続ケーブル2本付属
ケース内に電源ユニットを内蔵できないので、ノートパソコンのようにACアダプターを使います。
ドスパラ mini Regulus AR5のベンチマーク測定
性能的には軽めの3Dゲームならなんとか動かせる程度で、主にネットサーフィンや動画鑑賞、オフィスソフトなど普段使いにおすすめです。
PCMark 10:4010
様々なアプリケーションの動作を確認してくれるベンチマークソフトPCMark 10。
結果的にはオフィスPCクラスよりは上という結果に。普段使いするには十分な性能です。
ドラゴンクエストX:3699(普通)
解像度1920×1080、最高品質で"普通"の評価に。
ドラゴンクエストX:5303(快適)
解像度1920×1080、標準品質で"快適"の評価に。
CINEBENCH R20
4コア8スレッドのRyzen 5 3400G(3.7GHz)。シングルコアで417pt、マルチコアで1887ptでした。
CrystalDiskMark
mini Regulus AR5のみNVMe対応SSDを搭載しています。
SSDのシーケンシャル速度は3066 MB/s(読み込み)、1049.3 MB/s(書き込み)とゲームの読み込みやOSの立ち上がりは文句なく速いです。
CPUZ
CPUのシングルスレッドは474.6、マルチスレッドは2498.2という結果に。
どのベンチマークスコアもとても良い結果に。ゲーミングPCとして最高クラスの性能です
ドスパラ mini Regulus AR5のおすすめカスタマイズ
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Ryzen5 3400G |
グラフィックス | Radeon RX Vega 11 Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 256GB NVMe SSD / HDD 無し |
通常価格 | 64,980円 |
メインでガシガシ使うならメモリは16GBほどあると安心です。
標準構成でストレージがSSD 250GBのみとなっているので、ソフトウェアを多く入れる方は512GB NVMe SSDを追加。
写真や動画などデータを多く保存したいなら1TBのハードディスクを追加するといいでしょう。
またVESAマウント対応の液晶モニターをお持ちなら、980円で追加できるVESAマウントブラケットで一体型PCとして設置することも。
メインPCかサブPCかで異なりますが、これくらいのカスタマイズがおすすめです。
・メモリ16GB:13,400円+税
・512GB NVMe SSD:4,600円+税
・1TB HDD (5400rpm):7,000円+税
・VESAマウントブラケット:980円+税
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ドスパラ mini Regulus AR5を使ってみての感想
■よかった点
・OSやソフトの立ち上がりが速い
・軽めのゲームなら動作する
・ポート類の数は十分、拡張性良し
・無線LANインターネット可
・静音性が高い
■気になった点
・なし
ドスパラ mini Regulus AR5 実機レビュー:まとめ
ドスパラ mini Regulus AR5はこんな人におすすめです。
・サブPCが欲しい方
・省スペースで設置できるパソコンが欲しい方
・低予算で普段使いできるパソコンが欲しい方
ミニPCは手軽に導入でき、省スペースでも設置できるメリットがあります。
ゲームプレイにはあまり向いていませんが、ネットサーフィンや動画鑑賞、SNSなどがメインならドスパラ mini Regulusシリーズが最適です。
もちろん格安ノートパソコンという案もありますが、メモリやストレージなどを自由に増設したい、使い慣れたキーボードやマウスを使いたい、自宅に余ってる液晶モニターを活用したいなどニーズに応じて選ぶべきです。
自宅での使用がメインとなりますが、持ち運ぼうと思えばカバンに入れて持っていけるサイズ。
静音性や冷却性は良く、コンパクトながらも十分なパフォーマンスで使うことができるパソコンでした。
⇒ドスパラ mini Regulus AR5のレビュー・評価を見る
クレジットカード払いの場合は、本人名義のクレジットカードが必須となります。
ドスパラは最大48回までの分割金利が0%なので、分割手数料は0円です。月々3000円~の支払いでゲーミングPCを購入できますよ。
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