AfterShokzの骨伝導ヘッドホンにキッズモデルが登場しました。
Aeropex Playは、ワンサイズ小さめに作られているので、子供から女性まで従来モデルだとズレやすかった方におすすめです。
また最大音量調節機能がついており、最大音量を85dBに制限。音響性難聴などのリスクを軽減できます。
主な性能はフラグシップモデルのAeropexと同等であり、従来モデルよりも音質の向上、音漏れ軽減、小型化軽量化、最大8時間バッテリー駆動、IP67防塵防水とユーザーニーズを反映した性能です。
この記事ではAfterShokz Aeropex Playの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- 骨伝導ヘッドホンの仕組み
- AfterShokz Aeropex Play レビュー
- Aeropexとのサイズ感について
- AfterShokz Aeropex Playを使ってみての感想
- AfterShokz Aeropex Playはこんな人におすすめ
- AfterShokz Aeropex Play レビュー:まとめ
骨伝導ヘッドホンの仕組み
骨伝導ヘッドホンは、音の振動を骨などを通じて、聴覚神経に届けることで聞こえる仕組みです。
耳を塞がずに音を聞くことができるため、周囲の音を聞きつつ楽しめるのが最大の特長でしょう。
主な利用シーンだと屋外ランニングです。耳をふさぐと車や自転車などに気づきにくく事故につながることから、周囲の音を聴きながら音楽も楽しめるという使い方ができます。
AfterShokz Aeropex Play レビュー
スペックと特長について
AfterShokz Aeropex Playの基本的なスペックを紹介します。
主な仕様はフラグシップモデルのAeropexと同じです。異なる点は以下となります。
・ワンサイズ小さい
・音量制限モード
・最軽量の25.2g
コーデックはSBC、バッテリー持ちは最大8時間、Bluetooth5.0、IP67相当の防塵防水、約25.2gの最軽量仕様、オールチタンフレーム。
カラーはブラックとレッドの2色。価格は19,998円(税込)です。
スピーカータイプ | 骨伝導変換器 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
対応コーデック | SBC |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間 |
待機時間 | 最大10日 |
充電時間 | 2 時間 |
重量 | 25.2g |
保証期間 | 2年間 |
防水規格 | IP67 |
カラー | ブラック、レッド |
専用機能 | 音量制限モード |
価格 | 19,998円 |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
頭部と耳の形にフィットするように作れた形状デザイン。表面はサラサラとしてシリコン素材で質感と見た目ともに高級感あり。
全体的に作りと強度はしっかりしている印象を受けました。
装着してみると耳と一体感があり、装着しなおすことなくフィット。こめかみの下付近に骨伝導部分がくるようなイメージです。
首側にくるヘッドバンド部分は細くてしなやか。デザイン性もよく、ブラックとレッドの2色あるので、男女共に選びやすいと思います。
イヤホン本体は防水性(IPX7)、水洗いができるのでメンテナンス性も良いです。
同梱品
AfterShokz Aeropex Playの同梱品は以下です。
・Aeropex Play本体
・マグネット充電ケーブル ×2
・専用収納袋(シリコン製)
・イヤープラグ(耳栓)
・ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
・保証書(2年保証)
バッテリー持ち
充電ケーブルは付属しますが、ACアダプターはスマホ用などを代用ください。
バッテリー持ちは8時間。待機時間は10日間です。イヤホン本体のフル充電まで約2時間程度。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(音量50%)しつづけたところ、7時間26分持ちました。
音楽再生していないときに音量ボタンのどちらかを押すと残バッテリー量が日本語ガイダンスで聞けるので、充電タイミングが分かりやすいです。
操作性
これらのボタンで音量調整や通話などを含む基本的な操作に対応。
物理ボタンなので反応がよく、ランニングしながらの操作もかんたんです。
再生/停止 | マルチボタンを1回押す |
---|---|
曲送り | マルチボタンを2回押す |
曲戻り | マルチボタンを3回押す |
音量+ | +ボタンを1回押す |
音量ー | ーボタンを1回押す |
通話/終話 | マルチボタンを1回押す |
保留応答 | マルチボタンを2秒押す |
着信拒否 | マルチボタンを2秒押す |
リダイヤル | マルチボタンを2回押す |
ミュート | +とーボタンを2秒押す |
イコライザー切り替え | +とーボタンを3秒押す |
バッテリー残量確認 | +かーボタンを1回押す |
装着感
サイズが小さいため、シリーズで最軽量。不思議と耳に引っ掛けているような感覚はなく、長時間装着していても快適です。
首を振っても、ランニングしてみても、階段を上り下りしてもズレたり、外れることなく使えました。
コンパクトで軽く、また耳を塞がないため、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくいと言えます。
▲装着イメージ
初回ペアリングの方法
電源ボタン長押しでON。その後ペアリングモードになるので、接続先端末から操作してください。
2回目以降は本体の電源を入れるだけでペアリングされます。接続速度も早くすぐに使えて便利です。
1.電源ONでペアリングモード
2.Bluetooth設定で「Aeropex Play by AfterShokz」を選択
3.ペアリングを承認して、接続完了
4.次回以降は電源ONで自動ペアリング
音質とコーデック
コーデックはSBCのみ。Bluetooth接続できる端末であれば基本どれでも使えます。
音楽、動画、通話共にとてもクリアに聞こえる音質です。安い機種にありがちな音のこもった感じもなく使えました。
野外など騒がしいところだと少し聞こえづらいですが、それはどの骨伝導ヘッドホンに言えることなので仕方ないですね。
最大音量だと振動がやや気になりますが、室内であれば50%で十分聞き取れるので問題ないです。
音漏れ
テレビもつけていない部屋で音量50〜100%で試してみました。
1m以上離れていると、70%付近まで上げてわずかに聞こえる程度。それ以上だとそれなりに聞こえます。
50%くらいであれば、音漏れの心配はほとんどないと思います。エレベーター内など狭い空間だとまた違うとは思いますが。
骨伝導ヘッドホンなので、多少の音漏れは仕方ないでしょう。
接続安定性・音飛び
iPhone 12 ProとXiaomi MiMix3、iPad Air4、MacBook Proで接続性を検証してみました。
主にジム内とランニングで使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
動画視聴時の遅延
iPhone 12 ProとXiaomi MiMix3、iPad Air4、MacBook Proと接続して遅延具合を検証してみました。
YoutubeとNetflixで動画を見てみましたが、遅延は気になりませんでした。
遅延が少ないので、動画視聴に向いているイヤホンです。
Aeropexとのサイズ感について
AeropexとAeropex Playのサイズ比較です。
ぱっと置いた感じ大きさに違いはほとんど無いように見えます。
重ねてみると一回り小さいですが、つけてみるとそんなに窮屈な感じはありませんでした。
子どもサイズとして展開していますが、女性や頭の小さい方ならAeropex Playを選んでもいいかもしれません。
80%の音量制限がありますが、100%にすることも可能です。
スピーカー部分やバッテリー部分は同じ大きさでした。
AfterShokz Aeropex Playを使ってみての感想
■よかった点
・最大音量調節機能付き
・音漏れが少ない
・中高音がクリアで音質が良い
・軽量でつけ心地が良い
・水洗いできるIP67防水
・最大8時間のバッテリー持ち
・日本語のアナウンスに対応
・2年間の保証付き
■気になった点
・専用の充電器が必要
AfterShokz Aeropex Playはこんな人におすすめ
・子供用の骨伝導ヘッドホンをお探しての方に
・周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい方に
AfterShokz Aeropex Play レビュー:まとめ
以上が、AfterShokz Aeropex Playのレビュー内容です。
フラグシップモデルのAeropexと同様に、音漏れが少なくつけ心地がとても良い骨伝導ヘッドホンです。
音質も他社製と比較してかなり良く、約2万円と高めであるものの、ちゃんと性能と比例しているのでAfterShokzで間違いないでしょう。
音量による聴覚への影響対策として最大音量が制限されているところも安心して使える特長となっています。
後は装着したときの重さや大きさなど気にならず、とても軽く快適なつけ心地です。なのでジムでランニングしたり、HIITで激しく動いてもズレたり外れたりすることなく使えました。
表面はシリコン素材でサラサラとしており、汚れや汗がついても水洗い(IP67防水)でき、清潔に使えるところも良かったです。
お子さん用のスポーツ用イヤホンをお探しなら骨伝導ヘッドホンのパイオニアメーカーであるAfterShokzのAeropex Playがおすすめですよ。
・フラグシップモデルのレビュー記事はこちら
AfterShokz Aeropex レビュー
・エントリーモデルのレビュー記事はこちら
AfterShokz OpenMove レビュー
・通話特化モデルのレビュー記事はこちら
AfterShokz OpenComm レビュー
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