人気機種EarFun Air Proの後継機が新発売に。
イヤホンの外側と内側に2つのマイクを搭載し、最大40dBのノイズや風切り音を軽減。前作からANC性能がアップしました。
また大口径10mm複合振動板搭載ドライバーにより、バランスが良くクリアなサウンドで音楽を楽しめます。
最大7時間連続再生のバッテリー持ち、IPX5防水、外音取り込みモード、ワイヤレス充電対応、18ヶ月保証とスペックから保証まで充実しています。
この記事では、EarFun Air Pro2の外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
EarFun Air Pro2 レビュー
スペックと特徴について
EarFun Air Pro2のスペックと特徴について。
まずは前作のAir Proとのスペックの違いを紹介。
・ノイズ軽減が38dBから40dBに
・イヤホンのバッテリー持ちが9→7時間に
・急速充電が少し早くなった
・イヤーピースが2タイプ付属
・ワイヤレス充電対応
そこまで大幅なアップデートはないものの、ノイキャン性能はアップしました。
また便利なワイヤレス充電にも対応。バッテリー持ちはやや悪くなりましたが、7時間程度再生できます。
若干形状の違うイヤーピースも2タイプ付属するので、自分の耳に合うものを選べます。
防水規格はIPX5、コーデックはAACとSBCなのでiPhoneやiPadユーザー向きです。
チップセット | AIROHA AB1562A |
---|---|
Bluetooth | Ver5.2 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 音楽再生:最大7時間 ANC ON:最大6時間 |
ケース込使用時間 | 最大34時間 |
充電時間 | 約1時間 |
片耳使用 | ○ |
防水性 | IPX5 |
充電ポート | USB-C |
操作 | タッチ式 |
その他 | MCSync左右同時伝送 ワイヤレス充電 |
・外音取り込み機能有
・バランスの良いチューニング
・AACコーデック対応
・イヤホン単体で最大7時間
・ケース込みで最大34時間
・急速充電対応(10分で最大120分)
・IPX5防水
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
丸みのあるケース。黒で統一されており、中央にはEarFunのロゴがデザインされています。
ケース自体のクオリティは普通。大きさも扱いやすいサイズでズボンポケットにも入ります。
ケース内部です。今回もケースを開ければ自動でペアリングモードに。
前作はゲーミングイヤホンデザインでしたが、丸みのあるよくあるデザインに変更となりました。
10mmチタンコンポジットダイナミックドライバーを搭載しているのでやや大きめですが、耳にはしっかりとフィットする形状です。
イヤホンの外側と内側に合計6マイク搭載しており、ノイキャンや外音取り込み、クリアな通話品質を実現しています。
イヤホン本体の防水性はIPX5(生活防水)と小雨や汗などから故障を防げるレベルです。
また装着検出機能付きで、耳から外すと音楽は停止、つけると再生できます。
ケースとイヤホン共にAir Pro2の方が大きいです。
付属品
EarFun Air Pro2の付属品は以下です。
・充電ケース
・USB Type-C充電用ケーブル
・イヤーピースAとB(S/M/L)
・取り扱い説明書類
イヤーピースは2タイプ付属。それぞれS、M、Lの3サイズです。
Aタイプはやや傘の部分が長く、Bタイプは短い形状でした。
バッテリー持ち
ケースのバッテリー残量はLEDインジケータの色で表示されます。
またイヤホンのバッテリー残量は、スマホのウィジェット画面等でも確認(0〜100%)できます。
緑色 | 30%以上 |
---|---|
オレンジ | 10%以上 |
赤色 | 5%以上 |
赤色点滅 | 5%以下 |
連続再生時間は、イヤホン単体で最大7時間、ケース込みで約34時間(ケースで約4回フル充電可能)です。
ノイズキャンセリング機能をONにすると約6時間程度と少し短くなります。音楽を聞いているときは周囲の音は聞こえないのでOFF推奨。
それでも7時間のバッテリー持ちは長いクラスです。外出中などイヤホンで音楽を聞いていることが多い方向けでもあります。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間以上はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、6時間38分。ノイズキャンセリングONだと6時間4分でした。
またワイヤレス充電と急速充電に対応しており、10分間の充電で最大120分再生できます。
操作性
イヤホン側から操作できるのは、再生停止、曲送り戻り、音量調整、通話、モード切り替え、音声アシスタントです。
再生/停止 | 右側を2回タップ |
---|---|
曲送り | 右側を3回タップ |
曲戻り | 左側を3回タップ |
音量+ | 右側を1回タップ |
音量ー | 左側を1回タップ |
音声アシスタント | 右側を2秒タップ |
モード切り替え | 左側を2秒タップ |
※モード切り替えは、ノイキャン→外音取り込み→ノーマルモードの順
装着感
豆型のイヤホンなので、装着感は良いです。やや大きめですが、外れやすい筆者の耳にも合っています。
イヤーピースは薄く柔らかな素材で3サイズあり、Mサイズがうまくフィット。
遮音性も高く、ランニングしたり階段の上り下りでも外れることなく使えました。
Spinfitなどサードパーティ製のイヤーピースも使えますが、ケースに収納できない場合もあるので注意です。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースを開けるだけで自動接続されます。
また片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
2.Bluetooth設定で「EarFun Air Pro 2」を選択
3.接続完了
4.次回以降は、ケースを開けるだけで自動ペアリング
音質とコーデック
コーデックはAACとSBCに対応。iPhoneやiPadユーザーにおすすめです。
バランス型のサウンドチューニング。EarFun Air Proと同様に音質は良いです。
実際にいろんなジャンルの曲を聞いてみましたが、「中低音寄り」かつ「聞きやすいボーカルの近さ」「音の伸び」が良く感じました。
ドラムから出る低音の迫力やアタック感、ギターやベースの弦音がしっかりと伝わります。
中高音をかき消す程の重すぎない低音なので、うまくチューニングされている印象です。
点数で評価すると、5点中4.7点です。※iPhone 12 Proとの接続、Amazon Music HDの感想
ノイズキャンセリングについて
ノイキャンをOFFにした状態(パッシブ/ノーマルモード)でも遮音性は高く周囲の音は低減されます。
ノイキャンON時はエアコンの空調音や冷蔵庫のモーター音(低めの環境音)などは、静かな環境だとほとんど聞こえなくなります。ただセミの鳴き声など高めの音はカットできません。
同クラスのイヤホンは28dB(デシベル)が多い印象ですが、このイヤホンは最大40dBのノイズ低減と幅が広いのが特徴です。
テレビをつけてノイズキャンセリングをONにすると声は認識できますが、離れると認識できないレベルです。
地下鉄内では走行音など高めの音は普通に聞こえますが、低めの音はかなり低減されています。
・QuietSmart2.0デジタル技術
毎秒400回に、音楽やノイズ信号、およびドライバーユニットと耳の間の音響特性を感知して調整します。ANC処理過程で欠落した周波数を補間します。
外音取り込みについて
外音取り込みは、イヤホンの左側を2秒タップすることで切り替えることができます。
イヤホンを外さずに周囲の音を聞ける便利な機能ではありますが、2秒で切り替えなので正直イヤホンを外した方が楽です。
性能としては、前作より良くなっていましたがマイクで集音している機械的な音。まだAirPods Proのように自然に取り込めるイヤホンは数少ないです。
接続安定性・音飛び
▲MCSync左右同時伝送対応
iPhone 12 Proと接続して、主に自宅、コワーキングスペースで使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
駅構内や電車内など歩いていると、稀にブツっと音飛びしますが、復帰は一瞬。
その頻度も少なく目的地と家の往復で1回あるか程度です。
ちなみにMacBook ProやiPad Air4と接続してみると、途切れや接続不良はなく使うことができました。
動画視聴時の遅延
検証としてiPhone 12 ProでYoutubeとNetflixを見てみることに。
何本か視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができるでしょう。
ただしシビアな音ゲーなどには向いていないと思います。
EarFun Air Pro2を使ってみての感想
■よかった点
・ノイキャン性能良し
・バランス型の高音質
・外音取り込み性能アップ
・レスポンスの良い操作性
・1万円以下の低価格
・ワイヤレス充電対応
■気になった点
・バッテリー持ちが悪くなった
EarFun Air Pro2はこんな人におすすめ
・低予算で買えるノイキャンイヤホンを探している方
EarFun Air Pro2 レビュー:まとめ
以上が、EarFun Air Pro2のレビュー内容です。
前作と差別化できるほどのアップデートはありませんが、ノイキャン性能は比較的良くなっていると感じました。
まだどちらも販売中ですので、セール価格で安くなっている方を選ぶのが良いでしょう。
ただ低めの環境ノイズはかなり軽減されており、Pro2の方がノイキャン性能は良いです。特有の圧迫感もなく、デジタル耳栓として使ってもいいですね。
音質に関してはバランスが良く、全体的にクリアなので幅広いジャンルの音楽に合うと思います。ここはそこまで差はないです。
EarFun Freeなどの別シリーズからの乗り換えにいかがでしょうか。
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