makuakeで多くのサポーターを虜にしているXROUND。
2017年のXPUMP、2018年のAEROに続いて1000人以上のサポーターが応援購入しており、今回満を持して登場したのが完全ワイヤレスイヤホンのVERSAです。
ビックデータから生まれたフィット感、4大音響技術で高音質サウンド、安定した接続性、使い勝手良い機能性と開発者である音響マニアが本気で追求したこだわりのイヤホンに。
この記事ではXROUND VERSAの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
XROUND VERSA レビュー
スペックと特徴について
XROUND VERSAの基本スペックと特徴を紹介します。
購入する上で抑えておきたいスペックや特長をまとめると以下です。
・2種類の特製イヤーピース付属(Spinfit&遮音タイプ)
・イヤーピースやフックは各3サイズから選べる
・4大音響技術採用で高音質。注目はXROUND 3Dチューニング
・AAC、aptXコーデック対応
・USB-C充電ポート、ワイヤレス充電対応(最大10W)
・イヤホン単体で最大8時間連続再生
・最高クラスの防塵防水規格(P67)
・物理式ボタン採用、音量調整可能
ノイキャンや外音取り込み機能は搭載されていませんが、それ以外全部入りとも言えるハイスペックな完全ワイヤレスイヤホンです。
個人的に惜しかった点は物理式ボタン、aptX-LL非対応というところですが、動画を見たところ遅延はほとんどわかりませんでした。
表でもまとめておきます。
Bluetooth | Ver5.0 class2 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約8時間 |
ケース込使用時間 | 約32時間 |
防塵防水性 | IP67 |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | ○ |
操作 | ボタン式 |
片耳使用 | ○ |
音声アシスタント | ○ |
ノイズキャンセリング | × |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
XROUND VERSAのケースは横に長く、付属品が充実してそうな包装でした。
一般販売だと1万円前半らしく、価格帯から見ればスペックや付属品を考慮しても安い部類なんじゃないかと思います。
開封してみると、中身はこんな感じ。日本語に対応した説明書も入ってます。
本体が中央に収められており、付属品は両サイドに収納されていました。
XROUNDのロゴがローズゴールドでデザインされたマットなブラックケース。
横に長く丸みのあるケースで質感はさらさらとしています。
大きさ的には手のひら小サイズで持ったときの感想としては軽いなと。
完全ワイヤレスイヤホンに中では普通サイズだと思います。
ケースを開けるとXRとロゴがデザインされたイヤホンがこのように収納されていました。
イヤーフックをつけていても収納できるようになっており、左右はそれぞれ決められた位置に戻す必要があります。
イヤホン自体は程よい磁気でケースに収納されているため、取り出しやすくケースからの落下防止に。
イヤホン本体です。様々な角度から撮影してみました。
ビックデータと呼ばれる大量のデータから導き出された人間の耳にフィットする最適な形を追求。
確かにつけてみると耳のくぼみにフィットし、自分の耳に合うイヤーピースサイズがあれば遮音性はかなり高いです。
また耳からはみ出て見えづらいイヤホンだと言えます。
イヤホン本体の防水性はIPX7と最大1m程度なら30分間水中にあっても大丈夫なレベル。水中で常用できませんが、雨天やスポーツ時でも安心です。
また耐塵性能にも優れており、IP6Xと粉塵も内部に入らない程度の耐塵性能です。
※耐塵対応の完全ワイヤレスイヤホンは少ないです。
防塵性能:IP6X(6段階中最高レベル)
付属品
XROUND VERSAの付属品は以下です。
・VERSA本体&ケース
・USB Type-C 充電ケーブル(15㎝)
・説明書
・シリコンイヤーフック(S/M/L)
・ノンイヤーフックシリコンカバー
・Spinfit可動式コンフォートイヤーピース(S/M/L)
・VERSA遮音イヤーピース(S/M/L)
このように2タイプのイヤーピースが3サイズ、イヤーフックが4サイズと自分の耳に合ったサイズ、装着感から選ぶことができます。
※イヤーフック、VERSA遮音イヤーピースのMサイズは開封時から装着済み
イヤーピースメーカーといえばSpinfit。
軸の部分(色のついた)は特許の3Dクッション構造で耳に装着したときに耳のくぼみにやさしくフィット。
遮音効果がアップし、高音の抜けを軽減してくれます。これだけでも音質の印象が変わってくるなど重要なポイントです。
また傘の部分は柔らかなシリコン製。長時間つけていても楽です。
もう一つ黒い方は遮音イヤーピースです。先端が丸く硬度の高いシリコン製なので耳の深いところでフィットし、こちらも遮音性能は高め。
低音抜けを軽減し、厚みのある音でリスニング可能です。
バッテリー持ち
イヤホン単体で約8時間、ケース込みで約32時間(ケースで約4回フル充電可能)です。
イヤホンのバッテリー残量は、スマホのウィジェット画面等でも確認(0〜100%)できます。
USB Type-Cケーブルで充電でき、最大10Wのワイヤレス充電にも対応しています。
1点、ケースのバッテリー残量は前面のLEDで確認できますが、少々分かりにくいです。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約4日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間以上はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(音量50%)しつづけたところ、以下の結果に。
aptX:5時間47分
※一般的にaptX接続時のほうがバッテリー持ちが2〜3時間程度短くなる傾向です。
操作性
イヤホン側からできる操作は、音量調整を含む、再生停止、曲送り戻り、受話終話拒否、音声アシスタントに対応しています。
できればタッチ式が良かったのですが、物理式ボタンです。
音量調整は3回押す仕様なので耳にイヤホンが押し込まれて違和感を感じやすいです。※もちろんスマホ側から音量調整可能
次回製品アップデートの際はタッチ式がいいなと思いました。
再生/停止 | どちらかを1回押す |
---|---|
曲送り | 左側を2回押す |
曲戻し | 左側を3回押す |
音量+ | 右側を3回押す |
音量ー | 右側を3回押す |
受話終話 | どちらかを1回押す |
着信拒否 | どちらかを2回押す |
音声アシスタント | どちらかを2秒押す |
装着感
XROUND VERSAの装着感はかなりよく、耳にフィットしやすいイヤホンだと言えます。
2種類ありますが、普段からSpinfitのイヤーピース(CP360)を愛用しているので、Spinfitを選択。
イヤーピース選びは重要で遮音性の高さと装着していても違和感のないものを選ぶと良いと思います。
ちなみに筆者は左をMサイズ、右をLサイズと異なったサイズにしており、耳に合う最適なサイズをチョイスしてみてください。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
再度ペアリングモード(リセット)にする場合は、登録した機器とペアリング状態にして解除するとペアリングモードに。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す
3.スマホのBluetooth設定で「XROUND VERSA-L」を選択
4.ペアリングを承認して、接続完了
5.次回以降は取り出すと自動ペアリング
音質とコーデック
防水型チタンPET振動膜、バランス出力回路設計、XROUND 3Dチューニング開発技術と開発者である音響マニアこだわりの高音質なサウンド仕様に。
コーデックですが、AACとaptXコーデックに対応しているので、iPhoneやAndroidスマホをお持ちの方におすすめです。
音質は、音の再現性が高く明瞭感のあるサウンドです。バランスが良くフラットなため、オールジャンル向き。
低域もしっかりしている中で、中高域の表現力や解像度、キメの細かさはとても良かったです。
音量を上げてもシャリシャリ感や耳に刺さる感じはなく、味付けの無い自然なサウンドで楽しめます。
ながら聞きよりも音質を重視し、じっくり楽しみたい方向きだと思いました。
点数で評価すると、5点中4.5点です。※aptX接続
接続安定性・音飛び
iPhone 11 Proと接続して、駅構内や街中、自宅、オフィスと使ってみましたが、途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
ちなみにMacBook Proと接続してみても、途切れや接続不良はなく使うことができました。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proなどで遅延具合を検証してみました。
YoutubeやNetflixでいくつか動画を見てみましたが、口とセリフがズレている感じはなく、遅延は少ないと言えます。
この機種に限らず、最近のモデルは以前と比べて遅延は少ない傾向ですね。
XROUND VERSAを使ってみての感想
■よかった点
・味付けの無い自然な高音質サウンド
・ビックデータから生まれた最適なフィット感
・2種類のイヤーピース付属(Spinfit、遮音タイプ)
・イヤーピース、フックのサイズ豊富。フックなしも有
・イヤホン単体で8時間の連続再生
・IP67相当の防塵防水対応
・aptXコーデック対応(LL非対応)
・途切れにくく、低遅延
・片耳だけの使用可能(モノラル)
■気になった点
・物理式ボタン(タッチ式にしてほしい)
XROUND VERSAはこんな人におすすめ
・完全ワイヤレスイヤホン選びに失敗したくない方
・XROUNDの完全ワイヤレスイヤホンが気になる方
XROUND VERSA レビュー:まとめ
以上が、XROUND VERSAのレビュー内容です。
これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを購入しレビューしてきましたが、Spinfitが付属している場合はハズレがないかなと。
というのもイヤホンに対してこだわりを持って開発されているメーカーが多く、ユーザーの評価を見ても支持を受けていることが多い印象です。
筆者がVERSA使っていて特に良いなと思ったポイントは以下。
・ランニング中でも安定した装着感(イヤーフックのおかげでズレにくく、軽い)
・イヤホンの形状的にはみ出て見えづらく、自然にフィットする
・変な味付けの無いナチュラルな高音質サウンド(バランスタイプ)
あと付け加えるなら接続性ですが、途切れや動画視聴時の遅延等はかなり少なく、この辺り不満に思うことはありませんでした。
その他機能性を見てもaptXコーデック対応、IP67防塵防水、イヤホン単体で8時間連続再生、USB-Cポート&ワイヤレス充電対応ケースとほぼ全部入りのスペックです。
気になった点とすれば、物理式のボタンくらい。今後VERSA PROという名前でノイキャン搭載とかになれば、AVIOTと張り合える定番モデルになるかなと思いました。
makuakeで応援購入できなかった方、XROUNDの完全ワイヤレスイヤホンを試してみたい方はAmazon等で購入してVERSAのバリューを体験してみてください。
※こんな記事もあります。
【2020年最新版】完全ワイヤレスイヤホンおすすめまとめ14選【左右分離型・左右独立型・トゥルーワイヤレス】 - +ログ
【2020】1万円以下で選ぶ!完全ワイヤレスイヤホンおすすめ機種10選【最新人気モデル】 - +ログ
【2020年最新版】完全ワイヤレスイヤホンおすすめの安い機種10選【5000円以下】 - +ログ
【NFMI / QCC3026 / QCC3020】長時間再生できて、途切れにくい完全ワイヤレスイヤホンおすすめまとめ - +ログ
⇒ Amazonで売れている完全ワイヤレスイヤホンを見る
⇒ 楽天市場で売れている完全ワイヤレスイヤホンを見る
⇒ Yahoo!ショッピングで売れている完全ワイヤレスイヤホンを見る