日本の有名アーティストも多く愛用するWestoneイヤホン。プロ向けインイヤーモニタ開発で歴史あるブランドです。
定番のWシリーズはリスニングに特化した音作りで、豊かな低音や音場、細やかな音のディテールを楽しめます。コンパクトなシェルにBAドライバーを搭載。豊かで繊細な音が特徴的です。
そのWシリーズが2019年4月にリニューアルされました。ハウジングの小型化、フェイスプレートのメタル化、音質も繊細で磨きのかかったサウンド、ケーブルの一新などいくつか変更点があります。
この記事では、4BAドライバ搭載のWestone W40 2019 Designをレビューしていきます。
- Westone(ウェストン)W40 2019 Design
- Westone(ウェストン)W40の特徴
- Westone(ウェストン)W40 レビュー
- Westone(ウェストン)W40の音質
- Westone(ウェストン)W40を使ってみて
- Westone(ウェストン)W40はこんな人におすすめ
- Westone(ウェストン)W40 レビュー:まとめ
- 最大2.5%還元!Amazonでお得に買い物する方法
Westone(ウェストン)W40 2019 Design
Westone(ウェストン)W40の特徴
コンパクトなシェル 伸びのあるサウンド
W80開発時に成功したシェルの小型化をW40 2019 Designに採用。Wシリーズは録音された音源に最適な、オーディオファンのためのユニバーサルフィットイヤホンです。耳の中にすっぽりと納まるコンパクトなシェルに4ドライバを埋め込む設計は「快適なヒアリング環境」を目指すWestoneのこだわり。
また、従来モデルに比べてAcoustic(音響)が改良されているので、よりクリアな高域と音の伸びを体感できます。
着せ替え可能なフェースプレート
着せ替え可能なメタリックオレンジ、ガンメタルの2色のフェースプレートが付属。ファッションやフィーリングにあわせてフェースプレートを替えられます。豊富なイヤーチップ
2000万人以上の耳型を研究してきたWestoneのチップはどの耳にもフィットするように設計されています。シリコンタイプのSTARチップとフォームタイプのTrue-Fitチップの2種類、サイズは大・中・小・トール・ショートの5展開、合計10ペアを同梱。
ケーブルへのこだわり
High-Definitionシルバーケーブルは、抵抗の少ないめっき銅合金の純シルバーの4本の線を編み上げています。銀の含有量が多いので減衰率が低く、よりクリアできめ細かなサウンドをお楽しみいただけます。
またBluetoothケーブル同梱。高音質かつ低遅延コーデックを実現した「aptX(R)テクノロジー」の採用で、フルレゾーリューションサウンドをワイヤレスで楽しむことも。最大8時間連続再生可能。見通し10m、IPX4準拠の防沫対応。
デラックスジップケース
従来のミニモニターヴォルトケース(オレンジ)からブラックでスタイリッシュなデラックスジップケースに変更。安全に付属品とWestoneのイヤホンを一緒に持ち歩き可能です。Westone(ウェストン)W40 レビュー
旧型のW40のパッケージは黒主体でしたが、白とオレンジのデザインに変更されています。
パッケージを開くと、W40本体とデラックスジップケースが出てきました。
W40の付属品はこちら。
・High-Definitionシルバーケーブル
・Bluetoothケーブル
・イヤーチップ10組(ウレタン・シリコン)
・デラックスジップケース
・フェイスプレート(メタルオレンジ、ガンメタル)
ケースは従来のミニモニターヴォルトケース(オレンジ)からブラックでスタイリッシュなデラックスジップケースに変更されています。
このケースはセミハードケースで、付属しているものすべて収納できるサイズ。高級機なので大事に使いたい方にとって重宝しますね。
写真では9組ですが、イヤホン本体についているものを含めて10組(大・中・小・トール・ショート)入っています。
上段はウレタンフォーム(True-Fitチップ)、下段はシリコン(STARチップ)です。これだけサイズが豊富ならきっとフィットするイヤーチップがあるはず。
自分はウレタンの青軸トールがぴったりでした。
W40 2019 Designもフェイスプレートを外して交換できます。
旧W40だとプラスチック製のため、割れるおそれもありましたが、今回から素材がメタルになり強度が増しました。
カラーはメタルオレンジとガンメタルの2色です。フェイスプレートは左右違う色にすれば、見分けが簡単だったり、ファッショナブルさもあり。
2種類のケーブル(有線・Bluetooth)が同梱。
2019 Designから全モデルにBluetoothワイヤレスケーブルが付属しています。
イヤホン本体との接合部分は汎用的なMMCX端子。そのためリケーブルの選択肢も豊富です。
High-Definitionシルバーケーブルは、抵抗の少ないめっき銅合金の純シルバーの4本の線を編み上げて作られています。また銀の含有量が多いので減衰率が低く、よりクリアできめ細かなサウンドを楽しめるとのこと。
ケーブル自体は細めで柔らかいです。少し絡みやすいですが、小さくまとめられます。タッチノイズはありません。
W40は4BAドライバー。高域が1つ、中域が1つ、低域が2つです。
旧型と比較してやや薄く、コンパクトに。BAが4基入っているとは思えないサイズです。デザインは好みが分かれますが、シンプルかつ古風な感じが逆に良いと思います。
付けていて分かる人には分かるイヤホンの方が個人的にいいかと。派手な感じが苦手なのでこれくらいがちょうど良いです。
装着感や遮音性についてです。
ハウジングがコンパクトで薄型で平たいことから、私の耳だとジャストフィットと言えるほどの装着感でしっくりきました。
旧W40よりも装着感はアップしています。また長時間聞いていても耳が疲れないというのはまさにこのことでしょう。
遮音性は高いですが、音楽再生していないとテレビの音とかは若干聞こえます。
Bluetoothケーブルは、高音質かつ低遅延コーデックを実現したaptXコーデック、AACコーデックに対応。
また最大8時間連続再生、見通し10m、IPX4準拠の防沫にも対応しています。
シーン応じて有線、Bluetoothと使い分けができる点は良いと思いました。
こちらもMMCX端子です。そのため、MMCX端子に対応したイヤホンであればBluetooth化できます。
リモコンからは再生・停止・音量調整など基本的な操作が可能。
W40に付属しているBluetoothケーブルはMicroUSBで充電できます。チャージングドックはなし。
Westone(ウェストン)W40の音質
全体的な評価として、表現の幅が広く、変に味付けしていない自然な音、ありのままに音楽を再生してくれます。
また概ねフラット。とても柔らかな音なので音量を上げてリスニングしても聞き疲れしにくい音質とも言えます。
各音域に大きな特徴がある感じでもないので、オールラウンダーなイヤホンでリスニングに最適です。BAドライバですが、ダイナミックドライバーに近い印象も。
どの曲にもマッチしますが、特にジャズやクラシックなどステージの空気感を出す表現力、音の広がりもあり、楽器1つ1つの音の響きも感じられます。
また旧W40(低音域寄り)と比較してよりフラットに、高域の表現がよくなったようにも思えます。
音質の良さをうまく表現できませんが、この音質にハマったら他にイヤホンに浮気できなくなるそんな心地よい音質のイヤホンです。
※付属のケーブルを使用、本体のエージングは100時間程度
Westone(ウェストン)W40を使ってみて
■よかった点
・フラットで自然な音で再生してくれる
・音の広がり、伸びがとても良い
・特に高域が歪みがなく繊細な音
・長時間のリスニングでも聞き疲れしにくい
・コンパクトかつ薄型で装着感最高
・Bluetoothケーブル付き
・豊富なイヤーチップ
・デラックスジップケース付き
■気になった点
・なし
Westone(ウェストン)W40はこんな人におすすめ
・WestoneのWシリーズが気になる方・良いものを長く大切に使いたい方
・イヤフォン収集、音楽好きの方
Westone(ウェストン)W40 レビュー:まとめ
最近は1万円前後の完全ワイヤレスイヤホンを愛用していますが、たまには有線のイヤホンで好きな音楽を聞くのも良いものですね。
去年まで旧W40を長年愛用していきましたが、完全ワイヤレスイヤホン沼となり手放すことに。2019 Designも自然さや柔らかな音を継承されていたので安心しました。
音のバランス、伸び、繊細さなどリスニングに関して弱点の少ないオールラウンダーなイヤホンだと思います。ややデザインは古い感じで無骨なデザインですが、使っているうちに愛着が湧くものです。
Wシリーズは、W10でも2万円後半、W40に関しては5万円と私のような庶民からすれば十分高級機な価格ですが、良いものを長く愛用したい、これからオーディオ沼に入っていく方はまずお店で試聴し、Westone W40の良さを体験して欲しいです。
こういった高級機はオーディオマニアの方だけが愛用するイメージですが、Wシリーズに関してはそんなことはなく幅広く音楽好きの方が愛用できる素晴らしいイヤホンだと思います。
リニューアルされたWシリーズ。2019 Designが気になっている方の参考になればと思います。
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