TaoTronics TT-BH072はTaoTronics TT-BH07Sと同じく、クアルコムの最新チップQCC3034を搭載した数少ないBluetoothイヤホンです。
四千円台ながらアプリ不要のイコライザー機能を搭載し、低消費電力で最大13時間の連続再生に加えて、高音質コーデックaptXの上位であるaptX HDに対応しています。
この記事ではTaoTronics TT-BH072の外観や音質、遅延、使い勝手やTaoTronics TT-BH07Sとの比較も合わせてご紹介します。
- TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホン
- TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホンの特長
- TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホン レビュー
- TaoTronics TT-BH072とTT-BH07Sを比較・違い
- 使ってみて
- こんな人におすすめ
- TaoTronics TT-BH072レビュー:まとめ
- AmazonでBluetoothイヤホンをお得に購入する方法
TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホン
TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホンの特長
クアルコム社の最新チップ"QCC3034"を国内初採用
世界的にも採用され製品化されたオーディオ製品がまだ少ないクアルコム社の最新チップ"QCC3034"を国内で先駆けて採用したワイヤレスイヤホン"TT-BH072"。
最長13時間再生やAAC・aptX・aptX HD等の高音質コーデック対応、従来のモデルよりも大幅なスペックアップを実現しております。
進化した高音質&EQ調整
高音質コーデックAAC、aptXだけでなく、最新のapt-X HDコーデックに対応。
音楽を元データに近い高音質のまま、少ない遅延でお楽しみいただけます。また音質はNormal、Bass、Trebleの3つのイコライザーを搭載し、お好みや音楽に合わせて自由に選択できます。
CVC8.0&IPX5防水
進化したCVC8.0ノイズキャンセリング技術を搭載し、通話時に周囲の雑音を大幅に軽減。
相手の声が聞き取りやすいクリアな音質で、快適な通話を実現します。
IPX5クラスの防水規格に対応し、運動時の汗や急な小雨などの水しぶき、お風呂の湿気などからイヤホンを守り、ランニングやジムなどでのスポーツ時に最適なモデルです。
長時間再生&Bluetooth5.0
わずか1時間40分の充電で最大約13時間の長時間再生が可能(音量70%設定時)。 最新チップ"QCC3034"を搭載し、Bluetooth 5.0にも対応。
音飛びも極限まで抑えた安定した接続を実現。パワフルな力強いサウンドで、快適に音楽をお楽しみいただけます。
マグネット付&優れたフィット感
イヤホンのヘッドには磁石を内蔵し、ヘッド同士をくっつけることが可能。
イヤホンを使用しない時はペンダントのように首から吊り下げることで、落下による紛失や破損を防ぎます。
付属のイヤーチップとイヤーフックは柔軟性があり、ぴったりのサイズをお選びいただくことで快適な装着感を実現します。
TaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホン レビュー
まずはTaoTronics TT-BH072 Bluetoothイヤホンの仕様から。
Bluetooth | 5.0 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD |
充電時間 | 約1時間40分 |
連続再生時間 | 最大13時間 |
ドライバー | φ6mmダイナミック型ドライバー |
防水等級 | IPX5 |
重さ | 14g |
サイズ | 640 x 300 x 220mm |
保証期間 | 12か月 |
カラー | ブラック |
その他 | CVCノイズキャンセリング8.0 イコライザー機能 |
TaoTronics TT-BH072は同時期に発売したTaoTronics TT-BH07Sとほぼ同スペックのBluetoothイヤホンです。
IPX5防水でコンパクトかつ14gの軽量サイズ、専用ポーチ付きでカバン内でも絡まりにくいです。
連続再生は最大13時間、フル充電は約1時間40分、音質を左右するコーデックは高音質サウンドのAACとaptX、aptX HDに対応しています。
四千円台では珍しいアプリ不要のイコライザー機能を搭載。Normal・Bass・Trebleの3つから好みの音質を選べます。
対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポートし、Siri等のボイスアシスタントも利用できます。
リモコン部分にマイクが搭載されており、ハンズフリー通話が可能。CVC8.0通話ノイズキャンセリング搭載で、周囲の環境音を低減する高品質な通話ができます。
外観
カラーはブラックのみ。細めのケーブルと光沢を抑えたシックなデザイン。
IPX5防水に対応したBluetoothイヤホンで短時間であれば、シャワーや雨の中でも十分動作する防水性です。
ただ日常的に水濡れすると故障の原因となるので、急な雨や運動時の汗程度なら問題なく使えるという解釈がいいと思います。
ドライバーはφ6mmダイナミック型ドライバーを採用。ハウジング部分にはTaoTronicsのロゴがデザインされています。
耳にフィットするイヤーピースとイヤーフックで動きにもしっかり対応。外れにくくつけ心地の良い装着感です。
ハウジング部分にはマグネットが内蔵されており、使わないときはネックストラップとして身につけることができます。
ケーブルは一般的な丸ケーブル。ウェアラブルイヤホンとして最適な長さです。
イヤホンの重さは約15g。ジムやランニング時でも気にせず使えるイヤホンです。
同梱品
同梱されていたのは以下。
・本体
・Micro USBケーブル
・イヤーチップ (S/M/L)
・イヤーウィング (S/M/L)
・収納ポーチ
・ユーザーガイド
・保証期間:12か月
持ち運び時に便利な専用ポーチ付き。
バッテリー持ち
1時間40分程度の充電で最大13時間の連続再生ができます。
充電はMicroUSBケーブルを使用します。充電アダプターは付属していないので、スマホ用を代用するといいでしょう。
バッテリー残量が少なくなるとLEDが赤く点灯し、フル充電で青く点灯します。
○LEDインジケーターのステータス
充電中 | 赤く点灯 |
---|---|
充電完了 | 青く点灯 |
バッテリー残量小 | 赤く点灯 |
ペアリングモード | 赤と青が交互に点滅 |
ペアリング完了/中 | 青く5秒ごとに点滅 |
装着感
イヤーピースとイヤーフックは3サイズ付属しているので、自分の耳に合ったサイズを選んで装着できます。
イヤホンのハウジングはやや大きめですが、イヤーフックがついているのでフィット感は良いです。
ジムのランニングマシーンで使用しましたが、外れることなく使うことができ、長時間付けていても快適なつけ心地でした。
操作性
操作は音量調整を含む、基本的な操作はすべてイヤホン側からできます。
イヤホン装着時でもリモコンへのアクセスがよく、操作しやすいです。
電源ON | MFボタンを1秒押す |
---|---|
電源OFF | MFボタンを3秒押す |
再生/停止 | MFボタンを押す |
曲送り | +ボタンを2秒押す |
曲戻し | ーボタンを2秒押す |
受話・終話 | 着信時にMFボタンを押す |
着信拒否 | 着信時にMFボタンを1秒押す |
ペアリング | MFボタンを5秒押す |
リセット | +/ーボタンを5秒押す |
イコライザー | 音量ボタンとMFボタンを同時押し |
※MFボタン:リモコンの真ん中にあるマルチファンクションボタンのこと。
初回ペアリングとリセット
以下の手順が初回のみ必要です。
2回目以降はイヤホンの電源ONのみで自動ペアリングされます。
・ペアリング方法
1.電源OFF状態からMFボタンを5秒押す
2.リモコン部分にあるLEDが赤と青に点滅
3.スマホのBluetooth設定で「TaoTronics TT-BH072」を選択
4.接続完了
5.次回以降は自動ペアリング
・リセット方法
1.音量調節「+」と「ー」ボタンを長押し
2.LEDが2回、ビープ音が2回慣ればリセット完了
音質とコーデック
▲aptX HDで認識(Xiaomi MiMix3)
高音質コーデックのAAC、aptX、aptX HDに対応し、iPhone・Androidユーザーにおすすめです。
aptX対応なので、Xiaomi MiMix3と接続して音楽を聞いてみました。
まず使ってみた感想としては、どのジャンルにも合うオールラウンダータイプ。
中高域はクリアで響きがよく、ジャズやピアノが主体の音楽との相性が良いと思います。
とくに女性ボーカルの響き、目を閉じるとそこにいるかのような距離感が味わえます。
低音はズンズンとは響かないものの、ダイナミックドライバーらしい迫力さはあり。
TaoTronics TT-BH07Sと同じく、大音量で好きな音楽を楽しむのにもってこいのイヤホンだと思いました。
イコライザー調整機能
TaoTronics TT-BH072にはアプリ不要でイコライザー機能が標準搭載されており、4千円台で購入できるBluetoothイヤホンの中では最高スペックです。
イコライザー(EQ)は特定の周波数帯域を強調または減衰することで音質を好みや音源に合わせて変更できる機能のことです。
以下の3つのモード(Normal・Bass・Treble)から選べるので、好みの音質で音楽を楽しめます。
クリアで見通しのよい高音と豊かな低音のバランスがよく比較的幅広いジャンルの音楽にも合わせやすいチューニング
・Bass(ベース) モード
低音の量感がアップし、音の迫力が向上。臨場感が必要な映画鑑賞や特に気分を盛り上げたい時などに最適なチューニング
・Treble(トレブル) モード
低音の量感が抑えられ、高音のクリアさがアップ。落ち着いた女性ボーカルの楽曲などはその声の伸びやかさがアップし、音楽に浸りたい時などには最適なチューニング
対応コーデックについて
本記事ではAACやaptX、aptX HDなど聞きなれない方へコーデックについて説明します。
Bluetoothイヤホンのコーデックとは、Bluetoothで音声を伝送する際に音声を圧縮する方式名称です。
SBCというコーデックが標準ですが、圧縮効率や転送速度を優先するので音質が良くありません。
iPhoneならAAC、AndroidならaptXコーデックに対応したBluetoothイヤホンを選ぶといいでしょう。
またAndroidスマホなら上位のaptX HDやaptX LLのコーデックに対応しているものもあります。
コーデック | 音質や対象スマホ |
---|---|
SBC | 標準音質 |
AAC | SBCより高音質で、iPhone/iPadがおすすめ |
aptX | SBCやAACより高音質で、Androidスマホがおすすめ |
aptX HD | aptXより高音質で、Androidスマホがおすすめ |
aptX LL | aptXより低遅延で、Androidスマホがおすすめ |
LDAC | ハイレゾ音源で、Xperiaスマホがおすすめ |
音飛び
Xiaomi MiMix3とTaoTronics TT-BH072の組み合わせで東京駅や新宿駅、人混みの多い場所で検証してみました。
満員電車や混雑した駅構内、乗り継ぎ時で1度も途切れることなく、とても安定した接続性です。
また自宅や職場、カフェなどでは一度も音飛びや音途切れはありませんでした。
遅延
検証としてXiaomi MiMix3でYouTubeを見てみることに。
Xiaomi MiMix3(aptX HD接続)では口とセリフのズレは分からないくらいの遅延で動画視聴ができました。
aptXは圧縮率が低く、データ量が多くなると途切れやすかったり遅延の原因になるみたいですが、そういった心配はなさそうです。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができるでしょう。
TaoTronics TT-BH072とTT-BH07Sを比較・違い
TT-BH072 | TT-BH07S | |
---|---|---|
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
対応コーデック | SBC AAC aptX aptX HD |
SBC AAC aptX aptX HD |
充電時間 | 約1時間40分 | 約1時間30分 |
連続再生時間 | 最大13時間 | 最大15時間 |
ドライバー | φ6mmダイナミック型ドライバー | φ6mmダイナミック型ドライバー |
防水等級 | IPX5 | IPX5 |
重さ | 14g | 16g |
サイズ | 640 x 30 x 22 mm | 590 x 25 x 32 mm |
保証期間 | 12か月 | 12か月 |
カラー | ブラック | ブラック ホワイト レッド ピンク |
その他 | イコライザー機能 | チタンコーティング仕様 |
価格 | 4,599円 | 5,378円 |
・共通点
2.低消費電力設計
3.aptX HDなど高音質コーデックに対応
4.Bluetooth5.0
・TT-BH07S
2.最大連続15時間再生可能
3.5,378円
4.ブラック、ホワイト、レッド、ピンク
・TT-BH072
2.最大連続13時間再生可能
3.4,599円
4.ブラックのみ
▲ハウジングはTT-BH07Sの方が大きい
▲TT-BH07S:きしめんケーブル、TT-BH072:丸ケーブル
ケーブルの長さはほぼ同じ。どちらもウェアラブルイヤホンとして最適な長さ。
▲リモコン部分
TT-BH072にはアプリ不要のイコライザー機能付き。
・長時間再生・高音質サウンドを楽しみたい
TaoTronics TT-BH07S
・低予算・イコライザー機能で音質の変化を楽しみたい
TaoTronics TT-BH072
※TT-BH07Sのレビュー記事はこちら
【TaoTronics TT-BH07S レビュー】aptX HDコーデックに対応したBluetoothイヤホン【QCC3034搭載】 - +ログ
使ってみて
■よかった点
・アプリ不要のイコライザー機能
・aptX HDコーデック対応
・13時間の連続再生
・クリアで明瞭感のある高域
・音場の広い中域
・ほどよい厚みの低域
・IPX5の高い防水性
■気になった点
・音質はTT-BH07S > TT-BH072
こんな人におすすめ
・aptX HDコーデック対応のイヤホンが欲しい方
・イコライザー機能搭載のイヤホンが欲しい方
・Androidスマホをお持ちの方
・大音量で音楽を楽しみたい方
TaoTronics TT-BH072レビュー:まとめ
特長をおさらいしておきます。
・AAC&aptX&aptX HDコーデック対応
・アプリ不要のイコライザー機能
・CVC8.0通話ノイズキャンセリング
・IPX5防水
・マグネット搭載でネックストラップに
・連続再生は最大13時間
・技適認証済み
TaoTronics TT-BH072は四千円台ながら、高音質コーデックaptX HDとアプリ不要のイコライザー機能を併せ持つところが評価ポイントでしょう。
iPhoneよりはaptXに対応したAndroidスマホやデバイスと接続して、高音質な音楽等を楽しむのに最適なBluetoothイヤホンです。
販売価格は4,599円、カラーはブラックのみ。
低予算で最新のBluetoothイヤホンが欲しい方にとってベストな製品ですよ。
TaoTronics社のイヤホンを一度も試したことがない方や、最新のワイヤレスイヤホンが気になっている方はぜひ購入してみてくださいね。
※こんな記事もあります。
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