AnkerのSoundcore Liberty Airシリーズに初のノイズキャンセリング機能を搭載した「Liberty Air 2 Pro」が発売に。
そのノイズキャンセリング機能には環境に応じて3つの強度を選べるモード付き。
イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクにより、雑音を検知し軽減。音楽も通話も快適に使えるイヤホンとなっています。
その他、好みに合わせてカスタマイズできるイコライザー機能や、IPX4防水、AACコーデック、ワイヤレス充電対応とユーザーニーズを反映したスペック仕様です。
この記事では、Soundcore Liberty Air 2 Proの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー
- Soundcore Liberty Air 2 Proを使ってみての感想
- Soundcore Liberty Air 2 Proはこんな人におすすめ
- Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー:まとめ
Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー
スペックと特徴について
Soundcore Liberty Air 2 Proのスペックと特徴について。
・外音取り込み機能
・イヤホン単体で最大7時間再生
・ケース込みで最大26時間再生
・急速充電、ワイヤレス充電対応
・IPX4防水
・AACコーデック対応
・イコライザー「HearID 2.0」搭載
・Soundcoreアプリ対応
・ブラック、ホワイトの2色
Soundcoreシリーズのベストセラーモデル「Liberty Air 2」はAmazonで1万件を超えるレビュー評価があり、大人気です。
その進化モデルとなるのが、このLiberty Air 2 Pro。
最近トレンドとなりつつあるノイズキャンセリングを搭載し、環境に応じて3つの強度から選べる機能付き。
イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知し雑音を除去。Ankerはこれを「ウルトラノイズキャンセリング」と呼んでいます。
Soundcoreアプリに対応しており、HearID 2.0のイコライザー設定で好みの音質にカスタマイズが可能。
またHearID 2.0は、左右の耳で各周波数音を聞いて自分だけの特性プロファイルを作ることができる機能もあります。
ノイズキャンセリングをONにしていると1時間程度短くなりますが、バッテリー持ちは最大7時間。ケース込みで最大26時間です。
イヤホンは急速充電に、ケースはワイヤレス充電に対応しています。コーデックはAACなのでiPhoneユーザー向き。
ブラックとホワイトから選べて、Amazonの参考価格は12,980円です。
Bluetooth | Ver5.0 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 最大7時間 |
ケース込使用時間 | 最大26時間 |
充電時間 | 約2時間 |
片耳使用 | ○ |
防水性 | IPX4 |
充電ポート | USB-C |
操作 | タッチ式 |
その他 | ノイズキャンセリング 外音取り込み機能 ワイヤレス充電 Soundcoreアプリ対応 |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
Soundcore Liberty Air 2との違い
Liberty Air 2 Pro | Liberty Air 2 | |
---|---|---|
イメージ | ||
ノイズキャンセリング | ○ | - |
イコライザー機能 | HearID 2.0 | HearID 1.0 |
Soundcoreアプリ | ○ | ○ |
再生時間 | 最大7時間 ケース込:最大26時間 |
最大7時間 ケース込:最大28時間 |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
対応コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC、aptX |
ドライバーサイズ | 11mm | 6mm |
防水規格 | IPX4 | IPX5 |
価格 | 12,980円 | 7,999円 |
外観
ケースは丸くコンパクトサイズです。
カラーは一見ブラックですが、よく見ると青みがかったカラーリングに。
質感や見た目はなかなかのクオリティです。
ケース蓋はスライド式。片手で開けることができるので便利です。
初回ペアリングが終わっていれば、蓋を開ければペアリングが瞬時に完了します。
同時にインジケータが光ってバッテリー残量も確認できます。
イヤホンは豆型デザインを採用。
ブラックとシルバーのツートンカラーでビジネスライクな見た目でもあります。
後ほど紹介しますが、付属するイヤーピースは9種類のサイズから選べるのでほとんどの方の耳に合うはずです。
イヤホンのみIPX4相当の防水性で、雨や汗など程度なら耐えれます。
また装着検出機能付きで、耳から外すと音楽は停止、つけると再生、ノイキャンが一時OFFとなります。
ケースは51gでした。
付属品
Soundcore Liberty Air 2 Proの付属品は以下です。
・充電ケース
・USB Type-C充電用ケーブル
・イヤーピース(全9サイズ)
・取り扱い説明書類
イヤーピースは元からついているのを合わせると全部で9サイズ付属。
XXXS、XXS、XS、S、M、M+、L、L+、XLです。これだけ付属しているイヤホンは数少ないはず。
サイズが豊富なので、左右異なるサイズでベストな組み合わせを見つけてみるのが良いです。
傘の部分は薄く柔らかめ、軸はしっかりしています。耳に挿し込んだときの固定感や遮音性は高いです。
バッテリー持ち
充電ポートはUSB-C。ケースはQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。
有線での充電は約1.5時間、ワイヤレスでも約2.5時間です。
連続再生時間は、イヤホン単体で最大7時間、ケース込みで約26時間(ケースで約3回フル充電可能)です。
ノイキャンをONにしていると1時間程度バッテリー持ちが短くなる傾向でした。
実際にバッテリー持ちを検証してみると、iPhone 12 Pro(AAC/ANC OFF)で接続時は約6時間44分。
ANC ONだと約5時間39分という結果に。音量は50%程度です。ANCだけで使うともう少し長く使えました。
一応イヤホン本体は急速充電に対応しており、15分の充電で約3時間使用できます。
操作性
Soundcoreのロゴ部分をタッチや長押しすることで操作ができます。
他のイヤホンと違うところがダブルタップと2秒長押しの割当しかないことです。
音量調整や曲送り戻り、再生停止、音声アシスタント、モード設定をアプリ経由で設定(割当)できるので、好みにカスタマイズできるところはいいものの、最大4つのアクションまでとなります。
装着感
豆型のイヤホンなので、装着感は良いです。やや大きめですが、外れやすい筆者の耳にも合っています。
イヤーピースは薄く柔らかな素材で3サイズあり、Mサイズがうまくフィット。
遮音性も高く、ランニングしたり階段の上り下りでも外れることなく使えました。
Spinfitなどサードパーティ製のイヤーピースも使えますが、ケースに収納できない場合もあるので注意です。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースを開けるだけで自動接続されます。
また片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
2.Bluetooth設定で「Soundcore Liberty Air 2 Pro」を選択
3.接続完了
4.次回以降は、ケースを開けるだけで自動ペアリング
音質とコーデック
コーデックはAACとSBCに対応。iPhoneやiPadユーザーにおすすめです。
Hear ID2.0のパーソナライズで1回設定してみての感想ですが、ドライバーが大型なので音の厚みがあり、中低音がしっかりしているサウンドでした。
中高音の明瞭でクリア。音量を上げても刺さることもなく、バランスの良いです。
音質はSoundcoreアプリのイコライザーで自分好みにカスタマイズできるので、失敗は少ないでしょう。
点数で評価すると、5点中4.7点です。※iPhone 12 Proとの接続、Amazon Music HDの感想
Soundcoreアプリで設定できるHearID2.0。自分に合った特性プロファイルを作ることができます。
※周波数音を再生しながら聞こえるかどうか左右の耳で判定して作成
またプリセットイコライザーや好みに合わせてカスタマイズも可能。
ノイズキャンセリングについて
完全ワイヤレスイヤホンで可変ノイキャンをこの価格で搭載しているのはLiberty Air 2 Proだけでしょう。
可変ノイキャンを言い換えると3つのモードを搭載しています。1つ目が交通機関、2つ目が屋内、3つ目が屋外です。
交通機関モードであれば、エンジンや路面騒音などの低域ノイズを軽減。
屋内モードであれば、会話など中周波ノイズを軽減。屋外モードは環境音の周波数ノイズを軽減できるので使う環境に応じて設定可能です。
一番強く感じたのは、交通機関モード。その次が屋内、屋外の順です。モードで分かれていますが、3段階のノイキャン強度と思ったほうが良いかもしれません。
一番強い交通機関モードだと、かなり周りの低域ノイズがカットされるのでノイキャン効果は高いです。普段使っているAirPods Proとそう変わらない性能でした。
ノイキャンのみでも使えるためワーキングスペースやカフェ、自宅などでの仕事や作業で集中したいときに重宝するイヤホンですね。
交通機関モード | 乗り物のエンジン音や走行音など、 低周波ノイズを最小限に抑えます。 |
---|---|
屋内モード | 周囲の会話など中周波ノイズを低減します。 |
屋外モード | 街中の環境音などのノイズを低減します。 |
外音取り込みについて
外音取り込み機能はアプリから操作できます。もちろん操作割当に適用することも可能。
すべての音を取り込むモードと音声(アナウンスや会話)を聞き取りやすく取り込めるモードから選べます。
どちらもマイク集音感があるところは残念ですが、イヤホンを耳から外さずに周囲の音を聞ける機能はあると便利です。
ちなみにノイキャンをOFF、外音取り込みをOFFにしたパッシブの状態(標準モード)でも遮音性はそこそこ高いです。
接続安定性・音飛び
iPhone 12 Proと接続して、主に自宅、コワーキングスペースで使ってみましたが、途切れることなく使えました。
ちなみにMacBook ProやiPad Air4と接続してみると、途切れや接続不良はなく使うことができています。
動画視聴時の遅延
検証としてiPhone 12 ProでYoutubeとNetflixを見てみることに。
何本か視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができるでしょう。
ただしシビアな音ゲーなどには向いていないと思います。
Soundcore Liberty Air 2 Proを使ってみての感想
■よかった点
・3つのノイキャン強度を設定できる
・中高音が明瞭でクリアな音質
・最大7時間再生に対応
・音楽再生なしでもノイキャンが使える
・外音取り込み機能付き
・急速充電、ワイヤレス充電対応
・イコライザー設定できるアプリ対応
■気になった点
・aptXコーデック非対応
Soundcore Liberty Air 2 Proはこんな人におすすめ
・高機能なノイキャンイヤホンが欲しい方
・Liberty Air 2からの買い替えに
Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー:まとめ
以上が、Soundcore Liberty Air 2 Proのレビュー内容です。
音質、使い勝手、ノイズキャンセリングともに素晴らしい完成度です。
ノイキャンは3つの強度を選べたり、音質を好みに合わせてイコライザー設定できる自由度は他にないところなので、このイヤホンの良いところです。
様々なメーカーから完全ワイヤレスイヤホンが発売されていますが、AnkerのSoundcoreシリーズは失敗知らずの完成度で初めての方でも安心して買えます。
ノイズキャンセリングが欲しいならPro版ですが、重視していないなら5千円程度安く買えるLiberty Air 2を選ぶと良いでしょう。
あと惜しいところでPro版はaptXコーデック非対応なので、Androidユーザーは悩みそうですね。
音質もノイキャンも欲張りたい方におすすめのイヤホンでした。
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