ゼンハイザーの大人気完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」に後継モデルが登場。
前モデルの弱点だったバッテリー持ちが大幅にアップし、ノイズキャンセリング&外音取り込み機能を搭載。ハウジングも2mmコンパクト化され、フィット感アップ。
定評のあった音質も継承しており、完全ワイヤレスイヤホンでも音質に妥協したくない方必見の1台です。
この記事ではゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2の外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2 レビュー
- ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2を使ってみての感想
- ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2はこんな人におすすめ
- ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2 レビュー:まとめ
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2 レビュー
スペックと特徴について
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2の基本スペックと特徴を紹介します。
<音質>
VGPアワード2019 Summerと2020で金賞を連続受賞した前モデルが、クアルコム社の最新チップと7mmドライバーを搭載することでハイエンドに相応しいサウンドクオリティを実現。
高音質コーデックaptXに対応。
<ノイズキャンセリング>
遮音性の高い構造がもたらすパッシブアイソレーションとアクティブノイズキャンセレーションの融合により、静寂と高音質を両立。
ノイズキャンセリング機能ON時でも音質の劣化が少なく、周りの雑音もしっかりカットします。
<進化したバッテリー>
前モデルの4時間から大幅にアップしたイヤホン単体で7時間の連続再生に対応。ケース込みで28時間のバッテリーライフを実現。
急速充電にも対応しており、10分で1.5時間の再生が可能です。
<外音取り込み機能>
ノイズキャンセリング機能とセットになっている事が多い機能で、イヤホンをつけたまま周囲の音をマイクで集音して聞くことができます。
例えば機内や構内アナウンス、会話などに有効です。機能ONもイヤホンのタッチ操作ですぐにできます。
<途切れづらさ、低遅延>
ゼンハイザーの長年のノウハウ、LDSアンテナ、Bluetooth5.1+Class1、クアルコム社の最新チップにより、人が多い場所や電波干渉が多くても安定した接続性を実現。
<その他>
前モデルから2mmコンパクト化、クリアな通話品質、専用アプリによるイコライジング、IPX4防水、ブラックとホワイトの2色展開
ドライバーユニット | 7mm |
---|---|
Bluetooth | Ver5.1+Class1 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC.aptX |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約7時間 |
ケース込使用時間 | 約28時間 |
防水性 | ○ ※IPX4仕様 |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
急速充電 | ○ |
カラー | ブラック/ホワイト |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
大きさは手のひらサイズで、ズボンポケットにも入ります。
カラーはブラックとホワイトの2色。ホワイトはもう少しライトなグレーでどちらも見た目はかなりかっこいいです。
やや大きめですが、装着してみると耳と一体感があり、装着しなおすことなくフィットしました。
挿し込まれている感がなく、圧迫感もないので快適に音楽を聞くことができます。
防水性はIPX4相当。防滴レベルですが、急な天候不順やジムでも安心です。
より多くのユーザーにフィットし、しっくり安定感のあるつけ心地を実現しています。
同梱品
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2の同梱品は以下です。
・イヤホン本体
・チャージングケース
・イヤーピース(XS/S/M/L)
・充電用ケーブル
・取扱説明書類
▲イヤーピース(4サイズ)
イヤーピースは4サイズ(XS/S/M/L)付属しているので、自分の耳に合ったサイズを選んで装着できます。
隙間が開くと低音が抜けたり、フィット感に影響するのでサイズ選びは必須。素材はシリコン製で柔らかいです。
バッテリー持ち
▲USB Type-C
イヤホン単体で約7時間、ケース込みで約28時間(ケースで約3回フル充電可能)です。
イヤホンへのフル充電には約1.5時間、急速充電に対応しており、10分で約1.5時間動作します。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、2週間程度はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、6時間12分、(aptX/音量50%)で5時間3分でした。
ケースのバッテリー残量はLEDの色の3段階で確認できます。※緑/黄/赤
操作性
再生停止、曲送り戻り、音量などの基本操作、ノイズキャンセリングON、外音取り込み、音声アシスタントはイヤホン側のタッチ操作で完結します。
タッチするたびに、操作音が聞こえるため、またタッチ回数によって操作音が変わるため、非常に分かりやすいです。※ユーザビリティ性○
操作反応もよく、タッチ操作のため耳に押し込まれる感覚もなく、ノンストレスでした。
イヤホンを耳から外すと自動で音楽が停止するスマートポーズ機能も搭載されています。
再生/停止 | 左側を1回タップ |
---|---|
曲送り | 左側を2回タップ |
曲戻し | 左側を3回タップ |
音量+ | 右側をホールド |
音量ー | 左側をホールド |
音声アシスタント | 右側を1回タップ |
外音取り込み | 右側を2回タップ |
ノイズキャンセリング | 右側を3回タップ |
装着感
完全ワイヤレスイヤホンはたくさん購入しており、そのメーカーによって大きさや形は様々です。
その中でもサイズ的にはやや大きめの部類ですが、装着したときのフィット感は良いと思いました。
4サイズのイヤーピースから選べるため、合うものがあれば装着感と遮音性は満足するはずです。
階段の上り下り、ランニングでも使用してみましたが、外れることなく使うことができました。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
手動でペアリングモードにする場合は、ケースから出した状態で両方のイヤホンのタッチパネルを3秒長押しです。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す
3.スマホのBluetooth設定で「MOMENTUM TW 2」を選択
4.ペアリングを承認して、接続完了
5.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
▲AAC&aptXコーデック対応
音質にこだわりたいなら間違いなく抑えておきたいこの機種。
全体的に変な味付けがされていない自然なサウンドで、音量を最大にしてもサ行が刺さらず、また低音も重すぎない絶妙なバランスは最高です。※中高音をかき消す程の厚みはない
また中高音の伸びはきれいで、ボーカルの近さや聞きやすさはとても良いです。※女性ボーカルとの相性が特に良い
空間表現も得意な方で臨場感がしっかりと伝わってきます。ながら聞きでもドラムから出る低音の迫力やアタック感、ギターやベースの弦音がライブハウスにいるような感覚で伝わってきました。
これらからバランスの良い音質なので、幅広いジャンルの音楽で楽しめると思います。
※イコライザー設定無し、aptX接続、Amazon Music HDの感想
ノイズキャンセリング性能
気になるノイズキャンセリング性能。
もともと自分の耳に合うイヤーピースサイズがあれば、それだけでもなかなかの遮音性。
それに加えてアクティブノイズキャンセレーション(以下、ANC)が組み合わさることでより遮音性、外部からの低音ノイズがかなり軽減されているように感じました。
室内では、空調音がしっかりとカットされ、誰もいない図書館のような静寂さです。一方で屋外では、車や電車などの低音ノイズが大幅にカットされます。
またANC特有の圧迫感もそれほど強くなく、音楽再生なしで作業や勉強に集中したいときにも使えます。
ANC+音楽再生時でも音質の劣化は分からないほどだったので、これに関しても満足行く性能でした。
外音取り込み機能
イヤホンをつけたままでも周囲の音を聞きたい時ってありますよね。
イヤホンの右側を2回タップすると、マイク集音による外音取り込みが可能です。
AirPods Pro並にクリアさはなく、マイク集音感があるものの、環境音の再現性は十分です。
また音楽を再生したままでもある程度周囲の音は聞くことができました。※音量30〜40%
接続安定性・音飛び
プロ向けのワイヤレス製品の分野で長年定評のあるゼンハイザー。
そのノウハウとBluetooth5.1+Class1、LDSアンテナ、クアルコム社の最新チップを採用することで途切れが少ない、安定した接続性を実現しています。
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3と接続して、駅構内や街中、自宅、オフィスと使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
動画視聴時の遅延
aptX-LLには対応していない機種ですが、iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proなどで遅延具合を検証してみました。
YoutubeやNetflixでいくつか動画を見てみましたが、口とセリフがズレている感じはなく、遅延は少ないと言えます。
この機種に限らず、最近のモデルは以前と比べて遅延は少ない傾向ですね。
専用アプリ「Sennheiser Smart Control App」
専用アプリをDLすれば、好みの音質にイコライジングできます。
また随時ファームウェアがアップデートされているので、最新の状態で使うことをおすすめします。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2を使ってみての感想
■よかった点
・音質はバランスが良く、高音質
・高音質コーデックaptXに対応
・ノイズキャンセリング性能も良い
・イヤホン単体で最大7時間の再生
・外音取り込み機能付き
・フィット感もまずまず
・遅延や途切れが少ない
■気になった点
・3万円台と高額
・専用アプリの動作が不安定
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2はこんな人におすすめ
・音質にこだわりたい方、妥協したくない方
・ノイズキャンセリング機能が欲しい方
・外音取り込み機能が欲しい方
・aptX対応を重視する方
・遅延や途切れが少なさを重視する方
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2 レビュー:まとめ
以上が、ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2のレビュー内容です。
総評としては、買いの一言。音質とても良いです。
確かに3万円台と高額ではあるものの、音質にこだわり、ノイズキャンセリング付きで探しているなら抑えておくべき1台です。
やや大きめのイヤホンですが、フィット感はよく付属のイヤーピースで合うものを選べば大丈夫です。
バッテリー持ちも7時間と十分、動画視聴時の遅延も気にならないレベル、接続性に関してもとても安定しています。
ノイズキャンセリング機能についても、気になる空調音などの低域をしっかりとカットし、ON/OFF時の音質の違いはほとんど変わらない印象を受けました。
外音取り込み機能も耳からイヤホンを外さずにアナウンスや会話がタッチ操作でできる点は便利です。
1点、専用アプリに不具合があるのか接続がよく切れるので改善して欲しいかなと。ファームウェアも随時アップデートされるので、アフターサポートをしっかり受けれるのは安心です。
価格はAmazonで36,300円、カラーはブラックとホワイトから選べます。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2 を購入する
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