美しさとノイズキャンセリング機能が1つとなった完全ワイヤレスイヤホン。
2018年12月にMaster & Dynamic MW07をレビューしましたが、2019年11月に後継機であるMW07 PLUSが発売開始に。
見た目の美しさ、エレガントさはそのままに、周囲の雑音をカットするアクティブノイズキャンセリング機能と外音を取り込めるアンビエントリスニング機能を新たに搭載。
また連続再生も最大10時間と大幅にアップ。音質もaptXコーデック、10mmカスタムベリリウムドライバーを採用し、バランスが良くクリアなサウンドとなっています。
この記事ではMaster & Dynamic MW07 PLUSの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- Master & Dynamic MW07 PLUS
- Master & Dynamic MW07 PLUS レビュー
- Master & Dynamic MW07 PLUSの外観
- Master & Dynamic MW07 PLUSの同梱品
- Master & Dynamic MW07 PLUSのバッテリー持ち
- Master & Dynamic MW07 PLUSの操作性
- Master & Dynamic MW07 PLUSの装着感
- Master & Dynamic MW07 PLUSの初回ペアリング
- Master & Dynamic MW07 PLUSのノイズキャンセリング性能
- Master & Dynamic MW07 PLUSの音質とコーデック
- Master & Dynamic MW07 PLUSの接続安定性
- Master & Dynamic MW07 PLUSの遅延
- 使ってみての感想
- こんな人におすすめ
- Master & Dynamic MW07 PLUS レビュー:まとめ
Master & Dynamic MW07 PLUS

Master & Dynamic MW07 PLUS レビュー
Master & Dynamic MW07 PLUSの基本的なスペックを紹介します。
MW07の後継機であるMW07 PLUS。主な変更点は以下です。
・アンビエントリスニング機能搭載
・再生時間が最大10時間と大幅アップ
・IPX5防滴規格
その他の基本スペックは、ケース込みで最大40時間(3回フル充電)、ケースでの充電はわずか40分、15分で5時間再生のクイックチャージにも対応。
音質面では、10mmカスタムベリリウムドライバーが搭載し、AACやaptXコーデックに対応。また特許申請中のFit Wingsが別次元の装着感を実現しています。
完全ワイヤレスイヤホンで起こりやすい接続性に関しても、NFMI通信技術を採用するなど全体的にベース性能が高めとなっています。
イヤホン本体に採用されているアセテート素材は1つ1つ模様が異なるオリジナル仕様です。販売ページや公式サイトの商品画像と色合いなどが異なる場合があるので注意です。
Bluetooth | v5.0 |
---|---|
ドライバー | 10mmカスタムベリリウムドライバー |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
イヤホン単体の連続再生 | 最大10時間 |
ケース込みの連続再生 | 約40時間 |
ケースでのフル充電回数 | 約3回 |
充電時間 | 約40分 |
急速充電 | 15分で5時間 |
防水性能 | IPX5 |
イヤホン重量 | 約9g |
ケース重量 | 約84g |
販売代理店 | 完実電気株式会社※1(MASTER & DYNAMIC※2国内正規代理店) |
※1 完実電気株式会社について
1951年(昭和26年)創業。 60年余りの長い歴史を持つオーディオ専門商社です。主力の事業は2部門。国内外のオーディオ製品を展開する〝問屋部門″、そして自社で輸入販売をする〝商社部門″です。
※2 Master & Dynamicについて
MASTER & DYNAMICは、2014年ニューヨークでJonathan Levineによって設立されたプレミアムオーディオブランドです。
カラーは4色。ブラッククォーズ、ホワイトマーブル、トータスシェル、スティールブルーです。
Master & Dynamic MW07 PLUSの外観
Master & Dynamicの完全ワイヤレスイヤホンといえば、見事に磨き上げられたステンレス製のケースです。
どの完全ワイヤレスイヤホンよりも上質なデザイン。見た目の良さで選ぶなら最高の1台でしょう。
シンプルながらも重厚感があり、思わず手に取りたくなるような仕上げです。
ただ指紋が目立つため、メガネ拭きと専用ポーチを一緒に持ち歩くことをおすすめします。
以前レビューした旧モデルのMW07と見た目は同じ。ハンドメイドによる宝石のような美しさです。
イヤホン本体に使用されているアセテート素材は1つ1つ模様が異なり、人と被らないオリジナル性がポイント。
今回はスティールブルーを選びましたが、シックなブラッククォーズやシンプルなホワイトマーブル、落ち着いたトータスシェルもなかなか外せないデザインです。
ドライバーには、10mmカスタムベリリウムドライバーを搭載。
aptXコーデックにも対応し、対応デバイスで高音質サウンドを楽しめます。


Master & Dynamic MW07 PLUSの同梱品


指紋やキズが気になるケースなので、専用ポーチ付きなのは有り難いです。
・シリコンイヤーチップ(5サイズ)
・Fit Wings(2サイズ)
・専用ポーチ
・充電用ケーブル
・USBアダプター
・クイックガイド
5サイズのシリコンイヤーチップ、3サイズのFitWings(イヤーウイング)が付属します。
FitWingsが大きめのイヤホンでも快適な付け心地でフィットします。
Master & Dynamic MW07 PLUSのバッテリー持ち
▲USB-Cポート
イヤホンの充電はわずか40分でフルチャージ。また15分で5時間再生できるクイックチャージにも対応しています。
イヤホン単体で約10時間の連続再生に対応。完全ワイヤレスイヤホンとしては最長クラスのバッテリー持ちです。
ただaptX再生時は短くなる傾向にあり、その場合は約7〜8時間程度となります。
ケースを併用すると、最大40時間なので、通勤通学程度なら1週間以上はケースからの充電のみで使えます。
試しに音量50%(AAC接続)で音楽を再生しつづけると、10時間5分で接続切れに。またaptX接続だと7時間24分でした。
ケースのバッテリーインジケータは3段階で表示。点灯する色で電池残量が分かります。
インジケーター | 電池残量 |
---|---|
緑色に点灯 | High |
黄色に点灯 | Med |
赤色に点灯 | Low |
Master & Dynamic MW07 PLUSの操作性
MW07 PLUSは、イヤホンの右側で再生停止などの基本操作、左側で音量調整やノイズキャンセリング機能などのON/OFF操作ができます。
ボタンはイヤホン上部に配置されており、操作時に耳を圧迫することなく使えます。
再生/停止 | 右側を1回押す |
---|---|
曲送り | 右側を2回押す |
曲戻し | 右側を3回押す |
音量+ | 左側のフロントボタンを1回押す |
音量ー | 左側のリアボタンを1回押す |
音声アシスタント | 右側を長押し |
ノイズキャンセリングON/OFF | 左側のリアボタンを長押し |
外音取り込みON/OFF | 左側のフロントボタンを長押し |
Master & Dynamic MW07 PLUSの装着感
本体サイズは多めですが、耳の小さい私でもフィットしました。
特殊な形状をしたイヤーウイング「Fit Wings」のおかげか、装着したときのフィット感が良く、走ったり階段を降りる時など外れやすいシーンでも安定した付け心地。
ノイズキャンセリング機能付きですが、OFF時でもそれなりに遮音性あり。音楽や作業に集中したいときに最適なイヤホンです。
Master & Dynamic MW07 PLUSの初回ペアリング
MW07 PLUSは、初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。
1.蓋を開けてイヤホンを取り出す
2.Bluetooth設定を開く
3.「M & D MW07 PLUS R」を選択
4.「Headset(M & D MW07 PLUS L)」を選択
5.接続と表示されれば完了
6.次回以降はケースから取り出すだけで自動ペアリング
Master & Dynamic MW07 PLUSのノイズキャンセリング性能
AirPos Proを所持していますが、あれほど強力なノイズキャンセリング性能ではありませんでした。
ただノイズキャンセリング特有の圧迫感が少なく、空調音や低めのノイズ音はカットできています。
もちろん目の前の人の会話は聞こえます。3m以上離れた場所で会話していると徐々に聞こえにくくなります。
以下いくつか環境別に検証したので、ご覧ください。
※検証環境:音楽再生なしでノイズキャンセリングON
▼室内
・空調や電子機器類のノイズはほぼ消える
・声やキーボードのタイピング音は聞こえる
・室内からあと雨の音は聞こえない
▼屋外
・雑音ノイズはほぼ消える
・声は聞こえる
▼電車内
・雑音ノイズはほぼ消える
・アナウンスは聞こえる
▼駅構内
・雑音ノイズはほぼ消える
・アナウンスは場所により聞きづらい
Master & Dynamic MW07 PLUSの音質とコーデック
コーデックはaptX、AAC、SBCに対応。
50時間程エージングしてからの感想です。低域は量感はそれほど感じませんが輪郭はしっかりしており、中高域とのバランスが良いです。
中高域は前よりで透明感のある音をなめらかに鳴らしてくれます。音量を上げすぎるとさ行やシャリシャリ感が強くなりますが、適切な音量なら問題なし。
全体的にバランスが良く、オールジャンルに合うサウンドでした。
Master & Dynamic MW07 PLUSの接続安定性
Xiaomi MiMix3(aptX)との組み合わせで駅構内や人混みの多い場所で検証してみました。
MW07 PLUSには、親機から子機への接続を安定させる技術の「NFMI」が採用されています。
通常、親機から子機への通信がBluetoothの場合、水分を透過しないので人体を迂回して通信をします。その結果、信号の強度が落ちるなどして通信が不安定になるのですが、NFMIの電波は水分を透過して通信ができます。
なので人体を透過して片側からもう一方への通信ができ、信号強度が落ちないので安定した接続ができるわけです。
検証結果でも、途切れはほぼなく、途切れても復帰は一瞬。自宅や職場など室内での利用も安定しました。
Master & Dynamic MW07 PLUSの遅延
Xiaomi MiMix3(aptX)とペアリングしてYoutubeで検証。
視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。低遅延で動画視聴に向いたイヤホンでした。
使ってみての感想
■よかった点
・美しいステンレス製ケース、オリジナルデザイン
・ノイズキャンセリング、外音取り込み機能搭載
・オールジャンルに合う音質
・フル充電までわずか40分の急速充電
・15分で5時間再生できるクイックチャージ
・イヤホン単体で10時間の連続再生
・aptXコーデック対応
・途切れにくく、低遅延
■気になった点
・ケースに指紋が目立つ
こんな人におすすめ
・見た目重視で選びたい方
・ノイズキャンセリング機能が欲しい方
・外音取り込み機能が欲しい方
Master & Dynamic MW07 PLUS レビュー:まとめ
この記事ではMaster & Dynamic MW07 PLUSをレビューしました。
まず肝心のノイズキャンセリング機能については、AirPodsやSONY WF-1000XM3と比べるとやや控えめな印象も。ただ空調音や周りの低いノイズ音はしっかりカットしています。
また外音取り込み機能もついているので、耳からイヤホンを外さなくても会話や駅構内のアナウンス、周囲の音が聞けるので、併用することで利便性はアップします。
音質に関してもバランスが良くクリア。オールジャンルに合うリスニング向きのサウンドでした。
本体サイズはやや大きく、10g程ありますが、独自のFit Wingsによるフィット感はかなり良いです。ランニング時や階段を降りる時など外れやすいシーンでもしっかりした装着感でした。
なんといっても美しい鏡張りのケース、アセテート素材を使用したイヤホン本体は1つ1つ模様が異なり、世界に1つだけのオリジナルイヤホンです。見た目もこだわりたい方におすすめの1台です。
価格は約4万円。ノイズキャンセリングがついていない旧モデルだと3万円程で購入可能です。MW07 PLUSのカラーは4色から選べます。
他にもMW07 GOなど違うラインナップもあるので、気になる方は公式サイトをご確認ください。
Master & Dynamic MW07 PLUSを購入する
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