一昔前まで、高音質なスピーカーは巨大で高額な製品に限られていました。大金をはたいて大きなデュアルスピーカーを購入したのはいい思い出です。
しかし、今では無線の高音質なスピーカーがお手頃な値段で手に入るようになり、高音質を求める音楽ファンにとっては大変うれしい時代となりました。
ANKERから販売されている「Anker SoundCore Boost」もその一つであり、低音を中心としたしっかりとした音の強さを体感することができます。
今回はそんなAnker SoundCore Boostの魅力をお伝えしていきたいと思います。
Anker SoundCore Boostを使ってみて、よかったところ
SoundCore Boostの魅力は、なんといっても低音が強調されたしっかりとした音質です。
感覚としてはBOSEの音質に近く、低音は強調され、中高音域はややこもったようなマイルドな音に聴こえます。
このスピーカーは、通常モードでもしっかりとした音質ですが、Bassupボタンを押すことで、さらに低音を強調することが可能です。
筆者はヒップホップなどのビートの効いた曲を流す際、このボタンを押しています。
コンパクトでミニマルなデザイン
SoundCore Boostはコンパクトなため、PCデスクの上においても邪魔になりません。
素材はファブリック調のミニマルなデザインで、部屋の雰囲気を邪魔せず、インテリアとしても部屋に馴染んでくれます。
音はある程度広角に広がってくれるため、スピーカーの正面にいなくてもきちんと耳まで音が届きます。
ボタン部分はLEDが搭載されており、電源ボタンは青色に、Bassupボタン白色に光るようになっています。控えめに光るLEDの輝きが、より上品な質感を醸し出してくれます。
防水対応で野外も持ち運び可能
スピーカー全体がIPX5の防水規格対応となっており、屋外での利用も想定されています。
重さも585gと持ち運びが簡単なので、キャンプやバーベキューなどのお供にも利用できます。
筆者はこのスピーカーをワークスペースの他に、バスルームやキャンプ地で利用しています。
外出時の周囲の音が大きい場合は、低音域の音や男性の声などが聞き取りづらくなることがありますが、Bassupボタンで低音にボリュームを与えると、音が聞き取りやすくなります。
Bluetoothの心地よさ
以前は大きなサイズのデュアルスピーカーを利用していましたが、ワークスペースが圧迫されたり、配線が絡まったり、掃除が大変だったりとストレスを感じることがありました。
SoundCore Boosにしてからは、そのようなストレスから解放されました。
Bluetoothのペアリングはとても簡単で、電源ボタンを押して数秒待つだけですぐに認識してくれます。また、NFCにも対応しているので、スマートフォンを近くにかざすだけでペアリングができる点も魅力です。
iTunesや Spotifyなどのサービスをスピーカーの迫力ある音質で聴くことができるのは魅力的ですね。
12時間連続再生
このスピーカーは充電後、12時間連続再生することが可能です。
1日にそれほどの時間音楽を再生することはあまりないと思いますが、就寝の際に充電しておけば、再生中に充電が切れることはありません。またバッテリー残量もスマートフォンから確認することができます。
スピーカーの左側からは、5200mAhのリチウムイオンバッテリーとUSBポートを利用することができます。
筆者は、長時間音楽を再生する場合は、このUSBポートから充電をしながら利用しています。
お手頃価格
本スピーカーは、これほど堅牢で高音質を実現した製品でありながら、7,000円を下回るお手頃な価格で販売されています。
BOSE製品などの高音質スピーカーは1万円を上回る中、コストパフォーマンスに優れた製品です。
ANKERに類似した商品にはSoundCore2があります。こちらはSoundCore Boostよりもバッテリーの持ちが良く、24時間の連続再生が可能ですが、低音の迫力はSoundCore Boostに劣ります。
他にも携帯性に優れたSoundCore Sportや、よりコンパクトな設計になったSoundCore miniなどもあります。
値段が安価なため、使用するシーンに合わせて数台購入しても良いかもしれません。普段使う車や寝室などにそれぞれセットしておくと、いつでも高音質な音楽が楽しめます。
Anker SoundCore Boostを使ってみて、気になったところ
ボタンの視認性が悪い
SoundCore Boostのボタンは電源ボタンとBassupボタンのみLEDライトが発光し、再生ボタンと音量の調節ボタンは光りません。
このことにより、うす暗い場所での視認性が悪く、ボタンを押し間違えてしまうことがしばしばあります。
デザインとしてはお洒落ですが、押し間違えないように毎回確認する手間がストレスに感じることがあります。
中高音域が透明感に欠ける
このスピーカーは、中高音域がややこもったように聴こえるため、さわやかなポップスや高音域の曲を聴くスピーカーとしてはあまり向いていません。このあたりは好みが分かれるところです。
どうしても音質に満足できない場合は、スマートフォンやPC側のイコライザ機能で調節しても良いかもしれません。
曲や音量によってはBassupモードでノイズが入ってしまう
通常の音域の曲であればあまり見られませんが、低音が強めの曲などをBassupモードで聴いていると、たまにノイズが入ってしまうことがあります。
曲の音域と音量が関係しているようですが、曲の途中に不意に大きめのノイズが入ると不快感があります。
まとめ
SoundCore Boostはコンパクト、低価格でありながら、低音を重視した迫力のあるサウンドが実現されており、屋内外どこでも持ち運ぶことのできる大変コストパフォーマンスに優れたスピーカーです。
日常での使用はもちろんのこと、キャンプやバーベキューなどのシーズンに、手軽に音楽を持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
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・この記事を書いた人
虚数パン。専業ライターとして、音楽、アート、ガジェット、IT系の記事を多数執筆。Web発の表現を紹介するWebマガジン『SETUZOKU』を運営。