MpowのエントリーモデルM7を紹介。
コーデックはSBCとAACに対応、IPX7防水、イヤホン単体で6時間再生、USB Type-C充電と基本的な性能をしっかりと抑えた完全ワイヤレスイヤホンです。
低音寄りですが、中高域の解像度も高く、格安ながらも高音質で音楽や動画などを楽しめます。
またイヤホン側の操作のみで音量調整を含む基本的な操作にも対応。エントリーモデルとしては十分な性能です。
この記事ではMpow M7の外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
Mpow M7 レビュー

スペックと特長について
Mpow M7の基本的なスペックを紹介します。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比べて特筆すべき点はありませんが、IPX7相当の防水性能は他と比べても最高クラスです。
コーデックはAACに対応しているので、iPhoneユーザーにおすすめ。イヤホン単体で6時間、ケース込みで30時間と十分なバッテリー持ちです。
音質は低音寄りですが、中高域とのバランスが良い印象を受けました。
価格もクーポン適用で3800円程度と安価なため、予算重視の方にも推奨できるイヤホンの1つです。
ドライバーユニット | 8mmHD |
---|---|
Bluetooth | Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約6時間 |
ケース込使用時間 | 約30時間 |
片耳使用 | ○ |
防水性 | ○ ※IPX7仕様 |
カラー | マットブラック |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観


表面はすべすべとしたプラスチック製で非光沢。そのため、やや引っかき傷はやや目立ちます。


Mpow M7が一番小さく、モバイルバッテリーケースのMpow M20が一番大きいです。
サイズ感としては、Mpow M7でも標準的な大きさ。もっと一回り以上小さいコンパクト仕様の完全ワイヤレスイヤホンもたくさんあります。
※比較したMpowのMシリーズのレビュー記事
【Mpow M20 レビュー】100時間再生&QCC3020搭載の完全ワイヤレスイヤホン - +ログ
【Mpow M5 レビュー】進化版!QCC3020&aptXコーデック&6時間再生の完全ワイヤレスイヤホン - +ログ


やや大きめですが、装着してみると耳と一体感があり、装着しなおすことなくフィットしました。
挿し込まれている感がなく、圧迫感もないので快適に音楽を聞くことができます。
またIPX7規格に対応しているため、防水性がとても高いイヤホンです。


同梱品
Mpow M7の同梱品は以下です。
・イヤホン本体
・チャージングケース
・イヤーピース(S/M/L)
・充電用ケーブル
・取扱説明書類
▲イヤーピース(3サイズ)
イヤーピースは3サイズ(S/M/L)付属しているので、自分の耳に合ったサイズを選んで装着できます。
隙間が開くと低音が抜けたり、フィット感に影響するのでサイズ選びは必須。素材はシリコン製で薄く柔らかいです。
遮音性は普通です。音楽を止めていても周囲の音はやや聞こえなくなります。周りの雑音をある程度カットして、作業や勉強をしたい時に使えるイヤホンです。
バッテリー持ち
▲USB Type-C。約2時間でフル充電
イヤホン単体で約6時間、ケース込みで約30時間(ケースで約4回フル充電可能)です。
片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、2週間程度はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、5時間39分持ちました。
ケースのバッテリーインジケータは4段階(25%毎)で残量を表示。ケースのフル充電は約2時間です。
インジケーター | 電池残量 |
---|---|
4つ点灯 | 76〜100% |
3つ点灯 | 51〜75% |
2つ点灯 | 26〜50% |
1つ点灯 | 25%以下 |
操作性
各操作は左右のイヤホン側面についている物理ボタンで行います。
音量調整を含む、基本的な操作はイヤホン側で可能です。
ボタン部分が大きいため、人差し指で押しやすく、操作や反応は良好です。
再生/停止 | どちらかを1回押す |
---|---|
曲送り | 右を1秒押す |
曲戻し | 左を1秒押す |
音量+ | 右を2回押す |
音量ー | 左を2回押す |
音声アシスタント | 右を3回押す |
装着感
イヤホン本体はやや大きめですが、耳に合う形状を採用しているために装着感と遮音性は高いです。
また耳の小さな方でもフィットし、耳からはみ出て見えづらいイヤホンです。
階段の上り下り、ランニング、ジムでも使用してみましたが、外れることなく使うことができました。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
また片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す
3.スマホのBluetooth設定で「Mpow M7」を選択
4.ペアリングを承認して、接続完了
5.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
▲AACコーデック対応
Mpow M7は、AACコーデックに対応しているため、iPhoneユーザーにおすすめです。
iPhone 11 Pro(AAC接続)で聞いてみたところ、低域の厚みと芯のある音域を感じます。中域に被る感じもあり、ボーカルは少し後ろ気味。
高域もそこまで刺さる感じはなく、解像度も聞き疲れしにくい程度でバランスが良いと思いました。細かく印象だとこんな感じで簡略化すると"ドンシャリ"です。
Mpow M5には到底及びませんが、価格から考えれば十分だと思います。
接続安定性・音飛び
iPhone 11 ProとMpow M7の組み合わせで東京駅や新宿駅、人混みの多い場所で検証してみました。
往復1時間20分の電車内や駅構内の移動で使用しましたが、音飛びは稀ですぐに復帰するため、気にならない程度でした。
また移動以外の自宅や職場、カフェなどは途切れることなく使えました。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3を使用し、Youtubeで検証。
iPhone 11 Pro(AAC接続)で視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
遅延が少ないので、動画視聴に向いているイヤホンです。
Mpow M7を使ってみての感想
■よかった点
・イヤホン単体で最大6時間の再生
・高音質コーデックAACに対応
・安価ながらも高性能
・IPX7相当の防水性
・遮音性が高くつけ心地が良い
・イヤホン側で音量調整ができる
■気になった点
・なし
Mpow M7はこんな人におすすめ
・iPhoneをお持ちの方
・低音寄りの音質が好みの方
・遮音性が高いイヤホンが欲しい方
・途切れの少ないイヤホンが欲しい方
Mpow M7 レビュー:まとめ
以上が、Mpow M7のレビュー内容です。
Mpowにはコスパ最強のM5と長時間再生ができるM20、そしてエントリーモデルのM7と豊富なラインナップから選べます。
その中でも一番安く、基本的なスペックを抑えたM7は、iPhoneユーザーや初めてのワイヤレスイヤホンにおすすめです。
aptXコーデックには対応していないため、Androidスマホの方はM5を選ぶと良いでしょう。
Mpowはマイナーであるものの、品質や音質面では最上位クラスに入るのでおすすめしたいメーカーの1つです。
これまでレビューしたMpowの完全ワイヤレスイヤホンのレビュー記事は以下からご覧ください。
【Mpow M20 レビュー】100時間再生&QCC3020搭載の完全ワイヤレスイヤホン - +ログ
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