Miniなサイズからは想像もできない迫力ある低音とクリアな高音質。
SOUNDPEATSから発売となったMiniは、VGP2021アワード受賞の完全ワイヤレスイヤホンです。
5000円以下という価格ながらも基本スペックは高く、日本人向きにチューニングされたサウンド、コンパクトデザインが特徴です。
またテレワーク需要に合わせてWeb会議などの通話シーンに適した「ELEVOC AIノイズキャンセリング」を搭載。AI機能により、周囲の雑音を低減してクリアな通話環境を提供します。
この記事では、SOUNDPEATS Miniの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
SOUNDPEATS Mini レビュー
スペックと特徴について
SOUNDPEATS Miniのスペックと特徴について。
SoCという集積回路には、Airoha社の「AB1562M」を採用。
安定した通信品質を実現する「MCSync」に対応しており、左右別で信号を受信する方式です。
最近何かとAIが話題となっていますが、このイヤホンにもAI技術が使われており、「ELEVOC AIノイズキャンセリング」機能にとって周囲の雑音をカットしたクリアな通話品質を実現しています。
バッテリー持ちも最大7時間と長く、ケース込みで最大27時間。また雨や汗に強いIPX5相当の防水規格に対応しています。
チップセット | AIROHA AB1562A |
---|---|
Bluetooth | Ver5.2 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 音楽再生:最大7時間 |
ケース込使用時間 | 最大27時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
片耳使用 | ○ |
防水性 | IPX5 |
充電ポート | USB-C |
操作 | タッチ式 |
その他 | MCSync左右同時伝送 ELEVOC AIノイズキャンセリング |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
丸みのあるコンパクトなケース。
非光沢のブラックにグレーのラインが入ったシンプルなデザインです。
ややすべすべ、さらさらしている表面なので、不意に落としそうになることも。
コンパクトで軽いので、ミニマルなサイズが好きな方にとってはいい選択肢となるイヤホンでしょう。
小さいのにケース込で27時間再生できるところも良いですね。
蓋をあけたまま机に置くことができなので、箱の中に合ったスポンジを代用しました。
最近の機種はケース蓋を開ければ自動でペアリングモードとなるのですが、Miniに関してはイヤホンを取り出す必要があります。
前者が最近のトレンド機能だったので、不思議に思った1つです。
なんとかケースの小ささを分かればと思い、AirPods Proのケースと並べてみました。
一回り小さいことが伝わるでしょうか。重さは圧倒的にMiniが軽いです。
表現の仕方によっては中身がスカスカが合うかもしれません。
イヤホンは三角に近い形をしています。
こちらもかなり軽く作られており、耳への負担が少なくまた耳からはみ出て見えづらいです。
ドライバーは6.1mmのダイナミック型を採用。MCSync左右同時伝送対応で接続性も安定したイヤホンです。
イヤホンの防水性はIPX5相当。小雨程度であれば、外でも使えます。
付属品
SOUNDPEATS Miniの付属品は以下です。
・充電ケース
・USB Type-C充電用ケーブル
・イヤーピース(S/M/L)
・取り扱い説明書類
イヤーピースは3サイズ(S/M/L)付属。
傘が柔らかさは普通、付け心地は良いです。遮音性が高くなるように選ぶといいでしょう。
耳が小さい方はSだけでなく、MやLのほうがしっくりくることもあります。また左右違うサイズというのもありです。
自分の耳にあったサイズを選ぶことで音質や装着感も大きく変わってきますよ。
バッテリー持ち
充電ポートはUSB-Cです。約1.5時間でフル充電できます。
ワイヤレス充電は非対応です。
イヤホンのバッテリー残量は、スマホのウィジェット画面等でも確認(0〜100%)できます。
連続再生時間は、イヤホン単体で最大7時間、ケース込みで約27時間(ケースで約3回フル充電可能)です。
バッテリー持ちは長いクラスです。外出中などイヤホンで音楽を聞いていることが多い方向けでもあります。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間程度はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、6時間23分でした。
操作性
タッチ式ボタンを採用。再生や音量調節など基本的な操作はすべてイヤホン側から行えます。
音量調節が1回タップに割当されているのは便利です。
再生/停止 | どちらかを2回タップ |
---|---|
曲送り | 右側を1.5秒タップ |
曲戻り | 左側を1.5秒タップ |
音量+ | 右側を1回タップ |
音量ー | 左側を1回タップ |
音声アシスタント | どちらかを3回タップ |
※通話操作にも対応
装着感
イヤホン本体の軽さからライトなつけ心地でフィット感がよく、頭を振ったりしても外れません。
ランニングやジムでも使用してみましたが、自然なつけ心地で外れることなく使うことができました。
遮音性もよく、音楽や作業に集中したいときに最適なイヤホンです。音楽再生しなくてもある程度の雑音はカット可能です。
初回ペアリングの方法
以下の手順が初回のみ必要です。2回目以降は取り出すだけで自動ペアリングされます。
また左右個別にペアリングされ、どちらか片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す。
3.スマホのBluetooth設定で「SOUNDPEATS Mini」を選択
4.接続完了
5.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
コーデック(音声データの圧縮方式)は、SBCとAACに対応。AACなのでiPhoneユーザーの方におすすめです。
音質は低音の厚みと中高音のクリアさがちょうど良いサウンドチューニング。
普段効いているEDMをいつもより音量を上げて聞いてしまうほど量感のあり満足度も高いです。
低音のボリュームがありつつもボーカルが近く聞きやすいので好印象。アリアナ・グランデ feat.ゼッドのBreak Freeとか良かったです。
最近流行ってるYOASOBIの夜に駆けるとかも女性ボーカルと低音サウンドのバランスが良く聴きやすいです。
音楽や動画を楽しむには十分ですし、エントリーモデルの位置づけでロープライスを考えると音質が良いイヤホンです。
点数で評価すると、5点中4.8点です。※iPhone 12 Pro Maxとの接続、Amazon Music HDの感想
ノイズキャンセリングについて
ノイズキャンセリング機能は非搭載です。
ただパッシブでの遮音性は高いイヤホンでした。
接続安定性・音飛び
▲MCSync左右同時伝送対応
iPhone 12 Pro Maxと接続して、主に自宅、コワーキングスペースで使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
駅構内や電車内など歩いていると、稀にブツっと音飛びしますが、復帰は一瞬。
その頻度も少なく目的地と家の往復で1回あるか程度です。
ちなみにMacBook ProやiPad Air4と接続してみると、途切れや接続不良はなく使うことができました。
動画視聴時の遅延
検証としてiPhone 12 Pro MaxでYoutubeとNetflixを見てみることに。
何本か視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができるでしょう。
ただしシビアな音ゲーなどには向いていないと思います。
SOUNDPEATS Miniを使ってみての感想
■よかった点
・軽やかなつけ心地
・厚みのある低音とクリアな高音質
・動画視聴にも適した低遅延
・イヤホンのみで最大7時間再生
・雨や汗に強いIPX5防水
・空調音などのノイズをカットする通話品質
■気になった点
・なし
SOUNDPEATS Miniはこんな人におすすめ
・低予算でベストなイヤホンが欲しい方
SOUNDPEATS Mini レビュー:まとめ
以上が、SOUNDPEATS Miniのレビュー内容です。
毎度のこと、SOUNDPEATSのクオリティは安定しています。
こだわったら切りのないイヤホンですが、低予算カテゴリなら上位な満足度でした。
Miniに関しては低音と中高音のバランスが良く、音質に過度なこだわりがなければ普通に良い音だなと感じると思います。
ケースとイヤホンもコンパクトですし、バッテリー持ちなど基本スペックは十分です。
最近の機種はどれもそうですが、低価格なのに高性能なのでSOUNDPEATSを買っておけばハズレは少ないというのが筆者の経験です。
通常価格は4,580円。セール時となると1,000円くらい下がるので安い時に買うことをおすすめします。
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