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【TP-Link Archer AX73 レビュー】VDSL方式でも速度改善に役立ったIPv6 IPoE接続対応Wi-Fi6ルーター

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引っ越してからインターネット回線の速度に不満がある、流行りのメッシュWiFiを導入してみたけどいまいち改善されない。そんな経験ありませんか?

もしかすると適さないWi-Fiルーターを使っているかもしれません。次の事項を確認してください。

・契約しているプロバイダがIPv6 IPoE接続に対応しているか
・IPv6 IPoE対応Wi-Fiルーターを使っているか

IPv6 IPoEですが、v6プラスやIPv6オプション、v6コネクトなどと契約書や公式サイトに記載されていることがあります。

次にIPv6 IPoE対応Wi-Fiルーターを使っているか。プロバイダからレンタルできる場合がありますが、数年買い替えていない古いWi-Fiルーターを使っていませんか。

IPv6 IPoE接続できるプロバイダなのに、IPv6 IPoE対応Wi-Fiルーターを使っていない。

そんな方におすすめなのがTP-Linkが販売するWi-Fi6ルーター「Archer AX73」です。


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この項目ではArcher AX73の特徴を3つご紹介します。

・最新世代のWi-Fi6対応
・IPv6 IPoE接続対応で高速インターネット環境を実現
・家中どこでも繋がるメッシュWi-Fi対応

それぞれ難しい解説は置いておいて、ざっくりわかりやすく説明するので参考にしてくださいね。

最新世代のWi-Fi6対応

Wi-Fi6はWi-Fi規格の最新世代です。

6ということは5や4世代も存在し、旧世代と比較すると最大通信速度(理論値)が向上しています。

ただ速くなっただけなく、混雑に強い特徴があります。家の中でWi-Fiに接続している端末がたくさんあっても通信の混雑なく安定したインターネットができるということです。

あとは省エネな側面もあり、まずはこのWi-Fi6対応のWi-Fiルーターにすることでこれらの恩恵を受けることができます。

ただしお使いのスマホやノートパソコンなどがWi-F6に対応している必要があり、iPhoneであれば11以降、MacBookであればM1チップ搭載などが対応しています。

ぜひ一度メーカーのサイトなどでWi-Fi6対応か確認してみてください。

IPv6 IPoE接続対応で高速インターネット環境を実現

IPv6 IPoE接続は新しい接続方式であり、従来の接続方式と比較するとより快適なインターネット回線で使えるということです。

有名なプロバイダであれば対応しているところが多く、しばらくプロバイダを変えていない方は公式サイトなどで確認してみてください。

今の契約にオプションとして追加できたり、そのオプションが無料で適用できることがあります。

ちなみに筆者はdocomo光+GMOとくとくBBで、v6プラスに対応しています。

※余談
VDSL方式で遅いと不満がある方はIPv6 IPoE接続対応プロバイダにしてみるのも手かもしれません。

筆者の環境はVDSL方式で元から遅いのですが、5〜10Mbpsくらいだったのが30Mbps以上と改善し、かなり安定して使えています。

家中どこでも繋がるメッシュWi-Fi対応

Archer AX73を親機として1台だけで使うことはできますが、2LDK以上、戸建住まいならメッシュWi-Fiは必須でしょう。

2つ以上のWi-Fiルーター(中継機)を設置し、家のWi-Fi範囲を拡張します。

そしてWi-Fiの死角をなくすことでどの部屋でも快適なインターネットができるという優れものです。

従来の中継機とは違い、接続速度も安定します。

メーカーに聞いてみたところ、Archer AX73と一緒に使うべきおすすめの中継機はRE605Xとのことでした。

Archer AX73を使うべきおすすめの方は以下の3つ全てに該当する人です。

・プロバイダがIPv6 IPoE接続※に対応している
・IPv6 IPoE非対応のWi-Fiルーターを使っている
・2LDK以上のマンション、戸建にお住まいの方

もし今の契約が従来のIPv4 PPPoE接続になっている場合は、IPv6 IPoE接続にできないかプロバイダに問い合わせてみてください。

またプロバイダがIPv6 IPoE接続に対応しているのに、IPv6 IPoE非対応のWi-Fiルーターをお使いなら今すぐに買い替えた方が良いです。

2LDK以上のマンション、戸建にお住まいの方は別売りの中継機と一緒に使うことでメッシュWi-Fi化でき、家中どこでも快適にインターネットが楽しめます。

※v6プラス、v6コネクト、IPv6、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクトなどの名称の場合あり

TP-Link公式サイトで見る

これまで筆者はTP-Link Deco M4をメッシュWi-Fi化して使っていました。

Wi-Fiの範囲にはなんら不満はなかったものの、数時間使うと稀に接続不良になり、100Mbpsの光回線ですが常時5〜10Mbpsという遅さ。

調べてみるとDeco M4は旧世代のWi-Fi5でIPv6 IPoE接続は非対応。色々調べてArcher AX73にたどり着いた経緯があります。

100点に近いレベルで満足

では実際ビフォーアフターでどうなったかですが、まとめてみました。

・回線速度は3倍以上速くなった(5〜10Mbps → 30Mbps)
・どの時間帯でもほぼ同じ速度で使えている
・Wi-Fiルーターから近い部屋だと電波強度も問題なし
・専用アプリの使い勝手がよく、再起動スケジュールの設定可能
・接続中のデバイス管理やゲストWi-Fi構築がかんたん

速度面、回線の安定感、電波強度、設定や使いやすさについては100点に近いレベルで満足しています。

あと細かい部分では専用アプリでの導入設定がかんたんだったり、再起動のスケジューリング、接続端末の管理、ゲストWi-Fi構築ができます。

VDSL方式のマンションだったので初めから速度は諦めていましたが、Archer AX73に変えたことにより普通に使えるレベルまで改善。

リビング 仕事部屋
通信速度(上り) 11.0MB/s→16.1MB/s 9.8MB/s→16.3MB/s
通信速度(下り) 5.6MB/s→31.9MB/s 10.2MB/s→33.8MB/s

※ギガ契約で常時200とか300Mbps以上出ている方は羨ましいですが、5Mbps前後がデフォだった環境が30Mbps出るようになったのは感動レベルでした。

筆者と同じVDSL方式の方はIPv6 IPoE接続対応プロバイダーとArcher AX73で改善できることを祈っています。

100点に近いレベルで満足しているのですが、筆者にとって致命的な点が見つかりました。

それはIPv6 IPoE接続だと、VPNパススルーに対応していないことです。

IPv6 IPoE接続だと、VPNパススルー非対応

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どういうことかというと、テレワークで会社が用意したVPNに接続できないということです。

VPNタイプがL2TP over IPSecだと接続できず、TP-Linkの公式サイトにも記載がありました。
VPNパススルーとは | TP-Link 日本

これは完全に見落としていたので、VPN接続が必須の方はIPv6 IPoE接続+VPNパススルー対応のWi-Fiルーターを購入してください。

今後ソフトウェアアップデートで修正できるものなのか不明ですが、Archer AX73の次世代機は対応してほしいところです。

2LDK以上、戸建なら中継機は必須

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アンテナが6本の強力なWi-Fiルーターですが、ルーターを設置した場所から遠くなるほど、扉が増えるほどアンテナ強度は弱くなりました。

筆者は3LDKのマンションに住んでおり、その中心付近に設置していますが、一番遠い部屋だとWi-Fiアンテナが2本になります。
※よく使う部屋でアンテナが安定していればいいですが、気になるなら中継機の導入は必須だと思いました。

安定したインターネット環境を用意するのであれば、Archer AX73の中継機として使えるTP-Link RE605Xを購入するといいでしょう。

筆者も近々導入予定なのでまた検証結果を別記事でご紹介したいと思います。

TP-Link公式サイトで見る

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TP-Link Archer AX73の外観と付属品をチェックします。

箱右上部にはさらに高速・広範囲・途切れないWi-Fi6ルーターと書かれています。

Wi-Fi5と比較すると性能が大幅に向上しており、IoTデバイスが増えている現在においてハイパフォーマンスで動作します。

プロバイダと契約した際に無償でレンタルできるルーターも悪くないですが、より高性能で使い勝手が良く色々とアプリで管理できるところも良しです。

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箱の裏面にはそれぞれの特徴が図解と共に記載されているのでわかりやすいです。

詳細なスペックや仕様は公式サイトでご確認ください。
Archer AX73 | AX5400 デュアルバンド ギガビット Wi-Fi 6ルーター | TP-Link 日本

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黒を基調にシンプルなデザイン。

サイズは272.5 × 147.2 × 49.2 mmでアンテナを伸ばすと存在感が増します。ただ一般的なWi-Fiルーターとサイズ感はあまり変わらないなという印象です。

アンテナは6本。ビームフォーミングや高性能FEM、4T4RによりWi-Fiの範囲や強度をサポート。

複数アンテナにより多くの方向と広いエリアをカバーします。

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置く場所によっては気になるLED。

専用アプリでOFFにしたり、スケジュール設定で一定の時間帯だけもできます。

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背面のインターフェースです。

・LEDスイッチ
・WPSスイッチ
・Wi-Fiスイッチ
・リセットスイッチ
・ギガビットLANポート×4
・ギガビットWANポート
・電源スイッチ
・DC-INコネクタ

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横から見た様子。こちら側にUSB3.0ポートがありました。

HDDを接続してNAS化(ネットワークHDD)なんてこともできます。

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このように壁掛けにも対応しています。

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6本のアンテナの稼働範囲は結構広いです。

どの方向にアンテナを立てればよいのか「wifi ルーター アンテナ 向き」とネットで調べてみました。

マンションであればアンテナは垂直に立てて使うと良いとのこと。

戸建であれば45度など一部のアンテナを斜めにすることで上下階に電波が広がるとのことでした。

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ACアダプタのケーブルは十分な長さだったので壁掛け設置でも大丈夫そうです。

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付属品です。

・電源アダプター
・LANケーブル
・かんたん設定ガイド

とりあえず専用アプリをDLして案内通りに操作するだけでかんたんに設定できました。

機械操作が苦手な方でも難易度は低いと思います。

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下手なりにも間取り図を作ってみました。鉄筋鉄骨のマンションで3LDKです。

黒いルーター表示がArcher AX73の置き場所です。

左側のリビングと和室はアンテナ強度が3本(最大)ですが、玄関に近い遠い方の2部屋だと常時アンテナ強度は2本(3段階中真ん中)という結果に。2LDKでも間取り次第で、3LDKや戸建なら中継機は必須だと思います。

ただ筆者の環境だとアンテナ2本でも回線速度に関してそこまで変化なかったので許容できるレベルではあります。

一応別売りのTP-Link RE605X(中継機)を置くなら赤く表示したルータ付近かなと。コンセントがあればどこでも設置できるのでおそらくこれで改善できるはずです。

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以上がArcher AX73のレビュー内容です。

IPv6 IPoE接続対応プロバイダならArcher AX73が良いかと思います。ただしIPv6 IPoEだとVPN接続できないのでそこだけご注意を。

あとは間取りに応じて別売りのTP-Link RE605X(中継機)を検討すると良いでしょう。

冒頭にも書きましたがVDSL方式のマンションに住んでいる方で筆者と同じ境遇であれば試す価値ありです。

・IPv6 IPoE接続対応プロバイダなのに、対応ルーターを使っていない
・Wi-Fi6対応デバイスを持っている
・VDSL方式で回線速度に不満がある

VDSL方式難民へ筆者が1つ改善案を示すならIPv6 IPoE接続対応プロバイダ+Archer AX73です。

TP-Link公式サイトで見る

AmazonでWiFiルーターをお得に安く購入する方法

普段からAmazonでよくお買い物をする方は、Amazonギフト券にお金をチャージして買い物することをおすすめします。

最大で2.5%還元となり、とてもお得です。積み重ねで見れば大きな額となるので、やらないと損です。

またギフトカードやギフト券という名前ですが、自分で買って自分で使えるのがポイント。


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