子供の成長を記録するならスマホよりキレイにかつ手ぶれ補正が優秀なビデオカメラに任せましょう。
今回は発売から1年が経過し、未だ比較サイトのビデオカメラ部門 第5位と人気の「SONY デジタル4KビデオカメラFDR-AX45」(以下、「FDR-AX45 」)を紹介します。
SONY FDR-AX45の特徴

「FDR-AX45」は2018年2月に「FDR-AX60」とともに発売されました。
高感度センサー、高速画質処理エンジン、バリオ・ゾナーTレンズ、新世代の画像処理エンジン BIONZ Xを搭載しており、卓越した高画質技術の組み合わせにより、4Kならではの高精細映像を実現しています。
ズームしてもブレない「空間光学手ブレ補正」
手持ちの撮影では、ブレて失敗することがあります。
そこで頼れるのが「空間光学手ブレ補正」機能です。子どもと一緒に動きながらの撮影でも、ブレをとことん抑えて、見やすく美しい映像が得られます。
イメージセンサーを含めた光学系全体をまるで空間に浮いているかのように姿勢維持します。
旅行や運動会で、歩き撮りや子どもを追いかけながら撮影する時など、さまざまなシチュエーションで安定した滑らかな映像を簡単に撮影できます。
さらに、HD撮影時には「インテリジェントアクティブモード」に対応し、ワイド撮影時は約15倍ブレずに安定した映像が実現されています。
より美しく、すばやく「“Exmor R” CMOSセンサー」

レンズで取り込んだ光を電気信号に変える重要な役割を担うCMOSセンサーは、専用設計により動画記録に使用する受光面積が従来機種に比べ1.6倍にアップ。
従来のイメージセンサーに対しても5.3倍の面積を有し、高解像度化はもちろん、低照度環境下でもノイズの少ない映像を実現しました。
屋外でも室内でも高精細で高画質な映像を実現。とくに、夜景や暗い場所での撮影に威力を発揮。ノイズを低減し、美しく鮮やかに撮れます。
「バリオ・ゾナーT」レンズ

バリオゾナーはドイツのカールツァイス社製のレンズで、広角、標準、望遠に幅広く用いられているズームレンズです。
不要な反射を抑えてより忠実な色再現性を実現するため、ソニーが独自に開発した薄型非球面レンズ「AAレンズ」を組み込み、レンズの周辺部にまでわたる高い描写性能とレンズ本体の大幅な薄型化を両立。
さらに、ゴーストやフレアなどの不要な反射光を低減する多層膜コーティング「Tコーティング」が施され、圧倒的な描写性能を発揮し、シーンの空気感まで表現します。
また、色収差を大幅に補正するED (特殊分散)ガラスや球面収差を補正する非球面レンズ、高い収差補正効果を発揮するERレンズ(高屈折率レンズ)を採用。高コントラストで、解像感のある高画質を実現しています。
虹彩絞りの採用により、美しいボケ味を生かした表現も楽しめます。
最大広角26.0mmのひろびろワイド撮影

動画でも静止画でも26.0mmというひろびろワイドな広角撮影を楽しめます。
室内での大人数のパーティなど、後ろに下がれない場所での撮影や建築物・風景の描写に大活躍。
撮りたいもの全体をしっかりと画面の中に納められます。
光学ズーム以上の倍率で、高画質撮影

20倍の光学ズームに加えて、4K記録時は30倍、HD記録時は40倍での撮影が可能。より大きなアップを美しくなめらかな映像で残せます。
大容量64GBの内蔵メモリー

内蔵メモリーだけでも最長15時間の録画が可能。
外部メモリーも対応しており、メモリースティック PRO デュオ(MARK2)、メモリースティック PRO-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(Class4以上推奨)が使用できます。
その他の機能・スペック
・撮った映像をさまざまに楽しむ「PlayMemories Home」フルバージョンを無料ダウンロード
・対応のブルーレイレコーダーや外付けハードディスクに保存
・1秒間に30コマ記録された4K動画から決定的瞬間を高精細な静止画で切り出し
・HDMIケーブル経由、Wi-Fi接続によるワイヤレス転送によるデータ転送
・動きの軌跡が楽しめる「モーションショットビデオ」
・スイングのチェックに最適な「ゴルフショット」
・映像の楽しみ方を広げる「ハイライトムービーメーカー」
・おまかせオート:人物/赤ちゃん/歩き/三脚/逆光/風景/スポットライト/夜景/マクロ/低照度/自動風ノイズ低減
・内蔵メモリー:64GB
・重量:510g
・色:ブラック/ブロンズブラウン
付属品
・リチャージャブルバッテリーパック(NP-FV70A)
・ACアダプター(AC-L200 D)
・電源コード
・HDMIマイクロ端子ケーブル
・マイクロUSBケーブル
・取扱説明書、保証書
SONY FDR-AX45 レビュー
「FDR-AX45」は4K解像度で撮影ができるデジタルカメラです。”4K”とはなんでしょうか?
横4000×縦2000≒3840×2160=約829万画素
・フルハイビジョン(HD)
横2000×縦1000≒1920×1080=約207万画素
つまり、フルHDに比べて、4Kは約4倍の高解像度をもっているということです。
わかりやすく、カメラと比べてみましょう。最近のカメラで撮った写真はとても綺麗ですよね。
現在の一般的なスマホ付属カメラやデジタルカメラの静止画素数は、およそ約500〜1500万画素くらいのものが多いです。つまり、カメラ並みの綺麗な画質で動画が撮れるというわけです。
撮影モードには60fps、30fps(frame/sec=フレーム毎秒)の2種類のモードが存在します。高速撮影をしたい場合は60fpsを選びましょう。画質モードは何種類かのうちから選択することができ、最高画質のXAVC Sフォーマットでは100Mbpsで記録できます。
記録メディアの保存容量に合わせて、適当な画質モードを選びましょう。
4K録画は画質が歴然
(上)フルHD:他のメーカーのデジタルビデオカメラ
(下)4K:「FDR-AX45」
ためしに風景を撮ると、画質や描写力の違いは歴然です。
フルHDは画像がぼやっとしていますが、4Kはくっきり映っています。 また4Kの方が空や木の色も綺麗です。
使ってみて
とにかく画質が圧倒的に綺麗で今まで使っていたフルHDのビデオカメラにはもう戻れなくなります。どのように違うかというと、解像度が高く、きめ細やかなのですが、それだけではありません。
レンズやセンサーなど各構成部品の質が高いため、色の表現度がとても高く、鮮やかなのです。まるでその撮影場所にいたかのような映像を楽しむことができます。
また、撮影するタイミングを逃さないために、ビデオカメラの起動レスポンスが早いことはとても大事ですよね。「FDR-AX45」は起動が非常に速く、思ったとおりのタイミングで撮影をすることができてストレスになりません。
他社製品の4Kビデオカメラのなかには、1kgくらいの重量のものもあり、購入前は重さがひそかに心配でした。「FDR-AX45」は約500g と比較的軽いため、重さで手が痛くなる懸念もありません。
再生機器としては、4Kテレビに越したことはありませんが、そうでないテレビでも非常に綺麗に再生することができます。
■ よかった点
・とても綺麗!
高画質を追求する方であれば大満足できます。
・思っていたよりも軽い
慣れは必要ですが、重すぎる!ということはありません。
・撮影開始までの時間が短い
ビデオカメラは起動に時間がかかるタイプもありますが、「FDR-AX45」は起動が早く、シャッターチャンスを逃しません。
・撮影時の小窓が便利
小窓のボタンのタッチレスポンス速度も申し分ありません。
・データの取り込みがスムーズ
専用ソフトもあり、使い勝手は良いです。
・テレビ上映が簡単
撮影した映像を4Kテレビで再生すれば、思い出をかつてないほどの美しさでリアルに再現できますが、フルHDテレビでも、4Kの膨大な情報量を自動変換するので、より高精細なフルHD映像で楽しめます。 また、トリミング再生は、4K撮影ならではの新しい視聴スタイルで、再生時に見たい部分を、タッチパネルで選択すれば、その部分をクローズアップで見られます。
気になった点
・大きいため、持ち運びや落下に注意
落下による破損は一番注意しなければならない点です。滑って落とさないように気をつけましょう。
・充電に時間がかかる
消費電力が大きいため、充電には2-3時間ほどかかります。
・保存容量が大きい
当然のことですが、画質が良いため保存容量も大きいです。大切なデータのバックアップのために、大容量のハードディスクなどが必要になるでしょう。
こんな人におすすめ
・圧倒的に綺麗な動画を残したい方
・運動会や学芸会など、動きの速い子どもの撮影をしたい方
・動きの速い動物など自然現象を撮影したい方
・4Kテレビや4Kブルーレイレコーダーなど対応製品を持っている方
まとめ
いかがでしたか?
FDR-AX45はソニーの高い技術が詰まったとってもよいハンディカムです。
興味を持った方はぜひお試しください。
この記事を書いた人: mdm