自宅の玄関ドアをスマホで解錠できる時代に。今話題のスマートロックをレビューします。
今回レビューするのは、鍵メーカーが作ったスマートロックである「SADIOT LOCK(サディオロック)」です。
誰でもかんたんに取り付けができ、工事不要で賃貸住宅でも設置ができます。
主な便利機能としては、「ハンズフリー解錠」「自動施錠のオートロック機能」「合鍵シェア」を搭載。
主にスマホアプリ経由での操作ですが、別売アクセサリーの「LOCK Key」があれば車のスマートキーのようにボタン操作で施錠と解錠が可能です。
この記事では「SADIOT LOCK(サディオロック)」を使ってみて良かった点と気になった点、取り付け方法などレビューします。
- SADIOT LOCK レビュー
- SADIOT LOCKの良かった点
- SADIOT LOCKの気になった点
- SADIOT LOCKの特徴と機能
- SADIOT LOCKの外観と付属品
- SADIOT LOCKの取り付けについて
- SADIOT LOCKの別売りアクセサリーについて
- SADIOT LOCKの専用アプリについて
- SADIOT LOCKを使ってみての感想
- SADIOT LOCKはこんな人におすすめ
- SADIOT LOCK レビュー:まとめ
- 最大2.5%還元!Amazonでお得に買い物する方法
SADIOT LOCK レビュー

SADIOT LOCKの良かった点
この項目では、SADIOT LOCKの良かった点を3つご紹介します。
まとめると、取り付けは簡単でオートロックが便利。アプリ操作で施錠解錠するよりも、別売りの「LOCK Key」を使うほうが圧倒的に捗るという感想です。
取り付けがかんたん、賃貸住宅に設置できる
「取り付けはかんたん」です。工事や特殊な工具は必要なく、穴を開けることもないので賃貸住宅でも設置できます。
取り付け方をざっくり説明すると以下です。
・ドアのつまみ部分と鍵の高さを確認
・それにあったスペーサーとホルダーを選択
・スペーサーをねじで固定(要プラスドライバー)
・ドアの清掃
・両面テープで固定(設置)
・電池を入れて、アプリで設定
公式サイトには取り付け動画があり、また付属の説明書も図解で説明されているので、迷うことなく取り付けできます。
開封から設定完了までだいたい20分程度でした。
特殊な形状の鍵でなければ対応しているので、公式サイト内にある「取り付け可否確認」の項目を確認してください。
自動施錠のオートロックが便利
このオートロック機能が100点かと言われればそうではないですが、オートロックできる点は便利だなと思いました。
しめ忘れにもなりますし、荷物が多いときや手が離せないときなどオートロックのニーズは意外と多いです。
100点じゃない理由は、解錠してからn秒後経過したらという条件。経過時間は5秒間隔と30秒間隔で設定可能で、最短5秒〜最長5分の設定範囲です。
個人的には扉が閉まってからn秒間後に施錠という条件だと100点でしたね。ソフトウェアアップデートでできるならぜひお願いしたいです。
色々と設定を変えて試した結果、我が家では「15秒」がベストでした。
リモコンキーが便利
本来はスマホアプリやハンズフリー機能を使っての施錠や解錠するのがメインの使い方なのかもしれませんが、車のスマートキーのように別売りの「LOCK Key」で施錠と解錠できるのは便利でした。
操作性は車のスマートキーと同じ。施錠と解錠の2つボタンがあり、それらを操作するだけ。わざわざアプリを開いて操作するより断然早いです。
数日使ってみての便利さは以下。次の項目で紹介しますが、アプリの性能はまだまだアップデート余地があるなと。今後ソフトウェアアップデート次第では物理鍵を追い越すポテンシャルがあることも事実です。
・リモコンキー > 物理鍵 > アプリ操作
SADIOT LOCKの気になった点
この項目では、SADIOT LOCKの気になった点をご紹介します。
細かく気になった点もいくつかあったのですが、特にストレスと感じた点を1つ取り上げてみます。
アプリの使い勝手はまだまだ発展途上
一番気になったのは、アプリの使い勝手と操作性がいまいちなところです。
特にストレスと感じた点は、アプリ起動時の読み込みが遅い、アプリ内のタブ切り替え(機能切り替え)で毎回読み込みで数秒待たされるところです。
施錠するとき解錠するときもアプリを開くたびに2〜3秒待つので、この時間があれば物理鍵の方が早いなと。ハンズフリー機能もありますが、我が家の環境ではうまく動作しませんでした。
そういう意味でまだまだアップデート余地があるなと思いました。逆に言えばソフトウェアアップデートで改善できそうな問題なので、期待したいです。
以上の理由により、現状だと「LOCK Key」での施錠と解錠+オートロック機能の併用がベストだと思います。
SADIOT LOCKの特徴と機能
ハンズフリーで解錠可能
一定の状況下でスマホがドアに近づくだけで解錠することができる機能です。
条件としては自宅のドアから半径150m圏内に入り、さらに自宅ドア前についたらGPSとBluetoothの併用により、解錠されます。
オートロックによる自動施錠
解錠されてから一定時間経過した後に自動施錠される仕組みです。
最短5秒から5秒間隔で30秒まで。その後は30秒間隔で最長5分まで設定できます。
またGPSの位置情報を感知して、しめ忘れが検知された場合は通知される仕組みもあり。
別売りの「LOCK Hub」があればリモート施錠・解錠ができます。
合鍵シェア、最大20人まで付与可能
自宅の鍵を最大20人までシェア可能。対面での受け渡しがなく、メールで付与できます。
またアプリから鍵使用の権利や権限解除等も可能です。
施錠と解錠の履歴確認
スマホアプリの履歴情報を見れば誰が、いつ施錠と解錠をしたかログとして確認できます。
別売りの「LOCK Hub」があれば、外出先からも見れるため、子供の帰宅などの確認にも役立ちます。
賃貸住宅にも取り付け可能
工事や特殊な工具が必要なく、両面テープで固定するタイプなので簡単に取り付けや取り外しができます。
特殊な形状でなければ、国内にある数多くの鍵に対応しています。
また電池で駆動するため、コンセントなども必要ありません。※リチウム電池(CR123A)2本で6ヶ月動作(1日10回の解施錠で想定)
公式サイト内の「取り付け可否確認」の項目を確認してください。
SADIOT LOCKの外観と付属品
こちらが鍵メーカーである株式会社ユーシン・ショウワが作った「SADIOT LOCK」です。
カラーはブラックとホワイトの2色から選べます。参考価格として1台13,200円。
他のスマートロックと比較すると中間くらいの価格でした。
本体を除く付属品がこちら。
・リチウム電池CR123A ×2
・3M両面テープ
・サムターンホルダー 各サイズ ×1
・スペーサー 各サイズ ×1
・ネジ 各サイズ ×4
・取り扱い説明書類


図解で取り付け方が紹介されているので、かんたんに取り付けできます。
一応公式サイトには動画解説での取り付け方法も紹介されているので合わせて確認してみてください。


右側のサムターンホルダーは鍵のつまみの厚みに応じて選んで使います。
国内に流通している鍵であれば、たいてい対応しているとのこと。ただ事前に取り付け可能か調べてみてください。
※取り付け可否確認はこちら


電池はCR123Aというあまり見慣れないものでした。
本体に4つまで入れることができますが、お試しとして2つだけ付属しています。
Amazonや家電量販店に売っている電池なので、もう2つ買っておくといいでしょう。
両面テープは本体と扉を固定するために、ネジはスペーサーと本体を取付する際に使います。
こちらが本体です。思ったより大きいなという印象。
小ささを特徴とするスマートロックもありますが、多少大きくてもいいのでバッテリー持ちや通信品質が高い方が良いです。
裏はこんな感じ。こちらの面にスペーサーとサムターンホルダーを取り付けます。
側面
スライダー式の電池ボックス。取り付けた後もかんたんに電池交換できます。
なので、取り付け後も蓋が外せるようにつける必要あり。
電源を入れるとLEDが光りました。本来は取り付け後に電池を入れるみたいです。
SADIOT LOCKの取り付けについて


メーカーはMIWA製でドアと鍵にやや高さがあります。鍵のつまみには防犯用のスイッチ等はついていません。
鍵の仕組みとしては一般的なタイプです。
これくらい高さがあってもスペーサーをかませば、取り付け可能です。
この鍵の場合、スペーサーとサムターンホルダー共に一番大きなサイズでぴったりでした。


両面テープの粘着が強いので、位置合わせは慎重に。
※サムターンホルダーに押さえ金具がついていますが、この後外しました。
横向きに付けた理由は電池の交換がしやすいからです。
このようにスライダー式の蓋となっているので、取り外ししやすいか考えてつけるといいでしょう。
SADIOT LOCKの別売りアクセサリーについて

別売りの「LOCK Key」と「LOCK Hub」も紹介しておきます。


執筆時点だとアプリからの施錠と解錠がもっさりしているので、「LOCK Key」を併用することをおすすめします。


開閉のログを外出から確認できるので、家族の在宅状況を把握することができます。
高度な使い方例として、玄関にネットワークカメラを設置し、宅配業者が来たら一時的に解錠して、家の中に置いてもらうなんてこともできるかもしれません。
SADIOT LOCKの専用アプリについて

対応OSと対応機種を公式サイトから引用しておきます。
【iOS版】
■動作に必要な環境:
iPhone 8以上、iOS 13.x以上、Bluetooth 5.0以上
※iPhone SE第1世代は不可、iPhone SE第2世代は可【Android版】
アプリ公開日:2021年3月29日
■動作に必要な環境:
OS Android 9以上、Bluetooth 5.0以上■動作確認済み機種・OS環境:
2021/3/29 追加 Google Pixel 3a/4a/5(OS Android 11)
2021/5/11 追加 Sharp AQUOS sense 3、Samsung Galaxy A51、Sony Xperia 5(OS Android 10)
2021/5/31 追加 Fujitsu Arrows M05(OS Android 9)■動作確認予定機種:
Kyocera Android One S6、Xiaomi Redmi Note 9S、Oppo Reno 3A
設置が終わり、専用アプリを使って設定を行います。
こちらの設定も表示された指示に従うだけとかんたんです。※使用端末:iPhone 12 Pro Max
Android版は最近公開されたようで、動作確認済みの機種の方がトラブルなく設定できると思います。
本体とスマートフォンはBluetoothで接続します。
施錠と解錠の位置を記録させれば、すぐに使うことができました。
鍵マークをタップすれば、通信が始まり施錠と解錠ができます。
鍵の状態履歴はこのように何月何日何時何分、誰が(どの鍵を)鍵を使用した確認できます。
設定画面では、オートロックやしめ忘れ通知、ハンズフリー操作、リモート操作などの設定ができます。
オートロックはうっかり閉め出しにならないようにと警告がでました。
合鍵も家族や友人などにシェアできます。「LOCK Key」こちらから登録可能です。
SADIOT LOCKを使ってみての感想
■よかった点
・工事不要のかんたん取り付け
・賃貸住宅でも取り付け可能
・オートロック機能が便利
・別売りのLOCK Keyが便利
・鍵の施錠、解錠履歴が見れる
■気になった点
・アプリの読み込みが長く、読み込み頻度が多い
SADIOT LOCKはこんな人におすすめ
・自宅の鍵をスマートロック化したい方SADIOT LOCK レビュー:まとめ

以上が、SADIOT LOCKのレビュー内容です。
「SADIOT LOCK」の現状のベストな使い方として、「LOCK Key」での施錠と解錠、オートロック機能の併用です。
ソフトウェアアップデート次第では、アプリ経由での施錠と解錠が便利になりそうですし、ウィジェットでの操作やAppleWatchなどのスマートウォッチ経由での操作ができるとなお良いなと思いました。
Amazonのレビュー評価を見ると、競合のQrio Lockに続く評価数だったので、総合的に見ると高評価となっています。
「SADIOT LOCK」のカラーは黒とホワイトの2色。価格は13,200円(税込)。別売りで「LOCK Hub(4,950円)」と「LOCK Key(3,300円)」も購入できます。
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