SOUNDPEATSのイヤホンはハズレなし。Miniから進化したMini Proもその1つ。
6千円台ながらもノイキャン、aptX Adaptive、低遅延モードを搭載しており、サウンドチューニングも万人受けするタイプです。
この中でもノイキャン性能は1万円でトップクラス。オフィスなどで周囲の環境ノイズをスッと消してくれ作業に集中できます。
装着検知機能がない、外音取り込みがおまけ程度、この2点クリアできるならコスパの良いイヤホンでしょう。
- SOUNDPEATS Mini Pro レビュー
- SOUNDPEATS Mini Proの特徴
- SOUNDPEATS Mini Proはこんな人におすすめ
- SOUNDPEATS Mini Proの良かった点
- SOUNDPEATS Mini Proの気になった点
- SOUNDPEATS Mini Proの外観と付属品
- SOUNDPEATS Mini Proの機能
- まとめ:SOUNDPEATS Mini Pro レビュー
SOUNDPEATS Mini Pro レビュー
この記事では「SOUNDPEATS Mini Pro」をレビューし、スペックや特徴、良かった点、気になった点などご紹介します。
スペック
Bluetooth | v5.2 |
---|---|
搭載チップセット | QCC3040 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive |
連続使用時間 | 最大7時間 ケース込み最大21時間 |
片耳使用 | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
低遅延モード | ○ |
充電ポート | USB-C |
操作方法 | タッチ式 |
参考価格 | 6,680円 |
SOUNDPEATS Mini Proの特徴
SOUNDPEATS Mini Proの主な特徴は以下の3つです。
・高音質&低遅延のaptX adaptive対応
・バイオセルロース製の振動板採用
Miniの上位版がこのMini Pro
VGP2021アワードを受賞したMini。VGPは国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワードです。
そのMiniの性能をアップグレードし、Mini Proが誕生。
QCC3040チップを搭載し、ノイキャンや外音取り込み、aptX adaptiveに対応しました。
高音質&低遅延のaptX adaptive対応
この価格帯では採用が少ない高音質&低遅延のaptX adaptiveに対応しています。
aptX adaptiveは一部のAndroidスマホに対応しているコーデックなので、事前に確認するといいでしょう。
SBCやAACにも対応しています。
バイオセルロース製の振動板採用
植物由来の繊維から生み出される「バイオセルロース」を採用した振動板は、音質感が自然で透明感がある立体サウンドが特徴です。
直線性のよいフリーエッジの採用で振幅の大きい低中音域も忠実に再現。
楽器の細やかなニュアンスも逃さず、ボーカルを明瞭に描き、サイズから想像できないリッチな音を楽しめます。
SOUNDPEATS Mini Proはこんな人におすすめ
SOUNDPEATS Mini Proはこんな人におすすめです。
・予算1万円以下で探している方
外音取り込みはおまけ程度ですが、ノイキャンの性能は高いです。音楽なしでデジタル耳栓としても使えます。
またほぼ全部入り機能なのに6千円台で購入できるコスパは良く、音質もボリュームがありバランスの取れたサウンドチューニングでした。
SOUNDPEATS Mini Proの良かった点
SOUNDPEATS Mini Proの良かった点は以下の3つです。
・音質は安定のSOUNDPEATSクオリティ
・機能はほぼ全部入りの上位スペック
ノイズキャンセリング性能
ノイキャンは先ほどの述べたようにかなり性能がいいです。周囲の雑音ノイズはしっかりとカットされ、圧迫感がないので使っていても耳が痛くなりません。
電車内でノイズキャンセリングONとOFFを試すとその性能の良さを実感できました。
どうしても聞こえる音はありますが、数多くレビューしてきた同クラス帯の中では最強です。
音質は安定のSOUNDPEATSクオリティ
音質は有名メーカーに負けないサウンドクオリティです。本モデルに関してはバランスが良く、音量を上げても中高音が刺さらないチューニング、ボーカルとの距離感や空間表現もちょうど良く個人的に好みな音質でした。
機能はほぼ全部入りの上位スペック
aptX Adaptive、ノイズキャンセリング、外音取り込み機能、TrueWireless Mirroring、低遅延モードなど便利な機能を搭載しています。
SOUNDPEATS Mini Proの気になった点
SOUNDPEATS Mini Proの気になった点は以下の1つです。
ややマイク集音感が強め
普段使用しているAirPods Proの外音取り込みはイヤホンを外しているかのような自然さがありますが、Mini Proの外音取り込み機能はマイク集音感が強いです。価格差があるのは承知ですが、気になった点として挙げておきます。
ノイズキャンセリング性能を強化しているメーカーが多く、外音取り込み機能の性能も改善してほしいなと思いました。
SOUNDPEATS Mini Proの外観と付属品
丸みのあるコンパクトなケースです。
Miniの上位モデルなので、デザインはそのまま踏襲しています。
1点違うとすれば、ケース全面にLEDライトが配置されているところでしょう。
ケースをあけただけでは自動ペアリングされず。Miniから唯一進化していないポイントかなと。
ケース込みでバッテリー持ちは21時間。1日外出しても十分です。
耳に合う形をしているせいか、負担が少なくまた耳からはみ出て見えづらいです。
ドライバーは6.1mmから10mmに。ナチュラルで繊細な音が楽しめるバイオセルロース製の振動板を採用しています。
イヤホンの防水性はIPX5相当。小雨程度であれば、外でも使えます。
一回り小さいことが伝わるでしょうか。重さは圧倒的にMiniが軽いです。
付属品は以下です。
・USB Type-C充電用ケーブル
・イヤーピース(S/M/L)
・取り扱い説明書類
イヤーピースは3サイズです。
ノズルとイヤーピースはやや楕円型。傘は柔らかく、軸もそこまで硬くありません。
フィット感も良く遮音性は高いです。
SOUNDPEATS Mini Proの機能
SOUNDPEATS Mini Proの各機能を紹介します。
バッテリー持ち
・ケース込みで最大21時間(フル充電1.5時間)
バッテリー持ちは良いです。外出中などイヤホンで音楽を聞いていることが多い方向けでもあります。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間程度はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、6時間39分。ノイズキャンセリングONだと4時間24分でした。
操作性
再生/停止 | どちらかを2回タップ |
---|---|
曲送り | 右側を1.5秒タップ |
音量+ | 右側を1回タップ |
音量ー | 左側を1回タップ |
低遅延モード | 左側を3回タップ |
機能切り替え | 左側を1.5秒タップ |
※機能切り替えは、ノーマルモード→ノイキャン→外音取り込みの順
基本的な操作はほとんどイヤホン側からできます。ただ曲戻りのみ非対応。
タッチ操作で反応が良く、音量調整の割り当てが1タップなところが良かったです。
機能切り替えは左側を1.5秒程度タップすると、順に切り替わります。
装着感
付属のイヤーピースサイズがあえば、遮音性も高くつけ心地も良いです。少しイヤーピースが楕円なので隙間があるように感じたなら回して調整するとしっくりくると思います。
階段の上り下り、ランニング、ジムでも使用してみましたが、外れることなく使うことができました。
音質とコーデック
コーデックは、SBCとAAC、aptX、aptX Adaptiveに対応。aptX Adaptiveは低遅延で高音質なコーデックで、Xperia 1/5、Zenfone6/7/8など一部のAndroidスマホで使えます。
音質はやや低音寄りですが、中高音とのバランスが良い印象を持ちました。
SOUNDPEATSの上位モデルAir Pro3と比べるとややクリアさに欠けますが、低音寄りのサウンドが好きな方に合うと思います。
シャリシャリ感は少なく、長時間作業用BGMを聞いていても苦じゃありませんでした。
SOUNDPEATSのチューニングはどれも日本人に合う印象があり、本モデルもその1つです。
点数で評価すると、5点中4.7点です。※iPhone 12 Proとの接続、Amazon Music HDの感想
ノイズキャンセリング
ノイキャン性能は結構良いです。6千円台でこの性能ならかなり良いかと。
エアコンの空調音や冷蔵庫のモーター音(低めの環境ノイズ)などは、静かな環境だとほとんど聞こえなくなります。
同クラスのイヤホンは28dB(デシベル)が多い印象ですが、最大35dBのノイズ低減と幅が広いのが特徴です。
地下鉄内では走行音など高めの音は普通に聞こえますが、低めの音は低減されています。
外音取り込み機能
マイク集音感は強いです。ただ周囲の音を聞きたい分には十分な性能です。
音楽を大きめの音量だとほとんど聞こえませんが、小さめなら周りの人と話せます。
タップで切り替える面倒さはありますが、いちいちイヤホンを外したくない方にはあると便利な機能です。
接続性&音飛び
iPhone 12 Pro Maxと接続して、主に自宅、コワーキングスペースで使ってみましたが、途切れることなく使えました。駅構内や電車内など歩いていても今のところ接続不良はありません。
ちなみにMacBook ProやiPad Air4と接続してみても、途切れや接続不良はなく使うことができました。
動画視聴時の遅延
検証としてiPhone 12 Pro MaxでYoutubeとNetflixを見てみることに。通常と低遅延モード共に何本か視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
音ズレがシビアなゲームには向いていませんが、ゲームにも使えるイヤホンです。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができます。
まとめ:SOUNDPEATS Mini Pro レビュー
この記事では「SOUNDPEATS Mini Pro」をレビューし、特徴やスペック、音質、良かった点、気になった点などご紹介しました。
SOUNDPEATSのイヤホンはこれまで数多くレビューしていますが、どれもクオリティが高く動作も安定しています。
1万円以下の価格帯で買えるシリーズが豊富で、ノイキャンやaptX Adaptive、ワイヤレス充電対応などコスパの良いイヤホンも多いです。
どのシリーズも性能差はそこまでないので、あとは装着感や音質の好みになるかと思います。
最近は家電量販店で見かけることもあり、実際に試聴して選べると最適です。