YAMAHA TW-E3Aは、音量に応じて音のバランスを最適化する独自技術の「リスニングケア」機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
音量が小さいと低域と高域が聴こえにくくなる人間の聴感特性やリスニング環境によって聴こえ方の違いに着目。音のバランスを最適化し、自然に聴きやすい音を再現したとのこと。
またクアルコム社のQCC3026を採用し、aptXコーデック、TWS Plusに対応しています。
その他、専用アプリやIPX5防水対応、音量調整を含むイヤホン側でのスマート操作、最長24時間のロングバッテリーなどが主な特徴です。
この記事ではYAMAHA TW-E3Aの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
YAMAHA TW-E3A レビュー

スペックと特徴について
YAMAHA TW-E3Aの基本スペックと特徴を紹介します。
<耳に優しい音で、音楽をもっと気軽に、自由に>
音のバランスを最適化し、耳への負担も抑えるヤマハ独自の「リスニングケア」を搭載。
小さなボリュームの時ほど低域と高域が聴こえにくくなる人間の聴感特性や、リスニング環境における聴こえ方の違いに着目し、音量に合わせて、音のバランスが最適になるように補正。
<音切れしにくい完全ワイヤレス>
Qualcomm社の「QCC3026」を採用し、左右独立通信テクノロジー Qualcomm TrueWireless Stereo Plusに対応。
スマートフォンなどのコンテンツ送信側が、左右のイヤホンに直接音声データを伝送するこの方式は、従来の完全ワイヤレスイヤホンに比べ音切れしにくく、快適かつ長時間のリスニングを可能にします。
<雨や汗がかかっても安心>
JIS防水保護等級IPX5相当の生活防水に対応しており、突然の雨や汗・水しぶきからイヤホンを守り、快適に使用することができます。
<ボリューム調整までも、指先ひとつで>
イヤホンの横をタッチするだけで、曲の再生/停止、スキップ操作をはじめ、ボリュームの調整までおこなうことができます。
わざわざスマートフォンを取り出す必要がなく、満員電車に乗っているときなどでもスマートに操作でき便利です。
<最長24時間のロングバッテリーライフ>
本体のみへの充電(約2時間)で6時間使用することができ、毎日のリスニングに便利です。
さらに充電ケースに3回分充電して、最大24時間の音楽再生が可能。旅行や出張先などでも気軽に音楽を楽しむことができます。
<アプリを使ってスマートに設定>
スマートフォン専用のアプリ「Headphones Controller」を用意。
「リスニングケア」のオン/オフや、オートパワーオフの設定、バッテリー残量の確認などの操作を画面を見ながら手軽におこなうことができます。

ドライバーユニット | 6mm |
---|---|
Bluetooth | Ver5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約6時間 |
ケース込使用時間 | 約24時間 |
充電ポート | USB Type-C |
防水性 | ○ ※IPX5仕様 |
アプリ | ○ |
カラー | ブラック |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観


ブラック、ブルー、ピンク、ホワイトの4色の中からホワイトを選択しました。
真っ白なホワイトというよりはややベージュがかったパステルホワイト寄りです。
コロンとしたフォルムにどこか温かさも感じられるプロダクトデザインに仕上がっています。
YAMAHAのロゴもいい感じにアクセントとなっており、とてもかっこよくもあり可愛さも感じます。
ケースサイズ比較としてiPhone XSを横に置いてみました。
横長でややコンパクトな部類に入るケースです。
イヤホン本体もパステルホワイトカラーで統一。YAHAMAのロゴがデザインされています。
質感としてはラバーっぽい素材でさらさらとしています。指紋やスレ傷は目立たなそうですが、ホコリはつきやすく取りにくいです。
ケースから取り出す際の磁気の強さはちょうど良く、個人的に評価ポイント。たまにすごく磁気が強くて取り出しにくいタイプもあるので。。。
防水性はIPX5相当。小雨程度なら十分耐えれる防水仕様です。
※ケースは防水性なし


ケースは軽い部類に入ると思います。
同梱品
YAMAHA TW-E3Aの同梱品は以下です。
・イヤホン本体
・チャージングケース
・イヤーピース(SS/S/M/L)
・スリーブ(S/M)
・充電用ケーブル
・ユーザーガイド等
イヤーピースは4サイズ(SS/S/M/L)、スリーブは2サイズ(S/M)付属しているので、自分の耳に合ったサイズを選んで装着できます。
スリーブの1つはフィン付き。隙間が開くと低音が抜けたり、フィット感に影響するのでサイズ選びは必須です。
バッテリー持ち
イヤホン単体で約6時間、ケース込みで約24時間(ケースで約3回フル充電可能)です。
イヤホンのバッテリー残量は、ペアリング時に音声でバッテリーハイ・ミディアム、ローと通知されます。
ケースのバッテリー残量は充電ポート横のLEDで確認できますが、分かりにくいです。※残量少で赤点滅3回、フル充電は約2時間
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約3日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間以上はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、5時間23分、(aptX/音量50%)で4時間12分でした。
※aptXコーデック接続時は、どのイヤホンも2〜3時間程度短くなる傾向にあり
操作性
イヤホン側からできる操作は、音量調整を含む、再生停止、曲送り戻り、受話終話拒否、音声アシスタントに対応しています。
一見ボタンがなく、タッチ式に見えますが、押し込んで使う物理式ボタンです。
押すのにそこそこ力が必要で押し込まれる感覚がありますが、反応は良く操作性は悪くありません。
再生/停止 | どちらかを1回押す |
---|---|
曲送り | 右側を2秒押し |
曲戻し | 左側を2秒押し |
音量+ | 右側を2回押し |
音量ー | 左側を2回押し |
受話終話 | 右側を1回押す |
音声アシスタント | 右側を3回押す |
装着感
完全ワイヤレスイヤホンはたくさん購入しており、そのメーカーによって大きさや形は様々です。
その中だと、やや大きめ。ただイヤーフックとイヤホン本体の形状からフィット感は良好。
4サイズのイヤーピースから選べ、うまく合えば遮音性も高いです。
階段の上り下り、ランニングでも使用してみましたが、外れることなく使うことができました。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
再度ペアリングモード(リセット)にする場合は、登録した機器とペアリング状態にして解除するとペアリングモードに。
最大3台とのマルチペアリングができます。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す
3.スマホのBluetooth設定で「YAMAHA TW-E3A R」を選択
4.ペアリングを承認して、接続完了
5.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
まずコーデックですが、AACとaptXに対応しているので、iPhoneやAndroidスマホのどちらでもOKです。
音質に関しては、とてもマイルドで自然な音なので聴き疲れしにくいと思いました。
というのもカナル型なのに耳元でなっているような感覚。ヘッドホンで聴いているような心地よさです。
この辺り、YAMAHA独自技術の「リスニングケア」効果で耳への負担を軽減できているのでしょうね。
ちなみにリスニングケアは初期設定で有効です。専用アプリから無効にすることもできます。
いろんなジャンルの曲を聴いてみましたが、苦手なジャンルがなく、万人受けする音質でした。
点数で評価すると、5点中4点です。※aptX接続、Amazon Music HDの感想
接続安定性・音飛び
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3と接続して、駅構内や街中、自宅、オフィスと使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
ちなみにMacBook Proと接続してみると、途切れ頻度が多く発生したので、私のレビュー環境要因かもしれませんが、ご注意を。
このイヤホンは、従来の親機から子機への伝送方式でなく、左右のイヤホンに直接音声データを伝送する方式「TWS Plus」に対応。
従来の完全ワイヤレスイヤホンに比べ音切れしにくく、快適かつ長時間のリスニングを可能です。ただ対応しているスマホ等がまだ少ないため、恩恵を受けられる方はまだまだ少ないのが現状です。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proなどで遅延具合を検証してみました。
YoutubeやNetflixでいくつか動画を見てみましたが、口とセリフがズレている感じはなく、遅延は少ないと言えます。
この機種に限らず、最近のモデルは以前と比べて遅延は少ない傾向ですね。
YAMAHA TW-E3Aを使ってみての感想
■よかった点
・バランスタイプの中でも特に良い音質
・AAC、aptXコーデックに対応
・イヤホン単体で最大6時間の再生
・遅延や途切れが少ない
・イヤホン側で音量調整ができる
・イヤホンの残量が音声通知で分かりやすい
・QCC3026搭載でTWS Plusに対応
・ファームウェアの更新ができる
■気になった点
・イヤホン本体にホコリが付きやすい
・物理ボタンで操作時は耳奥に押し込まれる
YAMAHA TW-E3Aはこんな人におすすめ
・バランスの良い音質が好きな方
・バッテリー持ちを重視する方
・遅延や途切れが少なさを重視する方
・aptXコーデック対応機種が欲しい方
YAMAHA TW-E3A レビュー:まとめ
以上が、YAMAHA TW-E3Aのレビュー内容です。
総評としては、長時間音楽を聴きたい方におすすめ。
バランス型音質のイヤホンは多いですが、その中でもマイルドかつ自然な音でリスニングできるこのイヤホンは頭ひとつ抜けているなという印象を受けました。
いつもなら1時間程度で外したくなる(耳が疲れる)のですが、不思議と2〜3時間程度連続で聴けたというイヤホンです。
コーデックもAACとaptXの両方にしっかりと対応しており、バッテリー持ちも6時間と十分。ケース自体もちょうどよく扱いやすいです。
スペック自体高めですが、約1万円で購入できる点はコスパが良いと思います。
私は楽天市場のイヤホン専門店で購入したのですが、人気ランキング上位だったのが納得できるクオリティでした。
価格は10,800円。カラーはブラック、ブルー、ピンク、ホワイトから選べます。
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