完全ワイヤレスイヤホンが徐々に普及しつつある中、また新たなタイプである「デュアルリスニング」という周囲の音と音楽を同時に聴くことができるイヤホンが登場しました。
それがSONYから4月21日に発売されたばかりの「Xperia Ear Duo」です。「ヒアラブル」とも呼ぶそうです。
デュアルリスニングという特徴と変わった形状のため、下掛けスタイルという付け方や音漏れ、音質が気になる方も居られるでしょう。今回は前後半に分けてご紹介してきます。
■よかった点
- 音漏れはほぼなし
- iPhoneのボリュームを80%以上にしても隣に聞こえない
- イヤーピースを耳に入れないので圧迫感なく疲れない
- 音質は中高域が得意。ボーカルがクリアに聞こえる。
- オフィスなど五月蝿すぎない場所では音楽と周りがうまく共存して心地よい
- 装着感はこれまでにない感じだが、重くなく、違和感もない。
- 運動しても耳から外れないくらい不思議と安定はしている
- 急速充電は何かと便利。7分で1時間の再生に対応
- バッテリー持ちはほぼメーカー公表値通り
■気になった点
- 価格が高め
- タッチ操作は少ししずらい(音量調整とか)
- 装着は慣れれば簡単だが、やや面倒
- ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP
- Xperia Ear Duoのスペック・仕様
- 特徴
- Xperia Ear Duoの使ってみた感想とレビュー
- SONYの新しい提案「デュアルリスニング」
- 最大16時間の連続再生と急速充電に対応
- ケースのサイズと薄さは好評価
- 慣れが必要なタッチパッドだが、スマホなしの基本操作は可能
- 普及するのか?下掛けスタイル
- クアッドビームフォーミングマイク、ヘッドジェスチャー、NFMI
- 使ってみて
- こんな人におすすめ
- まとめ
- Amazonで完全ワイヤレスイヤホンをお得に安く購入する方法
ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP
Xperia Ear Duoのスペック・仕様
タイプ | ワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット |
---|---|
色 | ブラック / ゴールド |
サイズ 本体 | 約 17.5 x 約 59.6 x 約 10.2 mm |
充電ケース | 約 φ89 x 約 25 mm |
質量 本体 | (左右各) 約 10.6 g |
充電ケース | 約 76 g |
音楽再生時間 | 本体 約 4 時間 充電ケース 約 12 時間 |
連続通話時間 | 本体 約 2.5 時間 充電ケース 約 7.5 時間 |
急速充電 | 約 7 分充電で約 1 時間再生 |
バッテリーサイズ | 本体 56 mAh 充電ケース 740 mAh |
ドライバーユニット | 10 mm ダイナミックドライバー |
接続 | Bluetooth 4.2/LE |
USB | Type C |
コーデック | SBC / AAC(iPhoneにおすすめ) |
Bluetooth プロファイル | A2DP / HFP / AVRCP / HSP |
マルチデバイス接続 | 8台まで対応 |
Clear Phase™ | ○ |
アダプティブボリュームコントロール | ○ |
センサー | 近接センサー 加速度センサー ジャイロセンサー コンパス 気圧センサー |
マイク | 4 (左右に2つずつ) |
エコー/ウィンドノイズキャンセレーション | ○ |
防滴機能 | IPX2 |
特徴
Xperia Ear Duoとは
周囲の音と再生している音楽がブレンドされる革新的なリスニングスタイル「デュアルリスニング」を実現した、完全ケーブルレススタイルのスマートプロダクト。
スマート機能の搭載により、音声やヘッドジェスチャーで、通話の発着信やLINEメッセージの送受信、音楽再生操作など、先進的なハンズフリーでの様々な操作ができます。
デュアルリスニング
会話や周囲の音を遮断せず、音楽を楽しめるソニー独自の音導管設計により、耳を塞がなくても音漏れを低減。本体後部に搭載のタッチパッドで、再生や停止などの操作が可能。
下掛けスタイル
完全ケーブルレスな左右独立型の形状によりストレスフリー。人間工学に基づき、下掛けスタイルを採用。リングサポーターをサイズ別(S,M,L)で用意し、耳にフィットして安定性を追求したデザインを実現。
Assistant for Xperia(TM)
クアッドビームフォーミングマイクで、音声認識・通話品質を向上。状況に合わせた天気・ニュース・予定の読み上げや、受信したLINEメッセージの読み上げをしてくれます。音声でメッセージを入力・送信も可能です。音楽やラジオの再生もスマートフォンを取り出さず声で操作できます。
急速充電に対応、最大約16時間の連続再生
充電機能を搭載した専用ケース。連続音楽再生時間で約12時間分のバッテリーを備えており、Xperia Ear Duo本体と合わせて最大約16時間可能。 急速充電では7分の充電で、約1時間の再生を可能にしました。
Xperia Ear Duoの使ってみた感想とレビュー
「Xperia Ear Duo」はパッケージの通りに装着し、音楽を聞きます。どこか近未来感もあり、SONYの新しい提案にワクワクします。
価格は高めの29,980円。税込だと3万円を超える高級機です。カラーはブラックとゴールドの2色展開でブラックを購入しました。
SONYの新しい提案「デュアルリスニング」
冒頭でもお伝えしたので繰り返しになりますが、デュアルリスニングという「周囲の音を聞きながら、音楽やコミュニケーションを楽しめるイヤホン」。
正式名称は「ワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット」というみたいです。
どういう時にこのイヤホンを使えばいいのか。例えば周囲の音をいつでも聞ける状態ながら音楽を聞きたい方や交通量が多い場所でのランニングなど、人それぞれで様々なニーズに答えられそうです。
パッケージはコンパクトな大きさ、開封してみると充電ケースと付属品がうまく収まっていました。
付属品は充電ケース、リングサポーター (S/M/L)、USB Type C ケーブル、スタートガイド、取扱説明書、保証書となります。
最大16時間の連続再生と急速充電に対応
こちらは丸い形をした充電ケース。非光沢のグレーに近いブラックカラー。SONYらしいデザインで個人的に好評価です。
充電ケースを開けると変わった形をしたイヤホン本体が出てきました。充電ケースは連続音楽再生時間で約12時間分のバッテリーを搭載し、イヤホン本体と合わせると最大で約16時間の連続再生が可能です。
完全ワイヤレスイヤホンの特徴としてバッテリー持ちが悪く、こちらも4時間程度しかもちませんが、急速充電に対応し、7分の充電で、約1時間の再生なので急なバッテリー切れでも安心です。
充電はmicro-USBではなく主流になりつつあるUSB-Cです。アダプタは付属していないので、スマホのものを代用するか、別途購入する必要があります。
充電ケース上部のLEDで充電状況が確認できます。
充電中は、赤色が15%以下、オレンジが80%以下、緑が80%以上、消灯時は充電完了・電池残量なしとなります。
充電していない時は、赤色が3回点滅で15%以下、同じくオレンジで80%以下、緑で80%以上です。
イヤホンは磁石でカチっと収納可能。すぐに充電が開始されます。
ケースのサイズと薄さは好評価
男性の手のひらに十分収まるコンパクトさと薄さでポケットにも入り、持ち運びにも便利なサイズです。
慣れが必要なタッチパッドだが、スマホなしの基本操作は可能
ロゴの面はタッチパッドとなっており、スマホに触らずに操作することができます。
操作方法はタップ・長押し・スライドで、再生や停止・曲送り戻し・音量調整などが可能。専用アプリから操作のチュートリアルを行うこともできるので分かりやすいです。
ただ反応が良くないのか、2、3日の使用程度だとうまくスライドさせて音量調整ができません。個人的にはタッチより、物理ボタンの方がいいと思いました。
普及するのか?下掛けスタイル
人間工学に基づくフィット感の「下掛けスタイル」を採用。
初めは慣れませんが、耳たぶを引っ張るようにして挟むイメージ。こちらも専用アプリでチュートリアルがあるので、指示通りにすれば簡単です。ですが、正直面倒ではあります。
ちなみに下掛けスタイルは装着時に正面から目立ちにくく、メガネとの干渉が少ないとのこと。
音漏れに関してもソニー独自の音導管設計で耳をふさがない構造ながら音漏れの低減を実現しています。
またドライバーユニットを耳の後ろに配置することで、音導管を通して鼓膜へダイレクトに音を届け、周囲の音とブレンドされる新しいリスニング体験が可能。
ソニーオーディオ部門監修のClear Phase™による高音質技術を採用し、より自然でクリアな音質、アダプティブボリュームコントロールによって周囲の環境に合わせて自動音量調節機能も搭載されています。
クアッドビームフォーミングマイク、ヘッドジェスチャー、NFMI
様々な角度から見つつ、他の機能の紹介です。
クアッドビームフォーミングマイクはその名の通りに4つのマイクを搭載。周りが騒がしくても、ノイズを分離し音声認識や通話品質を向上し、クリアな通話が可能です。
ヘッドジェスチャーはアシスタントとのはい・いいえの応答確認だけでなく、一部の紹介となりますが、以下のことができます。
・うなずきで応答、首を横に振ることで拒否
・右左と向くと次/前のトラックへスキップ
NFMI (Near Field Magnetic Induction/近距離電磁誘導) を採用し、低遅延と左右の安定した接続を実現しています。
リングサポーターは3種類(S/M/L)から選べるので装着感の良いものを選べます。また耳穴を塞がないので、痒くなったり蒸れづらい特徴があります。
ケースは74gとこれまで紹介してきた完全ワイヤレスイヤホンの中では標準的でしょうか。イヤホン本体の重さは実測値で20gとなります。
使ってみて
Xperia Ear Duoの装着感
これまでつけたことのない形状のため、慣れが必要ですが、専用アプリ内で装着方法などのチュートリアルがあり、インカメラなどで確認もできるので大丈夫でしょう。
装着感についてはイヤリングのような下掛けスタイルで耳に差し込むことがないので、耳への負担は少ないと言えます。また音楽視聴がしばらく続いていても耳が痒くなったりもないので快適です。
頭を激しく動かしても不思議と落ちません。IPX2相当の防滴なのでランニングやスポーツ時でも使えます。
Xperia Ear Duoの音質
あくまでもデュアルリスニングで周囲の音と一緒に聴くことがメインなので過度な期待は禁物です。
音質は耳元でスピーカーから鳴っている感じ、またイヤホンが外れかかっている感じと言った方がわかりやすいかもしれません。
EDMやロックは苦手気味で低音は軽いです。得意なのはボーカルやアコースティックギターなどの中高域はとてもクリアでした。
この2日間聞いた感想だと、周囲の音と一緒に聴くイヤホンと割り切ればなんの不満もない音質です。
Xperia Ear Duoの音漏れ
結論。音漏れしにくい。
主にオフィス内で使用し、隣の同僚と「どれくらいまで音量を上げれば聞こえるか」のテストをしたところ、iPhoneのボリュームで90%ほどでも聞こえない結果に。
仕様的にあまり音量は大きくできないのと、周りの雑音の大きさもありますが、音漏れは気にしなくてもいいということが分かりました。
ただ、ほとんど周囲の雑音がない場所では聞き取れるケースもあるので注意です。
■よかった点
・イヤーピースを耳に入れないので圧迫感なく疲れない
・音質は中高域が得意。ボーカルがクリアに聞こえる。
・音漏れはほぼない。iPhoneのボリュームを80%ほどにしても隣に聞こえない
・オフィスなど五月蝿すぎない場所では音楽と周りがうまく共存して心地よい
・装着感はこれまでにない感じだが、重くなく、違和感もない。
・運動しても耳から外れないくらい不思議と安定はしている
・急速充電は何かと便利。7分で1時間の再生に対応
・バッテリー持ちはほぼメーカー公表値通り
■気になった点
・価格が高め
・タッチ操作は少ししずらい(音量調整とか)
・装着は慣れれば簡単だが、やや面倒
こんな人におすすめ
・オフィスなど仕事をしながら音楽を聞きたい方
・ランニングなど周囲の音も取り入れたい方
・デュアルリスニングを体験したい方
・適度な外音やホワイトノイズがあると集中できる方
まとめ
Xperia Ear Duoは発売前から気になっていた方も多いはず。デュアルリスニングイヤホンは使う人を選ぶかと思いますが、周囲の音と音楽を聞きたいオフィスワーカーやランニング時など欲しい人は欲しいイヤホンでないでしょうか。
自分は周りの音を遮断して音楽を流して作業したいタイプの人間ですが、たまには程よい外音と耳のそばでなる音楽で作業してみるのも悪くないものですね。
音漏れ・音質・着け心地ともに合格点ですが、ちょっと価格設定が高めなのが気になりました。
後半は後日、もう少し使った感想とアプリの使い方を紹介する予定です。
Xperia Ear Duoの発売を待っていた方、新しい物好きの方、ぜひチェックしてみてくださいね。
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