デュアルダイナミックドライバーを搭載したワンクラス上の完全ワイヤレスイヤホン。Truenegine SEの後継モデルです。
主な変更点は、SOUNDPEATS独自のCrossover技術で高・中・低三音域をバランス良く繊細に再現することで音質面を改善。
デュアルマイクとなり、周囲の雑音ノイズをカットし、クリアな通話品質に。再生時間も6.5時間に。COMPLY(コンプライ)のイヤーピース付属。
レガシー規格だった充電ポートも便利なUSB Type-Cとなっています。
この記事ではSOUNDPEATS Truengine 3SEの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- SOUNDPEATS Truengine 3SE レビュー
- 旧モデルのTruengine SEと比較
- SOUNDPEATS Truengine 3SEを使ってみての感想
- SOUNDPEATS Truengine 3SEはこんな人におすすめ
- SOUNDPEATS Truengine 3SE レビュー:まとめ
SOUNDPEATS Truengine 3SE レビュー

スペックと特徴について
SOUNDPEATS Truengine 3SEの基本スペックと特徴を紹介します。
<高音質を実現するコーデック対応>
QCC3020チップを搭載し、AAC、aptXコーデックに対応。
iPhone、Androidスマホ共に最適で高音質なコーデックを使用してのリスニングが可能です。
<Complyの特製イヤーピース付き>
オーディオ界隈で有名なComplyの低反発ポリウレタン製の特製イヤーピースが1サイズ付属。
比較的どんな耳でもピッタリフィットし、遮音性や装着感、音質に優れています。
<長時間再生に対応>
イヤホン単体で約6.5時間の連続再生に対応。ケース込で30時間以上のバッテリー持ちを実現しています。
<安定性が向上するTWS Plus技術>
対象端末のみとなりますが、最新のワイヤレス方式にて接続性が安定するTWS Plusに対応。
<デュアルマイクによるノイズキャンセリング>
左右のイヤホンに2つのマイクを搭載。周囲のノイズを抑えてクリアな通話品質を実現。
※Xiaomi Redmi Note 9Sは相性問題により、非推奨
<便利なUSB Type-C充電ポート>
レガシー規格のMicroUSBから便利なUSB Type-Cに変更されました。
ケース本体の充電時間は約2時間です。
<その他>
Bluetooth5.0、IPX5防水、タッチセンサー式ボタン、イヤホン本体&ケースデザイン変更
Bluetooth | Ver5.0 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約6.5時間 |
ケース込使用時間 | 約30時間 |
充電時間 | イヤホン約1.5時間、ケース約2時間 |
充電ポート | USB-C |
片耳使用 | ○ |
防水性 | IPX5 |
その他 | デュアルマイク、TWS Plus |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
ケースはマットなブラックカラー。ロゴが印字されただけのシンプルなデザインです。
ケース内部です。イヤホンは左右決まった位置にしか収納できませんが、特に不便さはなく、程よい磁気で落下防止&取り出しやすさも良いです。
イヤホン本体には、高音・低音を強調するデュアルダイナミックドライバーユニットを搭載。
異なる周波数の音声シグナルを別々のドライバーユニットに割り当て、高・中・低の三音域をバランスよく再生できるとのこと。
タッチセンサー式ボタン部分は、ブラウンゴールドカラーで高級感があります。形的にも耳にフィットしやすく、装着時は横からはみ出て見えづらいです。
イヤホン本体のみ防水対応で、IPX5相当となります。急な雨や汗程度なら十分に耐えれます。


付属品
SOUNDPEATS Truengine 3SEの付属品は以下です。
・充電ケース
・イヤーピースシリコン製3サイズ
・Comply低反発ポリウレタン製1サイズ
・USBタイプC充電用ケーブル
・取り扱い説明書


特に低反発ポリウレタン製は遮音性が高く、アクティブに動いても外れにくいです。
選ぶサイズに関しては、耳が小さい方はSだけでなく、MやLのほうがしっくりくることもあります。
また左右違うサイズというのもありです。自分の耳にあったサイズを選ぶことで音質や装着感も大きく変わってきますよ。
バッテリー持ち
充電ポートはレガシーなMicroUSBではなく、USB-Cなので良し。
イヤホン単体で6.5時間の連続再生に対応。ケース込みだと30時間程度です。約3.5回フル充電できます。
一般的に4時間〜5時間程度のイヤホンが多いので、6.5時間だと少し長めのバッテリー持ちです。
試しに音量50%で聞いて見ると、6時間9分(AAC)、4時間23分(aptX)でした。
一般的にaptXの方が2〜3時間程度短くなる傾向にあります。
ケースのバッテリー残量表示は、4段階(25%毎)のインジケータで確認できるので、分かりやすいです。
操作性
旧モデルからタッチセンサー式ボタンに変更となりました。
音量調整を含む基本的な操作に対応しています。よく使う音量調整や再生停止が1〜2タップなので便利です。
再生/停止 | どちらか2回タップ |
---|---|
曲送り | R側を1.5秒タップ |
曲戻し | L側を1.5秒タップ |
音量+ | R側を1回タップ |
音量ー | L側を1回タップ |
音声アシスタント | どちらか3回タップ |
通話 | どちらか2回タップ |
※片耳のみで使う場合は操作が一部制限されます。
装着感
耳の小さい私でもフィットしたので、大半の方に合うイヤホンの形状だと思います。
3サイズあるので、ほとんどの方の耳にマッチするでしょう。もちろん、サードパーティ製(Spinfit、Comply)も使えます。
階段の上り下り、ランニングでも使用してみましたが、外れることなく使うことができました。
遮音性もよく、音楽や作業に集中したいときに最適なイヤホンです。音楽再生しなくてもある程度周囲の雑音はカット可能です。
初回ペアリングの方法
以下の手順が初回のみ必要です。2回目以降は取り出すとだけで自動ペアリングされます。
また左右個別にペアリングされ、どちらか片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
両耳、片耳の切り替えもBluetooth画面から楽にできます。
1.蓋を開ける
2.左右のイヤホンを取り出す。
3.Bluetooth設定で「SOUNDPEATS Truengine 3SE」を選択
4.接続完了
5.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
コーデックはAACとaptXに対応しており、iPhoneとAndroidユーザーどちらにもおすすめです。
音質は、低域寄りのイヤホンとバランスタイプの融合のような感じで、これぞ真のバランスタイプと言えるのかなと。
低音の厚み、迫力がありつつも、それに負けない中高音のクリアさ、奥行き感、空間表現は中々のものです。
ボーカルの近さ、力強い低域と共存できる中高域のバランスはうまくチューニングされている印象です。
またiPhoneで聞く場合(AAC)とAndroidで聞く場合(aptX)では全然解像度が違うので、後者のAndroidユーザーにおすすめです。
これくらい高音質であれば、じっくり音楽を楽しみたい方でもマッチすると思います。
点数で評価すると、5点中4.8点です。※Xiaomi MiMix3との接続、Amazon Music HDの感想
・Truengine 3SE:バランス
・Truengine SE:バランス(レビュー記事)
・TrueMini:低域寄り(レビュー記事)
・TrueTrue:バランス(レビュー記事)
・TrueFree+:中高域寄り(レビュー記事)
・Capsule:中高域寄り(レビュー記事)
通話品質
1つのイヤホンに対して、2つのノイズキャンセリング機能付きマイクを搭載。
音声通話中に周囲の雑音や騒音を最大80%カットし、クリアな通話品質を実現しています。
実際にZOOMでのweb会議に参加しましたが、しっかりと声は伝わっていたようで、通話品質等に問題はなさそうです。
ただそこまで他のイヤホンとの違いは分からなかったとのこと。
接続安定性・音飛び
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proと接続して、駅構内や街中、自宅、オフィスと使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
ちなみにMacBook Proと接続してみても、途切れや接続不良はなく使うことができました。
今回試した機種すべてがTWS Plus非対応ですが、低遅延で動画視聴に向いたイヤホンでした。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proなどで遅延具合を検証してみました。
YoutubeやNetflixでいくつか動画を見てみましたが、口とセリフがズレている感じはなく、遅延は少ないと言えます。
この機種に限らず、最近のモデルは以前と比べて遅延は少ない傾向です。
旧モデルのTruengine SEと比較


旧モデルのTruengine SEと比較してみます。主な変更点は以下です。
第2世代(最新)の完全ワイヤレスイヤホンに多く採用されている仕様に合わせてきた形です。
また、ソニーのWalkmanとの相性問題も改善されています。
・ケースの充電ポートがUSB Type-Cに変更
・デュアルマイク搭載でクリアな通話品質
・ソニーのWalkmanとの相性問題を改善
・Complyのイヤーピース付属
・タッチセンサー式ボタンに変更
・独自のCrossover技術採用
・ケースのバッテリー残量が4段階表示に変更
ケースは、サイズや重さはほとんど同じながらも、丸みのある形になりました。


ドライバー本体には、高品質スピーカーに用いられるベリリウムメッキ素材を使用しているとのこと。
写真では伝わりづらいですが、イヤホン本体は約15%コンパクト化。形状はほぼそのままです。
またボタンはクリック式からタッチセンサー式に変更となっています。
レガシー規格になりつつあるMicroUSBからUSB Type-Cに変更。
今も発売している旧モデルのレビュー記事はこちら
【関連】SOUNDPEATS Truengine SE レビュー
SOUNDPEATS Truengine 3SEを使ってみての感想
■よかった点
・イヤホン単体で6.5時間の連続再生
・デュアルマイクでクリアな通話品質
・リスニング向けの音質(フラット)
・軽快な付け心地、フィット感も○
・Complyのイヤーピース付き
・途切れにくく、低遅延◎
・TWS Plus対応
■気になった点
・なし
SOUNDPEATS Truengine 3SEはこんな人におすすめ
・TWS Plus対応のイヤホンが欲しい方
・aptXコーデック対応のイヤホンが欲しい方
・安くても高機能なイヤホンが欲しい方
SOUNDPEATS Truengine 3SE レビュー:まとめ
以上が、SOUNDPEATS Truengine 3SEのレビュー内容です。
まず基本スペックはしっかりと抑えられており、対応コーデックや接続安定性、操作性はさずがのSOUNDPEATSクオリティに。
今回から変更となった充電ポートもUSB Type-Cですし、デュアルマイクによるノイズクリアな通話ができるところも良いです。
音質面も独自のCrossover技術で、SEよりはやや奥行き増えて空間表現がよくなったかなという印象。低域と中高域のバランスは抜群です。
どちらを選ぶとしても価格差的に数百円なので、それなら新しく機能性も良いTruengine 3SEがおすすめ。
Amazonでは通常6,290円ですが、クーポン適用で10%オフで購入可能です。
今も発売している旧モデルのレビュー記事はこちら
【関連】SOUNDPEATS Truengine SE レビュー
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