SOUNDPEATSのベストセラーイヤホンであるTrueFree、TrueFree+の後継機「TrueFree2」をレビュー。
TrueFree2は、ロープライスで必要な機能だけを搭載したシンプルイズベストなイヤホンです。
後継機となるため、いくつか変更点があります。
イヤーフックの採用、ケースにバッテリー残量表示、IPX7防水、ケースは軽くスタイリッシュに、TrueFree+をベースにサウンドチューニングの実施です。
性能面はエントリークラスですが、安くて音質のいいワイヤレスイヤホンが欲しいならfree2がぴったりでしょう。
この記事では、SOUNDPEATS TrueFree2の外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- SOUNDPEATS TrueFree2 レビュー
- SOUNDPEATS TrueFree2を使ってみての感想
- SOUNDPEATS TrueFree2はこんな人におすすめ
- SOUNDPEATS TrueFree2 レビュー:まとめ
SOUNDPEATS TrueFree2 レビュー
スペックとTrueFree+からの変更点について
TrueFree+からの主な変更点は以下です。
・充電ポートがUSB-Cに
・防水性能がIPX7に
・ケース込の再生時間が35→20時間に
・Free+をベースにサウンドチューニング
・ケースとイヤホンのデザインも変更
ケース込のバッテリー持ちは少し悪くなりましたが、イヤホン本体の再生時間は4時間のままです。
イヤーフック採用やUSB-Cポート、IPX7防水と格安モデルには採用されづらかった機能が追加されています。
音質もチューニングされており、筆者が聞いた感じでは低音寄りの音質でした。音楽や動画視聴には十分なクオリティです。
ちなみに価格は変わらず3980円。Amazonだと10%オフクーポンが適用できます。
チップセット | Realtek8763VHC |
---|---|
ドライバーユニット | 6mm |
Bluetooth | Ver5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約4時間 |
ケース込使用時間 | 約20時間 |
防水性 | IPX7 |
カラー | ブラック |
価格 | 3,980円 |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
横長の丸みのあるケース。非光沢のブラックカラーにSOUNDPEATSのロゴのあるシンプルなデザインです。
TrueFree+のケースと比べてみると、、、こちらのほうが仕上がりは良いですね。
カラーは現状ブラックとなります。TrueFreeシリーズはホワイトもあったので今度発売されるかもしれません。
ケース内部です。バッテリー残量表示のインジケータが新たに搭載され、分かりやすくなりました。
イヤホンは左右決まった位置にしか収納できません。
TrueFreeやTrueFree+は丸みがありシンプルなデザインでしたが、TrueFree2はスタイリッシュでかっこいいデザインとなっています。
あとはロゴデザインが変わってからの後継機なので、少し印象も違って見えますね。ボタン部分も以前よりわかりやすくなりました。
個人的にはSOUNDPEATSの上位モデルであるTruengine 3SEやTrueShift2よりもかっこいいと思います。
またΦ6mm複合振動板ドライバーを搭載しており、音質はTrueFree+をベースに細かいサウンドチューニングを施したとのこと。
イヤホン本体のみ、水に落としても大丈夫なIPX7防水仕様です。
参考としてイヤホン本体の軽いものだと3〜4g程度なのでイヤーフックある分、やや重め。
付属品
SOUNDPEATS TrueFree2の付属品は以下です。
・TrueFree2本体
・イヤーピース(S, M, L)
・イヤーフック(S, L)
・USB-C ケーブル
・説明書類
▲イヤーピース(3サイズ)
イヤーピースは3サイズ(S/M/L)、イヤーフックは2サイズ2ペア(S/L)付属しているので、自分の耳に合ったサイズを選んで装着できます。
隙間が開くと低音が抜けたり、フィット感に影響するのでサイズ選びは必須。素材はシリコン製で柔らかいです。
バッテリー持ち
充電ポートはUSB Type-Cに変更
イヤホン単体で最大4時間の連続再生に対応。ケース込みで最大20時間です。(※約4回フル充電)
4時間という再生時間は最新モデルと比較すると1〜2時間程度短め。
通勤通学時に使うなら十分ですが、1日通して音楽聞きたい場合は、こまめに充電する必要があります。
イヤホンとケース共にフル充電まで約2時間です。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生したところ、3時間34分(音量50%)でした。
操作性
操作はボタン式です。再生停止、音量操作、曲送り戻り、通話、音声アシスタント等の基本操作はすべて対応しています。
センサー式でないため、ボタンを押すときにやや耳に押し込まれる感じが気になりました。
再生/停止 | どちらかを1回押す |
---|---|
曲送り | 右側を1.5秒押す |
曲戻し | 左側を1.5秒押す |
音量+ | 右側を2回押す |
音量ー | 左側を2回押す |
音声アシスタント | どちらかを3回押す |
通話/終了 | 着信中にどちらかを1回押す |
着信拒否 | 着信中にどちらかを1.5秒押す |
装着感
イヤホンのサイズは普通。つけ心地はデフォルトでついていたイヤーフックとイヤーピースでうまくフィットしました。
今回からイヤーフックがついたことで固定感が増しました。また遮音性も高く、音楽や作業に集中できます。
イヤーピースは3サイズ、イヤーフックも2サイズから選べるため、自分の耳に合うものを選びやすいと思います。
初回ペアリングの方法
初回のみ以下の手順でペアリングが必要です。2回目以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
手動でペアリングモードにする場合は、ケースから出した状態で両方のイヤホンのタッチパネルを3秒長押しです。
また左右個別にペアリングされ、どちらか片耳だけの使用(モノラル)も可能です。
※ペアリングのリセットは電源オフ状態で5秒以上ボタンを長押し
2.左右のイヤホンを取り出す。
3.Bluetooth設定で「SOUNDPEATS TrueFree2」を選択
4.接続完了
5.次回以降は、取り出すだけで自動ペアリング
音質とコーデック
まずはコーデック(音声データの圧縮方式)から。残念がらSBCしか対応しておらず、一般的に音質が良いとされるAACやaptXは使えません。
音質は低域寄りです。点数でいうと5点中3点というところでしょうか。言葉で表すと「普通」です。
音楽や動画を楽しむには十分ですし、エントリーモデルの位置づけでロープライスを考えると評価できるイヤホンです。
接続安定性・音飛び
自宅、会社、駅構内、電車内、スーパー、コンビニなど普段よく行く場所で検証してみることに。
主にiPhone 11 Proと接続している時ですが、どの場所でも途切れや音飛びはなく使うことができました。
2018年頃から完全ワイヤレスイヤホンを購入していくつか使っていますが、最新機種は接続性に関してかなり安定しています。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとiPad Pro、MacBook Proと接続して遅延具合を検証してみました。
YoutubeとNetflixで動画を見てみましたが、遅延は気になりませんでした。
たまに少しズレているかなと思うときもありましたが、意識しないと分からないレベルです。
SOUNDPEATS TrueFree2を使ってみての感想
■よかった点
・安くて音質はそこそこ
・つけ心地、遮音性良し
・雨でも大丈夫な防水性
・ケースが軽い
・USB-Cで充電可能
■気になった点
・対応コーデックがSBCのみ
SOUNDPEATS TrueFree2はこんな人におすすめ
・TrueFreeやTrueFree+からの買い替えに
SOUNDPEATS TrueFree2 レビュー:まとめ
以上が、SOUNDPEATS TrueFree2のレビュー内容です。
TrueFree2は音楽を聞くために必要なものを最低限搭載した完成版といったところでしょうか。
ただ3000円台という安さが魅力的であり、低予算で完全ワイヤレスで音楽を聞きたい方にとってはコスパの良いイヤホンです。
SOUNDPEATSの上位モデルと比較すると音質面は劣りますが、装着感や遮音性、操作性等は良いです。ケースも軽くなり、USB-Cで充電できます。
これまでTrueFree、TreeFree+を所持していて満足していた方、Q12やQ30、Q35からの完全ワイヤレスデビューにぴったりなイヤホンでしょう。
SOUNDPEATSの最新の上位モデルのレビューは以下から。
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