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【SONY WF-1000XM3レビュー】ノイズキャンセリング性能が優秀な完全ワイヤレスイヤホン

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SONYからWF-1000Xの後継機となる話題の完全ワイヤレスイヤホンが発売されました。

注目すべきポイントは、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能とハイレゾ相当の高音質、アンテナ構造を最適化することによる安定した接続性です。

結論から言うと2万円後半の価格設定と気になる点はあるものの、ノイズキャンセリング性能と音質が良いのでメインで使いたくなる完全ワイヤレスイヤホンでした。とくに飛行機内での仮眠に使えます!

この記事ではSONY WF-1000XM3の外観や音質、遅延、使ってみた感想などをご紹介します。


SONY WF-1000XM3


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SONY WF-1000XM3

SONY

完全ワイヤレスイヤホン


4.8



  • バランスの良い音質

  • ノイズキャンセリング機能

  • 動画視聴時の低遅延

  • イヤホン単体で最大6時間の再生

  • 急速充電に対応

  • 外音取り込み機能


SONY WF-1000XM3 レビュー

外観

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まずはSONY WF-1000XM3の特長をご紹介。

完全ワイヤレスイヤホンでは数少ないノイズキャンセリング機能を搭載。高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1e」を搭載しており、前作のWF-1000Xのよりも強力になっています。

また、ノイズキャンセリング機能だけでなく、より高音質に。圧縮音源の高音域を補完し、ハイレゾ相当の高音質を楽しめるDSEE HXを完全ワイヤレスで初搭載しています。

さらに、完全ワイヤレスの弱点である接続性においてもアンテナ構造の最適化により途切れにくく、動画視聴時の遅延も改善されています。

そのほかには以下の特長も。

・イヤホン単体で最大6時間
・ケース込で最大24時間
・対応コーデックはSBCとAAC
・急速充電に対応(10分の充電/90分の再生)
・外音取り込み機能
・専用アプリでカスタマイズ
・片耳使用可能


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オレンジがかったゴールドとマッドなブラックカラーのケースは高級感があります。

完全ワイヤレスイヤホンのケースとしてはやや大きめです。


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ケース内部にはマグネットが搭載されており、ケースに収納しやすく落ちづらい仕組みとなっています。


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▲イヤホンは8g、ケースは93g(イヤホン込)

軽いものだと3g〜4g程度。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載しているので、大きくなりがちなのでしょう。


同梱品

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SONY WF-1000XM3の同梱品は以下です。

・SONY WF-1000XM3本体
・トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)
・ハイブリットイヤーピースロング(SS/S/M/L)
・USB-Cケーブル
・取扱説明書
・保証書


装着感

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▲タッチ式ボタンと集音マイク

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ケースと同じく高級感のある本体。一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比較すると独特な形で大きいです。

つけ心地は良くも悪くもなく普通。自分のサイズに合ったイヤーピースをつければ遮音性は高いです。

本体が大きいので、走ったり階段を降りたりすると揺れて外れそうなりました。安定感はあまりないと思います。

女性やイヤホンが外れやすい方は家電量販店で一度つけてみることをオススメします。

歩いたり、座って音楽を聞く分にはなんの不満なく使用できました。

つけ心地△、遮音性○、安定感△、重さ△


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SONY WF-1000XM3は前作と違い、イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで集音してノイズキャンセリング性能を向上しています。


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▲2種類のイヤーピースが付属

トリプルコンフォートイヤーピースとハイブリットイヤーピースロングの2種類から選べます。

トリプルコンフォートイヤーピースは低反発のウレタン製、ハイブリットイヤーピースロングはシリコン製です。

各イヤーピースは高い密閉性を実現し、物理的にもノイズを防ぐことでノイズキャンセリング性能が向上しているとのこと。

メーカー曰く、ノイズキャンセリング機能を活かすには遮音性が大事とのことなので、自分の耳にあったサイズを選びましょう。

最近好んで使っているSpinFit CP360も装着でき、ケース内への収納も問題なし


バッテリー持ち

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▲普及しつつあるUSB-C端子搭載

イヤホン単体で6〜8時間の連続再生、ケース込で最大24時間のバッテリー持ち。充電時間は約1.5時間です。

充電時はケースとイヤホンのLEDが赤く点灯し、イヤホンのバッテリー残量はアプリから確認できます。

使いたいときにバッテリー切れだったとしても、10分の充電で90分の再生が可能な急速充電に対応しています。

検証としてiPhoneXS(AAC接続/DSEE HX OFF)で音楽を聞いてみると6時間20分時間再生できました。(音量50%/バッテリー残量は1%)

ノイズキャンセリング機能をOFFにすれば、もう少しバッテリー持ちが良くなります。

▼ノイズキャンセリングON
・最大6時間の連続再生※1
・最大4時間の連続通話
・最大9時間の待受時間

▼ノイズキャンセリングOFF
・最大8時間の連続再生※1
・最大4.5時間の連続通話
・最大15時間の待受時間

※1 DSEE HXをONにすると最大3時間の連続再生 ⇒詳しくはこちら

ノイズキャンセリングONで6時間なら十分でしょう


操作性

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操作はタッチ式です。

残念ながら音量調整はできませんが、再生・停止、曲送り・戻り、外音取り込み機能、ノイズキャンセリングのON/OFF、着信時の受話・終話、音声アシスタントの起動に対応しています。

後述する専用アプリで、左右のタッチ操作に割り当てられる機能をカスタマイズが可能です。

再生/停止 右を1回タップ
曲送り 右を2回タップ
曲戻し 右を3回タップ
音量+ 非対応
音量ー 非対応
外音取り込み機能 左を1回タップ※
ノイズキャンセリング機能 左を1回タップ※

※ タップするごとに切り替え
1.外音取り込み機能ON
2.外音取り込み機能OFF
3.ノイズキャンセリングON


音質とコーデック

イコライザーOFF、DSEE HXをONで聞いてみました。

DSEE HXとはCD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などの配信サービスもハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする高音質技術で、専用アプリからONにできます。

音質については、どの音域が尖っている印象はなく、とてもバランスが良く聞きやすい音質です。またノイズキャンセリングON時では雑音がない分、よりクリアでタイトに聞こえます。

ほとんどの方がいい音と言える万人受けの音質と言っていいでしょう。J-POPやアニメソング、EDM、洋楽なんでも合うと思います。

対応コーデックはSBC/AACのみ。aptXやLDACには対応していません。


初回ペアリングとリセット

以下の手順が初回のみ必要です。

2回目以降はイヤホンの電源ONのみで自動ペアリングされます。

▼ペアリング方法(Bluetooth)

1.ケースから取り出す
2.イヤホンのLEDが点滅
3.スマホのBluetooth設定で「WF-1000XM3」を選択
4.接続完了
5.次回以降は自動ペアリング


▼ペアリング方法(NFC)

タッチするだけのNFC機能搭載。
※執筆時点ではNFC機能を搭載したAndroid端末のみ対応です。

1.ケースから取り出す
2.ケースとAndroidスマホを重ねる
3.接続完了
4.次回以降は自動ペアリング


音飛び

iPhoneXSとSONY WF-1000XM3の組み合わせで東京駅や新宿駅、人混みの多い場所で検証してみました。

アンテナ構造の見直しと左右の本体それぞれに同時伝送する方式を採用したことで前作から改善されています。

ただ満員電車や混雑した駅構内では稀に音飛び(途切れ)が発生します。すぐに復帰するのでそこまでストレスにはならないかと思います。

自宅や職場、カフェなどでは一度も音飛びや音途切れはありませんでした。安定している部類だと言えます。

AVIOT TE-D01gと比較すると途切れるなーっていう印象


遅延

iPhoneXSとXiaomi MiMix3でYouTubeで検証。

iPhoneXS(AAC接続)、Xiaomi MiMix3(SBC接続)どちらもほぼ遅延なく動画視聴ができました。十分低遅延と言えるレベルです。

もし遅延が気になるなら一度接続を解除して、再接続すると改善される場合があります。


ノイズキャンセリング

SONY WF-1000XM3のメインとも言える機能です。

完全ワイヤレスイヤホン界隈では数少ない機能の1つ。

※検証環境:音楽再生なしでノイズキャンセリングON

▼室内
・空調や電子機器類のノイズはほぼ消える
・声やキーボードのタイピング音は聞こえる
・室内からあと雨の音は聞こえない

▼屋外
・雑音ノイズはほぼ消える
・声は聞こえる

▼電車内
・雑音ノイズはほぼ消える
・アナウンスは聞こえる

▼飛行機内
・エンジン音は気にならないレベルで消える
・アナウンスは聞こえにくい

まず空調や電子機器の雑音ノイズはほぼ消えます。デスクに置いているUSB扇風機の動作音は消えました。また室内での会話ですが、2m〜3mほど離れて話している同僚同士の声はほぼ聞き取れません。話しかけられたり1mくらいの場所なら聞き取れます。

電車内のアナウンスは聞こえますが、駅構内のアナウンスは聞き取りづらいです。

ノイズキャンセリング機能の評価は満足。世界が変わるまでとは言えませんが、周りの雑音ノイズは十分カットできます。

エンジン音のうるさい飛行機内での仮眠やカフェ等での作業、オフィス内の雑音カットに使えるノイズキャンセリングイヤホンです。

さっそく飛行機内で使ってみましたが、座席前方だとエンジン音が気にならないレベルまで聞こえなくなりました


外音取り込み機能

これも完全ワイヤレスイヤホン界隈では数少ない機能の1つです。ノイズキャンセリングとは対照的に周囲の音を聞くクイックアテンションモードを搭載。

音楽を聞いているときに話しかけられたり、コンビニ等での会計時、周囲の音を聞きたいときに左側のイヤホンをタップしつづけると一時的に聞くことができます。

マイク集音なので直接耳で聞いている感じではないですが、十分聞き取ることができました。これは意外と便利で使えるシーンは多いです。

とくに小さく落としやすい完全ワイヤレスイヤホンを耳から外さずに周囲の音を聞けるのは便利です。


専用アプリについて

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専用アプリ「Headphones Connect」でさまざまな機能をアプリ上でカスタマイズ可能です。

Sony | Headphones Connect
Sony | Headphones Connect
開発元:Sony Home Entertainment & Sound Products Inc.
無料
posted withアプリーチ


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アプリ画面からは以下の操作・確認ができます。

・左右のバッテリー残量の確認
・ノイズキャンセリングレベルの調整
・アダプティブサウンドコントロール
・イコライザー設定
・再生中の音楽操作
・DSEE HXのON/OFF
・左右のタッチアクション設定
・音楽の一時停止など


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▲とまっている&歩いている場合の設定

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▲走っている&乗り物時の設定

アダプティブサウンドコントロールとは自分の行動毎に外音取り込みレベルを調整してくれる機能です。

外音取り込みレベルを各シーン毎に20段階で設定できます。

・止まっているとき
・歩いているとき
・走っているとき
・乗り物に乗っているとき

各シーンの状態を自動判別で切り替え。たとえば走っているときは外音取り込みレベルを強くすることで自動車等の音に気づけるようになります。

逆にデスクワークや電車内では外音取り込みをなし(ノイズキャンセリング)にすることで雑音をカットできます。

アダプティブサウンドコントロールは一度設定しておくと自動切り替えなので便利です


SONY WF-1000XM3を使ってみての感想

■よかった点
・バランスの良い音質
・ノイズキャンセリング機能
・動画視聴時の低遅延
・イヤホン単体で最大6時間の再生
・急速充電に対応
・外音取り込み機能


■気になった点
・イヤホンが大きい
・2万円後半と高い
・風切り音が気になる
・ケースの電池残量が分かりづらい
・防水性能の表記なし


SONY WF-1000XM3はこんな人におすすめ

・ノイズキャンセリング機能付きが欲しい方
・外音取り込み機能が欲しい方
・WF-1000Xからの買い替え


SONY WF-1000XM3 レビュー:まとめ

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この記事ではSONY WF-1000XM3についてご紹介しました。

皆さんが気になっているノイズキャンセリング性能は実用的で、静かな環境を作りたい方にオススメできる完全ワイヤレスイヤホンです。

とくに飛行機内での仮眠やカフェ等の作業に重宝するアイテムの1つとなるばず。外音取り込み機能により周囲の音もイヤホンをタップするだけでいつでも聞けるので、メリハリのある使い方ができますよ。

ただどこまでノイズキャンセリング性能を求めるかでSONY WF-1000XM3を選ぶ価値が変わるので、気になっている方は事前に試聴を!

価格は27,950円。カラーはプラチナシルバー・ブラックから選べます。

2万円後半と高めですが、ノイズキャンセリングと外音取り込み機能が欲しい方にオススメできますよ。

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