こんにちわ。ORIH(@orih_k517)です。今日は『+ログ』の記事を読みに来ていただきありがとうございます。
これまでソフトバンクから発売され、SIMロック解除ができなかったiPhoneやiPadをお持ちの方は格安SIMという選択肢がなかったわけですが、業界初となるソフトバンク回線が利用できる格安SIMが3/22に発売されました。
これにより3キャリアの回線をMVNOで利用できるようになりました。(ソフトバンク回線はiOSのみ)
今回はソフトバンクユーザーの方にとって気になる『b-mobile S 開幕SIM』の速度検証や設定方法などレビュー編として紹介します。
※4/5 23時:通信速度の計測結果を更新しました
▼価格や注意点などは以下の記事にまとめてあります。
- 開幕SIMとは?
- ソフトバンクのSIMロックiPhoneで使える「開幕SIM」
- 設定は簡単
- 気になる通信速度は?
- 下りは優秀。ストレスなくインターネットや動画閲覧可能
- iPhoneやiPadをサブ機として使いたい方へ
- 詳細はこちら
開幕SIMとは?

この度、提供を開始する「b-mobile S」の第一弾「開幕SIM」は、ソフトバンクのSIMロックがかかっているiPhone・iPadでインターネットをご利用の方向けで、月額料金の負担をグーンと下げてご利用いただけます。例えば月1GBのライトユーザの方は、月額3,200円を880円、つまり73%の月額負担の削減になります。また月々容量を変更して、1GB、3GB、7GB、30GBの4つの容量をお選びいただけますが、ソフトバンクのデータ通信料金に比べて3分の1以下からご利用いただけます。
引用元:http://www.bmobile.ne.jp/sb/index.html
ソフトバンクのSIMロックiPhoneで使える「開幕SIM」
入っているのはSIMと取説です。
今回は日本通信のオンラインショップ『b-mobile』から購入しました。
契約内容は「b-mobile S 開幕SIM 1GBプラン(データ/ナノ/for iPhone)」で月880円(税抜)、初期費用が3,240円となっています。
本来ソフトバンクの場合、1GBの契約で3,200円(税抜)と7割ほど安くなっています。
注意としてはデータ通信専用のSIMとなるので、音声通話やSMS機能はついていません。
このSIMはソフトバンクのSIMロックがかかっているiPhone、iPadをお持ちの方で、主にサブ機でデータ通信専用の格安運用・利用したい方向けとなっています。
日頃docomoのSIMしか目にしない自分にとってはソフトバンクのSIMは新鮮です。
SIMサイズは購入前に必ず確認しましょう。
iPhone5以降はナノSIM、iPad~iPad4世代まではマイクロSIM、iPadProやAir、miniはナノSIMです。
ちなみに今回は検証していませんが、iPhoneとiPad専用SIMとなっておりAndroid端末は対象外です。
設定は簡単

取説に記載されている方法でやれば誰でも簡単に設定できます。(要Wi-fi環境)
記載のURLにアクセスするかQRコードをカメラで読み込みます。

プロファイルをインストールします。

インストールが終わったらWi-fiをOFFにしてインターネットに接続できるか確認します。

もし正常に設定できた場合は、「設定→一般」にあるプロファイルはこのようになっているはずです。

インストールから接続まで約2分程度で完了しました。
もし繋がらないときはプロファイルの設定を確認し、機内モードをOFF→ON→OFFにしてみてください。
それでも繋がらない時は日本通信のヘルプデスクに問い合わせみましょう。
※開幕SIMはソフトバンクのSIMロックiPhone・iPad、SIMロックフリーiPhone・iPadで使用可能です。
気になる通信速度は?

今回は2つのアプリを使用し計測したいと思います。
▼計測環境
・都内
・鉄骨鉄筋コンリート造の建物室内
・ソフトバンクiPhone6s
・iOS9.3.1
Speed Test

日時 | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 3/24 21時頃 | 19.90Mbps | 2.13Mbps |
2回目 | 3/24 21時頃 | 27.61Mbps | 0.39Mbps |
3回目 | 3/25 10時頃 | 25.85Mbps | 23.86Mbps |
4回目 | 3/25 15時頃 | 25.78Mbps | 9.77Mbps |
5回目 | 3/26 18時頃 | 28.58Mbps | 12.32Mbps |
6回目 | 3/31 12時頃 | 26.78Mbps | 15.11Mbps |
7回目 | 3/31 18時頃 | 24.31Mbps | 10.86Mbps |
8回目 | 4/1 10時頃 | 30.42Mbps | 8.22Mbps |
9回目 | 4/2 10時頃 | 26.77Mbps | 12.51Mbps |
10回目 | 4/2 18時頃 | 22.49Mbps | 6.21Mbps |
11回目 | 4/2 22時頃 | 23.86Mbps | 10.39Mbps |
12回目 | 4/5 10時頃 | 19.22Mbps | 8.54Mbps |
13回目 | 4/5 23時頃 | 25.19Mbps | 11.13Mbps |
14回目以降 | 更新予定 | 更新予定 | 更新予定 |
Speed Spot

日時 | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 3/24 21時頃 | 28.17Mbps | 1.55Mbps |
2回目 | 3/24 21時頃 | 27.67Mbps | 0.96Mbps |
IIJmio(docomo回線)

日時 | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 3/24 21時頃 | 2.04Mbps | 7.26Mbps |
2回目 | 3/24 21時頃 | 1.86Mbps | 3.19Mbps |
※SIMフリー、iPhone7、iOS10.2.1
下りは優秀。ストレスなくインターネットや動画閲覧可能
この後も朝、昼、夕方の時間帯と計測してみましたが、下り19~27Mbps・上り0.39~23.86Mbpsと格安SIMとしてはかなり優秀な結果となりました。
Twitter・FaceBook・webページ閲覧はもちろん、YouTubeなどの動画も途切れることなくスムーズに再生されました。
ちなみに上りに幅がありますが、夜の時間を除き10~20Mbpsほどです。
iPhoneやiPadをサブ機として使いたい方へ
場所や環境にもよりますが、通信速度は格安SIMとしてかなり優秀です。
唯一取り残されていたソフトバンクのiPhoneユーザーがようやく格安SIMを使えるようになりましたね。
まだデータ通信専用SIMしかないですが、今後は音声SIMやSMS機能、Android対応のSIMが発売されるでしょう。
ソフトバンク回線は卸値が高い理由からか1GB880円と少し高いですが「解約料ゼロ、契約期間の縛りなし」なので、お試しで購入してみるのもあり。尚、途中解約しても次の決済日の前日まで利用可能です。
詳細はこちら
U-mobile
スマモバ
日本通信オンラインストア(b-Market)
ソフトバンクのiPhoneやiPadをサブ機(2台持ち)として使いたい方におすすめできるb-mobile S 開幕SIMのレビューでした。
最後まで『+ログ』の記事を読んでいただきありがとうございました。
記事を書いた人:ORIH(@orih_k517)
これで国内主要キャリアすべてのSIMロック端末で格安SIMが利用できるようになりましたね。トリプルスタンバイができる端末とか発売されないかな。