Pixioより販売されているWQHD解像度のゲーミングモニター「PXC277」をレビューします。
・PXC277の使い勝手は?
・安すぎるけど大丈夫?
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【関連】Pixioのゲーミングモニターおすすめ5選|評判と選び方を詳しく解説!
- Pixio PXC277の特徴とスペック
- PXC277の開封チェック
- PXC277の画質と使い勝手をチェック
- PXC277の気になった点
- 【まとめ】コスパ最強!PXC277はこんな人におすすめ
- ゲーミングモニター・PCモニターのまとめ記事
- 最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
Pixio PXC277の特徴とスペック
PXC277の主な特徴は次の4つになります。
・メリハリのある美しい映像
・湾曲液晶で高い臨場感
・省スペースでスリムなデザイン
PXC277は3万円台でWQHD解像度(2560 x 1440)、リフレッシュレート165Hz、応答速度1msを実現。
5万円クラスのハイスペックモデルと変わらない基本性能で、非常にコスパの高いゲーミングモニターです。
液晶は明るい部分と暗い部分のコントラストが美しい「VAパネル」を採用し、湾曲パネルの効果もあって高い臨場感と投入感を楽しめます。
省スペースなスリムデザインなので、2台並べたマルチモニターにも最適です。
PXC277はあまり使われない機能をバッサリ切り捨てて、脅威的なコスパを実現しています。
その代わりHDMIが1つしかない、スタンドの機能が低いといったデメリットもあり。
これから詳しく解説しますので、購入前に自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。
スペック
サイズ | 27インチ |
---|---|
パネル | 湾曲VA |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
最大輝度 | 350cd/㎡ |
コントラスト比 | 4000:1 |
入力端子 | DisplayPort x 2(165Hz) HDMI x 1(144Hz) |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ◯ |
参考価格 | 39,980円(税込) |
PXC277の開封チェック
27インチという大きめの画面ですが、本体はすごく小型でスタイリッシュ。
極限まで無駄を削ぎ落としたスリムデザインで、質感も安っぽくなく所有感が高いです。
内容物は次の通りです。
・パネル本体
・DisplayPortケーブル
・電源アダプター
・電源ケーブル
・スタンド支柱
・スタンド台座
・スタンド用ネジ x 2
・VESAマウントブラケット
・英語の簡易組み立て説明書
日本語の取扱説明書はPixioのホームページからダウンロードできます。
Pixio Japan | Best Gaming Monitor | PXC277
スタンドの機能は前後のチルト(-5°〜15°)のみ対応した簡易タイプです。
高さ調整、左右の首振りはできません。
端子類は左から次のようになっています。
・電源
・USB(メンテナンス用)
・HDMI 2.0(144Hz)
・DisplayPort 1.2 x 2(165Hz)
・ヘッドホン出力
入力端子にはコネクタ名がプリントされていて分かりやすいです。
USBポートが1つありますが、メンテナンス用なのでユーザーが使うことはできません。
汎用的な VESA 100 x 100規格のモニターアームにも対応。
パネルの背面も湾曲しているので、水平にするためのブラケット(下駄)が付属しています。
設定用スティックが背面にあり。
電源はアダプター式で、大きさは長さ12cm x 幅5.2cm x 厚み3cm。
PXC277の画質と使い勝手をチェック
PXC277の画質と使い勝手について、次の5つを詳しく解説します。・使いやすい27インチWQHD解像度
・ヌルヌル動く165Hz
・PS5をつないだ時の使用感
・ゲームプレイに嬉しい機能を搭載
驚くほどキレイな画質
PXC277が採用しているVAパネルは、明るい部分と暗い部分のコントラストがIPSパネルより優れているのが特徴です。
発色は深みのある豊かな色彩で思わず息をのむ美しさ。
黒い部分は「真っ黒」に表示されて、明暗のはっきりしたメリハリのある映像を楽しめます。
また、湾曲効果もあって映像への投入感はバツグンです。
使いやすい27インチWQHD解像度
WQHD解像度(2560 x 1440)は、ブラウザーを2つ並べてもデスクトップのアイコンを表示させられる広さ。
27インチと大きめのサイズですが、スリムなデザインなので設置スペースも少なく圧迫感はありません。
ゲームのほかにネットショッピングや文書入力など、普段使いもする方にはベストな画面サイズと言えるでしょう。
また、湾曲モニターは「直線がゆがむ」デメリットがありますが、PXC277は曲率1500Rのゆるやかなカーブで違和感のない映像です。
色合いが非常に良いので、写真編集や動画編集などのクリエイティブな作業にも最適なモニターと言えます。
ヌルヌル動く165Hz
PXC277はリフレッシュレート165Hzに対応しています。
一般的な144Hzのゲーミングモニターよりも余裕のある性能で、FPSゲームなどではヌルヌル動いてエイム(照準)を合わせやすいです。
もちろん、高性能モニターには必須の「カクつき・チラつき」を抑えてなめらかな映像を実現する「G-Sync Compatible/FreeSync」「フリッカーフリー」も搭載。
60Hzのモニターから乗り換えた人は、あまりの快適さに「びっくり」するでしょう。
応答速度も1msと高速なため、競技性の高いFPSゲームから雰囲気を楽しむRPGなど、あらゆるジャンルのゲームを快適にプレイできます。
PS5をつないだ時の使用感
最新ゲーム機のPS5はフルHDと4Kに対応していますが、WQHD解像度には対応していません。
PS5をPXC277へ繋げると、フルHD画質をWQHDに拡大(アップスケール)して表示します。
実際の映像をみると画質の劣化はなく、かなり美しいです。
もちろん120Hzモードも使えるので、PS5をつなげたいと思っている方も全く問題ありません。
ゲームプレイに嬉しい機能を搭載
PXC277には対戦ゲームを有利に楽しめる便利機能が搭載されています。特に便利と感じた機能は次の2つです。
・極限までスムーズにする「残像低減機能」
狙った敵を見逃さない「クロスヘアー」
画面の中央に「照準」を表示させる機能で、6種類のマークから選べます。
これからFPSゲームを始めたいと思っている方におすすめで、圧倒的に敵を狙い撃ちしやすくなる便利な機能です。
極限までスムーズにする「残像低減機能」
標準状態でも残像感の少ない映像ですが、MPRT機能をONにすると極限までブレを抑えて遊ぶことができます。
ただし、フレーム間に黒いフレームが挿入されるので、画面の明るさが少し落ちます。
この暗くなる現象は他の多くのゲーミングモニターと同じで、特有の現象ではありません。
また、もともと明るい液晶なので色合いの変化が極めて少なく、非常に優秀です。
PXC277の気になった点
PXC277をじっくり使い倒してみたところ、気になるデメリットが3つありました。・HDMIポートが1つだけ
・スタンドの機能が少ない
VAパネル特有のデメリットですが、画面をななめから覗き込むと白っぽく見えます。
ただし、写真のような角度でゲームをする人はいないと思うので、大きなデメリットではないでしょう。
また、PXC277はDisplayPortが2つ、HDMIが1つという珍しい構成です。
PS5、ニンテンドースイッチのようなHDMI機器を2台つなげたい人は注意が必要です。
最後に、付属のスタンドは前後の角度調整のみで、左右の首振りや高さ調節ができません。
自由なレイアウトで設置したい方は、汎用のモニターアームを使う必要があります。
【まとめ】コスパ最強!PXC277はこんな人におすすめ
以上がPixo PXC277のレビュー内容です。
本製品は次のような人におすすめします。
・安くても性能に妥協をしたくない人
・PS5、Xbox Series X用のモニターが欲しい人
実際に使ってみて、想定以上の高機能ぶりでした。
「安い=低スペック」の常識を壊した素晴らしい製品です。
コスパ優先でWQHD解像度のゲーミングモニターを探しているなら一番のおすすめと言えます。
気になる方はぜひチェックしてください。
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