スマホメーカーで有名なOPPOから発売されたアクティブ・ノイズキャンセリング搭載のOPPO Enco W51。
実際に使用してみて、AirPods Proとの比較結果は以下です。
ノイキャンに関しては、低音ノイズのカット率がOPPOの方が良いと感じました。ただ総合的に見るとAirPods Proに軍配という結果に。
・音質はAirPods Proの勝ち
・つけ心地はOPPOの勝ち
・その他機能性はAirPods Proの勝ち
個人的にiPhoneユーザーならAirPods Pro一択。Androidユーザーでノイキャン重視なら買いだと思います。
音質はバランスタイプで悪くないのですが、サ行が刺さる感じが気になりました。あとバッテリー持ちが3.5〜4時間とやや短めです。
この記事では、OPPO Enco W51の外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- OPPO Enco W51 レビュー
- OPPO Enco W51とAirPods Proの外観比較
- OPPO Enco W51を使ってみての感想
- OPPO Enco W51はこんな人におすすめ
- OPPO Enco W51 レビュー:まとめ
OPPO Enco W51 レビュー

スペックと特徴について
<1日中楽しめる革新的なデザイン>
Enco W51は自然から着想を得ているOPPOのスマートフォンのように、光が駆け抜けるようなデザインです。
スターリーブラックはゴールドのパーツがアクセントに、フローラルホワイトはどの角度から見てもスタイリッシュにきらめきます。
<つけていることを忘れる軽さ>
つけ心地の良さと良質なノイズキャンセリングを両立させるために、Enco W51は数百回に及ぶ デザイン調整を繰り返しました。
やわらかなシリコンのイヤーピースにより圧迫感の少ないつけ心地を実現。
<新しくなった補強技術でプロレベルの音質>
音質補強アルゴリズムによって、ノイズキャンセリングによる音質低下を回避。
デュアルTPUグラフェンコーティングのドライバが内蔵されているので、繊細な音声を再現します。
<Bluetooth5.0で 低遅延と安定性を両立>
Enco W51はBluetooth5.0の技術によって速く、安定した通信接続をさまざまな端末において可能にしています。
両耳でそれぞれのイヤホンがBluetooth信号を受信する「左右同時転送方式」を採用しており、音切れや遅延を気にすることなくより快適な視聴体験を楽しむことができます。
<音楽と電話のどちらも クリアな音質で>
製品デザインも工夫を凝らし、外気の雑音を効果的に軽減します。
電車のホームでも、にぎやかな街中でも、音楽の世界に没頭していただけます。
さらに通話時には相手にクリアな声を届けられます。
Bluetooth | Ver5.0 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:最大4時間 ANC ON時は最大3.5時間 |
ケース込使用時間 | 最大24時間 |
片耳使用 | ○ |
防水性 | 記載なし |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | ○ |
操作 | タッチ式 |
音声アシスタント | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
外観
スマホメーカーが完全ワイヤレスイヤホンを手掛けるのは流行りなのでしょうか。
Webニュース読んでいてOPPOがノイキャン搭載とエントリーモデルの2機種を発売したというのを知り、それならノイキャン搭載だろうと思いEnco W51を購入しました。
どこかAirPodsを意識したようなデザインで、光沢のあるホワイトカラー。ケース本体は丸みがあり四角い形です。
今回はフローラルホワイトを選びましたが、スターリーブラックの2色から選べます。
ケースはこのように開きます。中にはうどんタイプのイヤホンが収納されています。
つるつるした質感ですが、特に開けづらいことなく使えています。
スティック軸のある(いわゆるうどんタイプ)は3つほどレビューしていますが、ハウジング部分とスティック部分が分かれたような少し変わったデザインです。
ドライバーは、7mmのデュアルTPUグラフェンコーティング仕様で繊細な音を再現。
また両耳でそれぞれのイヤホンがBluetooth信号を受信する「左右同時転送方式」を採用しており、従来方式よりも音切れや遅延が少ないのが特徴です。
操作はタッチコントロール式を採用。


付属品
OPPO Enco W51の付属品は以下です。
・充電ケース
・USB Type-C充電用ケーブル
・イヤーピース(XS/S/M/L)
・取り扱い説明書類
イヤーピースは4サイズ(XS/S/M/L)付属。Mサイズは元からイヤホン本体に装着されています。
シリコン製で柔らかく、ソフトな付け心地。うまくサイズがあえば、遮音性も高いです。
耳が小さい方はXSやSだけでなく、MやLのほうがしっくりくることもあります。
また左右違うサイズというのもありです。ノイズキャンセリング性能を最大限得るためには重要なポイント。
バッテリー持ち
充電ポートはUSB Type-C。
イヤホン単体で約4時間、ケース込みで約24時間(ケースで約5回フル充電可能)です。
ノイズキャンセリングON時は、イヤホン単体で約3.5時間になります。
1回の充電で、片道1時間の通勤通学なら約2日程度は持つ計算。ケースに収納すれば都度充電されるので、1週間程度はケースからの充電のみで使えます。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、3時間54分でした。またノイズキャンセリング時は3時間41分でした。
ケースのバッテリー残量はケース内部のLEDで表示されます。
赤だとバッテリー残少、黄だとバッテリー半分、緑だとバッテリー残多です。
有線充電だとフル充電まで約80分。
ケースはワイヤレス充電に対応。リバースワイヤレス充電対応のスマホからでも充電できます。
ワイヤレス充電だと約2時間でフル充電可能です。
操作性
イヤホン側から操作できるのは、曲送り、ノイキャンON/OFF,音声アシスタント、受話終話のみです。
音量調整の他に再生、停止に対応していないのはかなり珍しいです。ただ着用検知ができるので、イヤホンを耳から外すと音楽等は一時停止となります。再度着用すると再生されます。
筆者は持っていないので試せませんでしたが、OPPOのスマホであればタッチコントロールのカスタマイズができるようです。
曲送り | 右側を2回タップ |
---|---|
受話/終話 | 右側を2回タップ |
音声アシスタント | 右側を3回タップ |
ノイズキャンセリング切り替え | 左側を2回タップ |
装着感
イヤホン本体は約4gと軽く、イヤホンの形状とソフトなイヤーピースにより快適な装着感です。
ランニング、階段の上り下り等でも外れることなく使用できました。
ただスティック軸があるタイプは不意に手があたるとずれたり外れることがあるので注意を。
初回ペアリングの方法
初回ペアリングはケース蓋を開けると、スマホ側のBluetooth画面で認識されるのでタップすれば完了です。
2回目以降も”蓋を開けるだけ”ですぐにペアリングされるので、とても楽です。
1.蓋を開ける
2.Bluetooth設定で「OPPO Enco W51」を選択
3.接続完了
4.次回以降は蓋を開けるで自動ペアリング
音質とコーデック
まずコーデックですが、AACに対応しているので、iPhoneをお持ちの方におすすめです。
音質に関しては、EDMやバラード、ロック、J-POPといろんな曲を聞いてみましたが、中高域が高解像度かつクリアな印象を受けました。またボーカルは近めで聞きやすいです。
曲によってはサ行が刺さる感じがマイナスイメージでしたが、全体のバランスは良く万人受けする音質だと思います。
※聞いた曲:king Gnu(白目)、Pretender(Official髭男dism)、菅田将暉(まちがいさがし)、back number(花束)、インフェルノ(Mrs. GREEN APPLE)
点数で評価すると、5点中4.6点です。※iPhone 11 Proとの接続、Amazon Music HDの感想
ノイズキャンセリング性能
強力なノイズキャンセリング性能です。
届いてすぐにAirPods Proとノイキャン対決してみたのですが、何度聞いてもOPPOの方が低音ノイズをしっかりとカットできていました。
わかりやすい例だと、部屋の窓を開けたときに車のエンジン音(低音ノイズ)がわずかに聞こえるのがAirPods Pro、見事に打ち消していたのがOPPOです。
飛行機内で試せていないので、現状自宅とオフィス、電車内での評価となりますが、音楽なしで作業に集中したいときにデジタル耳栓としても良いでしょう。
接続安定性・音飛び
iPhone 11 Proと接続して、駅構内や街中、自宅、オフィスと使ってみましたが、ほぼ途切れることなく使えました。
途切れ具合ですが、一瞬ブツッと音飛びする程度で頻度はかなり少なく、復帰も一瞬です。※頻度でいうと1日に1回あるかないか程度
ちなみにMacBook Proと接続してみても、途切れや接続不良はなく使うことができました。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 ProとXiaomi MiMix3、iPad Mini4、MacBook Proなどで遅延具合を検証してみました。
YoutubeやNetflixでいくつか動画を見てみましたが、口とセリフがズレている感じはなく、遅延は少ないと言えます。
この機種に限らず、最近のモデルは以前と比べて遅延は少ない傾向です。
OPPO Enco W51とAirPods Proの外観比較


どちらも光沢のあるホワイトカラー。ケースの開く方向は異なります。


うまく耳にあって遮音性や装着感が良かったのはOPPOでした。
イヤーピースの自由度はOPPOの勝ち。
AirPods Proは専用設計なので、ComplyやSpinFitが使えないところが残念。
OPPO Enco W51を使ってみての感想
■よかった点
・AirPos Proに勝るノイキャン性能
・安定した接続性、途切れが少ない
・バランスが良く万人受けする音質
・圧迫感の少ない軽いつけ心地
・ワイヤレス、急速充電に対応
・ケースを開くだけでペアリング
・着用検出機能
■気になった点
・バッテリー持ちがやや短い(最大4時間)
OPPO Enco W51はこんな人におすすめ
・ノイキャン性能重視の方
・デジタル耳栓としても使いたい方
・Androidユーザーの方
OPPO Enco W51 レビュー:まとめ
以上が、OPPO Enco W51のレビュー内容です。
iPhoneユーザーならAirPods Proを選ぶべきですが、半額以下でこれほどのノイキャン性能が手に入るならありかなとも思いました。
Androidユーザーでノイキャン性能重視で探しているならおすすめです。また音楽再生せずにデジタル耳栓としても使えますし、静かな環境で勉強や仕事に集中したい方に向いています。
ただ他の最新機種と比べてややバッテリー持ちが短い点は注意を。ノイキャンONにすると最大3.5時間です。
こまめにケースで充電すれば通勤通学、3時間程度の連続使用なら十分に使えます。ケース本体はワイヤレス充電に対応してますし、スマホとのリバースワイヤレス充電も。
音質に関しては、曲によりサ行が刺さる感じがありましたが、音質はバランスが良くクリアで万人受けするタイプでした。
強力なノイキャン性能付き完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方は、OPPO Enco W51をチェックしてくださいね。
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