低予算で購入できる飛行機用のデジタル耳栓ならMu6 Space(ミューシックス)ワイヤレスヘッドフォンがおすすめです。
1万円台ながらもハイエンドモデルと同クラスのノイキャン性能を備えており、自分の聴力に合わせて最適化できるEQや高音質&低遅延のapt-LLコーデック対応、外音取り込み機能と上質なワイヤレスヘッドフォンとなっています。
もともとクラウドファンディングで支援を募り、見事目標を大幅に超える成功を経て、現在はAmazonや楽天など各ECサイトで一般購入可能です。
この記事ではMu6 Spaceの外観や音質、性能、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
※後継機であるMu6 Space2が登場しました。
https://koreimakaidesuka.hatenablog.com/entry/Mu6 Space-space2koreimakaidesuka.hatenablog.com
- Mu6 Space
- Mu6 Space レビュー
- Mu6 Spaceの音質とコーデック
- Mu6 Spaceのノイズキャンセリング性能
- Mu6 Spaceの接続安定性
- Mu6 Spaceの遅延
- Mu6 Spaceを使ってみての感想
- Mu6 Spaceはこんな人におすすめ
- Mu6 Space レビュー:まとめ
Mu6 Space

※後継機であるMu6 Space2が登場しました。
https://koreimakaidesuka.hatenablog.com/entry/Mu6 Space-space2koreimakaidesuka.hatenablog.com
Mu6 Space レビュー
Mu6 Spaceの仕様と特徴をご紹介。
まず主要機能の1つであるノイズキャンセリング機能。広い帯域のノイズを打ち消し、さまざまな環境下でもクリアな音楽再生、またデジタル耳栓として使えます。※2段階の強度調整可
高音質&低遅延を実現するaptX-LLに対応。音楽のみならず映画やアニメ、ゲームに最適です。
ドライバーには40mmのダイナミックドライバーを使用。低音域~中音域をメインにフラットで自然なサウンドチューニング。遮音性も高く没入感や臨場感の高いリスニング体験ができます。
イヤーパッドには高密度合皮と低反発クッションを採用、最適な側圧で長時間のリスニングに適しています。
そのほか聴力に合わせて最適化できるパーソナライズEQや4種類のプリセットEQの切り替えが可能です。
Bluetooth | v5.0 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC、aptX-LL |
バッテリー持ち | 24時間(ANCオン) 35時間(ANCオフ) |
充電時間 | 2時間 |
充電方法 | USB-C、充電スタンド |
外音取り込み機能 | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
重量 | 305g |
同梱されていたものは以下です。
・Mu6 Space本体
・充電用USB-Cケーブル
・収納ケース
・ユーザーガイド
・充電スタンド
外観
1万円台ながら安っぽさはなく、細部までしっかり作りこまれた重厚感のあるデザイン。
壊れやすいスライダーやヘッド部分には金属を採用しているため、耐久性を向上しています。
カラーはグラファイト・グレーとメダリオン・ブラウンの2色展開です。
高性能なオーディオ用のチューニングされたANC 40mmの大口径ドライバーを採用。
バランスの取れた中音域とハイレベルのアグレッシブな低音域の再生を実現したとのこと。
イヤーパッドに上質な高密度メモリフォームを採用。柔らかく肉厚の低反発タイプ。
質感と装着感ともに良く、遮音性も高いです。ただ暑い時期などはムレやすさもあり。
柔らかく革製のヘッドバンド。クッション性が高く、曲げ伸ばしによる耐性も十分にあります。
個人的に側圧もちょうどよく、長時間の使用でも快適に使用できました。
スライダーはスムーズに動くため、ヘッドフォン装着時にサイズ調整しやすいです。
それほどコンパクトになりませんが、イヤーカップ上部は90度回転します。
イヤーカップ内側には赤外線センサーを搭載。
これにより、ヘッドフォンを外せば音楽や動画を停止、再び着けると再生が可能です。※アプリで機能のON/OFF可能
わざわざ操作することなく自動機能なため、使えるシーンは多いと思います。
左側のイヤーカップに手を当てると音量が一時的に小さくなるスマートタッチ&トークモードに。
これは外音取り込み機能で、音楽を止めることなく話し声やアナウンスを聞くことができます。
Mu6 Spaceには、電源ボタン、ANC切り替えボタン、音量ボタン(曲送り/戻り)、再生/停止ボタンが搭載されています。
ANC切り替えはノイズキャンセルオン・ノイズキャンセルオフ・外音取り込みです。
ペアリングは電源ON時に電源ボタンを2回押すとペアリング設定がリセットされ、接続先デバイスのBluetooth設定から接続できます。
充電は付属のUSB-Cケーブルを使用。ACアダプターは付属していないので別途用意してください。
バッテリー持ちはノイキャンONで約24時間(OFFで約35時間)とロングバッテリー仕様です。
バッテリー残量はヘッドフォン側から分からず、アプリや接続先デバイスのBluetooth設定等から確認できます。
充電スタンドでワイヤレス充電
1万円台ながらもこうした充電スタンドが付属するところもコスパが良いと思える理由の1つ。
しっかりと作りこまれたデザイン性高い作りで、スタンド自体の安定感あり。
マグネット電源接触テクノロジーを採用。
マグネット吸着による取り付けができ、スマートにワイヤレス充電可能です。
充電中は天面部分は青く呼吸点滅。充電が終わると消灯するのでわかりやすいです。
自宅では充電スタンドを。持ち出すときにはUSB-Cケーブルと2way方式なのは便利。
ただバッテリー切れでも使えるようにオーディオケーブルによる有線接続ができればよかったなと。
専用アプリでカスタマイズ
専用アプリMu6 Space Connectをインストールすれば、各設定ができます。
日本語にも対応しており、iOS/Android両方で使えます。
・ノイズキャンセリング性能の強度(弱・強)
・自動再生、停止機能のON/OFF
・外音取り込み機能のON/OFF
・フライトモード(ホワイトノイズカット)
・イコライザー設定
フライトモードは音楽再生なしでもスタンバイにせず、ノイキャンを維持。またホワイトノイズも抑えたデジタル耳栓として使えます。
この中でも紹介しておきたいのがリスニングテストです。
自分の聴力に合わせてEQを最適化できるため、より良い音で音楽などの楽しむことができます。
アプリ経由でカスタマイズできるヘッドフォンが多いものの、ほとんどが手動でユーザー任せ。そのため知識がないとどう設定していいかわからない部分でもあります。
リスニングテストならだれでも簡単に最適化できる点はユーザビリティ高く評価ポイントでしょう。
リスニングテストの結果とMu6 Spaceゴールデンカーブに基づく調整により、自分だけに合うカスタマイズされたサウンドを楽しむことができます。
パーソナライズEQ以外にもロックやジャズ、ポピュラー、Hi-Fi、OFFなどジャンルやコンテンツに合わせて切り替え可能です。

Mu6 Spaceの音質とコーデック
まずコーデックはAACとaptX-LLに対応しています。
apt-LLに対応しているため、高音質かつ低遅延なサウンドで楽しむことができます。
実際に対応デバイスと接続して音楽を聴いてみましたが、とてもよい音質です。
特徴を挙げるとすれば、低域~中域が得意な印象。全体的にフラットでバランスのとれた音でもあります。
有線ヘッドフォンには勝てませんが、大型ドライバーで迫力あるサウンドを再生できるので、ワイヤレスで映画を見たい方におすすめです。
Mu6 Spaceのノイズキャンセリング性能
Mu6 Spaceを購入する上で気になるのがノイズキャンセリング性能です。
私が主に飛行機内で愛用しているBOSEのNCH700と比較してみたところ、正直差を感じられないほどの性能でした。
ノイズキャンセリングをONにした場合、防音室内にいる体験が可能。空調音や低い動作音などはほとんど聞こえなくなります。
目の前にいる人の話し声や金属音などの高音域に関しては聞こえます。ノイキャン性能が気になっている方も満足できる性能かと思いました。
一応アプリ経由で設定すれば2段階(弱・強)の切り替えができます。
先ほども紹介しましたが、左側のイヤーカップを手でかざせば外音取り込みができるので、切り替えの利便性も高いです。
Mu6 Spaceの接続安定性
自宅ではWindowsパソコンと外ではiPhone 11 Proと接続して検証してみました。
まず自宅では一切途切れなどは発生せず、パソコンが置いてある部屋から10mほど離れても音楽再生は止まることなく使えています。
駅構内や町中など人が多い場所でも途切れは発生しませんでした。また8時間の長時間フライトでも問題なく使えています。
Mu6 Spaceの遅延
低遅延コーデックであるaptX-LLに対応。Xiaomi MiMix3でYouTubeやNetflixで検証したところ全く声と口のずれは感じません。
これなら映画やアニメ、ゲームなど様々なコンテンツをノンストレスで楽しめるでしょう。
Mu6 Spaceを使ってみての感想
■よかった点
・BOSEやSONYと差のないノイキャン性能
・外音取り込み機能搭載
・着け心地の良いイヤーカップ
・価格の割には高級感のあるデザイン
・最長35時間のバッテリー持ち
・aptX-LLコーデックに対応
・おしゃれな充電スタンド付き
・自分の聴力に合わせて最適化できるEQ設定
■気になった点
・ボタンの位置、アクセスが悪い
・有線接続できない
Mu6 Spaceはこんな人におすすめ
・ノイズキャンセリングヘッドホンが欲しい方
・ワイヤレスで映画を楽しみたい方
・飛行機用のデジタル耳栓として
Mu6 Space レビュー:まとめ
この記事は、Mu6 Spaceについてご紹介しました。
まずMu6 Spaceに求める性能として重要なのがノイズキャンセリングです。これに関してはしっかりと周りの雑音ノイズをカットしてくれます。
音楽再生なしでBOSEのNCH700と比べてみましたが、違いが分からない程度です。これに関しては安心して購入しても良いです。
音質に関しては、全体的にフラットでバランスの良い自然なサウンド。aptX-LLに対応しているので、動画視聴時の遅延は全く気になりませんし、このコーデックに対応した端末と接続すれば高品質なリスニング体験ができました。
他のサブ機能(外音取り込み、着脱で再生停止)も便利。気になるとすればややアクセスの悪いボタン類と有線接続と対応していないくらいで、コスパが良いという評価です。
では最後にMu6 Spaceは買いなのかですが、低い予算でノイキャン付きヘッドフォンが欲しいなら「買い」です。
現在Amazonで17800円で購入可能。たまにタイムセール対象になっているので安い時期を狙って購入するのもあり。
ノイズキャンセリングヘッドホンは飛行機や電車など、耳障りなノイズを消してくれるので、海外旅行好きや出張が多い方の強い味方となるでしょう。
※後継機であるMu6 Space2が登場しました。
https://koreimakaidesuka.hatenablog.com/entry/Mu6 Space-space2koreimakaidesuka.hatenablog.com
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