2019年後半、MacBook Pro 16インチが発売されましたが、既存ラインナップであるMacBook Pro 13インチを購入しました。
この記事ではMacBook Pro 13インチ(2019年モデル)のスペックや外観、今このタイミングで16インチではなく13インチを買った理由、他のモデルとの比較などをご紹介します。
MacBook Proを購入して1週間使用した所感としては以下の3点が主になります。
・キーボードが打ちづらい
・発熱がすごい
これらについてもご紹介していきます。
- MacBook Pro 13インチ(2019年モデル)のスペックと外観
- 今MacBook Pro 13インチを購入した理由
- 【2019年モデル】MacBook Pro 13インチと16インチを比較
- MacBook AirからProに変更して感じたメリット・デメリット【所感込み】
- 【必需品】おすすめのMacBook Pro周辺機器【厳選2選】
- MacBook Pro13インチを比較レビュー:まとめ
- ゲーミングPCのおすすめ記事
MacBook Pro 13インチ(2019年モデル)のスペックと外観
まずはMacBook Pro 13インチのスペックと外観をチェックしていきます。現在販売されているMacBook Pro 13 インチのモデル(標準仕様)は4種類、以下のようになっています。
主な違いは、CPUが1.4GHzなのか2.4GHzなのか、USB-Cのポート数の違いです。ストレージやメモリは全てのモデルで追加可能、Touch BarとTouch IDは標準搭載となっています。
2019年モデルのMacBook Proが発表された当初、左側の1.4GHzクアッドコアプロセッサのモデルは販売されておらず、7月に新モデルとして追加された形になります。
▲Apple MacBook Pro 13-inch MUHP2J/A
今回購入したMacBook Proは、その7月に追加された新モデル、1.4GHzクアッドコアプロセッサ・ストレージ256GB、カラーはスペースグレーです。
メモリの増設等は行っていないため、税込み175,780円になります。
外観チェック
外観に大きな変化はありません。Appleのリンゴマークは反射するメタリック素材が今回も使用されています。
16インチでは廃止されたバタフライキーボードですが、13インチでは健在です。
酷評の多いバタフライキーボードについては、この後しっかりレビューしていきます。
Touch BarとTouch IDが搭載されています。Touch IDの精度がiPhoneよりも高い印象で、起動時のストレスが少ないです。
CPUが1.4GHzの7月に追加されたモデルでは、本体の左側にUSB-Cポートが2つ、右側にイヤホンジャックがあるのみのシンプル設計です。
iPhoneでは2016年に販売されたiPhone7からイヤホンジャックは姿を消していますが、MacBookからはなかなか無くなりませんので、一定以上の需要があると予想されます。
AirPodsのバッテリー持ちの悪さなども関係しているのかもしれません。
キーボードの両サイドにはスピーカーが内蔵されており、高音質とまではいきませんがノートパソコンとしては満足のクオリティです。
今MacBook Pro 13インチを購入した理由
MacBook Pro 16インチが発売された現在、MacBook Pro 13インチを購入した理由としては以下のようなポイントが挙げられます。・ノマドスペースの限られた机には大きすぎる
・用途に対してオーバースペック
・高い(税込み273,680円~)
やはり16インチのMacBookを購入するのに大きなハードルとなるのが、当たり前ではありますがサイズです。
モデル | サイズ | 重さ(kg) | 横幅(cm) |
---|---|---|---|
MacBook Pro | 13インチ | 1.37kg | 35.79cm |
MacBook Pro | 16インチ | 2.00kg | 30.41cm |
MacBook Pro | 15インチ | 1.83g | 34.93cm |
MacBook Air | 13インチ | 1.25g | 30.41cm |
※いずれも2019年モデル
自宅での使用以外にも、カフェやコワーキングスペースなどに持ち運んで使用することを考えると、16インチのノートパソコンは少し大きすぎます。
特にカフェのテーブルは小さいことも多いので、MacBook Pro 16インチをテーブルに置くとその他のものが全く置けなくなることも考えられます。
ノマドワーカーとしては、作業に困らない程度にコンパクトで軽い13インチがやはりちょうどいいということで、16インチは候補から外れました。
その他の理由としては、ブログの執筆や画像編集が主なMacBookの使用用途なのでオーバースペックになってしまう、本体料金が高いなども挙げられます。
しかし、やはり大きなポイントとしてはサイズでした。
【2019年モデル】MacBook Pro 13インチと16インチを比較
ではそんな購入を見送ったMacBook Pro 16インチですが、もう少し13インチとの比較を深掘りしていきます。項目 | 13インチ | 16インチ |
---|---|---|
最低料金 | 139,800円〜 | 248,800円〜 |
CPU | 第8世代の1.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ | 第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ |
メモリ | 16GB(最大) | 64GB(最大) |
ストレージ | SSD2TB(最大) | 512GB(最大) |
キーボード | バタフライキーボード | Magic Keyboard |
バッテリー | 11時間 | 10時間 |
スピーカー | 6スピーカーシステム | ハイダイナミックレンジステレオスピーカー |
USB-Cポート | 4つ | 2つor4つ |
【Macbook Pro 16インチがおすすめの方】
・大画面で作業したい
・高負荷のかかる動画編集などを行う
・ESCキーは物理ボタンがいい
【Macbook Pro 13インチがおすすめの方】
・仕事などで頻繁に持ち歩く
・メインPCが自宅にある
・購入価格を抑えたい
MacBook AirからProに変更して感じたメリット・デメリット【所感込み】
ここまでは外観やカタログスペックなど、オフィシャルな情報でしたが、ここからは実際に使用して感じたメリット・デメリットをご紹介していきます。これまで使用していたMacBook Air(2015年モデル)と比較していきます。
メリット①Touch BarとTouch IDが便利
賛否のあるTouch BarとTouch IDですが、筆者は非常に便利で気に入っています。特にTouch IDが非常に便利で、起動時やアプリのインストール・アンインストール、本体の設定を変更する時などのパスワード入力を省略、かつ時短できます。
Touch IDは今のところ多用するとまでは言えませんが、明るさ設定を直感的に調整したりダイアログを選択したりすることができます。
ただし、Touch IDについては誤タッチしてしまうことも多く、カフェや職場で音量を切っていたにも関わらず、通知音が鳴り響いてしまうことがあるのは懸念点です。
メリット②アプリの立ち上がりが早い
冒頭でも触れましたが、MacBook AirからProに変更して一番感じているのが、アプリの立ち上がりが非常に早いことです。Airから買い換えることを決意した理由が、Photoshopのアプリ起動のもたつきです。
今回、Photoshopのアプリをクリックしてから、トップページまでの立ち上がりの速度を計測したところ、MacBook Airが15.2秒、MacBook Proがわずか3.6秒でした。
もちろんCPUの稼働状況やストレージの使用状況などによっても変化するため一概には早い遅いはいえませんが、Proの方が早いことは特筆するまでもないでしょう。
メリット③画面が明るい
あまり目立たない変更点ではありますが、MacBook AirよりもProは画面の明るさの上限が上がっています。屋外のカフェテラスや窓際の席でも画面が見づらくなってしまうことが少なくなります。
iPhoneなどでも明るさを常に上限にしているノマドワーカーの筆者としては、非常にありがたい変更点です。
デメリット①バタフライキーボードが打ちづらい
MacBook Pro 13インチの最大のデメリットとして感じているのが、やはりバタフライキーボードの打ちづらさです。購入時にも実機をチェックしているので分かってはいましたが、やはりバタフライキーボードは打ちづらく、この打ちづらさにはなかなか慣れません。
また、筆者のタイピングが綺麗なブラインドタッチではない故に、MacBook Airではキーボードにシリコンカバーをつけた状態で爪を立てるようにしてタイピングしていましたので、それも加わってバタフライキーボードの短いキーストロークは打ちづらさを増しています。
まだ購入して日が浅いのでもう少し慣れてくるとは思いますが、キーボードの打ちやすさという点においてはMacBook Airを越すことはないかと思います。
デメリット②トラックパッドが大きい
トラックパッドが大きいというと、一見メリットのようにも見えますがここではデメリットとして挙げさせていただきました。これも筆者のタイピングのくせによるものなのかもしれませんが、トラックパッドがMacBook Airよりも大きくなったことによって、親指の付け根がタイピング中に当たってしまい、カーソルが違う場所に移動してしまうことがよくあります。
トラックパッド の設定から「タッチでクリック」を外せば解決する問題ではありますが、全てトラックパッドを押し込まなければいけないのもまたデメリットに繋がります。
最初はなぜカーソルが動いてしまうのか分からず、バグかと思っていたのですが、Twitterなどでも同様の声は多く上がっていました。
トラックパッド上部にマスキングテープを貼り付けると解決するようですが、デザイン的に避けたいので他の解決策が生まれることを待ちつつ、トラックパッド に当たらないようなタイピングを意識します。
デメリット③発熱が激しい
最後のデメリットとしては発熱が激しい、排熱性能が良くない点が挙げられます。購入の初日から発熱問題には直面しており、Touch Bar付近や底面はさらり続けるのが難しいほどに高温になってしまいます。
パームレスト(手首の部分)が熱くなることはありませんが、キーボードには熱が篭っているのがタイピングしていても分かります。
MacBook Airの時には発熱は一切意識したことがなかったので、過剰に意識してしまうのかもしれません。
ただし、この発熱で性能が落ちることはないと発表されています。
【必需品】おすすめのMacBook Pro周辺機器【厳選2選】
最後にMacBook Proを購入したら合わせて購入したい周辺機器を3つ厳選しましたのでご紹介します。どれも定番の商品にはなりますので、ぜひ参考にしてください。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブ

2019年モデルのMacBook ProにはUSB-Cポートが2つ(もしくは4つ)とイヤホンジャックのみしか搭載されていないため、SDカードの読み取りやUSB-A(一般的なUSB)を接続するには外部機器が必要になります。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブは以下の機能を搭載したUSBハブです。
・Micro SDカード
・HDMIポート
・USB-Cポート×2
・USB-Aポート×2
最大の特徴はマルチポートはもちろんのこと、MacBookとのデザインの相性が抜群で、外部機器と思わせないほどに洗練されたデザインです。
MacBook Proユーザーであれば必須の周辺機器と言っても過言ではないでしょう。
TOWOOZ MacBook Pro/Air ケース

MacBook Proを持ち運んで使用する方の必需品が、保護用のカバーです。
TOWOOZのMacBook Pro/Air ケースは名前の通りMacBookのために作られた専用ケースで、無駄のない薄型のデザインがスタイリッシュな印象です。
少し硬めのレザー生地で設計されており、MacBookを収納した際には端の生地が、ぶつけた際の衝撃吸収の役割も果たしてくれます。
開閉部はマグネット式なので開け閉めが簡単なのもこの商品のおすすめポイントです。
MacBook Pro13インチを比較レビュー:まとめ
MacBook Pro 13インチのメリットとデメリットを並べるとデメリットの方が目立ってしまいますが、アプリの立ち上がりなど性能の部分が肌感覚で感じられるほど向上しているので、その1点のみでも買い換えたメリットは大きいと考えています。
用途によっておすすめのモデルは異なりますが、10万円台のMacBookであればぜひMacBook Pro 13インチがおすすめです。
また、ご購入の際はMacBook Pro 16インチやAirなどと比較した上での購入した方が良いでしょう。
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