最近、ちらほらと話題になるようになってきたeSIM。ネットニュースなどで見観にして気になっていた方も多いのではないでしょうか。
実は、このeSIM、ネットで簡単に格安SIMと契約できる便利な代物なんです。IIJmioから、国内初のスマホ向けの「eSIMプラン」の提供がスタートしています。
「eSIM」ならSIMカードの差し替え不要で、オンライン上で全ての手続きを完了できます。SIMカードの到着を待たずに、申し込んだ即日に利用を開始できるのが大きな魅力ですね。
しかし、いざ利用するとなると 「興味はあるけど、どうやって手続きすればいいの?」 「そもそもeSIMって、どんなものなの?」 「通信速度は?」など分からないことが多くて、今一つ行動に踏み出せない方も多いと思います。
そこで本記事では、
・eSIMとは何か?
・IIJmioのeSIMプランの内容と申し込み方法
・IIJmioのeSIMの設定方法
・IIJmioのeSIMの速度計測
などIIJmioの「eSIMプラン」を検討中の人が気になるポイントを分かりやすく解説します。
- 【検証レビュー】IIJmioのeSIMは使えるのか?時間帯別で通信速度計測してみた
- eSIMとは?
- IIJmioが国内初のeSIMサービスの提供を開始
- IIJmioのeSIMが使えるスマホやタブレットについて
- IIJmioのeSIMプランの申し込み・設定方法
- IIJmioのeSIMまとめ
【検証レビュー】IIJmioのeSIMは使えるのか?時間帯別で通信速度計測してみた
使用端末は、iPhone 11 Proです。主に新宿区内で計測しています。

朝の時間帯(9時台)

※新宿駅構内で計測
昼の時間帯(12時台)

※西新宿付近で計測
夕方の時間帯(16時台)

※西新宿付近で計測
帰宅中の時間帯(18時台)

※新宿駅構内で計測
夜の時間帯(19時台)

※新宿区内で測定
夜の時間帯(23時台)

※新宿区内で測定
深夜の時間帯(0時台)

※新宿区内で測定
以上の結果から、格安SIM全般で言える混み合う時間帯は、1MB/s以下が多いです。
ただ5MB/s以上出る時間帯もあり、YoutubeやSNSなどは快適に閲覧できました。
・モバイル回線を二重化!テザリングもOK
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eSIMとは?

eSIMは、「embedded Subscriber Identity Module」の略で、要は埋め込み型のSIMのことです。
従来であれば、新規の契約やキャリアの乗換えとなると、「SIMカード」と呼ばれる小さなカードの差し替えが必要でしたが、eSIMではスマホに内蔵されたSIMの情報を書き換えるだけで、情報の差し替えを完了することができます。
そもそもSIMカードとは
「SIMカード」自体、ピンとこない方も多いと思います。SIMカードがどのようなものかについても触れておきましょう。「SIMカード」というのは、電話番号を特定するためのID番号が記録されているものです。
SIMカードに記録された情報をもとに「各スマホ端末がだれのものであるのか」を特定されて初めて契約中のキャリアで通話や通信が利用できることになります。
つまり、SIMカードは契約中のキャリアの通信を利用するための「身分証明書」のような役割を果たしています。
eSIMなら、SIMの差し替えが不要
従来のSIMカードでは、キャリアを乗り換えるたびにSIMカードの差し替えが必要でした。一方で、eSIMの場合には「スマホに埋め込まれたSIMの情報を書き換える」という方法のため、SIMの差し替えは不要となります。
また従来であれば、「店舗でSIMカードを受け取る」「郵送でSIMカードを受け取る」などの手間が必要でした。
eSIMではSIMの情報の書き換えは全て遠隔でできるので、Web上でキャリアの乗り換え手続きをすべて完了することができます。契約して、すぐに通信を開始することが可能です。
IIJmioが国内初のeSIMサービスの提供を開始

IIJmioが日本初の国内スマホ向けのeSIMプランのを提供を開始しました。
IIJmioの「eSIMプラン」の概要は以下の通り。
月額料金 | 1,520円 |
---|---|
データ容量 | 6GB |
通信エリア | NTTドコモの「Xiエリア」 および「FOMAエリア」 |
プランタイプ | データ通信専用 (音声通話なし) |
大手キャリアに比べると、格安の料金で利用できるのが大きな魅力です。
IIJmioの従来のSIMカードを利用したプランに比べると、料金は同じですが、全ての手続きをオンライン上で済ませることができるのが今までにないメリットといえます。
少しでも楽に手続きを済ませたいという人は、eSIMプランを選ぶのがおすすめですね。
なお、eSIMプランは、データ通信専用プランのみの提供となります。eSIMでの音声通話プランの提供は今のところありません。
スマホでeSIMを使う場合には、「別で通話プランを契約して、eSIMプランと併用して使う」というのが基本的な使い方となるでしょう。
「eSIMプラン」とキャリアの「通話プラン」の併用が安い
「eSIMプラン」とキャリアの「通話プラン」を併用するとどれくらい料金が安くなるか見ていきましょう。たとえば、ソフトバンクの「ミニモンスター」を利用中の人が、「eSIMプラン」との併用に切り替えると、月額1,980円の節約になります。
▼料金比較
【併用なしの場合】 | 【eSIMを併用する場合】 |
---|---|
ソフトバンク「ミニモンスター」 のみで契約 | ソフトバンク「ミニモンスター」(0~1GB)
+IIJmio「eSIMプラン」 |
月額5,480円 | 月額3,500円 |
年間で23,760円も安くなる計算です。
スマホ代の見直しをしたいと考えているなら、eSIMを上手く取り入れて節約する方法についても検討してみると良いでしょう。
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IIJmioのeSIMが使えるスマホやタブレットについて

eSIMが使えるスマホとしては、iPhoneのXS以降の機種や、Google Pixel 4などが挙げられます。
iPhoneのSIMカードスロットは一つだけですが、eSIMを活用することでデュアルSIMとして利用していくことが可能です。
eSIM対応機種は以下の通り。
・iPhone XR
・iPhone XS
・iPhone XS MAX
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro MAX
・Google Pixel 4
・iPad mini(第5世代)
・iPad Air(第3世代)
・11インチiPad Pro
・12.9インチiPad Pro(第3世代)
とくに、iPadの場合にはデータ通信のみのプランで契約する方が多いと思います。
サクッとデータ通信だけ契約したい場合には、eSIMはかなり重宝するはずです。
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IIJmioのeSIMプランの申し込み・設定方法
IIJmioのeSIMプランの申し込み方法・設定方法を見ていきましょう。
流れとしては以下の通り。次の項目で詳しく見ていきましょう。
・IIJmio公式サイトから申し込み
・IIJmioのeSIMプランの通信設定を行う
・モバイル回線を二重化!テザリングもOK
・今なら初期費用1円(〜2020年1月29日)
キャリアのスマホは「SIMロックの解除」が必要
まず、ドコモ、au、ソフトバンクで購入したスマホをeSIMプランで使いたい場合には、SIMロックの解除が必要です。このあたりは、従来のSIMカードを利用した契約と同様です。
SIMロックの解除は、各キャリアのショップまたはマイページから可能です。
乗り換え前に事前に手続きを済ませておきましょう。
IIJmio公式サイトからの申し込み方法

IIJmio公式サイトのesim申し込みページを開いて、申し込み手続きを開始しましょう。
IIJmioを初めて契約する方は、「会員登録」を選択し、申し込みしていきます。
入力項目としては、基本情報(氏名、住所など)、オプションの選択などです。申し込みが完了すると、入力したメールアドレスにメールが届きます。
メールに記載されたURLを開くと、QRコードが表示されるので、スマホで読み取り、通信設定を行いましょう。
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IIJmioのeSIMの設定方法
1.設定-モバイル通信-モバイル通信プランを追加を選択
2.QRコードを読み込む
3.読み込まれたらモバイル通信プランを追加を押す
SIMの名称を選択。
仕事、個人、旅行など選択可能。ここでは副回線としました。
1.デフォルト回線を選ぶ
2.モバイルデータのデフォルト通信を選ぶ
3.iMessageやFaceTimeで使うモバイル通信プランを選ぶ
モバイル通信の切り替えを許可しておくと、主回線と副回線の電波状況に応じて自動切り替えとなるため、有利な方で通信可能です。
各種設定は設定-モバイル通信でも再度設定し直せます。
基本的には画面の案内に従うだけなので、簡単でした。
IIJmioのeSIMまとめ

この記事では、IIJmioのeSIMについて解説しました。
IIJmioでは国内のどの通信事業者よりも先駆けてeSIMの提供を開始しています。
今までSIMカードの差し替えが必要だった作業が、eSIMなら内臓のSIMの書き換えのみで完了できます。
思い立ったらすぐにデータ通信の利用を開始したい場面では、かなり重宝するはずです。
ただ時間帯によっては遅くなる傾向も。これはeSIMに限らず、格安SIM全般に言えることなので許容範囲だと思います。
※遅い時間帯でもブラウジングやSNSチェックなどはできました。
スマホの通信費を節約したい人や、タブレット用の通信が必要な人などは、ぜひeSIMの利用を検討してみると良いでしょう。
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