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【マウス G-Tune PP-Z-3070Ti レビュー】スペックやベンチマーク、おすすめカスタマイズについて解説


この記事ではマウスコンピューターのG-Tune PP-Z-3070Tiをレビューします。

・PP-Z-3070Tiの実機レビューが見たい
・性能とベンチマークが気になる
・メリット・デメリットを知りたい

上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


G-Tune PP-Z-3070Tiの特徴とスペック

OS Windows 11 Home
CPU Core i7-12700KF(水冷)
GPU GeForce RTX 3070 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 512GB Gen4x4 NVMe SSD
4TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
電源 850W 80PLUS GOLD
参考価格 349,800円(税込)

G-Tune PP-Z-3070Tiは、CPUに12コア20スレッド最大5GHzで動作する第12世代Core i7を搭載。

GPUはハイクラスのGeForce RTX 3070 Tiで、フルHD〜4K解像度まで強いゲーミングPCです。

主な特徴は次の5つです。

・圧倒的パワー
・所有感の高いケース
・超高速SSD搭載
・大容量4TB HDD搭載
・24時間365日の電話サポート

マウスコンピューターを選ぶメリットとして、1年間の無償保証のほか、24時間365日の電話サポートが大きなポイント。

最近のゲーミングPCの中では珍しく、4TBのHDDと光学式ドライブ(DVD)を搭載しており、ゲームだけでなくクリエイティブな作業など多目的に使える一台です。

実際に使ってみたところパワフルで使いやすいマシンですが、標準状態ではSSDの容量が少ないなどのデメリットもあります。

これから詳しく解説しますので、自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。

マウス公式サイトで見る

PP-Z-3070Tiの外観と内部


黒を基調としたケースに存在感を増すレッドのカラーリング。凹凸の少ないフラットデザイン。

フロントパネルはアルミパネル×ダーククロム強化ガラスで高級感のあるケースです。

これまでレビューしたミドルタワーサイズのBTOパソコンケースと比較するとやや大きめ。

その分重さもあり、17kgとなかなか重さなのでデスク上というよりは床置きが良さそうな感じがしました。

幅 x 奥行 x 高さ 215 x 490 x 481
重さ 17kg


▲フロントパネルのインターフェイス
・パワースイッチ
・アクセスランプ
・USB 3.0×2
・USB 2.0×2
・オーディオ入出力

フロント上部にインターフェイスが集中しているので、床置きした際のアクセスが容易です。

PC本体の設置場所によっては、マイクやヘッドホンは正面から挿すとケーブルの長さ的にベストだったりするので、オーディオジャックがあると使いやすいですね。


スロットイン方式の光学ドライブを採用。

ディスクのセットや取り出しもしやすく、使い勝手にも配慮されています。

またフロントパネルとの一体化デザインなので、見た目もスッキリしたフォルムです。


ケース側面です。どちらの上部にもエアスリットデザインが施されています。

BTOオプションでガラスサイドパネルに変更が可能です。


背面には120mmファン1基とリアパネル、電源、グラボ端子。

電源はケース上部に配置。CPUやグラボからの熱をリアファンから効率的に排気します。

リアパネルのインターフェイスは次のようになっています。

・USB Type-C x 1
・USB 2.0 x 2
・USB 3.0 x 4
・LANポート
・オーディオ入出力

これだけUSBポートがあれば、キーボードやマウス、外部HDD/SSD、USBメモリ、ヘッドセット、マイクなどたくさん接続できます。

ディスプレイ出力端子はDisplayPort×3、HDMIを搭載し、最大4画面出力をサポートしています。

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▲サイドパネルの取り外しにはプラスドライバーが必須


黒を基調としたPCケースは多いですが、G-Tuneフラグシップ伝統の赤色とガラスパネルを採用したことでゲーミングらしさと高級感が増したデザインです。


PC内部です。ケーブル類は結束バンドで整理され、キレイにまとまっています。

このケースのエアフローは、底面から吸気してグラボをダイレクトに冷却できます。その後CPUや大きなコンポーネント類を効率的に冷却しながら後方の120mmリアファンから排気します。

RTX 3070 Ti以上の大型グラボを搭載してもケース内に余裕があるため、カスタマイズ性も高いケースです。ドライブベイが反対側に搭載できるため、かなりスッキリとしています。

また簡易水冷のCPUファンを採用し、240mm長の大型ラジエーター(2連ファン)で冷却します。


空きドライブベイは2.5インチが2つのみです。


反対側には4TBのHDDとDVDスーパーマルチドライブを配置。

HDDはWestern DigitalのWD Blue(5400 rpm)でした。

3.5インチの空きドライブベイはありません。


マザーボードはMSIのOEM仕様で、チップセットはハイグレードなZ690を採用。

メモリースロットは4本あり、DDR4-3200 16GB x 2枚の構成となっています。

注文時のカスタムで128GBまで増設可能です。


▲グラフィックボードは、GeForce RTX 3070 Ti

トリプルファン仕様で、DisplayPortを3つとHDMIを1つ搭載。

BTOメーカーのハイグレードモデルに採用されることが多く、非常に性能の良い人気のグラフィックボードです。

Apex LegendsだとフルHDの最高設定で平均200fpsを超えるフレームレートで動作しました。

WQHDや4Kといった解像度でも80fps以上で動作するため、ゲームプレイ用途に関しては困ることはないでしょう。

グラフィックボードの上と下にヒートシンク付きのM.2スロットが1つずつあり。(計2個、うち1つは512GBが装着済み)


電源ユニットは専用エリアに縦置き配置。

出力は850Wで電力変換効率は80PLUS GOLD。

この構成であれば850Wで十分余裕があり、安定動作が見込めます。


底面のゴム足は4箇所。フローリングに置いた場合はグリップ効果で滑りにくかったです。

底面から吸気するケースなので、スライドしてワンタッチで脱着が可能な大型ダストフィルターを搭載。

PP-Z-3070Tiの性能をチェック

以下の項目をテストしたので参考にしてください。

・CPU性能
・グラフィック性能
・ストレージ性能
・ゲーム性能
・動作音

CPU性能チェック


PP-Z-3070Tiに搭載されている第12世代 Core i7-12700KFは、動作クロックが姉妹モデルのCore i7-12700より高いフルスペック版です。

水冷クーラーで安定した冷却環境にもかかわらず、本機のベンチマークスコアは何故か下位モデルのCore i7 12700より下という結果となりました。

パフォーマンス的にはプロレベルのクリエイティブ作業もできる性能です。

グラフィック性能チェック


3DMarkのグラフィックススコアは「37171」でした。

下位モデルのRTX 3070より性能の伸びが非常に良いです。

上位モデルには劣るものの、PCの価格と性能のバランスを考えると、かなり良いGPUと言えます。

ストレージ性能チェック


Cドライブの512GB SSDをCrystalDiskMarkで計測。

超高速なGen4x4 SSDを搭載しており、読み込み6744MB/s、書き込み4892MB/sでした。

OSやゲームの立ち上がりは爆速です。

また、初期状態のストレージ空き容量は311GBでした。

最近は50〜100GBもストレージを消費するゲームがあるので、たくさんゲームをインストールしたい人は1TBに交換するか、2台目のSSDを増設した方が良いです。

また、本機は4TBのHDDも搭載していますが、ゲームやアプリのインストール先に使うとパフォーマンスが落ちます。動画など大きなファイルの保管場所として使うのが良いでしょう。

ゲーム性能チェック

ゲームプレイ時の処理が「軽い・普通・重い」の3つのタイプに分けてチェックしました。

【軽量級】VALORANT
【中量級】Apex Legends/FF14
【重量級】FF15

【軽量級】VALORANT


e-SportsタイトルのVALORANTは、フルHD〜4Kまで非常にサクサク動きます。

軽いゲームなので、フルHDだとフレームレートは400fpsを軽々と超える性能です。

ヘビーゲーマーだけでなく、プロゲーマーも納得のマシンと言えるでしょう。

【中量級】Apex Legends


中量級のApex Legendsも、フルHDのグラフィック最高設定で240fps以上が出る性能です。

FPSゲームをがっつりやり込みたい人にかなりおすすめできます。

【中量級】ファイナルファンタジー14


人気MMORPGのファイナルファンタジー14は、フルHD〜4Kまで快適に遊べます。

解像度 スコア 評価
フルHD最高品質 25760 非常に快適
WQHD最高品質 21310 非常に快適
4K最高品質 11177 とても快適

【重量級】ファイナルファンタジー15


重たいゲームであるファイナルファンタジー15もWQHDまでなら十分で、4Kでも設定を少し調整すれば「とても快適」に遊べる性能です。

解像度 スコア 評価
フルHD高品質 13684 とても快適
WQHD高品質 10696 とても快適
4K高品質 6468 快適

ゲーム性能まとめ

その他の主なゲームのフレームレートはこちらです。

タイトル 重さ フルHD WQHD 4K
VALORANT 軽量級 312fps 255fps 221fps
Apex Legends 中量級 240fps 186fps 122fps
フォートナイト 中量級 240fps 181fps 132fps
PUBG 中量級 220fps 165fps 115fps
アサシンクリードバルハラ 重量級 83fps 67fps 42fps
サイバーパンク2077 重量級 82fps 67fps 43fps

ほとんどのゲームは中量級までで動作するので、遊びたいゲームの参考にしてください。

ゲームの快適度をまとめると次のようになります。

解像度 軽量級 中量級 重量級
フルHD
WQHD
4K

総合的に、4Kだけ画質を少し下げればあらゆる解像度で快適に遊べる性能です。

動作音チェック

PP-Z-3070Tiの動作音をチェックしました。

【通常時:41db】ネット閲覧やNetflix動画視聴などの日常使い

【ゲームプレイ時:51db】高い負荷をかけた時

騒音の目安はこちらを参考にしてください。

0〜20db 無音室など
21〜35db ささやき声
36〜40db 扇風機の弱
41〜45db 扇風機の中
46〜50db 扇風機の強
51〜55db PCの近くだと少しうるさい
56以上 かなりうるさい

高負荷時には冷却音がするものの、うるさいとは感じません。

デスクの下にPCを設置する場合は、まったく気にならないレベルでした。

PP-Z-3070Tiの気になった点

実際に使って感じたPP-Z-3070Tiデメリットは1つだけでした。

・SSDの容量が少ない

SSDの容量についてですが、5本ほど手持ちのゲームをインストールしたところ、ストレージの空き容量は100GBしか残りませんでした。

最近はApex Legendsやフォートナイトなど、無料で始められる大型ゲームが多いので、ストレージの増設は必須のPCです。

15万円クラスのPCなら仕方ありませんが、30万円クラスで512GBは少なすぎると思います。

PP-Z-3070Tiのおすすめカスタマイズ

たくさんのゲームを遊びたい方はSSDの容量を増やすことをおすすめします。

・大容量SSDへ交換か、2台目のNVMe SSDを追加

ストレージの容量は1TB以上がおすすめで、初期のSSDを大容量タイプに交換するか、ゲーム専用に追加で2台目のNVMe SSDを増設するのも良いでしょう。

【まとめ】G-Tune PP-Z-3070Tiはこんな人におすすめ


以上がG-Tune PP-Z-3070Tiのレビュー内容です。

本製品は次のような人におすすめします。

・ゲームの他にクリエイティブな作業もする人
・FPSゲームで勝てるPCが欲しい人
・所有感の高いハイグレードなPCが欲しい人

強力なCPUとGPUを搭載し、フルHD〜4K解像度まで強いゲーミングPCです。

ゲーム実況や動画編集PCとしても使えるので、ストリーマーやYoutubeに動画をアップしたい方に最適と言えます。

パーツ構成がよく、ハイグレードなPCが欲しい方にもおすすめで、セール時は3万円程度の値引きも期待できるので狙い目です。

気になる方は、ぜひチェックしてください。

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