この記事ではマウスコンピューターのゲーミングノートPC「G-Tune P5-RT」をレビューします。
・普段使い、クリエイティブワーク、ゲームができるノートPCが欲しい
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
G-Tune P5-RTの特徴とスペック

OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3050Ti |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | 1920 x 1080(フルHD) |
リフレッシュレート | 60Hz |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
幅 x 奥行 x 高さ | 359.5 x 238 x 23.2 |
重量 | 2.04kg |
参考価格 | 209,900円(税込) |
CPUに14コア20スレッドで動作する第12世代Core i7を搭載。
GPUはGeForce RTX 3050Tiのモバイル版で、内蔵ディスプレイのフルHD解像度ならあらゆるゲームを快適に遊べる性能です。
本機の主な特徴は次の5つです。
・普段使いもサクサク動作
・高い拡張性
・使いやすいキーボード
・シンプルで所有感の高いデザイン
実際に使ってみたところ、かなりレスポンスが早くて使いやすいマシンですが、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzまでといったデメリットもあります。
対戦ゲームで上位ランクを狙うヘビーゲーマー向けモデルではありませんが、普段使いや動画編集などの作業が中心で、たまにゲームもしたい方には十分なスペックです。
また、マウスコンピューターを選ぶメリットとして、1年間の無償保証のほか、24時間365日の電話サポートも大きなポイント。
これから詳しく解説しますので、自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。
G-Tune P5-RTの外観をチェック

付属品は極めてシンプル。
箱も薄型軽量で保管場所に困りません。
15.6インチのフルHD液晶にテンキー付きのフルサイズキーボードを搭載。
重量は2.04kgとゲーミングノートとしては標準的で、大きすぎず重すぎないサイズ感です。
最大7.5時間駆動するバッテリーを内蔵し、長時間の移動やサブのノートPCとしても使いやすくなっています。
カラーはブラックでシンプルなデザイン。
光の加減でブラウン色にも見える高級感のあるボディーとなっています。
CPUとGPUを効率的に冷やす強力なクーリングシステムを内蔵しています。
キーボードはテンキー付きの日本語配列です。
キーピッチは一般的なデスクトップPCと同等の約18.2mmを確保。キーストロークは1.8mmでタイプ音も静かです。
スペースキー横の「無変換」「Alt」などのキー幅が小さめですが、タイピングに支障をきたすような使いにくさはありません。
タッチパッドは広く、タップ操作や滑りなどの反応は良好です。
キーボードはカラー表示に対応したバックライトを搭載しています。
専用のアプリ(CONTROL CENTER)を使用して好きな色に変更可能。
右側面のインターフェイスです。
・microSDカードリーダー
・USB Type-C(10Gbps)
・有線LAN
ネットワークは有線接続のほか、高速なWi-Fi 6にも対応しています。
左側面のインターフェイスです。
・USB Type-A(5Gbps)
・USB Type-A(480Mbps)
・マイク入力
・ヘッドフォン出力
背面のインターフェイスです。
・USB Type-C(10Gbps)
・HDMI出力
・Mini DisplayPort出力
・電源入力
インターフェイスについてまとめると、不足なものは無いと言えるほど充実しています。
(USB Type-Cは2ポートともに映像出力とPower Deliveryに非対応)
本体の厚みは約2.3cm。ディスプレイ部分はこの角度まで開きます。
液晶は15.6インチのフルHD(1920 x 1080)です。
ノングレアの液晶で写り込みも少なく、ゲームやエンタメ利用に最適でしょう。
視野角の広い液晶で斜めから見ても色合いにムラがなく、非常に鮮やかな発色です。
ディスプレイのフレームレートとリフレッシュレートを確認できる通称UFOテストの結果です。
本機の液晶はリフレッシュレート60Hzなので、フレームレートは60fpsが上限となります。
競技性の高いFPSゲームには向いていませんが、アクションゲームやシミュレーションゲームなどなら十分な性能です。
残像感も強く無いので、ゲーム向けの液晶と言えます。
ディスプレイの上部にビデオ会議等で使える100万画素のWEBカメラとデュアルマイクを搭載。
充電アダプターは薄型で軽量です。
ゲーム機のコントローラーよりも薄く、重さは360gでした。
ゲームプレイだと充電アダプターはほぼ必須ですが、持ち運びも苦にならない大きさ、重さです。
スピーカーは底面の左右に配置されています。
低音の響きは弱いものの、音が割れることなく必要十分な音質です。
G-Tune P5-RTの性能をチェック
以下の項目をテストしたので参考にしてください。・グラフィック性能
・ストレージ性能
・ゲーム性能
・動作音
なお、本機の性能を100%発揮できる「パフォーマンスモード」にて計測しています。
CPU性能チェック

G-Tune P5-RTに搭載されているCPUは、14コア20スレッドで動作する第12世代Core i7-12700Hです。
圧倒的な性能を持っており、ゲームや日常使いだけでなく、動画処理などの重たい作業でも高いパフォーマンスを発揮できる超高性能CPUです。
もちろんWordやExcelなどのオフィスアプリはサクサク動作する性能で、まったくストレスはありません。
ビジネス向けの薄型ノートPCに採用される最新の第12世代 Core i5-1240Pよりも圧倒的に高い処理能力がポイント。
上位のCore i9-12900Hには劣りますが、十分な性能と言えるでしょう。
グラフィック性能チェック

3DMarkのグラフィックススコアは「14588」でした。
本機のGPUはミドルクラスのRTX 3050 Tiであり、CPUに内蔵されているグラフィック機能よりもはるかに高いパフォーマンスが特徴です。
内蔵ディスプレイで遊ぶ分には全く問題なく、ほとんどのゲームは快適指標である60fpsに張り付いて遊べます。
よりスムーズなゲームプレイを望むなら外付けのゲーミングモニターをつなげる必要はありますが、そこまでやり込まない人にとっては十分すぎる性能です。
ストレージ性能チェック

Cドライブの512GB SSDをCrystalDiskMarkで計測。
読み込み2244MB/s、書き込み1161MB/sでOSやゲームの立ち上がりは爆速です。
また、初期状態のストレージ空き容量は435GBでした。
大きめのゲームを5本ほどインストールすると、ほぼ一杯になってしまいます。
たくさんのゲームで遊びたい人は注文時のカスタムで1TBに交換するのがおすすめです。
なお、本機は注文時のカスタムで2台目のSSDも増設可能です。
ゲーム性能チェック
ゲームプレイ時の処理が「軽い・普通・重い」の3つのタイプに分けてチェックしました。【中量級】FF14/Apex Legends
【重量級】FF15/Forza Horizon 5
【軽量級】原神

激しい動きが特徴の「原神」のフレームレートは、ゲームの上限値である60fpsに張り付いた状態で遊べます。
残像感も無く、キレイな映像で非常に快適です。
【軽量級】VALORANT

e-SportsタイトルのVALORANTも60fpsに張り付いて遊べます。
外付けのゲーミングモニターをつなげれば、300fps前後で動作する性能です。
【中量級】Apex Legends

中量級のApex Legendsも余裕で100fps以上を記録しますが、FPSゲームをがっつりやり込む人は外付けのゲーミングモニターが必要です。
人気のフォートナイトやPUBGなども中量級なので、同じくらいのフレームレートになります。
競技性の低いアクションRPGやシミュレーションゲームなら内蔵ディスプレイで十分と言える性能です。
【中量級】ファイナルファンタジー14

人気MMORPGのファイナルファンタジー14は、高品質設定で「非常に快適」に遊べる性能です。
フレームレートは60fpsに張り付いていたので、まったく問題ない性能と言えるでしょう。
【重量級】ファイナルファンタジー15

重たいゲームであるファイナルファンタジー15は、高品質設定で「やや快適」に遊べる性能です。
少し設定を下げれば「快適」に遊べます。
解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
高品質 | 5769 | やや快適 |
標準品質 | 8391 | 快適 |
【重量級】Forza Horizon 5

重たいドライブゲームのForza Horizon 5は75〜80fpsを維持できる性能で、カクついた動きもなく非常に快適です。
レイトレーシングに対応しているので光の反射が美しく、リアルな映像で楽しめます。
ゲーム性能まとめ
ゲームの快適度をまとめると次のようになります。軽量級 | 中量級 | 重量級 |
---|---|---|
○ | ○ | ○ |
ほとんどのゲームは中量級までで動作するので、遊びたいゲームの参考にしてください。
あらゆるゲームを快適指標である60fpsのフレームレートで遊べます。
ヘビーゲーマーにとってはディスプレイが60Hzまでなのがデメリットですが、実際のところ、そこまでやり込む人は少ないです。
一般的なゲーム好きの方にとっては十分すぎる性能と言えます。
動作音チェック
G-Tune P5-RTの動作音をチェックしました。ネット閲覧やNetflix動画視聴などの日常使い
【ゲームプレイ時:51.6db】
高い負荷をかけた時
騒音の目安はこちらを参考にしてください。
21〜35db | ささやき声 |
---|---|
36〜40db | 日常の生活音 |
41〜45db | 扇風機の弱 |
46〜50db | 扇風機の中 |
51〜55db | 扇風機の強 |
56以上 | かなりうるさい |
普段使いではまったく問題ない動作音で、非常に静かです。
高負荷時には冷却音が大きくなりますが、不快な音ではなく、ヘッドホンをすれば気にならないレベルでした。
G-Tune P5-RTのおすすめカスタマイズ

本機はメモリやSSD容量の増設のほか、2台目のSSDを増設できるなど拡張性はかなり高いです。
より快適な環境を求める方には、次のオプションがおすすめです。
・SSDを1TBへ変更
・外付けゲーミングモニター
メモリは基本的に16GBもあれば問題ありませんが、動画編集などクリエイティブな作業もしたい人なら32GBにしておくと安定します。
たくさんのゲームをインストールしたい方は、注文時に1TBのSSDへ交換するのがおすすめです。
また、本機のディスプレイは60Hzなので、より高いフレームレートで遊びたい方は外付けモニターをつなげるとFPSゲームも快適に遊べます。
安くて高性能なおすすめのゲーミングモニターについては関連記事を参考にしてください。
【まとめ】G-Tune P5-RTはこんな人におすすめ

以上が
本製品は次のような人におすすめします。
・普段使いとゲームができるPCを探している人
・動画編集など重たい作業もしたい人
普段使いやクリエイティブ作業が中心で、たまにゲームを楽しむ人におすすめです。
拡張性も高く、約20万円で購入できる価格も高ポイント。セール時は2万円程度の値引きも期待できるので狙い目です。
気になる方は、ぜひチェックしてください。
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