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【EcoFlow DELTA Max レビュー】消費電力の大きい家電でも使える大容量ポータブル電源


キャンプや屋外で使えるポータブル電源が欲しい
災害時の停電に対応できるポータブル電源が欲しい

EcoFlow社のDELTA Maxはご存じですか。

定格出力2000Wでご家庭にある家電をほとんど動かすことができ、エアコンやドライヤー、炊飯器、電子レンジを停電時に使うことができます。

これらの家電は消費電力が高いのですが、連続で1時間程度動作できる大容量バッテリーを搭載したポータブル電源です。

大容量ながらも特許技術であるX-Stream機能により、最短1.7時間程度でフル充電可能。

別売りのソーラーチャージャーで充電すれば電気代0円で運用することもできます。

この記事では、EcoFlow DELTA Maxを使ってみて良かった点、気になった点、主な特徴などをレビューします。


スペック


今回レビューするのはEcoFlow DELTA Maxの1612Whタイプです。

他には2016Whタイプも選べます。公式サイトのスペック表を参照する限りでは容量の違いしかないないので用途に応じて選ぶと良いでしょう。

ちなみに1612Whタイプは消費電力の高い電気ケトル(1500W)を約1.2時間使い続けられるスペックなので十分かと思います。

容量 1612Wh, 50.4V
認証 UL CE FCC ROHS Telec
サイズ 49.7×24.2x30.5cm
重量 約22㎏
ACポート 純正弦波
合計2000W(サージ4200W)
100V(50Hz/60Hz切替)
X-Boost機能 最大2400W
USB-A出力 各ポート最大12W
USB-A急速充電 各ポート最大18W
USB-C出力 各ポート最大100W
シガー/ソケット出力 各ポート最大126W
DC5521出力 12.6V 3A
AC入力 最大1500W 15A
AC入力電圧 100-120V~(50Hz/60Hz)15A
ソーラー入力 11-100V 最大電流13A 最大800W
シガー/ソケット入力 12V/24V対応、既定値は8A
セル種類 三元素リチウムイオン
保管寿命 1年間(満充電後)
保護機能 過電圧保護、過負荷保護
過熱保護、短絡保護
低温保護、低電圧保護
過電流保護
保管寿命 1年間(満充電後)
推奨使用温度範囲 20°C~30°C
使用温度範囲 -20°C~45°C
充電温度範囲 0°C~45°C
保管温度範囲 -20°C~45°C

※執筆時点の公式サイトから引用(2022/03/27)

同梱物


・DELTA Max 1600ポータブル電源
・保証書
・取扱説明書
・DC5521-DC5525ケーブル
・ソーラー充電ケーブル
・車載シガーソケット充電ケーブル
・AC充電ケーブル

EcoFlow DELTA Maxを購入する

EcoFlowのポータブル電源一覧を見る

主な特徴

www.youtube.com

EcoFlow DELTA Maxの主な特徴は以下の通りです。

・定格2000W、最大2400Wの高出力
・大容量(1612Wh/2016Wh)
・AC充電時は約2時間の急速充電
・ソーラー充電で電気代0円運用
・パススルー、EPS対応
・専用アプリでリモート制御可能
・5種類15口の出力ポート搭載
・最大6,048Whまで拡張可能

家庭にある様々な家電の電源として使うことができ、消費電力の高い家電を1時間程度連続使用できる大容量です。

2016WhのDELTA Maxを2つ外付けでき、エクストラバッテリーとして拡張もできます。

バッテリーが0になってもAC充電なら最短1.7時間の急速充電が可能。別売りのソーラーチャージャーを使えば電気代0円で使えます。

その他パススルーやEPS機能、専用アプリによるリモート制御など屋内外やシーンに問わず頼れるポータブル電源です。

使用シーンと家電の連続動作時間

公式サイトから使用シーンの一例を拝借しました。

消費電力の高い電気ケトルや電子レンジ、オーブン、IHコンロ、炊飯器なども1〜2時間程度使えます。

テレビは15時間、冷蔵庫は13.7時間、スマホやノートパソコンは数十回フル充電と大容量さが分かりますね。

これにソーラーチャージャーとエクストラバッテリーを追加すれば屋外でもそれなりに生活できそうです。

EcoFlow DELTA Maxの良かった点


EcoFlow DELTA Maxの良かった点は5つあります。

・パススルーとEPSに対応
・定格出力が2000Wで様々な家電に対応
・X-Stream技術で最大2時間の急速充電
・別売りのソーラーパネルを使えば電気代0円
・専用アプリでリモート制御ができる

パススルーとEPSに対応

EcoFlow DELTA MaxはパススルーとEPS(非常用電源)に対応しています。

パススルーはAC電源->DELTA Max->家電のように接続した場合に優先的に家電へ電力を供給できる機能です。

それに加えてEPSという非常用電源機能に対応しているので、万が一停電しても家電への電力はDELTA Maxからに切り替わります。

UPS(無停電電源)のように瞬時に切り替わりませんが、台風や地震などの突発的な停電にも対応できます。

定格出力が2000Wで様々な家電に対応

EcoFlow DELTA Maxは定格出力が2000W、X-Boost機能をONにすると最大2,400Wで使うことができます。

2000Wであればほとんどの家電で使うことができ、テレビや冷蔵庫、季節家電、エアコンなど消費電力の高い家電も余裕です。

上記の表は公式サイトから拝借したもので、例えば停電時に冷蔵庫と繋げたり、夜間の照明用電源として、スマホやノートパソコンの充電など非常時にも役立ちます。

少ない消費電力の家電であれば数十時間使えますし、外付けのエクストラバッテリーを繋げれば最大6,048Whまで拡張できます。

X-Stream技術で約2時間の急速充電

EcoFlow DELTA MaxはX-Stream技術(特許)による急速充電に対応。

大容量ながらもAC充電(コンセント)の場合、約2時間でフル充電できます。

ポータブル電源は充電に時間がかかるイメージでしたが、この点はEcoFlow社の強みでもありますね。

検証として残バッテリー30%から充電してみた結果、100%まで1時間21分でした。

・AC充電:約1.7時間
・シガーソケット:約16.8時間
・ソーラー充電:約3.4〜6.8時間※
※160Wのソーラーチャージャー4枚使用時

ソーラーチャージャーを使えば電気代0円

EcoFlow DELTA Maxはソーラーチャージャーで充電できるため、電気代0円で使うことができます。

ソーラーチャージャー使用時は3時間〜6時間程度でフル充電できるとのこと。

またAC充電と並行して充電できるため、急ぎの場合でも電気代を抑えられます。

専用アプリを使うと充電量をリアルタイムで確認できるため、外出先などからも把握できます。

専用アプリでリモート制御ができる

EcoFlow DELTA Maxはポータブル電源ながらも専用アプリがあります。

この専用アプリを使えば、残バッテリー量や充電の進捗度、使用するポートの制御などの管理が可能。

設定時にWi-Fiと接続しておくと、外出先からもリモートアクセスできるので何かと便利です。

EcoFlow DELTA Maxの気になった点

EcoFlow DELTA Maxの気になった点は2つあります。

・10万円台とやや高額
・充電時はコンセントの単独利用推奨

10万円台とやや高額

容量やスペック的にもやや高額になってしまいます。

Amazonで確認すると1612Whタイプで187,000円、2,016Whタイプで242,000円です。

タイムセール時は1612Whタイプで140,250円でした。どちらにせよ10万円超えなので使い道が明確な方向けですね。

例えば災害時の備えとしてポータブル電源を導入したい方、キャンプや屋外でがっつり家電を動かしたい方など。

充電時はコンセントの単独利用推奨


家庭用コンセントを使用しての充電時は注意が必要です。

急速充電時は最大1500W入力のため、ブレーカーを落とさないためにもコンセントに直接繋ぐ、そのコンセントに他の電源を接続しないことが推奨されています。

説明書にも記載があり、正しい充電方法であれば問題ないのでそこまで心配しなくて良いかなと。

外観レビュー


ここからはEcoFlow DELTA Maxの外観やインターフェースをレビューします。

グレーとブラックのツートンカラーでポータブル電源ながらもシンプルでシックなデザインです。

EcoFlow社のポータブル電源はどれもデザイン性が高く、他のユーザーレビューをみても評価の高いポイントでした。


重量は22kgと重めなので持ち運びしやすいようにと取手付きです。

天板はフラットなので物を置いたりできます。


インターフェースのチェックです。

EcoFlow DELTA Maxに全部で5種類15口の出力ポートを搭載しています。

こちら側にはAC電源が6つ、シガーソケットが1つ、その他入力ポートがあります。

AC電源は合計で2000W、X-Boost※をONだと2400Wまで使えます。
※対応電化製品のみ

AC電源を同時に6つ使うことはなさそうですが、十分なポート数です。


入力ポートはカバー付き。

ソーラーチャージャー/シガーソケットと急速充電「X-Stream」のON/OFF、AC充電ポートです。

急速充電はバッテリーに負荷をかける要因にもなるので、急ぎでない場合は低速で充電すると良いでしょう。


こちら側には冷却用ファンの排気口とエクストラバッテリーの拡張ポートがあります。

2,016Whモデルを3台繋げて最大6,048Whまで拡張可能です。


こちら側には液晶パネル、USBポート、電源ボタン、IoTボタンがありました。

各ポートUSB-Aは12W〜18W、USB-Cは100W出力ができるため、ほとんどのモバイルデバイス、ノートパソコン等の充電に使えます。

液晶には現在の出力値での残りバッテリー消費時間と入出力値が表示されており、専用アプリでも同じ情報を確認できます。


サイズ比較として2ℓのペットボトルと並べてみました。

横だと4個半くらいのサイズ感です。

このポータブル電源で何ができるか

このポータブル電源で何ができるか、どんな家電をどのくらい使えるのか検証してみました。

定格出力は2000Wなのでご家庭の家電はほとんど対応しています。停電時の非常用電源として、また屋外やキャンプなどでの電源として様々なニーズやシーンで使えるポータブル電源です。

・空気清浄機
・冷蔵庫
・電子レンジ
・液晶テレビ
・ヘアードライヤー
・デスク周り一式

消費電力が小さいものから大きなものまでご家庭にあるもので計測しています。

ポータブル電源と家電を繋げると今の出力値であと何時間、何日使えるか専用アプリに表示されるので便利です。

電子レンジ 1時間38分


電子レンジの標準機能の「あたためスタート」で計測しました。

出力は1459Wで、1時間38分程度使用できることがわかりました。

消費電力の高い電子レンジですが、1時間使えることを考えるとバッテリーの大容量なのが分かりますね。

冷蔵庫 1日と3時間


2019年製の365L、定格消費電力140Wの冷蔵庫で計測しました。

出力は33Wで、1日と3時間程度使用できることがわかりました。

長時間の停電時でも冷蔵庫を1日冷やせるので、ポータブル電源があると安心です。

液晶テレビ 6時間47分


2019年製の65インチ、定格消費電力476Wの液晶テレビで計測しました。

出力は211Wで、6時間47分程度使用できることがわかりました。

大型液晶テレビでも6時間以上連続使用できます。

ヘアードライヤー 1時間18分


定格消費電力1200Wのヘアードライヤーで計測しました。

出力は1182Wで、1時間18分程度使用できることがわかりました。

ヘアードライヤーも消費電力が大きい家電ですが、1時間以上使えます。

空気清浄機 1日と17時間


定格消費電力54Wの空気清浄機で計測しました。

出力は17Wで、1日と17時間程度使用できることがわかりました。

消費電力が小さい家電は1日以上使えます。

デスク周り一式 12時間22分


最後に筆者のデスク周り一式はどの程度使えるのか検証してみました。

・38インチの液晶モニター
・MacBook Pro 16インチ
・MacBook Pro 13インチ
・FlexiSpot Ej2(電動昇降デスク)
・iPhone 12 Pro Max

これらを常時電源タップに接続して使っていますが、この元電源をポータブル電源に変えてみます。

出力は112Wで、12時間22分程度使用できることがわかりました。

もちろん出力値は常時変動していましたが、停電しても10時間程度は使えることがわかりました。

パススルー、EPS対応なので筆者と同じような環境であれば停電時でも使い続けることができます。

まとめ


以上がEcoFlow DELTA Maxのレビュー内容です。

導入してみて台風や地震時の突発的な停電にポータブル電源1つあると安心感が違います。

その点、EcoFlow DELTA Maxは屋外使用、災害時の備えとして頼もしいポータブル電源です。

定格2000Wで様々な家電に使用でき、大容量でエクストラバッテリーの追加もできます。

特許技術の急速充電、ソーラーチャージャーを使用しての充電、パススルー+EPS対応、専用アプリなど機能面も充実しています。

今回紹介したモデル以外にも低予算で買えるRIVER miniRIVER Pro、より大容量のDELTA Proなどラインナップあり。

ポータブル電源をお探しならぜひEcoFlow社をチェックしてみてくださいね。

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