「iTunesを使用したくない」「iTunesは使いづらい」
iTunesの現役ユーザーからするとはてなが浮かぶようなセリフかもしれませんが、筆者もそう感じているユーザーの1人でした。
iPhoneが普及する前にiPod touchを使用していたのでiTunesを昔は利用していたのですが、少し前にAndroidからiPhoneに機種変したことを機に、数年ぶりにiTunesをインストールしてみると...
使いづらすぎる!できていたはずの機能が消え、Apple Musicの紹介のような画面ばかりになってしまっていました。
そこでiTunesの代わりになる「シンプルかつサクサク動く」ソフトはないかと調べている時にDearMob iPhoneマネージャーが良さげだったので使用してみると、シンプルな操作性で簡単に使うことができました。
そんなシンプルでサクサク動くiTunesの代替えソフトとも言えるDearMob iPhoneマネージャーを紹介していきます!
- DearMob iPhoneマネージャーができること
- DearMob iPhoneマネージャーの無料版と有料版の違いとは
- DearMob iPhoneマネージャーでバックアップを取る方法
- DearMob iPhoneマネージャー:まとめ
DearMob iPhoneマネージャーができること
まずDearMob iPhoneマネージャーを使ってできることをご紹介します。
DearMob iPhoneマネージャーは「iPhone(iPad)のファイルを管理」するソフトウェアで、以下の操作ができます。
●写真の管理
●音楽の管理
●ビデオの管理
●本体のバックアップ
●ファイルの管理
●ファイルの暗号化
●連絡先の管理
●PodCastの管理
●電子書籍の管理
●音声ファイルの管理
●アプリの管理
●メッセージの管理
●カレンダーの管理
●ブックマークの管理
●iPhoneをUSBメモリとして使用する
この15種類がDearMob iPhoneマネージャーでできる操作の一覧なのですが、「これがAppleの社外品?!」と疑ってしまうほどの高機能ですよね。
iTunesでは行うことのできないiPhoneをUSBメモリとして使用することやファイルの暗号化など、これだけでもiTunesを使用しない理由になり得ると思うのですが、DearMob iPhoneマネージャーにはさらに便利な機能が搭載されています。
それが以下の4点!
・iPhoneで再生不可のファイルを自動変換
・好きな音楽で40秒までの着信音を作成できる
・1GB以上のHD画像も劣化をさせずにiPhoneに転送可能
人によって使うことのない機能もあるかもしれませんが、非常に便利な機能が揃っていることはお分かりいただけたかと思います。
DearMob iPhoneマネージャーの無料版と有料版の違いとは
DearMob iPhoneマネージャーには無料版と有料版の2種類があるのですが、無料版にはどのような制限があるのかを紹介していきます。
機能の一部使用・使用回数制限
無料体験版のあるあるですが、DearMob iPhoneマネージャーの無料版では機能の一部に使用の制限と使用回数の制限が設けられています。
具体的には、バックアップの復元、ボイスメモやメッセージのインポート、アプリのエクスポートに使用の制限がかけられており、使用回数制限は写真や音楽、連絡先などのインポートとエクスポートが3回ずつと、iTunesからの卒業は難しいような使用制限となっています。
やはり、DearMob iPhoneマネージャーを使用するのであれば製品版(有料版)をおすすめいたします。
技術サポート制限
DearMob iPhoneマネージャーの製品版(有料版)では技術サポートを行っているのですが、無料版では利用ができません。とはいえDearMob iPhoneマネージャーは非常にシンプルで簡単な操作で使用できるので、技術サポートの有無はあまり大きなデメリットにはならないかと思います。
DearMob iPhoneマネージャーでバックアップを取る方法
では実際にDearMob iPhoneマネージャーでiPhoneのバックアップを取る方法を実際の画面をお見せしながらご紹介していきます。動作環境はiPhoneXとWindows10のデスクトップパソコンです。MacBook版でも基本的には同じ操作でバックアップを行うことが可能です。
まずはDearMob iPhoneマネージャーの管理画面がこちらになります。
若干アイコンなどは違うように作られてはいるのですが、一目で何がどの機能が分かるようなアイコンになっていますね。
今回は本体のバックアップを行いますので、上段1番右の「バックアップ」を選択して進みます。
クリックして進むとこのような画面が出ますのでiPhoneを接続しましょう。
iPhoneを接続すると画面が切り替わります。
下に出ている「今すぐバックアップ」を押すと、バックアップができます。
「今すぐバックアップ」の上の「バックアップを暗号化する」にチェックを入れるとパスワードの設定画面が開きますので、パスワードを入力するとバックアップファイルを復元するときにパスワードの入力が必要となり、ファイルを保護することができます。
万が一、第三者にこのバックアップファイルを入手されてしまった場合でも、パスワードが設定してあったらファイルを開くことができなくなるので安心です。
ただし、パスワードを忘れそうな方はデータを復元したいときに困ることがないよう、暗号化しない方が無難だとは思います。
「今すぐバックアップ」をクリックするとこのようなポップアップ画面が出てきます。
書いてある通りなのですが、「バックアップには15分~25分くらいかかってしまうけど今バックアップ取っても大丈夫?」とのことなので時間があるときにバックアップを行いましょう。
実際にどれくらいバックアップに時間がかかるのかを検証してみました。
iPhoneの使用状況は256GB中、27.2GBです。写真はiCloudで保存しているので本体の容量はあまり減っていません。
ではバックアップしていきます。
おそらくiPhoneの画面では表示されないデータもバックアップされたようで実際のファイルのサイズは38.42GBと少し増えていますね。
今回のバックアップの所要時間ですが、21分38秒でした。
私は初めての使用ではないので比較できますが、20分~25分ほどのことが多いかと思います。
もしバックアップしたファイルをiPhoneに復元したい場合は画面上の「バックアップの復元」をクリックすると、これまでバックアップしたファイルが出てきますので、復元する端末を選択して「今すぐ復元」を押すと復元が開始します。
DearMob iPhoneマネージャー:まとめ
今回はDearMob iPhoneマネージャーをiTunesの代替えソフトとして使用し、実際に本体のバックアップを取る方法をご紹介しました。
iPhoneのあらゆるデータをバックアップできる優れたソフトです。無料で使えるiCloudの容量がいっぱいであったり、普段使っているパソコン内でデータ保管したい方にぴったりでしょう。
年間ライセンスが7,200円(税別)、永久ライセンスがパソコン2台まで利用できて8,200円(税別)と、1,000円多く払うと永久ライセンスが手に入りますので、絶対に永久ライセンスがおすすめです。
iTunesよりもシンプルで使いやすくサクサク動くので、iTunesを好まない方には非常におすすめのソフトです。
ぜひDearMob iPhoneマネージャーをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。