じわじわと人気が出てきている骨伝導タイプのワイヤレスイヤホン。
耳をふさがずに骨を通じて音を聞くことができるため、主に野外でのランニングやスポーツ、家事、Web会議など周囲の音と一緒に「ながら聴き」ができます。
またメガネのように耳にかけるスタイルなので、長時間の装着でも負担が少なく使えるのでテレワーク等にもおすすめです。
そんな骨伝導イヤホンがcheeroさんより新発売となりました。バッテリー持ちが良く防水性もあるため、幅広いシーンで使うことができますよ。
この記事ではcheero TouchBoneの外観や音質、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。
- cheero TouchBone レビュー
- cheero TouchBoneを使ってみての感想
- cheero TouchBoneはこんな人におすすめ
- cheero TouchBone レビュー:まとめ
cheero TouchBone レビュー

※cheero様より、発売前にご提供いただき先行レビューしています。
スペックと特長について


cheero TouchBoneの基本的なスペックを紹介します。
骨伝導タイプのワイヤレスイヤホンは、音の振動を骨などを通じて、聴覚神経に届けることで聞こえる仕組みです。
耳を塞がずに音を聞くことができるため、周囲の音を聞きつつ楽しめるのが最大の特長でしょう。
主な利用シーンだと屋外ランニングです。耳をふさぐと車や自転車などに気づきにくく事故につながることから、周囲の音を聴きながら音楽も楽しめるという使い方ができます。
コーデックはAAC、連続再生は5〜6時間、Bluetooth5.0、IPX5相当の防水、約30gの軽量仕様。
カラーはブラック、ホワイトの2色。価格は5,480円です。
Bluetooth | Ver.5.0 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続使用時間 | 音楽再生/通話時間:約5-6時間 |
通話 | マイク搭載 |
防水性 | ○ ※IPX5仕様 |
カラー | ブラック/ホワイト |
その他、詳しい仕様はこちらから確認してください。
▲骨伝導イヤホンの仕組み
外観


頭部と耳の形にフィットするように作れた形状デザイン。全体的に作りはしっかりしている印象を受けました。
装着してみると耳と一体感があり、装着しなおすことなくフィット。こめかみの下付近に骨伝導部分がくるようなイメージです。
首側にくるヘッドバンド部分は細くてしなやか。デザイン性もよく、ブラックとホワイトの2色あるので、男女共に選びやすいと思います。
イヤホン本体は防水性(IPX5)があり、軽く水洗いができるのでメンテナンス性も良いです。


今流行の完全ワイヤレスイヤホンと比較すると重いですが、耳掛けタイプなのでむしろ軽く感じました。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは5-6時間です。イヤホン本体のフル充電まで約1.5時間程度。
充電時間は約2時間でmicroUSBポート経由。充電ケーブルは付属しますが、ACアダプターはスマホ用などを代用ください。
バッテリー持ちの検証として音楽を再生(AAC/音量50%)しつづけたところ、5時間26分持ちました。
操作性


物理ボタンなので反応がよく、ランニングしながらも簡単に操作ができました。
音声アシスタントの長押しだけ電源がOFFになってしまうことがあったので、別ボタンに割当して欲しいなと思いました。
再生/停止 | 電源ボタンを1回押す |
---|---|
曲送り | +ボタンを長押し |
曲戻り | ーボタンを長押し |
音量+ | +ボタンを1回押す |
音量ー | ーボタンを1回押す |
通話/終話 | 電源ボタンを1回押す |
リダイヤル | 電源ボタンを2回押す |
着信拒否 | 電源ボタンを長押し |
音声アシスタント | 電源ボタンを2秒押す |
装着感


骨伝導イヤホンは、耳に引っ掛けるように装着します。圧迫感や側圧は少なく、フィット感は良好です。
首を振っても、ランニングしてみても、階段を上り下りしても外れることなく使えました。
本体はコンパクトで軽く、また耳を塞がないため、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくいと言えます。
▲装着イメージ
初回ペアリングの方法
電源ボタン長押しでON。その後ペアリングモードになるので、接続先端末から操作してください。
2回目以降は本体の電源を入れるだけでペアリングされます。接続速度も早くすぐに使えて便利です。
1.電源ONでペアリングモード
2.Bluetooth設定で「cheero TouchBone」を選択
3.ペアリングを承認して、接続完了
4.次回以降は電源ONで自動ペアリング
音質とコーデック
▲AACコーデック対応
cheero TouchBoneは、AACコーデックに対応しているため、iPhoneユーザーにおすすめです。
骨伝導で音を聞いているというよりは、音漏れを耳で拾っているイメージです。低音は振動で伝わり、ボーカルなどの中音は聞きやすいです。
そもそも骨伝導イヤホンの用途が周囲の音を聞きながらも音楽を楽しめることがメインだと思うので、悪くはないですが音質に期待しないほうが良いです。
あと屋外で周囲がうるさすぎると、音楽が少し聞こえにくい時がありました。
接続安定性・音飛び
iPhone 11 Proとcheero TouchBoneの組み合わせで人混みの多い場所で検証してみました。このイヤホンには、クアルコム製QCC3003チップセットが搭載されており、音楽や動画時の音切れが少なく、低遅延を実現しています。
往復20分程度の電車内や駅構内の移動で使用しましたが、音飛びは稀ですぐに復帰するため、気にならない程度でした。
また移動以外の自宅や職場、カフェなどは途切れることなく使えました。
動画視聴時の遅延
iPhone 11 Proを使用し、Youtubeで検証。
iPhone 11 Pro(AAC接続)で視聴しましたが、声と口とのズレはほぼ感じません。
遅延が少ないので、動画視聴に向いているイヤホンです。
cheero TouchBoneを使ってみての感想
■よかった点
・周囲の音を聴きながら音楽やweb会議ができる
・イヤホン単体で5〜6時間の再生
・イヤホン側で音量調整ができる
・ペアリングがとても速い
・軽くて装着感が良い
・IPX5防水でメンテナンス性が高い
■気になった点
・周囲がうるさいと少し聞こえくい
※骨伝導タイプに共通する
cheero TouchBoneはこんな人におすすめ
・骨伝導イヤホンが気になっている方
・初めての骨伝導イヤホンに
・周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい方に
cheero TouchBone レビュー:まとめ
以上が、cheero TouchBoneのレビュー内容です。
骨伝導という先進的なかっこいい名前ですが、実際は耳元で音が鳴っている感覚です。
音漏れは普通にあり、音質は普通のイヤホンと比較して良いものではないですが、ながら聞きには十分でした。
主に音楽を聞きながらのランニングや音量に気をつければ運転中の使用もできると思います。※地方自治体の条例を確認ください
イヤホンやヘッドホンを長時間耳に付けていると痛くなることがありますが、骨伝導イヤホンなら耳にかけている感じなので、圧迫感等は少ないです。
普段屋外ランニングされている方で安全に音楽を楽しみたい方、テレワーク用のイヤホンを探している方はぜひ「骨伝導イヤホン」を検討してみてはいかがでしょうか。
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