BenQより販売されている「MOBIUZ EX3415R」をレビューします。
EX3415Rは34インチウルトラワイドゲーミングモニターの中でも高い基本性能と抜群の使い勝手で、100点満点と言える完成度です。
・EX3415Rの使い勝手が知りたい
・メリット・デメリットを知りたい
上記のような疑問を持つ方や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- BenQ MOBIUZ EX3415Rの特徴とスペック
- EX3415Rの開封チェック
- EX3415Rの画質と使い勝手をチェック
- EX3415Rの気になった点
- 【まとめ】ウルトラワイドの決定版|BenQ EX3415Rはこんな人におすすめ
- ゲーミングモニター・PCモニターのまとめ記事
- 最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
BenQ MOBIUZ EX3415Rの特徴とスペック

BenQ MOBIUZ EX3415Rは34インチの湾曲IPSパネルで、UWQHD解像度(3440 x 1440)に対応したウルトラワイドゲーミングモニターです。
リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(MPRT)とゲーミングモニターの基本をしっかり押さえており、スムーズなゲームプレイが可能。
主な特徴は次の5つです。
・2.1ch高性能スピーカー内蔵
・実用的な画面分割機能(PBP)を搭載
・目に優しいアイケア機能が豊富
・多機能リモコンが付属
実際に使ってみたところ、気になるデメリットが無い「かなりの優等生」です。
これから詳しく解説しますので、自分の利用スタイルに合っているかチェックしてください。
スペック
サイズ | 34インチ |
---|---|
パネル | IPS(非光沢)/湾曲 |
解像度 | UWQHD(3440 x 1440) |
リフレッシュレート | 144Hz(DisplayPort) 120Hz(HDMI) |
応答速度 | 1ms(MPRT) 2ms(GtG) |
コントラスト比 | 1000:1 |
輝度 | 200 cd/m2(HDR時 400 cd/m2) |
入力端子 | DisplayPort 1.4 x 1 HDMI 2.0 x 2 |
HDR機能 | HDRi、DisplayHDR 400 |
スピーカー | 2.1ch(2W x 2+5Wウーファー) |
USB 3.0 ハブ | 2ポート |
スタンド | 高さ調整 前後角度調整 首振り ピボット不可 |
VESAマウント | 対応(100 x 100) |
参考価格 | 110,909円(税込) |
EX3415Rの開封チェック
箱は厚みの少ないスリムな形状で、梱包重量は13.2kg。
内容物は次のようになっています。
・パネル本体
・DisplayPort1.4ケーブル
・HDMI2.0ケーブル
・USB3.0ケーブル
・ACアダプター
・電源ケーブル
・ケーブルカバー
・スタンド支柱
・スタンド台座
・リモコン
・保証書、マニュアル類
横幅は34インチウルトラワイドとして標準的な長さ。
高さ調整は0〜10cmで調整可能。
パネル重量は約5.7kgで非常に軽いです。
前後の角度調整は-5°〜15°で可能。
奥行きの実測値は約26cmでした。
左右の首振り角度は15°まで。縦画面(ピボット)には非対応。
スタンドにはケーブルを通す穴もあり。
パネル前面の右下にHDRiモードを切り替えるボタンあり。
ベゼル幅の実測値は、液晶の非表示部分を含めて約11mmでした。
付属の多機能リモコンには次の機能が割り当てられています。
・電源
・入力切替
・HDRiモード
・ゲームモード
・画面分割(PBP)
・設定メニュー表示
・オーディオモード
・音量調整
パネルの下側に設定用ボタンとスティックがありますが、リモコンで全ての操作をすることができます。
端子類は左から次のようになっています。
・電源
・HDMI 2.0 x 2
・DisplayPort 1.4
・ヘッドホン出力
・USB 3.0アップストリーム
・USB 3.0ダウンストリーム x 2
電源はアダプター式で、長さ16cm x 幅7.5cm x 厚み2.5cmの薄型でコンパクトなタイプ。
VESA 100 x 100規格の汎用モニターアームにも対応しています。
EX3415Rの画質と使い勝手をチェック
EX3415Rの画質と使い勝手について、次の8つを詳しく解説します。・高音質2.1ch treVoloスピーカー内蔵
・HDRiによる映像美
・使いやすくて実用的な画面分割機能
・使い勝手抜群のリモコン
・最先端のアイケア機能
・ゲームでの使用感
・PS5/Xbox Series Xでの使用感
かっこいいデザインと美しい湾曲IPSパネル

本体はゲーミングモニターらしいエッジの効いたかっこいいデザイン。
視野角が広くて斜めから覗き込んでも色あいの崩れない美しいIPSパネルを採用。
UWQHD解像度(3440 x 1440)は、ブラウザーを2つ並べてもデスクトップのアイコンを表示させられる広さ。
湾曲率1900Rのウルトラワイドパネルによって、パノラマ感と包み込まれるような臨場感を味わえます。
ウルトラワイドモニターは、次のような使い方をする人に最適です。
・動画編集のシーケンス管理
・横長のスプレッドシート編集
・たくさんのウィンドウを開いた作業
EX3415Rはゲームや動画視聴などのエンタメコンテンツや、WEBブラウジングなどの日常使いにも最適なモニターです。
高品質2.1ch treVoloスピーカー内蔵

EX3415Rは2Wステレオスピーカーと5Wサブウーファーの「treVoloオーディオシステム」を搭載。
5つのサウンドモードも内蔵し、リモコンで瞬時に切り替えが可能。
パネルの前面にスピーカーがあるので、音がダイレクトに伝わって聞きやすいです。
また、背面に内蔵されたウーファーからの低音は壁に反響してほどよく響き、一般的なモニター内蔵スピーカーよりもレベルの高い音質。
高性能な外付けスピーカーには劣りますが、ほとんどの人は内蔵2.1chスピーカーで満足できるレベルです。
HDRiによる映像美

EX3415Rにはメリハリのある映像を実現する「BenQ独自のHDRi技術」を搭載し、手軽にHDRコンテンツを楽しめるのも特徴です。
以下の3つのHDRモードを搭載しています。
・HDR(DisplayHDR 400)
・ゲームHDRi
・シネマHDRi
実際に使ってみたところ、シネマHDRiがもっとも色合いにメリハリのある映像と感じました。
暗いシーンのディテールと色のグラテーションのコントラストを強調
・シネマHDRi
コントラストとカラーパフォーマンスを向上させ、コンテンツの映像美を引き出す
使い勝手抜群のリモコン

EX3415Rの使い勝手を最高に高めているのが付属のリモコンです。
モニター側のボタンとスティックに触れることなく、すべての設定をリモコンで操作可能。
最大3機器の入力切り替えを手元で瞬時に行えます。
内蔵スピーカーのボリューム調整も簡単で、特にゲーム機、Amazon Fire TV Stick、Apple TVなどのコンテンツ再生機器を繋ぐ人なら重宝するでしょう。
リモコンが付属するPC向けモニターはかなり少ないので、EX3415Rは貴重な製品です。
使いやすくて実用的な画面分割機能
EX3415Rには21:9ウルトラワイドIPSパネルを活用した「2画面分割機能(PBP)」が搭載されています。アスペクト比率21:9で解像度3440 x 1440(UWQHD)の画面を3パターンで分割可能。
② 2560 x 1440と880 x 1440で分ける
③ 3440 x 1440と縮小画面のフローティング表示
上記3パターンを付属のリモコンで簡単に切り替え可能。
①と②を選んだ場合、パソコン側はそれぞれの解像度のモニターとして認識します。
特に②の2560 x 1440は、27インチWQHD解像度(16:9)のモニターと同じ大きさになり、かなり使い勝手が良いです。
③のミニ画面フローティングの位置は、設定で4箇所から指定可能。
PBPを使用中でもリフレッシュレート144Hzを維持し、映像とオーディオの主幅関係の切り替えもできます。
PBP機能は次のようなマルチな使い方をする人におすすめです。
・「ゲーム配信画面」と「配信ルーム」の確認画面
・「PS5やXboxの映像」と「ゲームの攻略情報」
他メーカーにもPBP機能を持つモニターはありますが、ほとんどが「中途半端なおまけレベル」の製品ばかりです。
EX3415RのPBPは実用的な機能に仕上がっており、1台のモニターでマルチに使えるメリットはかなり高いです。
最先端のアイケア機能を搭載

EX3415Rには世界を代表する認証機関「TUV Rheinland」によって認証を受けた最先端のアイケア機能が搭載されています。
「目の健康への思いやり」を意識しており、長時間ゲームをする人だけでなくウルトラワイドを活用した事務的な作業や、日常使いにも最適なモニターと言えるでしょう。
ちらつきを抑える「フリッカーフリー」や「ブルーライト軽減」のような一般的な機能のほか、「カラーユニバーサルモード」「ブライトインテリジェンスプラス」など、聞きなれない機能もあるので簡単にご紹介します。
カラーユニバーサルモード
機能名:Color Weakness赤と緑のフィルターを調整することによって色覚に障がいを持つ方でも色の違いを識別しやすくする機能。
誰でもわかりやすい色合いで映像空間を楽しむことができます。
ブライトインテリジェンスプラス
機能名:B.I.+ブライトインテリジェンスプラスは、表示している映像を検知して暗い部分の輝度を上げて鮮明さを高め、明るい部分はそのまま維持することでコンテンツを見やすく自動調整する機能。
また、部屋の光量を検知して輝度を自動調整することで、眼精疲労を低減しながら快適な映像空間で作業することができます。
ゲームでの使用感

ほとんどのゲームは21:9の出力に対応しており、リフレッシュレート144Hz、応答速度1msとゲーミングモニターとしての基本性能が高く、「ウルトラワイド+高音質スピーカー」による高い臨場感を楽しめます。
ただし、画面が横に大きすぎるのでApex Legendsやフォートナイトのような競技向けゲームは、視線の移動が激しくなってHUD情報や画面の隅にいる敵を見逃してしまうことがあります。
EX3415Rのようなウルトラワイドモニターは、次のようなジャンルのゲームが好きな人におすすめです。
・競技性の低いFPSゲーム
・フライトシミュレーター
・一人で楽しむアクションアドベンチャー
ソロで楽しむFPSゲームや競技性の低いゲームで臨場感を楽しみたい人にうってつけです。
PS5/Xbox Series Xの使用感

PS5やXbox Series Xなどのゲーム機は、アスペクト比率21:9のウルトラワイドに対応していません。
EX3415Rにゲーム機を繋ぐと、16:9の映像を21:9へスケーリング(拡大)して全画面に表示されます。
横に引き伸ばした表示になりますが、見比べてみないと違和感のない映像です。
尚、モニター側の設定で16:9のエリアだけに表示することもできますが、画面の両端は黒くなります。
前述したPBP機能を使えば16:9のWQHDモニターとして使えるので、ウルトラワイドでありながらゲーム機との相性も非常に高いです。
EX3415Rの気になった点
EX3415Rをじっくり使い倒してみましたが、目立ったデメリットの無い100点満点のモニターだと思いました。あえて言うなら次の2つがあれば120点です。
・USB Type-C入力があれば完璧
最近のゲーミングモニターのリフレッシュレートは、165Hzが主流になりつつあります。
EX3415Rは144Hzと普通ですが、UWQHDという高い解像度を考慮すると現実的には144Hzもあれば十分です。
また、ゲーミングPCとMacBookを使っている方にとっては、USB Type-C入力があれば悩まずに即決できるモニターになるでしょう。
欲張ってしまうと惜しい点はありますが、ゲーミングモニターとして「欲しい機能が全部入り」の素晴らしい製品です。
【まとめ】ウルトラワイドの決定版|BenQ EX3415Rはこんな人におすすめ

以上がBenQ MOBIUZ EX3415Rのレビュー内容です。
本製品は次のような人におすすめします。
・臨場感の高いゲームプレイをしたい人
・映像鑑賞や事務的な作業などマルチに活用したい人
・ウルトラワイドで最上級なゲーミングモニターが欲しい人
EX3415RはIPSパネルを採用したウルトラワイドゲーミングモニターの決定版と言えます。
10万円以上ですが、このクラスでは妥当な価格。
長く使えるハイスペックモデルなので、数々の便利機能を考慮するとコスパは非常に良いと感じました。
「これを買えば間違いない」という製品を求めている方におすすめです。
気になる方はぜひチェックしてください。
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最大2.5%還元!ディスプレイをお得に買い物する方法
普段からAmazonでよくお買い物をする方は、Amazonギフト券にお金をチャージして買い物することをおすすめします。
最大で2.5%還元となり、とてもお得です。積み重ねで見れば大きな額となるので、やらないと損です。
またギフトカードやギフト券という名前ですが、自分で買って自分で使えるのがポイント。
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②最大2.5%分のポイントが貯まる
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ギフト券の詳細は公式サイトでご確認ください。