ヘッドホンやイヤホン、テレビスピーカーでもない、新たなジャンルのウェアラブルネックスピーカー。
コードレスかつ、イヤーフリーで首元で再生される迫力あるサウンドは映画やドラマ好きにとって、新たなシアターシステムとなるはずです。
SONYが発売したSRS-WS1から始まり、BOSE・SHARP、LG、JVC、JBLなどのメーカーから続々と登場。
今回SONY、BOSE、JBL、SHARPの4製品を購入して、それぞれ使ってみました。
先日のJBL Soundgearに続いて、SHARPから発売されているAQUOS サウンドパートナー AN-SS1をご紹介します。
ウェアラブルネックスピーカーをまとめた記事もあるので一緒にご覧ください。
AQUOS サウンドパートナー:約88gの軽量設計ウェアラブルネックスピーカー
上記のように、AQUOS サウンドパートナーは様々なシーンで使えるウェアラブルネックスピーカーです。
仕様と特徴について
サイズ | 181×181×16mm |
---|---|
重さ | 88g |
Bluetooth | 4.1 |
内蔵マイク | ◯ |
音楽再生時間 | 約14時間(JEITA規格 約8時間) |
連続通話時間※1 | 約17時間 |
充電時間 | 約2時間30分※1 |
スピーカー出力 | 1.4W(0.7W+0.7W) |
通信距離 | 約10m (Class2) |
充電端子 | MicroUSB |
コーデック | SBC、FastStream |
Amazon価格 | 約14,000円 |
AQUOS サウンドパートナーは約88gという軽量設計。長時間首にかけても負担が少ないウェアラブルネックスピーカーです。
軽量ながら最大14時間(JEITA規格だと約8時間)の連続再生に対応、充電時間は2.5時間となります。またスマホと接続すれば、最大17時間のハンズフリー通話に対応しています。
接続方法は2パターンあり、本体と直接Bluetooth接続する方法と同梱されているBluetooth送信機を経由して接続する方法です。
Bluetooth送信機を使えば、Bluetooth非対応のテレビやデバイスに接続可能、自宅のテレビと一緒に使うことでシアターシステムの完成です。また1つのBluetooth送信機で2台同時使用「デュアルストリーミング」もできます。
ワイヤレスだと映像と音のズレである遅延が気になりますが、Bluetooth送信機使用時のみ、低遅延コーデックFastStreamにより、低遅延な映像コンテンツを楽しめます。
AQUOS サウンドパートナーは軽く、バッテリーが長持ちなのが良いですね。
外観と付属品について
早速AQUOS サウンドパートナーを見ていきましょう。他のウェアラブルネックスピーカーと比べて、細くコンパクトです。
JBLやSONY、BOSEが300g以上あるのに対して、AQUOS サウンドパートナーはたったの88gと軽量設計。
カラーは5色あり、ブラック、ブルー、ホワイト、ミントグリーン、ローズゴールドです。
ウェアラブルネックスピーカーの中では最軽量クラスです。
付属・同梱しているものは以下です。
・Bluetooth送信機
・マイクロUSB充電ケーブル
・USB延長ケーブル
・オーディオケーブル
・送信機固定用テープ
・取扱説明書など
AQUOS サウンドパートナーにはBluetooth送信機が付属しています。
光デジタルケーブルやオーディオケーブルを使って、テレビと接続可能です。テレビのスピーカーより音は良いので、ドラマ好きや映画好きの方におすすめ。
Bluetooth接続なので、多少離れても(例えばトイレ)接続は切れにくいです。コードレスは何かと便利ですよね。
Bluetooth送信機を使うと低遅延で映像コンテンツを楽しめます
外観チェック動画
装着感について
AQUOS サウンドパートナーはとにかく軽いという印象。長時間付けていても肩に乗っている感じは少なく、自然な付け心地です。
アーム部分は柔軟性があり、装着も楽々。この軽さならウォーキングやサイクリング、筋トレなどでも使えますね。
ただ軽いので体や首を動かすと、位置ずれしやすいです。ウォーキングはできてもランニングはできないと思います。
また肩こり持ちの方や、テレビの音が遠く聞こえづらいご年配の方でも愛用できると思いました。
とにかく軽く、自然な付け心地
音質・遅延について
AQUOS サウンドパートナーの音質は中高域がとてもクリアということ。セリフが近く、その場の空気感が伝わってくる程、高解像度な印象を受けました。
軽量コンパクトにも関わらず、結構大きな音を出すことができます。迫力が足りないと感じた場合は、調整してみるといいでしょう。
ただ本体の軽さゆえに低音は弱いです。アクション映画などを見ても迫力に欠けます。
気になる遅延ですが、付属のBluetooth送信機を介して接続した場合のみ、低遅延なFastStreamコーデックを利用できます。
検証として、テレビ+Bluetooth送信機(FastStreamコーデック)でネットフリックスやHulu、Youtubeを見ましたが、体感できるほどの遅延はありませんでした。
遅延なく、映像コンテンツを楽しめます。
低音は弱いですが、とてもクリアな高音質サウンドを楽しめます。ドラマやアニメに視聴に良し。
操作、接続方法について
AQUOS サウンドパートナーは再生・停止、音量調整、コール、電源ボタンが搭載しています。音量調整はジョグ式になっており、操作しやすいです。
着信時はアーム部分にあるコールボタンを押せば受話可能で、ハンズフリー通話ができます。
ペアリングは再生停止ボタンとコールボタンを3秒以上押し続け、接続先デバイスでAQUOS サウンドパートナーの型番を選択するだけです。
2回目以降は電源を入れるだけで自動ペアリングされます。
バッテリー持ちについて
AQUOS サウンドパートナーは連続再生14時間(JEITA規格だと約8時間)、充電時間2.5時間です。充電は付属のMicroUSB経由で行いますが、充電アダブタはついていないのでスマホ用を使うといいでしょう。
検証として、iPhoneとBluetooth接続し、エンドレスで音楽を再生してみました。結果は9時間でバッテリー切れに。再生環境や音量で変わるみたいですが、十分実用的だと思います。(※音量は50%程度)
音漏れについて
ウェアラブルネックスピーカーを使う以上、音漏れは仕方ないですが、深夜など音に気を使う時間帯でもイヤーフリーで映画やドラマ、音楽を十分楽しめます。音漏れはテレビのスピーカーほど広範囲に広がる感じはありません。首元から耳元へ再生されるため、小さな音でも装着者には十分聞こえます。
また検証として少し大きめの音で聞いてみました。家族に音漏れを確認してもらいましたが、テレビのスピーカーよりは小さいという返答があったので、同じ音量で聞いてもネックウェアラブルスピーカーの方が周囲への影響が小さくなる結果でした。
使ってみての感想
■よかった点
・88gという軽量かつコンパクト
・長時間付けていても辛くない
・Bluetooth接続とトランスミッター接続ができる
・シアターシステム変わりになる
・クリアな高音質サウンド
・十分すぎる連続再生時間(最大14時間)
・低遅延のFastStream対応
■気になった点
・低音は弱い
・軽いゆえに位置ずれしやすい
ウェアラブルネックスピーカーはこんな人におすすめ
・ウェアラブルネックスピーカーが気になっている方・映画やドラマが好きな方に
・周囲の音も聞きながら音楽や映像コンテンツを楽しみたい方
・テレビの音をより高音質に聞きたい方
AQUOS サウンドパートナーのレビューまとめ
ここまでレビューしてきましたが、まとめると。
・とにかく軽くて自然な付け心地
・低音は弱いが、クリアで高音質なサウンド
・ドラマや映画におすすめ
・ウォーキングやサイクリングでも使えそう
・最大14時間の連続再生
・Bluetooth接続できて低遅延
・トランスミッター使えば、テレビと接続できる
個人的にスピーカーやアンプなどを設置してシアターシステムを構築するより、手軽に迫力ある音響で映画を楽しむことができるウェアラブルネックスピーカーがコスパ良く気に入ってます。
先日レビューしたJBL製と比較すると、映画メインに使うならJBL Soundgearがいいと思います。
ただJBL製は350gなので重いです。低音にこだわりがないならAQUOS サウンドパートナーがおすすめです。ちなみに中高域のクリアさはどちらも同じくらいです。
軽くて、使い勝手の良い高コスパなウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」のレビューでした。
※追伸:AQUOSサウンドパートナー AN-SX7Aが発売されました。本体の重さは280gと約3倍です。ただスペックアップしているので合わせてチェックしてみてくださいね。
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