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【AirPods Pro レビュー】強力なノイズキャンセリング性能とAirなつけ心地が最高【ベストバイ】

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遂にAirPodsの上位版であるAirPods Proが発売されました。

主な特徴として完全ワイヤレスイヤホンとしては数少ないアクティブノイズキャンセリング機能と外部音取り込み機能を搭載している点です。

また耳から外れやすく音漏れしやすかったインイヤー型からカナル型へ変更。3サイズのイヤーチップと軽量設計からAirなつけ心地を実現。

音質を最適化する機能によりAirPodsよりも優れた音質、ワイヤレス充電&急速充電、H1チップによる簡単かつ爆速ペアリングなどiPhoneユーザーならベストバイとなるクオリティに仕上がっています。

この記事ではAirPods Proの外観や音質、性能、使い勝手などレビューしましたので、ご覧ください。


【AirPods Pro レビュー】強力なノイズキャンセリング性能とAirなつけ心地が最高

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まずはじめに抑えておきたいAirPods Proの3つの特徴についてご紹介します。

・アクティブノイズキャンセリング機能

・外部音取り込みモード

・カナル型に変更

はじめに完全ワイヤレスイヤホンでは数少ない「アクティブノイズキャンセリング機能」が搭載されていることです。

周囲の雑音(空調音や周りの環境音)をほぼカットでき、AirPods Proをつけた瞬間から静寂に近い状態(聴覚検査の防音室のようなイメージ)を再現できます。

すべての音が聞こえないわけでなく、目の前にいる人の声やテレビの音、駅構内のアナウンスなどは大抵聞こえます。


次にノイズキャンセリングは周囲と雑音を軽減する機能ですが、反対に外部音取り込みモードという周囲の音を聞ける機能も搭載されています。

例えば、AirPods Proをつけたまま会話したり、構内アナウンスを聞いたり、特にコンビニのレジなどで使える機能です。

AirPods Proに搭載されているマイクで周囲の音を取り込むことで実現しています。

ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの切り替えは、本体のタッチ操作かiPhone本体からシームレスに行えます。


次に耳から外れやすかったインイヤー型からカナル型に変更されています。

インイヤー型は耳のくぼみにのせるタイプですが、一方でカナル型は耳に挿し込むタイプなのでフィット感がよく、ランニングなど頭の動きがあっても外れにくいといった特徴があります。

またS/M/Lの3サイズのイヤーチップが用意されており、自分の耳の合うサイズから選べます。

注意点として、AirPods Pro専用設計のためにサードパーティ製のイヤーチップを使うことができません。ちなみになくしたり交換したい場合は4ドル程度で購入できるようです。


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AirPods Proに付属しているのは以下です。

・AirPods Pro
・Wireless Charging Case
・シリコーン製イヤーチップ(3サイズ)
・Lightning - USB-Cケーブル
・マニュアル


AirPods Proの外観

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初代AirPodsと比較してやや横長になったケースです。同様に白を貴重とした光沢のあるデザイン。

完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなりコンパクト軽量設計。デザイン美を追求するAppleらしさがあります。

AirPodsとのサイズの比較表です。(高さ×厚さ×幅)

サイズ
AirPods 44.3 × 21.3 × 53.5 mm
AirPods Pro 45.2 × 21.7 × 60.6 mm


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AirPods Proのケースを開けるとそばにあるiPhone(iOS13.2)とペアリング可能です。

H1チップが搭載されているため、Bluetooth画面をわざわざ開くことなく、誰でもかんたんに爆速なペアリングができます。


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AirPods Proの充電は、iPhoneでも使っているLightningコネクタケーブルによる有線充電とQi規格のワイヤレス充電に対応。

AirPods Pro1回のフル充電で最大4.5時間の連続再生が可能です。
※通話は最大3.5時間、アクティブノイズキャンセリングや外部取り込み機能オフだと最大5時間

また急なバッテリー切れでも5分間の充電で約1時間の再生が可能な急速充電に対応しています。

急速充電に対応していても、長時間のフライトや移動だと4.5時間は少々物足りないと思いました。


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イヤホン本体の重さは約5gと完全ワイヤレスイヤホンの中では軽量です。


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ケース本体の重さは約46gとこちらも軽量です。

サイズや重さから24時間以上のバッテリー持ちを実現している点は評価ポイントでしょう。


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うどんと言われた初代AirPods。AirPods Proは軸の部分が短くなり本体のデザインが変更されいます。

SNSでは見た目からドライヤーやウツボットなどと呼ばれています。

先程も特徴であげましたが、インイヤー型からカナル型に。

ソフトなイヤーチップと本体形状からまさにAirのようなつけ心地。なのに安定したフィット感で頭を動かしても外れる様子はありません。

数々の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた中でつけ心地は最高レベルです。

またAirPodsにはなかったIPX4相当の防水規格に対応。これは「装着時の汗や短時間の小雨に耐えれるレベル」と考えてください。※防水ではなく耐汗・耐水

ただ1年間の保証に水没は対象外。Apple Care+ ヘッドフォン(3,740円)に加入すれば、液体接触による保証もあるようです。


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多くの方が購入の決め手となるであろう「アクティブノイズキャンセリング機能」。

写真を見てもらうと分かる通り、黒色のメッシュ部分が周囲の音を取り込むマイクとなっています。

AirPos Proの内側と外側に配置され、集音した音を検知分析し、雑音ノイズを除去しています。

同機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンはいくつかありますが、どれもイヤホン本体が大きいといった特徴が。

その分コンパクトに実現しており、性能差もほぼ同じながらAppleの技術力の高さが伺えます。

外部音取り込みモード:マイクで拾ったある程度クリアな周囲の音

ノイズキャンセリング:やや圧迫感のある静寂空間。空調音や環境音をカット


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AirPods Pro本体の軸部分が少し凹んでいるのが分かるでしょう。感圧センサーが採用されています。


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この部分を指で掴むことで再生・停止・曲送り・曲戻りのメディアコントロール、

ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの切り替えは、Bluetooth設定画面やコントロールセンターからでも可能です。


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ちなみにノイズコントロールは本体のコントロールセンターからも行えます。

実際にはセンサー部分をタッチしているのですが、掴むという方法がとても便利で簡単。反応がよくノンストレスな操作が可能です。

操作方法
再生・停止 どちらかの軸を1回タッチ
曲送り どちらかを2回タッチ
曲戻り どちらかを3回タッチ
モード切り替え どちらかを1秒以上タッチ


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イヤーチップはAirPods Pro専用設計が3サイズ同梱。※Mサイズは装着済み

ソフトなので耳に優しく長時間のリスニングでも負担になりません。


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注意点として、イヤーチップは専用設計なのでサードパーティ製を使用できません。また付属のイヤーチップは3サイズのみなので合わない可能性も。

ちなみになくした場合や消耗した場合は4ドル程度で購入できるようです。


AirPods Proの装着感

まず初めて装着した時の感想として「まさにAirなつけ心地」でした。

当サイトでは年間で30個ほどの完全ワイヤレスイヤホンをレビューしていますが、ここまで軽いと感じたのは初めてです。

カナル型特有の圧迫感などは一切なく、インイヤー型のような耳の凹みにのっているイメージ。

それなのに頭を動かしてもとても安定している。不思議な装着体験でした。


AirPods Proの初回ペアリング

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ペアリングはiPhone(iOS13.2)であればH1チップの恩恵により、ケースを開いたらすぐに接続ボタンが表示されます。

2回目以降は取り出すだけで自動ペアリングされます。

1.蓋を開ける

2.iPhoneに表示される手順に従うだけ

3.接続完了

4.次回以降は取り出すだけで自動ペアリング


AirPods Proのノイズキャンセリング性能

つけた瞬間から静寂が感動になる強力なノイズキャンセリング性能です。

空調や周りの環境音はほぼ聞こえない状態に。目の前や横にいる人の会話は聞こえますが、3m程度離れていると何を話しているか聞き取ることができないくらいです。

駅構内だとよくわかります。低い振動音はかなり軽減、電車内のアナウンスは聞こえますが、駅構内のアナウンスは聞き取りづらいです。

以前ノイズキャンセリング機能を搭載したSONY WF-1000XM3をレビューしましたが、差という差は感じられませんでした。
【関連】SONY WF-1000XM3 レビュー

以下いくつか環境別に検証したので、ご覧ください。

※検証環境:音楽再生なしでノイズキャンセリングON

▼室内
・空調や電子機器類のノイズはほぼ消える
・声やキーボードのタイピング音は聞こえる
・室内からあと雨の音は聞こえない

▼屋外
・雑音ノイズはほぼ消える
・声は聞こえる

▼電車内
・雑音ノイズはほぼ消える
・アナウンスは聞こえる

▼駅構内
・雑音ノイズはほぼ消える
・アナウンスは場所により聞きづらい


AirPods Proの音質とコーデック

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▲イヤーチップの装着状態テスト機能

音質は間違いなくAirPods(無印)よりアップしています。特にスカスカだった低音域や中音域の音質はかなりアップしている印象を受けました。

まずカナル型になったため遮音性が上がり、低音域の厚みと深みが感じられます。中音域や高音域に関してもクリアで音場が広く、奥行きを感じるサウンドに。音の粒度の繊細さもあり、解像度高め。

全体的に見るとバランスの良いリスニング向きで、まとめていうと普通にいい音質のイヤホンだということです。

これはアダプティブイコライゼーションやハイダイナミックレンジアンプといった音質を最適に調整する機能が搭載されていることも影響しているでしょう。



AirPods Proの接続安定性

iPhone 11 ProとAirPods Proの組み合わせで東京駅や新宿駅、人混みの多い場所で検証してみました。

駅構内やオフィスではまれに途切れますが、一瞬で復帰します。まだ検証回数が少ないですが、これまでのレビュー経験から安定していると言えるでしょう。


AirPods Proの遅延

iPhone 11 ProとAirPods Proの組み合わせでYouTube検証。

声と口とのズレはほぼ感じません。映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができるでしょう。


使ってみての感想

■よかった点
・強力なノイズキャンセリング性能
・外部音取り込みモードが便利
・Airなつけ心地&外れにくい
・タッチコントロールが便利
・AirPodsよりも優れた音質
・急速充電&ワイヤレス充電対応
・H1チップによる爆速ペアリング


■気になった点
・やや物足りない4.5時間のバッテリー持ち


こんな人におすすめ

・iPhoneユーザーの方
・AirPodsからの買い替えに
・ノイズキャンセリング機能が欲しい方


AirPods Pro レビュー:まとめ


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AirPods Pro

Apple

完全ワイヤレスイヤホン


4.9



  • 強力なノイズキャンセリング性能

  • 外部音取り込みモードが便利

  • Airなつけ心地&外れにくい

  • タッチコントロールが便利

  • AirPodsよりも優れた音質

  • 急速充電&ワイヤレス充電対応

  • H1チップによる爆速ペアリング


iPhoneユーザーならAirPods Proを買ってくださいとしか言えないクオリティでした。

強力なアクティブノイズキャンセリング性能、便利な外部音取り込みモード、AirPodsよりも優れた音質、Airなつけ心地&安定感と評価ポイントが多いです。

気になった点は再生時間の短さくらいで、7時間程度と急速充電があれば長時間のフライトや移動で使える最適なイヤホンだと。

完全ワイヤレスイヤホンの相場的に高めですが、それでも買う価値はあると思いました。品薄状態となっていますが、購入時の参考になれば幸いです。

この記事の感想はまだ購入して1日程度なので、今後また気になったことがあれば随時追記しますね。


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